今日は国立代々木競技場第二体育館へ、センダイガールズプロレスリング「THE TOP of JOSHI WRESTLING」を観に行く。
仙女初の東京大会場での大会。国立代々木競技場第二体育館は好きな会場なのでチケットを予約した。
歩いていこうと思っていたけど、午前中に雪が降っていたため、道が凍っていると嫌なのでバスに乗って行く。
「渋谷区役所」バス停で下りるとちょうどイイ。むかしSHIBUYA-AXがあった場所を通り抜けて行く感じ。
18時10分過ぎに会場入り。今日の席は、2階スタンド席 Lブロック8列1番。ちょっと遠いけど、リング真正面の位置。
平日のこの時間だというのに、客席はイイ感じに埋まっている。ライティングが素敵で、とってもイイ雰囲気。
ほぼ予定通り、18時30分過ぎに試合開始。
第1試合は、愛海 vs Maria のシングルマッチ。
愛海は何度か観た事あるけど、Mariaは初見。“マーベラス”所属の中堅選手という感じ。
両者ともに飛び技を交えたスピーディーな試合展開。愛海はコミカルな動きが得意だけど、その実力もなかなか。
第1試合らしい好勝負だったけど、Mariaがドロップキックからの片エビ固めでピンフォール勝ち。
第2試合は、優宇&VENY&ニナ・サミュエルズ&レナ・クロス vs YUNA&鈴木ユラ&ZONES&炎華 の8人タッグマッチ。
初見の選手が多い試合。VENYはつい先日まで、タイガークイーンとしてもファイトしていた選手。
優宇とVENYと外国人選手二人、圧倒的な強さで試合をグイグイと引っ張っていた印象。
最後は優宇がベアベアーズでYUNAを圧殺。完璧な勝利を飾ってみせた。
第3試合は、ジャガー横田 vs シン・広田さくら のシングルマッチ。
唄いまくり踊りまくり喋りまくりの登場シーンから広田ワールド全開。ジャガーは冷静にそれをさばく展開。
それでもすっかり広田ペースに巻き込まれ、カンチョー合戦に興じる二人。レフェリーも巻き添えに。
だけどそこはさすがのジャガー。コブラツイスト一発で広田を仕留めてみせた。
第4試合は、アジャコング&井上京子&井上貴子 vs 岡優里佳&永島千佳世&水波 綾 の6人タッグマッチ。
2025年の3月に、アジャ様とW井上が観られるとは感慨深い。会場の空気をすっかり持っていっている。
対角の岡と水波は新進気鋭の選手。レジェンドの三人に対してがむしゃらに食らいついていく。
だけどやはりどこか余裕のレジェンド達。試合のペースをガッチリと握って離さないのはさすが。
アジャは岡を急角度なバックドロップで投げるも、岡はギリギリのところで跳ね返す。
しかし最後はコーナートップからのダイビングエルボードロップで、アジャが岡をピンフォール。
第5試合は、DASH・チサコ vs 世羅りさ のハードコアマッチ。
両者ともに得意な試合形式だけに、序盤からバチバチのハードコアファイトが繰り広げられる。
パイプ椅子、ラダー、巨大バケット、長机が入り乱れる試合展開。世羅は竹刀も使用。
試合のハイライトは、照明を吊り下げる鉄柱によじ登ったチサコの決死のダイブ。
数メートル下の長机に横たわる世羅を、長机ごと見事に破壊してみせた。
最後はラダーからのホルモンスプラッシュで、チサコが世羅をピンフォール。
今大会では試合前にいろいろな人から激励の花束贈呈があったけど、
この試合ではザ・グレート・カブキさんからDASH・チサコへ花束が贈られた。
第6試合は、《王者》Chi Chi vs 《挑戦者》さくらあや のセンダイガールズワールドジュニア選手権試合。
STARDOMのさくらが宿命のライバルChi Chiの保持するベルトに挑戦するという刺激的な試合。
二人の気持ちがバチバチとぶつかり合う試合展開。打撃の撃ち合いで、両者ともにグロッキー気味。
だけど試合運びの面でさくらが一枚上回っていた感じ。スリーパーホールドでChi Chiを追い込む。
そしてフラフラになったところを見事なジャーマンスープレックスホールドでChi Chiをフォール。
念願のシングル初戴冠。すごく嬉しかった! セコンドについたコズエンのメンバーも喜んでいた。
セミファイナルは、《王者》“赫覚醒” 岩田美香&高瀬みゆき に
《挑戦者》“杯 High Mate”舞華&HANAKO が挑むセンダイガールズワールドタッグ選手権試合。
試合前からものすごい緊張感が漂う場内。四人とも殺気が漲っている。
岩田と高瀬のハードヒットな打撃を、受け続ける舞華とHANAKO。ちょっと押され気味。
だけどHANAKOはその恵まれた体格を活かして、一歩も引かずに闘う。とっても頼もしい。
しかし最後は岩田のバズソーキック三連発を受けてマットに沈んだ。
メインイベントは、《王者》里村明衣子 vs 《挑戦者》橋本千紘 のセンダイガールズワールド選手権試合。
4月29日に引退試合を控えた“横綱”里村に、仙女の未来を背負って立つ“怪物”橋本が挑む試合。
どちらも強い! 一進一退の攻防が繰り広げられる。投げ技と固め技、これぞレスリングという感じの試合展開。
橋本は封印していたオブライトを解禁すると宣言していたけど、里村の鉄壁の防御はそれを許さない。
里村はデスバレーボムで橋本を追い込むも、最後はパワーボムで橋本が里村に勝利。
橋本は第18代王者となり、新崎人生から賞状を授与される。なんだか感慨深い。
試合前に里村へ花束贈呈したのは小橋建太さんだし、なんともプロレス愛に溢れた大会。
試合後、橋本は「5年以内にセンダイガールズが武道館に進出する」事を力強く宣言。
里村はコーナーポストに寄りかかったまま、その言葉をじっと聞いている。里村の心境は如何に?
だけど一言も発しないところが、里村らしくて良かった。センダイガールズ、女子プロレスの未来を感じた。
21時45分ごろ全試合終了。とっても素晴らしい大会だった。ありがとう!
けっこう遅い時間になってしまったので、渋谷で呑むのは諦める。
「渋谷区役所」からバスに乗り、初台まで戻って「串カツ田中」で呑むことにする。
早じまいする店が多い中、ちょっと前から「24時まで営業」になったので、こういう時には助かる。
ちょうど良いタイミングでカウンター席が空き、試合の余韻に浸りながらのんびりと呑む。
終電の時間があるだろうお客さんは次第に帰り出し、地元組と思われるお客さんだけ残る。
この感じ、けっこう好き。閉店時間まで目一杯楽しんで帰る。
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