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2005年3月23日 (水)

仲井戸麗市「梅津和時プチ大仕事2005」新宿PIT INN

Chaboflier20050323今日は誕生日。信じられないなぁ~、こんなトシになるなんて。
てなわけで、17時半には仕事を切り上げて新宿へ。新宿PIT INN「梅津和時プチ大仕事2005」へ行くのだ。
開場の19時半までかなり余裕があったので、本屋や家具屋に寄り道をしながら会場へ。
予定よりちょっと遅れて開場。整理番号18番ということで、前から3列目中央の席をキープ。
やっぱり今日は特別な日なんだから、こうでなくちゃね。

予定より5分ほど遅れて、20時5分開演。まずは梅津さんがひとりで登場。
CHABOを緊張させようと「PIT INNといえば、JAZZの殿堂ですからね~」「チューニング心配ですよね~」等、
いろいろ煽りたてるのがおかしい。
そして、CHABOが登場。前回と同様、「梅津さんとやるのは3年ぶり」「PIT INNは40周年」「今日で5日目」などと、
いろいろな話を交えながら「アーカンサス・トラベラー」を演奏。
CHABOはアコギを持ち、梅津さんはサックス、トロンボーン、クラリネット等、楽器をあれこれ持ち替える。
梅津さんに孫がいるという話から、「清志郎に子供が出来たとき、すごいショックで」とCHABOが本音をもらす。
続いて、バレンタインデーにワインを買いに行ったときにもらったチョコレートのカタログに曲をつけたという
「チョコレートの唄」。「これなんでも出来るよ。カタログ集めりゃいいんだもんね」とCHABOはご満悦。
続いて、Van Morrisonのカバーで「My Match It Is Made」。

「ずっと二人でやってくって気もしますけどね、やっぱり中で待ってる人の気持ちも考えないといけないしね」と
言いながら、梅津さんがカースケと早川を呼び込む。
久々のカースケがギターを弾き、マレーシア帰りの早川がベースを弾いて、アルタンのカバー「ふくろう」。
本格的にバンド編成になり、CHABOはエレキを弾きながら「男もつらいよ」。
「なに急にイキイキしてんだ!」と言いながら、「ホーボーへ」。レゲエ調のアレンジが、ほのぼのとしていい感じ。
「夕焼け小焼け」のフレーズをCHABOと梅津さんが並んで弾き、The Bandのカバー「Twilight」。
続いて、Slim Gaillardの「Boip! Boip!」をもじった曲「ポイポイ」、
映画「マイ・フェア・レディー」から「運が良けりゃ」と、カバーが続く。

ここで新宿PIT INNならではの“新宿組曲”ということで、まずは「ホームタウン」。
Richard Thompsonのカバーで「I Want To see The Bright Lights Tonight」、
Kinksのカバーで「Alcohol」・・・ここでもカバーが続く。
Kinksの話をするときには、「これがロックけん」と鮎川 誠の物マネも披露。かなり似ていて笑えた。
前回やった演歌が評判良かったのだそうだが、今日はやらずにTom Waitsのカバー「In The Neighborhood」。
新宿コタニというレコード屋をモチーフにした歌詞。私も昔、何回か行ったことがある。
昔ながらのレコード屋って感じで、良かったなぁ~。でもいまはもう無い。それが時の流れというものなのかナ・・・。
ここでは、「テイトムセン」で国士舘の学生に土下座させられたという思い出話も飛び出す。
続いて、戸山ハイツをイメージして書いたというポエトリーリーディング「太陽に唄って」。
「Will Singing The Sunshine, Everyday~」というフレーズが、やけに心に染みた。
昔、戸山ハイツに映画自動車というのがきていて、バスの中で映画を上映していたという話から、
それをモチーフにしたVan Morrisonのカバー「Caravan」。
「Thank You 新宿~ そのうち区長に立候補するぞぉ~ やがては都知事だぁ~」と叫んだ後、
「新宿のイメージで書いたから」と新宿のラストは「lainのテーマ」。

続く「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」は、怒涛の盛り上がり。
早川のブリブリのベースに乗せられ、梅津さんとCHABOは客席に乱入。
間奏ではCHABOと梅津さんが、往年の「ステップ」を彷彿とさせるからみまで披露。もうたまらない展開。
いつも一年は鎌倉芸術館から始まってたんだけど、スタッフの人事異動で終わっちゃったので、
今年はどこから始まるのかと思ったら、梅津さんが声かけてくれてこんな偉大なステージから始めさせてもらった
という話をしたあと、「ガルシアの風」。レゲエ風のアレンジがなんとも・・・。
「こうやって終わらせたと見せかけて、二人を帰したところで」と、再びCHABOと梅津さん二人になる。
今日のタイトルは「邂逅」というのだそうだが、それに対抗して「漢字使えば少しは利口そうに見えるかと思って・・・」と
いうことで「久遠」。梅津さんとCHABOとの出会いから今が感じられて、とってもいい曲だった。
ちょっとしんみりとしたムードのまま、アンコールへ。

「もう11時だよ」と言いながら、再びメンバーが登場。
アンコールは、「梅津和時 大仕事バンドのテーマ」から。そして「もう一発いくか~い」の叫び声とともに、「Fox, trot」。
またもやCHABOは客席に乱入して、ギターを弾きまくる。
「時間が時間だからみんな早く帰りたいと思うけど、俺も早く帰りたいんだ。でも一曲やるね~」と、
22歳のときに書いたという「早く帰りたい」。
「やっぱりここで終わったら仲井戸くんじゃないでしょ」「ここまできて終わんの勿体無い」と梅津さんが言い、「働き蜂」。
この曲も最近定番という感じだけど、好きだなぁ~。大盛り上がりのうちに終わる。
最後にまたCHABOと梅津さんと二人になり、ギターとアコーディオンとで「Hobo's Lullaby」。
ここでCHABOは退場し、最後に梅津さんから夏にも「プチ大仕事」をやるという話があり、期待を膨らませつつ終了。
時間は、既に23時半。実に3時間半にも及ぶライブだったけど、飽きさせることなく充実した内容だった。
お土産は、梅津さんの家の押入れから出てきたという生活向上委員会の写真集。帰りがけに100円カンパしてゲット。

帰りに国領の「さくらい」に寄って、誕生日と素晴らしいライブを祝いながら乾杯。
2時前に帰宅。

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2005年3月21日 (月)

いぬん堂「いぬ屋敷 Vol.23 悪性新生物の間」池袋手刀

20050321今日は春分の日でお休みなんだけど、昼から休日出勤。
18時半から池袋手刀で「いぬん堂」のイベントがあるので、一生懸命頑張るもなかなか終わらず。
どうにか18時に終わらせて、急いで池袋へ。
19時過ぎに会場へ着くと、一番手のブランが演奏していた。
おぉっと思っていると、すぐに終わってしまった。チェッ、好きなのにー。
少し落ち着いたのでまわりを見渡すと、ちょうど良いくらいの混み具合。

しばらく待っていると、19時15分、ビルの演奏が始まる。
顔面を黒塗りした「いぬん堂」の社長がボーカル。
ハードな演奏に乗せて、ふんどし姿でテルミンを操作する姿がまさにパンク。
な~んかツボを抑えてるというか、ちょうどいいところをくすぐられるというか、
思わず身体が反応してた。(なんか卑猥な表現だな・・・)

続いて20時過ぎ、あざらしが登場。
去年初体験して以来、この日を心待ちにしていた。ボーカルの腐れめぐこがカッコ良すぎ。
喪服を着て木刀を振り回して唄う姿は、あまりにも強烈。
演奏も以前よりまとまっていて、ますます好きになってしまった。

20時40分からは、中学生棺桶。
ベースが女の子にチェンジしてたけど、演奏はあいかわらずヘビー。
でも、知ってる曲が演奏されなかったのがちょっと残念。

最後は、オシリペンペンズ。
セットチェンジの途中で、全身傷だらけのボーカルのモタコが登場し、いきなり放尿。
バーカウンターの前でクダを巻きながら、なし崩し的に演奏へ突入。
21時半から約45分間、ドラム・ギター・ボーカルの編成で、なんともいえない独特な曲を演奏。
不思議な世界観を持ったバンドだった。

というわけで、個人的にかなり濃い一日を過ごさせてもらった。

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2005年3月19日 (土)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」なら100年会館

2005031901今日は、ピンク・レディーのコンサートを観るために奈良へ。
10時46分ののぞみに乗って京都へ行き、みやこ路快速に乗り換えて50分ほどで奈良に到着。
既に14時過ぎ。開演まで一時間もないので、とりあえず腹ごしらえと思い、「びっくりラーメン」という店に入る。
味はそこそこだったけど、値段が190円というのは確かにびっくり! ビールと一緒でも、460円だった。
ちょっとブラブラしたあと、会場のなら100年会館へ。なかなか広々として、ゆったりとした作り。
席はJブロック ハ列1番、ミーちゃん側の前から7列目の通路際。なかなかゴキゲンな席。

予定通り、15時に開演。
いつものように注意事項の説明VTRが上映され、BGMの「百発百中」が流れ終わって幕がバッと開くと、
ミーちゃんケイちゃんが「サウスポー」のスタンバイをして立っている。ん~、いつもながらにカッコいい。
昨日の姫路公演に続いて二連チャンなんだけど、あいかわらずパワフルな二人。
でもやっぱりお疲れなのか、「もうおかしいのよ、アタマがもぅ・・・キツ過ぎて。自分で何言ってるのかわかんないの。
もうステージの上がわがままになっちゃって。風は止めろだの何だの」と、ちょっぴりキレかかるケイちゃん。

中盤のバラードコーナー後のMCでは、
「私たちこの幕の前でこんな話していると、なんて言うの?お笑いみたいだね」とケイちゃんが言うと、
「どうも~ピンク・レディーで~す、みたいな」とミーちゃんが返す。
その後、ケイちゃんが「耳鳴りがする」という話をしていると、「ケイちゃ~ん」とお客さんから声がかかり、
「試したでしょ! 聴こえるわよ! ひど~い!」と大騒ぎ。
更に「朝、(フレンチトーストとパンケーキと)どっちをを食べましたか?ってきかれたの。
いや、どっちだったかな?って言ったら、朝ごはんを食べたのは覚えてるんですねって言われた」
というエピソードまで飛び出し、ミーちゃんもお客さんも大うけ。

今回のお客さんは、半分スタンディング半分着席という感じ。
それを見てケイちゃんが「お行儀がいいこと」と言うと、ミーちゃんが「さすが京都ね」と間違える。
「こんなボケボケでいいの?」とミーちゃんが言うと、
「この可愛さをわかってくれる男がいないかね?」と突っ込むケイちゃん。
コスプレのオカマさんが立候補すると、ミーちゃんはあまり乗り気ではない模様。
「いいじゃん、わかってれば」と言うケイちゃんに対して、「私とケイみたいなもんか」とミーちゃんがポツリ・・・。
「ブラック過ぎた? 今の」と言うミーちゃんに、「ていうか、私がよく理解できないんだけど。喜んでいいの?」と
ケイちゃん。なんとなくヘンな雰囲気がステージに流れ、二人は大爆笑。
「そんなマジになんなくても。ミー、もしかして私のこと好きなんでしょう」とケイちゃんが言うと、
「えぇ、昔から好きだよ~」とミーちゃん。「たまにいじめるけどさ、私のこと」といじけるケイちゃんが可愛い。

セットリストはこれまで通りだったけど、ステージとしてはよりまとまってきた感じ。
変化といえば、バックバンドのベーシストがチェンジしていたのと、
ミーちゃんの髪型が若干変わっていたような気もする。
そんな感じでちょっぴりリラックスムードの中、昼の部は17時10分に終了。

2005031902夜の部までの間、奈良公演のほうに向かって歩いてみる。
何年か前に見た景色が、フラッシュバックする。
でも、大仏まではけっこう遠くて、途中で断念。会場へ引き返す。

開演20分前くらいに、再び会場に到着。
今度の席はEブロック ホ列9番、ミーちゃん側の前から4列目の通路際。さっきよりも前。
というよりも、ほとんどステージかぶりつきという感じでゴキゲン。

19時少し過ぎに開演。昨日から数えて4回目のステージということもあり、二人ともハイテンション。
「座ったままノるって難しいかもしれないよ」とケイちゃんが言うと、「おしりがもじもじ~」と唄い出すミーちゃん。
「ミー、危ないよ」とケイちゃんに突っ込まれると、「もう壊れてんのよ~、脳味噌も」と言うミーちゃん。
「懐かしい話ばっかり、年の話ばっかりしてるとね、なんかね動くのイヤになっちゃうのよ」とケイちゃんが言うと、
「このままトークショーしちゃおうかっていう感じになるからね」とミーちゃん。
それに対して「50過ぎたらトークショーやるか」とケイちゃんが応えると、お客さんも歓迎ムード。
確かにいいかもしれない。その時その時の二人が見れたらいいな。

衣装が可愛いという話のとき、「まだまだいける」とお客さんから声がかかったのに、
「アタマ大丈夫?って聴こえた」とボケるケイちゃん。
「(このツアーも)もうすぐ終わっちゃうんだね」とミーちゃんがしんみり言うと、客席から思わず「やだ~」の声が・・・。
「やだじゃないの。しょうがないの、時間がたてば終わるんだから」と言い切るケイちゃん。
でも、マジであとちょっとなんだな。本当に寂しい・・・。
これで最後なんて言わないで、何年かに一度でかまわないので復活して欲しいな。
と、ちょっとセンチな気分にもなりつつ、大興奮のうちにコンサートは21時10分に終了。

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2005年3月 6日 (日)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」埼玉県熊谷会館

20050306今日は遠路はるばる熊谷へ、ピンク・レディーを観に行く。
新宿から湘南新宿ラインへ乗り替え、1時間ほどかけて。
電車が進んでいくにつれて、だんだん景色が寂しくなっていき、どうしたものかと思ったけれど、
熊谷はわりと開けていてひと安心。駅から10分ほど歩いて、会場の埼玉県熊谷会館へ到着。
開演時間の14時半も近かったので、そそくさと会場内へ。
わりとこじんまりとしたホール、席は1階2列25番。ステージが異常に近くてびっくり。
隣にカメレオン・アーミーのコスプレをしたお姉さんが座っていらしたので、少しおしゃべり。

予定より少し遅れて、14時40分頃開演。
お客さんみんな総立ちで踊り出したのはいいけれど、ものすごい勢いで床が揺れる。
ちょっとぉ~大丈夫か?と思いつつも、ついつい夢中で踊りまくる。
隣のお姉さんがミーちゃんパートを踊っていたので、ケイちゃんパートに切り替えていっしょに踊る。
慣れないケイちゃんパートということもあったけど、組み合わせの部分はなかなか息があわないものだな。

セットリストはもちろん府中と同じ。MCは今日のほうが冴えてたかな。
「衣装に負けちゃうわよ。顔が地味でどうするのよ」とのミーちゃんの突っ込みに対して、
「大丈夫よ顔が地味だって。こんな頑張ってるんだもの」と答えるケイちゃん。
それに対して「あらやだケイさん。もっとガバッと返してよ。期待はずれだったわ」というミーちゃんに、
「いまね行こうと思ったら、頭の中真っ白になっちゃった。ごめんなさい、いつもの私になれなくて」というケイちゃん。
「もうちょっとするとね、ホントにホントに真っ白でね、もっと面白いケイが見られますよ」と煽るミーちゃん。
また、お客さんいじりをするとき、遠くの席のお客さんをくまなく見つけるミーちゃんに
「ミーさんよく見えるわね」とケイちゃんが言うと、「そうなのよ~遠くはね・・・」とミーちゃん。
すかさず「老眼だからね」と突っ込むケイちゃん。笑える。

「Dancing In The Halls Of Love ~ Love Countdown ~ マンデー・モナリザ・クラブ」のメドレーのとき、
ミーちゃんの靴の中にピンが入っているという事件が発生。
「ミーさん、恨まれてるのね。あなたわがままが過ぎるんじゃないの?」とケイちゃんがすかさず突っ込む。
「今日で○○さん、さよならかしら? 短いつき合いだったわね。ごくろうさん」というセリフは、けっこうブラックだったな。
「渚のシンドバッド」の振り付けの練習では、つばを耳につけるところで鼻に指が入ったお客さんを見つけて
うけまくるケイちゃん。その後も、かなりツボにはまっていたようだった。
そのせいかどうか、曲の途中でミーちゃんがスタンドマイクを倒してしまうというハプニング。
でも、急いでかがみ込んでマイクをつかみ、唄い続ける姿はちょっと感動的だった。
「ペッパー警部」での爆発音が、府中では曲のアタマだったのに、今回はラストになっていた。
その音に驚いて、よろけてるケイちゃんが可愛かった。

そんな感じで、楽しくも切なく昼の部は16時45分に終了。
いっしょに踊ってくれたお姉さんに挨拶して、会場を出る。
駅前へブラブラと歩いていき、繁華街らしき方向に足を向ける。
いい感じの串焼き屋を見つけたので、何本かつまみながらビールと焼酎を飲む。

18時過ぎに店を出て、再び会場へ。
今度の席は、1階7列43番。ステージ向かって右側の一番端。
ステージからちょっと遠くなったけど、階段状になっているのでなかなか見やすい。

18時半ちょうどに開演。
今回もまた、最初からお客さん総立ちで盛り上がる。通路際の私は、何の気兼ねもなく踊りまくる。
ステージの二人も絶好調。だんだんとトークも冴えていく。
「怪物シリーズ」を唄い終え、いつものように更年期の話題になり、
「私たちよりも年下の森 昌子ちゃん、更年期じゃないの」と言うと、客席から「見えない~」と声がかかり、
「もっと言って。頑張れそうな気がする」とご満悦のケイちゃん。
「可愛い~」の声も聞き逃さず、「ケイさんみたいに新婚でラブラブってしてるとね~」とミーちゃんに突っ込まれ、
「大丈夫よミーも、離婚でラブラブって感じ」とすかさず言い返す。

「OH!」について「終わりにしては、なんか演歌みたいな歌だな。正直言って好きじゃなかった」との話から、
「世界英雄史」は「ナポレオンだのシーザーだの家康がどーだのこーだのって」大嫌いだった、
「DO YOUR BEST」も好きじゃなかったのだけれど、今回のツアーで大好きになったのだそうだ。
「若いときの歌の解釈と違うわよ。やっぱ亀の甲より年の劫よ」とケイちゃんが言うと、
ミーちゃんはおなかを叩いて大笑い。「最近おなか叩くのクセになっちゃって」とミーちゃん。

「渚のシンドバッド」で振り付けの練習をするとき、「全員練習とくれば」とミーちゃんがふると、
「ババン、バ、バンバンバン」とケイちゃんがボケるのだが、
それに対して今回は「あんたも好きねぇ~」とミーちゃんが突っ込む。
「ミーさんうまいわ。ミーさん笑いのツボを心得たね」とケイちゃん。
その後もケイちゃんが曲のタイトルを忘れそうになり、「頭に酸素行ってないんだから、もう許してよ。
ここに居るだけでも、御の字だと思ってちょうだい」「おとといは逃げようかと思ったんだからね」と思わず本音。

絶好調のままコンサートは、20時40分に終了。
それからまた延々と電車に揺られて家路につく。
これにてライブ三昧の五日間はおしまい。
途中、風邪気味になってしまい危なかったけど、なんとか完走することが出来た。

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2005年3月 5日 (土)

忌野清志郎「ROMANCE GRAY 35」パルコ劇場4日目

Kiyoshiplace20050305今日は、清志郎の35周年イベント最終目。4日間のイベントも、今日でおしまいだ。
しかも今日はCHABOがゲストで登場するという情報があり、いやでも期待は膨らむ。
そんなわけで、開演時間の18時半ちょっと前に会場のパルコ劇場へ。
今日はデジカメを持ち込んで、ロビーに展示してある衣装やブーツを撮りまくる。
そんな感じでしばらくロビーをうろついた後、自分の席へ。
今日の席は、K列15番。PA卓前のド真ん中。なかなかゴキゲンな位置。

予定より少し遅れて18時35分、「忌野大辞典 三十五年の五十音」の上映が始まる。
これまでとだいぶ内容が違ってた。
15分ほどで終わると、何故か「NEWS 23」のテーマ曲が・・・。
幕があがると、そこには筑紫哲也が立っていた。
しばらく前説が続き、清志郎が唄う「A Change Is Gonna Come」が流れる中、メンバーが登場。
MCの紹介で、清志郎が登場。
羽織っているマントは3日と同じだが、中に着ていたのは白の上下。黒のブーツは3日と同じ。
今日も「ROCK ME BABY」「GOD」と、ニューアルバムの曲が中心の演奏。
「今日は本当の35周年だぜ。いつのまにか経ってた、35周年」と挨拶したあと、「愛と平和」「仕草」。
「堤さん、逮捕されたぜ。ここは昔ね、西武劇場っていったんだよ。なんでもありません・・・」と、意味深なMC。
続いてもニューアルバムから、「サイクリング・ブルース」「ママもうやめて」。
「35年前の今日発売されたシングルレコードのA面をやりたいと思います」と、「宝くじは買わない」。

伸ちゃんのソロコーナーに突入し、「フリータイム」が演奏される。
ステージ向かって左側には、マイクとエフェクターボード、そしてストラトが用意される。
おぉっ!いよいよCHABO登場か! 曲が曲だけに、途中から参加するかと思いきや、清志郎のみが合流。
しかし、「特別ゲストを呼んであります。35年来の友達です」というコメントともにCHABO登場。
ニコニコしながら、メンバーとの再会を楽しんでる。
「何しに来たんだ?」「ちょっとタワーレコードに用があったんだ」といういつもながらのやり取りが最高。
「じゃぁ昔とった杵柄で、お送りしちゃいましょう」と、「いい事ばかりは ありゃしない」。
やっぱり二人並んでステージに立つ姿はサイコー! 清志郎とCHABOのボーカルの掛け合いも冴えてる。
「全然衰えてないね」「おかげさんで」とのやり取りの後、「君が僕を知っている」。
続けて「上を向いて歩こう」を演奏して、CHABOは退場。あっという間の出来事・・・。
「気がついたら、35年もやってきちゃいました。歌は世につれ世は歌につれと言いますが、
ずっとやって来れたのはみんなのおかげだ。ありがとう、感謝します」
「その調子で100周年ぐらいまでいこうぜ。ヨボヨボの感じでいこうぜ」とコール&レスポンスして「Baby何もかも」。
最後は、いつものようにマントショー&布団ショーで幕。

アンコールは、「バリバリの大ヒットナンバー」の「JUMP」。
そして再び「My Old Friend」CHABOが登場して、すごくもったいぶりながらあのフレーズを弾き出す。
そう、これしかないっ!「雨あがりの夜空に」。
コール&レスポンス、そして清志郎とCHABOが並んでのプレイに感動。
しかもCHABOは、懐かしの仲井戸モデルのギターを使ってる。
続いて、「ドカドカうるさいR&Rバンド」。これもまた、たまらないっす。
最後はCHABOも含めて、全員一列になってカーテンコール。

二度目のアンコールは、清志郎とCHABOのみが登場。
「ちょっとしゃべっていい?」と、CHABOが清志郎との出会いの話をする。
「(二人が話すきっかけとなった)チョコレートを、どっちがあげたかでずっとモメてんだ」、
「(清志郎が唄ってるの聴いて)日本にこんなヤツがいるんだと思って、びっくりしたのを覚えてる。
その時の清志郎のインパクト、ずっと変わらずに今日まで聴かせてもらってます。
RCで10年いっしょにやって、横にいた毎日も感じてたけど、ちょっと離れてその想いが膨らんでます。
日本の生んだ偉大なシンガーナンバーワンだ、清志郎!」と、たまらないコメント。
離れていても、理解しあえる人がいるっていうのはいいね。
「次は40周年で会おうね」というCHABOの言葉、二人の素敵な距離感を表しているようでたまらないです。
そして二人で、「夜の散歩をしないかね」。
最後は「Johnny Blue」が流れ、まずはCHABOを見送り、客席にTシャツを投げ入れて、清志郎は去っていった。
ずっと手拍子をし続けていたお客さんは、曲が終わってもしばらく手を止めず。
20時55分、名残惜しそうに35周年の夜は幕を閉じた。

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2005年3月 4日 (金)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」府中の森芸術劇場

2005030401今日は振替休日。そして午後から、府中の森芸術劇場でピンク・レディーのコンサート。
本当は今日もパルコで清志郎のイベントがあったので、どちらに行こうかとかな~り迷った。
でもラストツアーだし、府中だし、席もいいし・・・ってんで、こちらを選んだ。
午前中までは雪が降ってたけど、午後にはすっかりいい天気でゴキゲン。

15時開演だけど、今日はツアー初日ということもあり、グッズを買おうと早めに会場へ。
14時半過ぎに会場へ着くと、既に開場していて、お客さんが入場の列を作っていた。
しばらく並んで会場内へ。さっそくグッズ売り場でパンフレットを購入。ひとまず満足して席へ着く。
なんと最前列、1階1列22番。真ん中のブロックのステージ向かって左側通路際。サイコーの席。

予定より少し遅れて、15時5分過ぎにブザーが鳴り、まずはスクリーンに映像が映し出される。
ウシの着ぐるみのミーちゃんとブタの着ぐるみのケイちゃんが「ミーでモー!ケイでブー!」と挨拶。
それからかなりハイテンションなノリで、開演中の注意事項を説明する。
「もし前の人が立って唄って踊っていても、後の人は怒ったりしないでくださいね」との言葉に、
ひときわ大きな拍手が沸きあがる。
それが終わるとBGMに「百発百中」が流れ、だんだんボリュームが大きくなり、
曲が終わって幕が開くとミーちゃんケイちゃんがスタンバイしていた。
一曲目は、いきなり「サウスポー」。場内総立ちで、みんなで踊りまくる。
今回はバンドでの演奏。やっぱりナマはいいなぁ~。フルコーラスとかワンハーフとかも自由自在だし。
ということで「サウスポー」はワンハーフで、続いてイントロつき「ウォンテッド」。こちらもワンハーフ。

ここで「お待たせしました~」と挨拶。
「私たち最後まで唄っていられるかどうか、これはもぅみなさんの応援次第となっております。
みんなに引っ張って頂かないと、私たち最後まで行けませんので、そのへんよろしくお願いしますね」
「みなさんが大好きなシングルの曲はもちろんのこと、私たちが大好きなアメリカでリリースされたアルバムの曲も
お届けしたいと思いますよ~」とのMCに、期待は膨らむ。
その言葉通り、「I Want To Give You My Everything ~ Strangers When We Kiss ~ Kiss In The Dark」と
「in U.S.A.」の曲をメドレーで披露。そして、しばらくアメリカでの活動を振り返る。
最後は「ごめんなさいね。簡単に捨ててしまって、そのチャンスを」と、ケイちゃんがあやまり倒す。
「こんな懐かしい話ばっかりしててもねぇ。そろそろピンク・レディーになるか! 変身っ!」と気合を入れ、
短いインストの曲に続いて「カルメン'77」ワンコーラス、「S・O・S」フルコーラス、「透明人間」ワンハーフ。

ひとまず二人は退場し、インストの曲をバックにダンサーの踊り。Vol.2のメンバーと少し変わっていた。
大きな布を全員でふわりと持ち上げると、その中からミーちゃんケイちゃんが登場。
そしてお待ちかねの「カメレオン・アーミー」。いやぁ~待ってました! しかもフルコーラスなんて・・・感激。
再びインストでダンサーの踊りが入り、「モンスター」ワンコーラス。曲の最後に火柱があがる。
「カメレオン・アーミーやったよ~」とミーちゃんが叫ぶと、「もう死ぬよ~ キツ~い」とケイちゃん。
「透明人間」から3曲は「怪物シリーズ」なのだそうだ。
そしてしばらくコスプレの人を中心に、お客さんいじり。
「盛り上がったんだから、もうひと盛り上がり行きましょうよ。せっかく血管も開いたことだし」ということで、
ギターとベースが前に出てきて、ミーちゃんケイちゃんがハードロック風にこぶしを突き上げる。
「世界英雄史」、すげぇカッコいい。ワンハーフの演奏。
そしてダンサーといっしょに「DO YOUR BEST」フルコーラス。Vol.2と同様に、コール&レスポンスもあり。
ミーちゃんがギリギリ前まで出てきたときには、ほんの数メートルの距離。
私が振りをトチったのをしっかり見ていて、にっこり笑われてしまった。
続く「ジパング」はフルコーラスだったけど、途中で二人は退場し、スクリーンの映像に切り替わる。

ピンクのプリーツスカートに衣装がえした二人が、ステージ後方のお立ち台に再び登場。
しっとりと「Show Me The Way To Love」「ミラノ・ローズ」を唄う。ふたりのハーモニーが優しくて、すっごくいい。
そして、「OH!」フルコーラス。純白の幕が降り、その前で唄うミーちゃんケイちゃん。思わず感激してしまった。
「OH!」を唄うと会場全員で大合唱になったりするけれど、昔は大合唱になることはなかったという話から、
「年を経て、感じる場所が違うんじゃないかな。若い頃っていうのは、衝撃的なことにすごく感動するじゃない。
でもいまはさ、こんなちっぽけな他愛もないことに喜びを感じたり、嬉しいなぁと思ったりするよね」とケイちゃん。
すかさず、「それってさぁ、トシってことない?」とミーちゃんが突っ込むと、
「私(さっき)『ウォンテッド』で泣きそうになった。生まれて初めてだわ」とケイちゃんが告白。
「年を重ねたからこそ、唄える曲っていうのもあるじゃない」ということで、「Give Me Your Love」。

2005030402しばらくNewYorkの風景がスライドで幕に映し出され、ドラムのカウントとともに幕があがる。
お立ち台からミーちゃんケイちゃんがせり上がり、
「Dancing In The Halls Of Love ~ Love Countdown ~ マンデー・モナリザ・クラブ」のメドレー。
曲の途中で、ダンサーとバンドの紹介が入る。
「ここはディスコでしょう? みんなノっているようでいて、ちらほらどうノったらいいんだかわかんないっていうかね、
落ち着いて観ている方もいらっしゃるんだけど。そういう場合はさぁ、みんなで練習しちゃおうよ」ということで、
みんなで「渚のシンドバッド」の振り付けの練習。Vol.2よりもちょっと長めにレッスン。
そして、「せーの!」で「渚のシンドバッド」が始まる。
イントロで衣装の早替りがあり、銀のテープが客席に向かって発射される。
でも、客席横から発射されたので、何が起こったのかよくわからなかった。
フルコーラスで演奏したあと、「波乗りパイレーツ」をワンハーフ。
そして、「ピンク・タイフーン」。ワンハーフであっさり目だったけど、嬉しかった。
「もう相当唄ったよ。最後の一曲になっちゃった」とのミーちゃんの言葉に、「えぇ~っ!」と声があがる。
「その『えぇ~っ!』にも反応できないぐらい、疲れてるのよ」とケイちゃん。
曲数がVol.2より6曲も多いのだそうだ。
ラストは、「ペッパー警部」フルコーラス。「ありがとう~」の声ともに、ミーちゃんケイちゃんは退場。

ものすごいアンコールの声の中、ステージ上空から円形のスクリーンが降りてくる。
このSPACYな感じは・・・と思っていると、「UFO」のイントロが流れ出す。
ケイちゃんの髪型が、昔のような感じになっていてサイコー!
フルコーラスを唄いあげ、感極まったような感じの二人が話し始める。
「この二年間、私たちの宝物を皆さんと分かちあう旅をしてきました。
私たちも皆さんから、新たな宝物をたくさん頂きました。
私たちにとっても皆さんにとっても、光を絶やすことのない、また新しい宝を作られたと思っています。
困ったとき、つらいとき、この光は元気を与え続けてくれることでしょう。
みなさん本当に、最高に、ありがとうございました」
そして、「星から来た二人」フルコーラス。
最後はマイクをはずして、肉声で唄いあげるミーちゃんケイちゃん。感動・・・。
客席に向かって深くお辞儀をしたあと、後を向く二人。そしてステージは暗転。
上を見ると、スクリーンに二人の後姿が・・・。ミーちゃんケイちゃんは、星に帰って行ってしまうのか?
でもそこに映し出されたのは、「ずっと、ここにいるよ」というメッセージ。
いつもいつも、みんなの心の中の宝物として二人は居続けるんだ。

ちょっと切ない終わり方だったけど、MC少な目でたくさん曲をやってくれて、
本当のエンターテイメントっていう感じのステージだった。お客さんのノリも良くって、大満足っ!
終演は17時15分過ぎ。けっこう長くやってたんだな。

それから夜の部まで、しばらく府中の森公園などをブラブラ。
雪景色の公園は、なんともいえない雰囲気だった。
あっという間に夜の部の開演時間が近づいてきたので、18時50分には会場へ。
席は、1階3列11番。ステージ向かっていちばん左端。そこで友人と落ち合う。
さっきは気がつかなかったけど、ステージ上のスクリーンには楽屋の風景が映し出されている。

19時ちょうどに開演中の注意事項説明の映像が流れ出し、コンサートが始まる。
それからはまた総立ちで、みんなで踊りまくる。
セットリストは当然昼の部と同じなので、特筆すべき点をいくつか。

自分の席は通路際で踊りやすくて良かったんだけど、あまりにも端っこ過ぎてステージ端はほとんど見えず。
ミーちゃんがお立ち台から階段で降りてくるところとか見れなかったのは残念。
「Dancing In The Halls Of Love ~ Love Countdown ~ マンデー・モナリザ・クラブ」のメドレーのあと、
ケイちゃんは間違えて「ジパング」唄おうとしてひとりでポーズをとっていたのだそうだ。
暗くてわかんなかったのに、正直に告白するケイちゃんはやっぱりお茶目。
「渚のシンドバッド」の振り付けの練習をしているとき、係の人から注意を受ける。
通路にはみ出して踊っていたからかと思ったら、銀のテープの発射されるので気をつけてくれとの事。
ふと見ると、すぐ横に発射台が・・・。ちょっとビビりながら、イントロを踊るはめになった。
そのときまわりを見回していたら、後方になんと昔の友人を発見。
はるばる千葉からやってきたのだそうだ。う~ん、びっくり! こんな偶然の再会を作ってくれたピンクに感謝。
そしてアンコールラストは、やっぱり切なくなってしまいました。

そんな感じで、21時10分終了。
東府中の居酒屋でみんなで乾杯して、0時過ぎに帰宅。

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2005年3月 3日 (木)

忌野清志郎「ROMANCE GRAY 35」パルコ劇場2日目

Kiyoshiplace20050303昨日から調子がちょっとおかしいなと思っていたら、今日は本格的に熱っぽい。
頑張って会社へ行くも、調子は最悪。
それでも頑張って仕事を終わらせ、17時半に退社して今日も渋谷へと向かう。
清志郎の35周年イベント2日目。昨日と同様、パルコ劇場へ。
18時半過ぎ、会場へ到着。今日もおまけ目当てで「Player」を購入して席へ着く。
今日の席は、L列6番。もうほとんど後から数えたほうが早い列。でもまぁまぁよく見える。

19時5分、まずは昨日と同じく「忌野大辞典 三十五年の五十音」の上映。
15分ほどで終わると、大音量で清志郎が唄う「A Change Is Gonna Come」が流れる。
幕があがり、NICE MIDDLEのメンバーがそれぞれのパートにつく。
MCが登場し、いつものように客を煽る。
ハードなギターから、新曲「ROCK ME BABY」が始まる。
清志郎は色鮮やかなマントに身を包んで登場。
マントを脱ぎ捨てると、黒の上下にロングブーツで、いつもと違った雰囲気。
続けて「GOD」を演ったあと、挨拶。「夕べはちょっとゲスト呼びすぎて失敗したなと思った」と一言。
ニューアルバムから、「愛と平和」「仕草」を演奏。
続いて、「35周年真近ということで、デビュー曲をやります」と「宝くじは買わない」。
そしてフルートをとりだして、新曲の「旅行」。

ここで伸ちゃんのコーナーへ。ん?いつもよりずいぶん早い展開。
「It's Alright」から、「ボスのロックンロールやるぜぇ~」と今日にぴったりの選曲で「シュー」。
例によってシャブちゃんに肩車されて、場内を一周する伸ちゃん。
途中から、白が基調の縞のジャケットを羽織った清志郎がサックスで加わる。
ちょっと唐突に「スローバラード」が演奏され、続いて「トランジスタ・ラジオ」。

「今日もね、友達が駆けつけてくれました」との紹介で、ハイロウズの甲本ヒロトが登場。
最初はちょっと所在なさげな感じだったんだけど、曲が始まるとものすごく強力な存在感。
新曲の「REMEMBER YOU」を手始めに「上を向いて歩こう」「キモちE」と、清志郎と真っ向からぶつかり合い、
唄いまくる姿はとっても感動的でした。あぁ、凄いもん見た・・・。
ここでヒロトは退場し、いつものようにコール&レスポンス。
「もうね、35年もやってきちゃったんだ。そのうち30年近くは、Ohイェ~ッ!とかベイビー!って言ってるんだ。
すごいだろう。珍しいタイプだと思うよ。」
「戦争が世界中で始まってるんだ。でも俺はそんな時代に、イェ~ッ!ベイビー!って言ってるんだ。ざまぁ見やがれ」
という言葉には、清志郎の強い意思が感じられて、思わずグッと来てしまった。
そして最後の曲は、「Baby何もかも」。いつものようにマントショー、布団ショーを交えて終了。

アンコールに応えて清志郎が登場し、いきなり「いつも応援してくれてありがとう」と一言。
「珍しいだろこんな事言うの。初めてかもしんない」と自分でも言っていたけど、本当に珍しい。
でも、それだけ嬉しかったんじゃないかな。
アンコールは「WANTED」から始まり、メンバー紹介をはさんで「JUMP」。
そして再びヒロトも加わって、「雨あがりの夜空に」。
途中にコール&レスポンスも入り、大盛り上がりのうちに終了。
カーテンコールが終わり、最後にヒロトが「忌野清志郎、ROCK'N'ROLL~!」と叫ぶと、
「宝くじは買わない」が流れ出す。曲が終わるまで、お客さんは手拍子を続けていた・・・。

終わったのは、21時10分過ぎ。
時間もかなり早いので、どこかで飲んでいこうと店をさがすがいいところが見つからず、
けっきょく国領の「さくらい」で飲む。

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2005年3月 2日 (水)

忌野清志郎「ROMANCE GRAY 35」パルコ劇場1日目

Kiyoshiplace20050302今日は朝からハイスパートで仕事を終わらせ、17時半に退社して渋谷へと向かう。
目指すはパルコ劇場、清志郎の35周年イベントが今日から5日までの4日間行われるのだ。
本当であれば4日間連続で行きたいところなのだが、4日はピンク・レディーのコンサートとかちあっているので、
行くのを泣く泣く断念した。
個人的には6日もピンク・レディーのコンサートへ行くので、これから五日間、
清志郎-清志郎-ピンク-清志郎-ピンクと、連続でコンサートへ行くことになる。

18時半過ぎに会場へ到着。入口で記念のDVDをもらう。こういうのって、特別なライブって感じがしてなんか嬉しい。
物販では、35周年記念Tシャツやパルコ限定Tシャツが売られていたけど、どうもいまいちなので、
今日発売のアルバム「GOD」と、おまけのハガキとステッカーにつられて「TV Bros.」を購入。
ロビーでは、過去のツアーポスターや衣装、ブーツなどが展示されている。
ポスターはRCやソロはもちろん、タイマーズ、Little Screaming Revue、2-3'sまであった。
衣装はキラキラ光ってド派手、だけどけっこう小さいんだなぁという印象。

そんなことをしているうちに開演時間が迫ってきたので、席へ着く。
席は、G列21番。前ブロックの一番後。こじんまりとした会場なので、かなりステージが近い。
19時ちょうどに客電が落とされ、ステージに張られた白い幕に
「忌野大辞典 三十五年の五十音」と題された35周年を振り返るフィルムが映し出される。
スペースシャワーTVの番組映像を中心に、貴重な過去の映像が五十音順に流れる。
途中に「袋とじLIVE」と題して、ライブの映像も挿入され、なかなか盛りだくさんの内容。

10分ほどで終わり、ヘルメットに作業服姿の女の人が登場。
「今日は素敵なゲストの方々をたくさんお呼びして、皆さんといっしょに楽しい夜を過ごしていただく予定でおりました。
が、みなさん、あまりにも快く引き受けてくださったため、ついつい声をかけすぎてしまいました。
ゲストの多さに楽屋の椅子が不足・・・ みなさんあきれ果て、我慢も限界、ついには全員帰ってしまいました。
よって本日は出演者が不在につき、急遽、フィルムコンサートに変更させて頂きました。
以上をもちまして、本日の公演は全て終了させていただきます。」とアナウンス。
まぁいつものことだと思っていると、浪曲が流れ、白い幕に土木作業員のシルエットが映る。
幕が上がると、そこにはタイマーズが!
10年ぶり久々のタイマーズ登場に、場内は大盛り上がり。ZERRYもあいかわらずお下劣でいい感じ。
「タイマーズのテーマ」から始まり、「偽善者」「偉人のうた」「ロックン仁義」。
ライブドアをテーマにした新曲「ホリ」、皇室をテーマにした新曲「雅子さん」をはさんで、
「税」「お前の股ぐら」「イモ」「タイマーズのテーマ」まで、一気に演奏。
久しぶりなのでちょっとした間違いはあったものの、あいかわらずに痛快なステージだった。

Kiyoshiticket20050302セットチェンジをはさんで、竹中直人&藤原ヒロシの高井戸が登場。
カツラをかぶり加奈崎そっくりな竹中直人が、古井戸の歌を熱唱する。
途中のMCも雰囲気たっぷりで、「花言葉」「ラブソング」「ろくでなし」「ポスターカラー」を演奏。
続いて、ゆず。例によって、「I LOVE清志郎」のTシャツを着て登場。
「メッセージ」から始まり、オリジナルを1曲はさんで、「この世は金さ」「金もうけのために生れたんじゃないぜ」を演奏。

ここでお笑い系が二人登場。山口智充がものまね、ハローケイスケがアンケートネタを披露。
どちらもなかなかに面白かった。
次は、寺岡呼人。清志郎に憧れていた昔のエピソードを交えて、
「キミかわいいね」「ありふれた出来事PART2」「清志郎に憧れて」を唄う。
清志郎へのリスペクトが強く感じられたステージだった。
続いて、あいかわらずの雰囲気で斉藤和義が登場。オリジナル2曲と「涙あふれて」を唄う。

ここで既に21時半になろうとしているが、清志郎の出番はほとんどなし。
会場内もちょっとダレてきたかなぁ~と思っていたら、清志郎が「元祖ギター侍」として登場。
「(ギターの)弦の張り方間違ってますからぁ~!」と、波田陽区を斬る。
すると、「本物のギター侍」波田陽区が登場。
「俺の記念ライブにたくさん友達来てくれたって言うじゃなぁ~い。
でもあんたのホントの友達はちゃりんこだけですからぁ~!」と斬り返す。
「さすが本物だ。アンコール」と清志郎が言うと、再び唄いだす波田陽区。
「昼間のパパはちょっと違う~って言うじゃなぁ~い。でも一番違うのは、化粧落としたあんたの顔ですからぁ~!」
「素顔の清志郎はジジイだぜぇ~」と、大胆に斬りまくる。
「35周年ライブって、中途半端すぎますからぁ~!」と言い残して、あっという間に退場。

続いてLeyonaと三宅伸治が登場し、「500マイル」「Good Lovin'」「Travellin' Man」を熱唱。
あいかわらずSWEETでソウルフルなボーカルで、とっても良かった。選曲もシブかったし。
そして、金子マリ。岩田浩史のギターをバックに「彼女の笑顔」を唄う。
う~ん、マリちゃんの唄はやっぱりイイ・・・。
と思っていたら、北 京一が加わって、何やら前衛的な曲が始まる。
パントマイムみたいな変な踊りやってるし、マリちゃんはバックコーラスに徹しているし、いまいちよくわからんかった。
でも最後に、三宅伸治が加わって演奏した「A Change Is Gonna Come」は、心に染みて最高に良かった。
次に、YO-KINGが登場。オリジナル2曲と「ドカドカうるさいR&Rバンド」を演奏する。
「みなさんお待ちかねのあの人が登場します」と言い残して退場。

待ちきれないかのように、セットチェンジの最中にタイマーズがドカドカ登場。
「馬鹿野郎、忌野清志郎はギター侍と帰った~。いつまで続くんだろうと思っただろぅ~!」と怒鳴り散らす。
そして、「君の席」「不死身のタイマーズ」を演奏。最後は、ゴザを使ってZERRYのマントショー。
たくさんの毒をふりまして、「蛍の光」が流れる中、タイマーズは去っていった。
ふと時計を見ると、既に22時55分。
実に4時間近くもやっていたことになる。それにしては清志郎の出番が少なかったけど。
でも、タイマーズが観れただけでも、大満足だった。

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