忌野清志郎「ROMANCE GRAY 35」パルコ劇場4日目
今日は、清志郎の35周年イベント最終目。4日間のイベントも、今日でおしまいだ。
しかも今日はCHABOがゲストで登場するという情報があり、いやでも期待は膨らむ。
そんなわけで、開演時間の18時半ちょっと前に会場のパルコ劇場へ。
今日はデジカメを持ち込んで、ロビーに展示してある衣装やブーツを撮りまくる。
そんな感じでしばらくロビーをうろついた後、自分の席へ。
今日の席は、K列15番。PA卓前のド真ん中。なかなかゴキゲンな位置。
予定より少し遅れて18時35分、「忌野大辞典 三十五年の五十音」の上映が始まる。
これまでとだいぶ内容が違ってた。
15分ほどで終わると、何故か「NEWS 23」のテーマ曲が・・・。
幕があがると、そこには筑紫哲也が立っていた。
しばらく前説が続き、清志郎が唄う「A Change Is Gonna Come」が流れる中、メンバーが登場。
MCの紹介で、清志郎が登場。
羽織っているマントは3日と同じだが、中に着ていたのは白の上下。黒のブーツは3日と同じ。
今日も「ROCK ME BABY」「GOD」と、ニューアルバムの曲が中心の演奏。
「今日は本当の35周年だぜ。いつのまにか経ってた、35周年」と挨拶したあと、「愛と平和」「仕草」。
「堤さん、逮捕されたぜ。ここは昔ね、西武劇場っていったんだよ。なんでもありません・・・」と、意味深なMC。
続いてもニューアルバムから、「サイクリング・ブルース」「ママもうやめて」。
「35年前の今日発売されたシングルレコードのA面をやりたいと思います」と、「宝くじは買わない」。
伸ちゃんのソロコーナーに突入し、「フリータイム」が演奏される。
ステージ向かって左側には、マイクとエフェクターボード、そしてストラトが用意される。
おぉっ!いよいよCHABO登場か! 曲が曲だけに、途中から参加するかと思いきや、清志郎のみが合流。
しかし、「特別ゲストを呼んであります。35年来の友達です」というコメントともにCHABO登場。
ニコニコしながら、メンバーとの再会を楽しんでる。
「何しに来たんだ?」「ちょっとタワーレコードに用があったんだ」といういつもながらのやり取りが最高。
「じゃぁ昔とった杵柄で、お送りしちゃいましょう」と、「いい事ばかりは ありゃしない」。
やっぱり二人並んでステージに立つ姿はサイコー! 清志郎とCHABOのボーカルの掛け合いも冴えてる。
「全然衰えてないね」「おかげさんで」とのやり取りの後、「君が僕を知っている」。
続けて「上を向いて歩こう」を演奏して、CHABOは退場。あっという間の出来事・・・。
「気がついたら、35年もやってきちゃいました。歌は世につれ世は歌につれと言いますが、
ずっとやって来れたのはみんなのおかげだ。ありがとう、感謝します」
「その調子で100周年ぐらいまでいこうぜ。ヨボヨボの感じでいこうぜ」とコール&レスポンスして「Baby何もかも」。
最後は、いつものようにマントショー&布団ショーで幕。
アンコールは、「バリバリの大ヒットナンバー」の「JUMP」。
そして再び「My Old Friend」CHABOが登場して、すごくもったいぶりながらあのフレーズを弾き出す。
そう、これしかないっ!「雨あがりの夜空に」。
コール&レスポンス、そして清志郎とCHABOが並んでのプレイに感動。
しかもCHABOは、懐かしの仲井戸モデルのギターを使ってる。
続いて、「ドカドカうるさいR&Rバンド」。これもまた、たまらないっす。
最後はCHABOも含めて、全員一列になってカーテンコール。
二度目のアンコールは、清志郎とCHABOのみが登場。
「ちょっとしゃべっていい?」と、CHABOが清志郎との出会いの話をする。
「(二人が話すきっかけとなった)チョコレートを、どっちがあげたかでずっとモメてんだ」、
「(清志郎が唄ってるの聴いて)日本にこんなヤツがいるんだと思って、びっくりしたのを覚えてる。
その時の清志郎のインパクト、ずっと変わらずに今日まで聴かせてもらってます。
RCで10年いっしょにやって、横にいた毎日も感じてたけど、ちょっと離れてその想いが膨らんでます。
日本の生んだ偉大なシンガーナンバーワンだ、清志郎!」と、たまらないコメント。
離れていても、理解しあえる人がいるっていうのはいいね。
「次は40周年で会おうね」というCHABOの言葉、二人の素敵な距離感を表しているようでたまらないです。
そして二人で、「夜の散歩をしないかね」。
最後は「Johnny Blue」が流れ、まずはCHABOを見送り、客席にTシャツを投げ入れて、清志郎は去っていった。
ずっと手拍子をし続けていたお客さんは、曲が終わってもしばらく手を止めず。
20時55分、名残惜しそうに35周年の夜は幕を閉じた。
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