仲井戸麗市「梅津和時プチ大仕事2005」新宿PIT INN
今日は誕生日。信じられないなぁ~、こんなトシになるなんて。
てなわけで、17時半には仕事を切り上げて新宿へ。新宿PIT INN「梅津和時プチ大仕事2005」へ行くのだ。
開場の19時半までかなり余裕があったので、本屋や家具屋に寄り道をしながら会場へ。
予定よりちょっと遅れて開場。整理番号18番ということで、前から3列目中央の席をキープ。
やっぱり今日は特別な日なんだから、こうでなくちゃね。
予定より5分ほど遅れて、20時5分開演。まずは梅津さんがひとりで登場。
CHABOを緊張させようと「PIT INNといえば、JAZZの殿堂ですからね~」「チューニング心配ですよね~」等、
いろいろ煽りたてるのがおかしい。
そして、CHABOが登場。前回と同様、「梅津さんとやるのは3年ぶり」「PIT INNは40周年」「今日で5日目」などと、
いろいろな話を交えながら「アーカンサス・トラベラー」を演奏。
CHABOはアコギを持ち、梅津さんはサックス、トロンボーン、クラリネット等、楽器をあれこれ持ち替える。
梅津さんに孫がいるという話から、「清志郎に子供が出来たとき、すごいショックで」とCHABOが本音をもらす。
続いて、バレンタインデーにワインを買いに行ったときにもらったチョコレートのカタログに曲をつけたという
「チョコレートの唄」。「これなんでも出来るよ。カタログ集めりゃいいんだもんね」とCHABOはご満悦。
続いて、Van Morrisonのカバーで「My Match It Is Made」。
「ずっと二人でやってくって気もしますけどね、やっぱり中で待ってる人の気持ちも考えないといけないしね」と
言いながら、梅津さんがカースケと早川を呼び込む。
久々のカースケがギターを弾き、マレーシア帰りの早川がベースを弾いて、アルタンのカバー「ふくろう」。
本格的にバンド編成になり、CHABOはエレキを弾きながら「男もつらいよ」。
「なに急にイキイキしてんだ!」と言いながら、「ホーボーへ」。レゲエ調のアレンジが、ほのぼのとしていい感じ。
「夕焼け小焼け」のフレーズをCHABOと梅津さんが並んで弾き、The Bandのカバー「Twilight」。
続いて、Slim Gaillardの「Boip! Boip!」をもじった曲「ポイポイ」、
映画「マイ・フェア・レディー」から「運が良けりゃ」と、カバーが続く。
ここで新宿PIT INNならではの“新宿組曲”ということで、まずは「ホームタウン」。
Richard Thompsonのカバーで「I Want To see The Bright Lights Tonight」、
Kinksのカバーで「Alcohol」・・・ここでもカバーが続く。
Kinksの話をするときには、「これがロックけん」と鮎川 誠の物マネも披露。かなり似ていて笑えた。
前回やった演歌が評判良かったのだそうだが、今日はやらずにTom Waitsのカバー「In The Neighborhood」。
新宿コタニというレコード屋をモチーフにした歌詞。私も昔、何回か行ったことがある。
昔ながらのレコード屋って感じで、良かったなぁ~。でもいまはもう無い。それが時の流れというものなのかナ・・・。
ここでは、「テイトムセン」で国士舘の学生に土下座させられたという思い出話も飛び出す。
続いて、戸山ハイツをイメージして書いたというポエトリーリーディング「太陽に唄って」。
「Will Singing The Sunshine, Everyday~」というフレーズが、やけに心に染みた。
昔、戸山ハイツに映画自動車というのがきていて、バスの中で映画を上映していたという話から、
それをモチーフにしたVan Morrisonのカバー「Caravan」。
「Thank You 新宿~ そのうち区長に立候補するぞぉ~ やがては都知事だぁ~」と叫んだ後、
「新宿のイメージで書いたから」と新宿のラストは「lainのテーマ」。
続く「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」は、怒涛の盛り上がり。
早川のブリブリのベースに乗せられ、梅津さんとCHABOは客席に乱入。
間奏ではCHABOと梅津さんが、往年の「ステップ」を彷彿とさせるからみまで披露。もうたまらない展開。
いつも一年は鎌倉芸術館から始まってたんだけど、スタッフの人事異動で終わっちゃったので、
今年はどこから始まるのかと思ったら、梅津さんが声かけてくれてこんな偉大なステージから始めさせてもらった
という話をしたあと、「ガルシアの風」。レゲエ風のアレンジがなんとも・・・。
「こうやって終わらせたと見せかけて、二人を帰したところで」と、再びCHABOと梅津さん二人になる。
今日のタイトルは「邂逅」というのだそうだが、それに対抗して「漢字使えば少しは利口そうに見えるかと思って・・・」と
いうことで「久遠」。梅津さんとCHABOとの出会いから今が感じられて、とってもいい曲だった。
ちょっとしんみりとしたムードのまま、アンコールへ。
「もう11時だよ」と言いながら、再びメンバーが登場。
アンコールは、「梅津和時 大仕事バンドのテーマ」から。そして「もう一発いくか~い」の叫び声とともに、「Fox, trot」。
またもやCHABOは客席に乱入して、ギターを弾きまくる。
「時間が時間だからみんな早く帰りたいと思うけど、俺も早く帰りたいんだ。でも一曲やるね~」と、
22歳のときに書いたという「早く帰りたい」。
「やっぱりここで終わったら仲井戸くんじゃないでしょ」「ここまできて終わんの勿体無い」と梅津さんが言い、「働き蜂」。
この曲も最近定番という感じだけど、好きだなぁ~。大盛り上がりのうちに終わる。
最後にまたCHABOと梅津さんと二人になり、ギターとアコーディオンとで「Hobo's Lullaby」。
ここでCHABOは退場し、最後に梅津さんから夏にも「プチ大仕事」をやるという話があり、期待を膨らませつつ終了。
時間は、既に23時半。実に3時間半にも及ぶライブだったけど、飽きさせることなく充実した内容だった。
お土産は、梅津さんの家の押入れから出てきたという生活向上委員会の写真集。帰りがけに100円カンパしてゲット。
帰りに国領の「さくらい」に寄って、誕生日と素晴らしいライブを祝いながら乾杯。
2時前に帰宅。
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