ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」府中の森芸術劇場
今日は振替休日。そして午後から、府中の森芸術劇場でピンク・レディーのコンサート。
本当は今日もパルコで清志郎のイベントがあったので、どちらに行こうかとかな~り迷った。
でもラストツアーだし、府中だし、席もいいし・・・ってんで、こちらを選んだ。
午前中までは雪が降ってたけど、午後にはすっかりいい天気でゴキゲン。
15時開演だけど、今日はツアー初日ということもあり、グッズを買おうと早めに会場へ。
14時半過ぎに会場へ着くと、既に開場していて、お客さんが入場の列を作っていた。
しばらく並んで会場内へ。さっそくグッズ売り場でパンフレットを購入。ひとまず満足して席へ着く。
なんと最前列、1階1列22番。真ん中のブロックのステージ向かって左側通路際。サイコーの席。
予定より少し遅れて、15時5分過ぎにブザーが鳴り、まずはスクリーンに映像が映し出される。
ウシの着ぐるみのミーちゃんとブタの着ぐるみのケイちゃんが「ミーでモー!ケイでブー!」と挨拶。
それからかなりハイテンションなノリで、開演中の注意事項を説明する。
「もし前の人が立って唄って踊っていても、後の人は怒ったりしないでくださいね」との言葉に、
ひときわ大きな拍手が沸きあがる。
それが終わるとBGMに「百発百中」が流れ、だんだんボリュームが大きくなり、
曲が終わって幕が開くとミーちゃんケイちゃんがスタンバイしていた。
一曲目は、いきなり「サウスポー」。場内総立ちで、みんなで踊りまくる。
今回はバンドでの演奏。やっぱりナマはいいなぁ~。フルコーラスとかワンハーフとかも自由自在だし。
ということで「サウスポー」はワンハーフで、続いてイントロつき「ウォンテッド」。こちらもワンハーフ。
ここで「お待たせしました~」と挨拶。
「私たち最後まで唄っていられるかどうか、これはもぅみなさんの応援次第となっております。
みんなに引っ張って頂かないと、私たち最後まで行けませんので、そのへんよろしくお願いしますね」
「みなさんが大好きなシングルの曲はもちろんのこと、私たちが大好きなアメリカでリリースされたアルバムの曲も
お届けしたいと思いますよ~」とのMCに、期待は膨らむ。
その言葉通り、「I Want To Give You My Everything ~ Strangers When We Kiss ~ Kiss In The Dark」と
「in U.S.A.」の曲をメドレーで披露。そして、しばらくアメリカでの活動を振り返る。
最後は「ごめんなさいね。簡単に捨ててしまって、そのチャンスを」と、ケイちゃんがあやまり倒す。
「こんな懐かしい話ばっかりしててもねぇ。そろそろピンク・レディーになるか! 変身っ!」と気合を入れ、
短いインストの曲に続いて「カルメン'77」ワンコーラス、「S・O・S」フルコーラス、「透明人間」ワンハーフ。
ひとまず二人は退場し、インストの曲をバックにダンサーの踊り。Vol.2のメンバーと少し変わっていた。
大きな布を全員でふわりと持ち上げると、その中からミーちゃんケイちゃんが登場。
そしてお待ちかねの「カメレオン・アーミー」。いやぁ~待ってました! しかもフルコーラスなんて・・・感激。
再びインストでダンサーの踊りが入り、「モンスター」ワンコーラス。曲の最後に火柱があがる。
「カメレオン・アーミーやったよ~」とミーちゃんが叫ぶと、「もう死ぬよ~ キツ~い」とケイちゃん。
「透明人間」から3曲は「怪物シリーズ」なのだそうだ。
そしてしばらくコスプレの人を中心に、お客さんいじり。
「盛り上がったんだから、もうひと盛り上がり行きましょうよ。せっかく血管も開いたことだし」ということで、
ギターとベースが前に出てきて、ミーちゃんケイちゃんがハードロック風にこぶしを突き上げる。
「世界英雄史」、すげぇカッコいい。ワンハーフの演奏。
そしてダンサーといっしょに「DO YOUR BEST」フルコーラス。Vol.2と同様に、コール&レスポンスもあり。
ミーちゃんがギリギリ前まで出てきたときには、ほんの数メートルの距離。
私が振りをトチったのをしっかり見ていて、にっこり笑われてしまった。
続く「ジパング」はフルコーラスだったけど、途中で二人は退場し、スクリーンの映像に切り替わる。
ピンクのプリーツスカートに衣装がえした二人が、ステージ後方のお立ち台に再び登場。
しっとりと「Show Me The Way To Love」「ミラノ・ローズ」を唄う。ふたりのハーモニーが優しくて、すっごくいい。
そして、「OH!」フルコーラス。純白の幕が降り、その前で唄うミーちゃんケイちゃん。思わず感激してしまった。
「OH!」を唄うと会場全員で大合唱になったりするけれど、昔は大合唱になることはなかったという話から、
「年を経て、感じる場所が違うんじゃないかな。若い頃っていうのは、衝撃的なことにすごく感動するじゃない。
でもいまはさ、こんなちっぽけな他愛もないことに喜びを感じたり、嬉しいなぁと思ったりするよね」とケイちゃん。
すかさず、「それってさぁ、トシってことない?」とミーちゃんが突っ込むと、
「私(さっき)『ウォンテッド』で泣きそうになった。生まれて初めてだわ」とケイちゃんが告白。
「年を重ねたからこそ、唄える曲っていうのもあるじゃない」ということで、「Give Me Your Love」。
しばらくNewYorkの風景がスライドで幕に映し出され、ドラムのカウントとともに幕があがる。
お立ち台からミーちゃんケイちゃんがせり上がり、
「Dancing In The Halls Of Love ~ Love Countdown ~ マンデー・モナリザ・クラブ」のメドレー。
曲の途中で、ダンサーとバンドの紹介が入る。
「ここはディスコでしょう? みんなノっているようでいて、ちらほらどうノったらいいんだかわかんないっていうかね、
落ち着いて観ている方もいらっしゃるんだけど。そういう場合はさぁ、みんなで練習しちゃおうよ」ということで、
みんなで「渚のシンドバッド」の振り付けの練習。Vol.2よりもちょっと長めにレッスン。
そして、「せーの!」で「渚のシンドバッド」が始まる。
イントロで衣装の早替りがあり、銀のテープが客席に向かって発射される。
でも、客席横から発射されたので、何が起こったのかよくわからなかった。
フルコーラスで演奏したあと、「波乗りパイレーツ」をワンハーフ。
そして、「ピンク・タイフーン」。ワンハーフであっさり目だったけど、嬉しかった。
「もう相当唄ったよ。最後の一曲になっちゃった」とのミーちゃんの言葉に、「えぇ~っ!」と声があがる。
「その『えぇ~っ!』にも反応できないぐらい、疲れてるのよ」とケイちゃん。
曲数がVol.2より6曲も多いのだそうだ。
ラストは、「ペッパー警部」フルコーラス。「ありがとう~」の声ともに、ミーちゃんケイちゃんは退場。
ものすごいアンコールの声の中、ステージ上空から円形のスクリーンが降りてくる。
このSPACYな感じは・・・と思っていると、「UFO」のイントロが流れ出す。
ケイちゃんの髪型が、昔のような感じになっていてサイコー!
フルコーラスを唄いあげ、感極まったような感じの二人が話し始める。
「この二年間、私たちの宝物を皆さんと分かちあう旅をしてきました。
私たちも皆さんから、新たな宝物をたくさん頂きました。
私たちにとっても皆さんにとっても、光を絶やすことのない、また新しい宝を作られたと思っています。
困ったとき、つらいとき、この光は元気を与え続けてくれることでしょう。
みなさん本当に、最高に、ありがとうございました」
そして、「星から来た二人」フルコーラス。
最後はマイクをはずして、肉声で唄いあげるミーちゃんケイちゃん。感動・・・。
客席に向かって深くお辞儀をしたあと、後を向く二人。そしてステージは暗転。
上を見ると、スクリーンに二人の後姿が・・・。ミーちゃんケイちゃんは、星に帰って行ってしまうのか?
でもそこに映し出されたのは、「ずっと、ここにいるよ」というメッセージ。
いつもいつも、みんなの心の中の宝物として二人は居続けるんだ。
ちょっと切ない終わり方だったけど、MC少な目でたくさん曲をやってくれて、
本当のエンターテイメントっていう感じのステージだった。お客さんのノリも良くって、大満足っ!
終演は17時15分過ぎ。けっこう長くやってたんだな。
それから夜の部まで、しばらく府中の森公園などをブラブラ。
雪景色の公園は、なんともいえない雰囲気だった。
あっという間に夜の部の開演時間が近づいてきたので、18時50分には会場へ。
席は、1階3列11番。ステージ向かっていちばん左端。そこで友人と落ち合う。
さっきは気がつかなかったけど、ステージ上のスクリーンには楽屋の風景が映し出されている。
19時ちょうどに開演中の注意事項説明の映像が流れ出し、コンサートが始まる。
それからはまた総立ちで、みんなで踊りまくる。
セットリストは当然昼の部と同じなので、特筆すべき点をいくつか。
自分の席は通路際で踊りやすくて良かったんだけど、あまりにも端っこ過ぎてステージ端はほとんど見えず。
ミーちゃんがお立ち台から階段で降りてくるところとか見れなかったのは残念。
「Dancing In The Halls Of Love ~ Love Countdown ~ マンデー・モナリザ・クラブ」のメドレーのあと、
ケイちゃんは間違えて「ジパング」唄おうとしてひとりでポーズをとっていたのだそうだ。
暗くてわかんなかったのに、正直に告白するケイちゃんはやっぱりお茶目。
「渚のシンドバッド」の振り付けの練習をしているとき、係の人から注意を受ける。
通路にはみ出して踊っていたからかと思ったら、銀のテープの発射されるので気をつけてくれとの事。
ふと見ると、すぐ横に発射台が・・・。ちょっとビビりながら、イントロを踊るはめになった。
そのときまわりを見回していたら、後方になんと昔の友人を発見。
はるばる千葉からやってきたのだそうだ。う~ん、びっくり! こんな偶然の再会を作ってくれたピンクに感謝。
そしてアンコールラストは、やっぱり切なくなってしまいました。
そんな感じで、21時10分終了。
東府中の居酒屋でみんなで乾杯して、0時過ぎに帰宅。
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