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2005年1月30日 (日)

VA「SOUL OF どんと 2005」SHIBUYA-AX

今日は、夕方から渋谷へ「SOUL OF どんと2005」を観に行く。
家を出るのがちょっと遅くなってしまって、会場のSHIBUYA-AXに着いたのは17時40分過ぎ。
もうとっくに開場していて、客入れもほぼ終ってた。
物販をちょっと覗いてからフロアに入ると、場内は既に暗くて、どんとの映像が流れていた。
ものすごくたくさん人がいて、入口からちょっと入った場所をかろうじてキープ。
そのまましばらく、在りし日のどんとの映像に見入る。

そして18時20分、さちほさんの紹介で、ボガンボローザが登場。
KYON、岡地曙裕、永井利充、三原重夫、玉城宏志・・・BO GUMBOSとROSAのメンバー総登場だ。
でも、どんとだけがいない・・・。そんな淋しさをはらみつつ、ライブはスタート。
まずは永井さんのボーカルで「絶体絶命」。超満員のフロアは、いきなり大盛り上がり。
そして一人目のゲスト、藤井一彦が登場。
ちょっぴりブルージーに、ちょっぴりハードに、「夜のドライブ」と「魚ごっこ」を披露。
続いて、メイクをバリバリにキメた延原達治が出てきて、お客さんを煽る。
これまたハードなタッチで、「ボディコ」「Candy Candy Blues」を唄う。
ここでKYONが聴き覚えのあるギターのイントロを弾きながら、ハナレグミを呼び込み、
「助けて!フラワーマン」が始まる。ハナレグミは、キャラ的になかなかピッタリはまっててイイ。
たて続けに「見返り不美人」。みんなで手を振り上げて踊っていたら、なんだか昔に戻ったような感じがした。

いきなりのクライマックスで盛り上がったところで、バンドは退場。
くるりの岸田 繁とニール&イライザの堀江博久が、「ザ・かまどうま」として登場。
アコースティック・ギターとリコーダーとのデュオで、「橋の下」「シビーシビー」。
ちょっとしんみりしてしまったけど、なかなかにいい演奏だった。
再びバンドが登場し、玉城さんボーカルの「ニカラグアの星」、そしてKYONのボーカルで「ずんずんエブリディ」。
続いてLeyonaが出てきて、「泥んこ道を二人」「夢の中」。
Leyonaは大好きだし、ソウルフルで良かったんだけど、女性ボーカルで聴くのはちょっと違和感があったな。
特に好きな二曲なだけに・・・う~ん。
次に、SOUL FLOWER UNIONの中川 敬が登場。「すごい人ですね」と思わず一言。
「SOUL FLOWER UNIONっていうバンド、曲が出来なくなると、BO GUMBOSというバンドの曲をやるんですね。
新曲かのように・・・」と言いながら「ポケットの中 」。かなりタイプは違うんだけど、さすがにしっくりくるなぁ。
「みなさんの声の出し方がちょっと足りないと思うんですけど」ということで、声の出しやすい曲「あこがれの地へ」。
思わず大声で唄いまくってしまい、これはちょっと本日のハイライトでしたね。

ここで何故か宣伝コーナー。KYONが、今回発売になったDVDやCDの説明をする。
後で聞いた話だが、そのときDVDやCDが貼られたボードを持っていたのは、どんとの息子さんなのだそうだ。
そして、いよいよ清志郎が登場。どっと人が前に押し寄せ、私もその波に乗って前へ移動。
アコースティックギターで、「Sweet Lovin'」を唄う。どんとの曲ではなく、いつも通りのステージ。
物販で売られていたグッズ「くるくるレインボー」を、「若干時間がありましたので、電動を開発しました」と
スターバックスの泡立て器につけてたものを得意げに披露。
「どんととはよくいっしょに唄ったり、飲んだりとか、沖縄ではよくライブを観にきてくれました」と、
ひとしきりどんとの思い出を語る。
「俺より若いヤツは、俺より先に死なないで欲しい。あの世ででかいツラが出来ないじゃないか。
俺のほうが先輩なのに、死んだら後輩になってしまうんだ。絶対、俺より先に死んじゃ駄目だ」と、
ちょっとシニカルだけど切実なコメント。「どんとも大好きだった、ジョンレノンの曲やります」と、「イマジン」。
「ほら、ここにいるぜ」と清志郎が指差した空の上には、どんとが確かにいる。
途中からドラムの宮川さんが加わり、しっとりしつつも力強い演奏。
二人だけでカーテンコールを行い、最後は二人まとめてマントをかけられ、シャブちゃんとともに去っていく。
帰り際、いつものようにマントをブルブル震わせてはいたけど、もう一度唄いだすことはなく退場。

再びバンドが登場し、元JUDY&MARYのYUKIがボーカルで「トンネルぬけて」。
こちらも女性ボーカルにちょっと違和感。
ちょっと涙ぐみながらのMCをはさんで、「心の友だち」。
続いて さちほ、Leyona、ハナレグミが加わって「カリプソちゃん」。
そしてKYONの「全員集合~」の呼びかけに応えて、今日参加した全員がステージへ。
清志郎もしっかりと、法螺貝とラッパで参加。
延原を中心にして、「どんとマンボ」。サンディーも登場して、ノリノリで踊りまくる。
そんな感じのお祭り騒ぎの中、ライブは終了。

アンコールの拍手がボガンボビートに変わる中、ステージには蝋燭が並べられる。
見覚えがあると思ったら、先日の清志郎のライブに登場した蝋燭のようだ。
そんな中、さちほが登場して「波」を弾き語る。サンディーも加わり、フラを披露。
かなりディープな雰囲気に、胸がつまる・・・。
さちほがボガンボローザのメンバー紹介をして終わりかと思いきや、
「清志郎さんが、どんとの歌を最後に私たちみんなに・・・」と清志郎を呼び込む。
Tシャツに着替え、「まいったなぁ」と言いながら清志郎が登場。
「おめでとう」を弾き語る。はっきり言って、良すぎた・・・。
正直、おととしみたいに出演はしたけど、どんととあんまり関係ない感じで終ってしまうのでは?と思っていたから、
どんとの曲を切々と唄ってくれたのは嬉しかった。
演奏を終えて誰かが出てくるのかなと思いきや、誰も出てこないので、清志郎はとまどいつつステージを降りる。
時間は、21時過ぎ。ちょっとあっさりとした幕切れだったけど、とってもいいライブだったな。

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2005年1月10日 (月)

VA「HEAL NIIGATA 中越地震ミュージック・ベネフィット」Zepp Tokyo

今日は、Zepp Tokyoへ「HEAL NIIGATA」というイベントに行った。
「HEAL NIIGATA」というのは、FUJI ROCK FESTIVAL事務局が主催する
中越地震被災者支援のためのチャリティコンサート。
6日から今日にかけて、首都圏3ヶ所、大阪、名古屋、札幌で開催され、
その全収益が義援金として被災地に届けられるというもの。
こうした災害に対する対応っていうのは難しいところもあるんだけど、
直接的な行動に移すことは出来なくても、こうした形で少しでも役に立てるのであれば嬉しい。

ところで、何を隠そうお台場へ行くのは初めて。
ずっと昔、今のような感じになる前は何回か行ったことがあるけど。
というわけで少しとまどいつつ、山手線の大崎でりんかい線に乗り換え東京テレポート駅へ。
う~ん、ほとんど「踊る大捜査線」の世界だな・・・。
まだ15時半だったので、ひとまずフジテレビへ行ってみた。
テレビではよく目にしていた球状の展望台が目につく。
エスカレーターで7階まで行ったけど、特になんということもなく、すぐに下へ引き返す。

16時過ぎ会場に到着すると、既に無戒秀徳アコースティック&エレクトリックの演奏が始まっていた。
ステージ上の照明が暗くフロアの照明もついていないため、場内はほぼ真っ暗という状態。
2階の椅子席なんだけど、自分の席を探すことが出来ないので、そのまま立って聴くことにした。
無戒秀徳は元ナンバーガールのメンバーということなんだけど、演奏のほうは特に印象に残ることもなく30分で終了。

セットチェンジの間に、自分の席2階A列4番へ。ステージ向かって左横という感じだけど、最前列なので見やすい。
16時50分、KEN YOKOYAMAの演奏。KEN YOKOYAMAというのは、元ハイスタンダードのメンバー。
ソロの演奏かと思っていたら、外人さんを含む4ピースバンド。
いわゆるメロコアな曲をバンバン演奏して、ステージ前はモッシュ&ダイブ。
こちらも30分ほどで終了。

セットチェンジの間、The Musicのスピーチ。ドラムヘッドのチャリティー販売なんてのもやってた。
17時50分から、ハナレグミの演奏。アコースティックギターで「上を向いて歩こう」とかを弾き語る。
わりと嫌いじゃない感じだったな。こちらも30分ほどで終了。

18時40分、いよいよ清志郎の演奏。
ステージには、Orangeのアンプとマイクが一本。完全なソロスタイル。
「Sweet Lovin'」を弾きながら、マントを羽織って登場。シャブちゃんがぴったりと寄り添う。
対バンの顔ぶれからか年齢層がけっこう低めだったけど、いきなりフィナーレのような盛り上がり。
「お父さ~ん」との掛け声に、「お前のお父さんじゃないよ」とリアクション。
「多摩蘭坂」を演奏したあと、「FUJI ROCKはねぇ~俺ねぇ~、苗場が新潟だとは知らなかった。
群馬かと思ってたんだ。びっくりしました」と一言。
「新潟のヤツらにみんなで捧げよう」と、「雨あがりの夜空に」。
曲の途中でギターを弾くのをやめて、みんなでアカペラで合唱するというパターン。
「花はどこへ行った」のあと、「なんか質問のある人?」とお客さんとやり取り。
新潟から来たというお客さんがいて、ちょっとブラックなジョークを飛ばす。
続く「デイ・ドリーム・ビリーバー」も、再びみんなで合唱。
清志郎が思わず「ずっと続けていたいな」と言うほど、会場一体となって唄ってる感じだった。
「愛しあってるかい?」のコール&レスポンスに続き、「新潟の復興と世界の平和を祈って」ということで
最後の曲は「イマジン」。ラストは延々とギターソロを弾きまくり、マントショーを交えながら退場。
思わずアンコールの拍手が沸きあがるが、そのまま終了。
でも、30分予定のところ、40分やってくれたので満足。

ここで新潟県知事と湯沢町長が登場して、ちょっとまじめなお話。
みんな思わず静まりかえって、耳を傾けていた。今日のお客さんは、とってもいい感じだな。
19時50分、eastern youthが登場。ちょっとOiっぽい雰囲気のあるパンクバンド。
完全な縦乗り系でおおいに盛り上がって、40分ほどで終了。

セットチェンジの間、SMASH社長日高氏が登場して今回のイベントの総括的なお話。
今回の収益は、全て義援金として被災者の方に贈られるとのこと。
そして21時から、本日のトリ、JUDEの演奏が始まる。
あいかわらずエッジの効いたハードな演奏。
ちょっとワンパターンな感じがするところもあったけど、なかなかに良かった。
21時40分、演奏が全て終了し、今日のイベントはおしまい。
ちょっと名残惜しい雰囲気の中、お台場をあとにした。

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