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2005年5月27日 (金)

ピンク・レディー「メモリアルコンサートスペシャル」東京国際フォーラム ホールA

2005052701ついにこの日がやってきてしまった。
二年間限定のピンク・レディーメモリアルコンサート、本当のファイナルだ。
ホントなら休みをとりたかったんだけど、14時までは仕事をして一度家に戻ってから会場の東京国際フォーラムへ。
17時半頃、会場に到着。入口にはモーリーちゃんとアーサーちゃんがお出迎え。
ロビーにはツアーの衣装が展示されていて、とっても華やかな雰囲気。
本日限定のグッズも売られていて、さっそく列に並ぶも時間切れで買えず。
どうにかパンフレットだけを購入して、席へと急ぐ。
席は、1階30列36番。友人と落ち合う。
ファイナルということもあり、スパンコールでちょっとだけキラキラして開演を待つ。

予定よりかなり遅れて18時20分、開演のブザーが鳴り、アナウンスの声とともに幕が開く。
一曲目は、「乾杯お嬢さん」。うわぁ~まさにスペシャルな選曲だ。
続いて「レディーX」、そして「S・O・S」。
ステージ左右には、巨大なスクリーン。バックバンドもいつもより豪華。ツインドラムで、弦楽器、コーラスもいる。
「ついにやってまいりました。ファイナルコンサート」との掛け声で、MCがスタート。
「今日はこの二年間のメモリアルコンサートの集大成となりますように、やれるだけ出来るところまで
やってみたいと思います」と言うものの、途中25分間の休憩があるとのこと。これはかなり長丁場の予感。
「今日はアンコールの予定がございません」というミーちゃんに、場内から「えぇ~っ!」の声があがるも、
「今日のこれが、アンコールみたいなもんなんだから」という言葉に思わず納得。

「ピンクの林檎」「パイプの怪人」と続いた後、「モンスター」。
これまではワンコーラスだったのに、今日はフルコーラス。おぉっ、これはますます本気だな。
エンディングで、ステージ左右から緑のサイリウムが客席に向かって打ち込まれる。
「モンスター、フルコーラス唄いました~」とケイちゃん。
ここでダンサーの紹介。はる、ユースケ、シーナ、ヒロミ、シンタロウ、あや・・・
最後ということもあり、ちょっとした暴露話もあり、しばらく話がはずむ。
再び歌になり、「パパイヤ軍団」。場内に巨大な風船が飛び交う。
「逃げろお嬢さん」のあと、「星から来た二人」。おっと、こんな前半でやるとは思わなかった。
続いて、「UFO」。あっそうか、VOL.2のオープニングの再現なんだな。

「すっごい汗だわ」「長丁場だから念入りにメイクしたっていうのに、すぐに誰だかわかんなくなっちゃうわ」
「念入りがいけないのよあなた、汗で流れたら大変なんだから、薄く薄くよ」とのやり取りの後、
サービス映像を映すカメラマンに、「あんまり苦しそうだったら、引いてくださいね」と注文。
そして、バックバンドとゲストミュージシャンの紹介。
「みなさんはっきり言ってギャラが高いです」「アイエスさん、最後にどっとお金をかけてくれて。
いろいろあったことも水に流しましょう」と、ちょっぴりブラックな発言も飛び出す。
ツアーメンバーに加えて、ギター松原正樹、ドラム村上“ポンタ”秀一、サックス竹野昌邦、キーボード井上鑑、
キンパラ・ストリングスにコラースのネコーズ。しかしまぁすごいメンバーだな。
「たった一日でがっぽり持ってくわけだから、このへんで働いてもらわないと。
それではみなさん、張り切ってまいりましょう!」とのケイちゃんの声とともに、インストのバラードを演奏。

VOL.3での英語曲のメドレー「I Want To Give You My Everything」「Strangers When We Kiss」
「Kiss In The Dark」の後、アメリカでの想い出話に花が咲く。
「凄い方たちと共演できたよね」という話になり、「ボブ・ホープ」と日本語チックに言うケイちゃんに対し、
バリバリの発音で「Bob Hope」と言いなおすミーちゃん。
「なに今の? すんごいヤな感じ。私みんなにわかりやすく言ったのに」と憤慨するケイちゃん。
「はっきり言いますけど、ミーってああいうヤツなんですよ。すごい嫌味なところがあるの」
「必ず言い返すの。横文字になると必ず。それもすんごい巻き舌で。
アメリカ人でもそこまで巻き舌にはしないわよ、みたいな」と、けちょんけちょんに突っ込みを入れる。

話は、今回のツアーの話へ。
「年とっていくにつれてだんだん楽になっていくのかなと思ったのに、それがどんどんキツくなって・・・」という話から、
「(VOL.3スタートの)府中の夜、主人の膝に抱きついて『もうできない、キツ~い』って泣いたのよ」とケイちゃん。
「ケイたん、可哀想だなぁ~」とすかさず突っ込むミーちゃんに、「うるさい」とケイちゃん。
「(励ましてくれる人がいなくて)ミーさんかわいそうね」というケイちゃんに、
「もうみんなの応援の声だけが頼りよ~」と言うミーちゃん。
「あ~ら、そうかしら~。私はいたような気がする」と、意味深な発言のケイちゃん。

「さぁ、いつまでもこんな話しててもなんだから、ピンク・レディーになるか」と言うミーちゃんに対し、
「やんないとあなた大変よ、明日の朝になっちゃうから。今日中に終わんないとね」 と言いながら、
後方よりマイクスタンドを運ぶケイちゃん。
ミーちゃんが「なんでスタンド持ってきたの?」と訊くと、ケイちゃんは「わかんない!」と一言。
ミーちゃんは大爆笑、ケイちゃんは逃げるようにスタンドを元の位置に戻し、笑い崩れる。
VOL.3での進行と間違えたみたい。
「そうだ、間違えた・・・。更年期とボケがやってきたね」と、しみじみ言うケイちゃん。

2005052702「シュワッチ!!」とピンク・レディーに変身し、「ウォンテッド(指名手配)」。
「ウォンテッド!」の声とともに、炎があがる。
続いて、「愛・GIRI GIRI」。現役時代もあんまり唄ったことがないという話から
「なんで唄ってないって思ってんだろう?」という話になり、
「評判良くなかったから」「解散間近だったから」というふたりに「アメリカ行っちゃったから」とお客さんが答える。
思わず「出しっぱなしで行っちゃったんだ・・・」とつぶやくミーちゃん。
VOL.2で唄ってた頃の話になり、「『愛・GIRI GIRI』っていうか、ミーさん『人生・GIRI GIRI』」と言うケイちゃんに、
「実はさ、リハーサルしてるときが一番ヤバかった。修羅場みたいなヤツ」と何故か嬉しそうに言うミーちゃん。
「そんな私のダーティなイメージで、ピンク・レディーを汚しちゃいけない」と言うミーちゃんに、
「こう見えてもけっこう古いのよね、そのへんが。いま離婚なんてダーティじゃないよ、全然」と言うケイちゃん。

風の音のSEが流れ始め、「そんなこともあんなことも、風で吹き飛ばして」とミーちゃんが言い、
「この風は幸せの風なんだから、そろそろ吹いてくるんじゃないの?」とケイちゃんが言い、「カルメン'77」が始まる。
この曲もこれまではワンコーラスかワンハーフだったのに、今日はフルコーラス。
続いて、「透明人間」。ハンドマイクで、ステージ後方のお立ち台にあがっていく二人。
一番を唄い終わるとふたりは突然消えて、かわりにピンクキッズ・ダンサーが踊る。
将来の夢とかの話をしばらく聞いた後、ピンクキッズ・ダンサーは退場。
退場するやいなや、ケイちゃんは子供たちの素顔を暴露。う~ん。
ケイちゃんは「そんでさ、ちょっと違う話していい?」と言い出し、
「今さ、消えてポップダウンしたわけじゃない。そしたらまたここ、ぶつけたの~」とおでこを指差す。
それから、米子でコブを作ったときの話へ。
「もしかしたらさ、こっちばっか血管が出るようになったの、そのせいなんじゃない?」とミーちゃん。
「可愛いから大丈夫」というお客さんの声に、「可愛くても痛いもんは痛いのよ」とケイちゃん。

「(一部を)ゆっくりたっぷりやっちゃったから、そろそろ(休憩)ね。
だけどこの曲を唄ったらあなた、当然のごとく25分間休まなきゃ死んじゃうからね」とケイちゃんが言い、
“自殺行為の曲”ということで「カメレオン・アーミー」。
当然フルコーラスで、エンディングにステージ横から客席へ糸のようなものが噴射される。

2005052703ここで、25分間の休憩。時間は20時5分。
スクリーンにVOL.1~3のダイジェスト映像が映し出され、客席に残ったお客さんはそれにあわせて思わず手振り。
けっきょく休憩は30分で、20時35分、二部のスタート。

幕があがると、椅子に腰掛けたミーちゃんケイちゃん。中央にはギターの平岡雄一郎。
VOL.2でのクッキーコーナーの再現。まずは「ポプラの季節」から。
「もう全員お揃いですか? よろしかったらね、ぼちぼち帰ってきて頂けばいいかなぁと」いうことで、
会場全体ゆったりムード。「このまま行くと明日になっちゃうから、ちゃっちゃと唄ってみますか」とケイちゃん。
「花吹雪」「思い出は涙とともに」を続けて唄った後、クッキー時代の話。
「思い出は涙とともに」はステージで唄ったことはないんだけど好きだったという話から、
ケイちゃんが歌の先生を大好きだった時期があるという話に。。。
失恋してごはんが食べれなくなり、声が出なくなって怒られて泣いて、ミーちゃんにトイレに連れて行かれて
殴られた・・・というのが真相なのだそうだ。
殴られたのは生まれてこのかたミーちゃんだけと、ケイちゃんは力説。

「まだ聴きたい?」とミーちゃんが言うと、場内大きな拍手。
「風の色は何色」と「6月の子守唄」を唄い終わると場内が暗転し、
スクリーンに「スター誕生」のシーンが映し出される。
「もういいもういい・・・思いっきり田舎娘」と照れるミーちゃん。
しばらくは合格した時からデビューまでの話に花が咲く。
「ピンク・レディーには振付はなくてはならないもの」という話になって、
客席にいらした土居 甫先生にスポットがあたる。場内割れんばかりの大拍手。
思わず「T&Cからあのときのお金もらってない」という暴露話も飛び出す。
最後にプロになったきっかけの曲「部屋を出てください」を唄い、クッキーコーナーは終了。

平岡雄一郎が退場し、「メンバーのみなさん、お戻りください」「お仕事ですよ~」と、バックバンドを呼び戻す。
「さっき唄った曲なんだけれども、このゴージャスメンバーで、別アレンジで、そしてまた日本語で」ということで
「うたかた」。ちょっとJAZZYな雰囲気で、いまのピンク・レディーにぴったりハマってた。
「みなさんも大人だし、私たちも大人だし、いずれにしても大人になってくれたわけだから、
なんかちょうどいい雰囲気でしたよね~」とミーちゃんが言うと、「私が一番年上?」と心配するケイちゃん。
「今日はそんなことないわよ、ケイさん。VOL.3のツアーまでは、ケイさん一番上だったけど」とミーちゃん。

「今日はね、もうスペシャルバージョンなので、この二年間を通して唄わなかった曲を」ということで、
「シングルで二曲唄ってないと思いますが・・・そのうちの一曲は抹消しました」と言うと、客席からは「えぇ~」との声。
「えぇ~じゃないの。私たちが決めるの」とケイちゃんがバッサリ。
「その時の自分をそのまま唄ってるようで、なんか切なくなっちゃって。今はもうたのしく唄える」と言いながら、
「リメンバー(フェーム)」。
続いて、「Dancing In The Halls Of Love~Love Countdown~マンデー・モナリザ・クラブ」。
このあたりはVOL.3での流れで、まだ記憶に新しいところ。
でもいつもと違って、「マンモナ」の途中のバンドメンバー紹介はなかった。

バリバリのDISCOノリでみんな盛り上がった後、お客さんいじりのコーナー。
今日はファイナルということで、みんな目一杯気合を入れてコスプレしてる。
「それにしてもあなた、ファイナルだけあって、どっちがステージだかわけわかんない。
一番前にあんな人がいたらさ、ケンカ売ってる気?」というケイちゃん。
いじられるお客さんがステージ横のスクリーンに映し出されて、なかなか楽しめる。
サイコーだったのは、解散コンサートのコスプレをした男性二人と女性二人が交互に映し出されたとき。
なんだかわけのわかんないのと可愛いのと、そのコントラストが笑えた。

「次はみんないっしょにキレるのよ~」というミーちゃんの声に、お客さんは「イェ~!」と応える。
でも、「まだナマぬるいわね。いいよねみなさん、なんか軽~く唄って踊って、幸せそうな顔して。
だ~れひとり苦しそうな顔してないもん。ファイナルだというのに。あたしたちと一緒に苦しまないと。
10000円もすんだからね、このコンサート」とケイちゃんが突っ込む。
「しっかりキレて、苦しんでいきましょう」ということで、「世界英雄史」。
前奏が終わっての再登場シーンでは、ステージ横の花道から登場して客席を煽る。
続く「DO YOUR BEST」では、いつものコール&レスポンス。
「ジパング」は、いつも通り途中から映像に切り替わっての演奏。映像は、確かVOL.2でのもの。

ちょっとハードなインスト曲に続いて、野球のSEから「サウスポー」
エンディングで光るボールのような物体が、客席に向かって放たれる。
思わず「楽しい~っ」とケイちゃん。
「こうやっているうちにお別れの時間が迫ってくるんだね」とミーちゃんが言うと、場内から「えぇ~っ!」の声。
「今日はこの期に及んで、ノリ遅れてる人はいないよねぇ? 今日はもう練習はしない」ということで、
「渚のシンドバッド」、そして「波乗りパイレーツ」。
続いて「ピンク・タイフーン(IN THE NAVY)」のイントロが始まると、ステージ上にはスタッフが勢揃い。
VOL.3では「渚のシンドバッド」で発射されていた銀のテープも、ここで発射!
ここまでくるともう何もかも忘れて、その場にいる全員で踊りまくっていた。
フルコーラスを唄い踊って、みんな大満足。
「みんな素晴らしい~。みんな素敵です~。ホントに素敵なみんなに拍手~」と、ふたりもご満悦。

ステージに勢揃いしたスタッフを、ミーちゃんとケイちゃんが紹介。
「私たちがみなさんと初めて出合った、その時の曲をいきたいと思います」と、「ペッパー警部」。
こちらも、完全フルコーラスバージョン。エンディングでは、破裂音が炸裂。
そしてちょっと唐突な感じで、「OH!」が始まる。
唄い終わって一度ブレイクしたあと、再びエンディングの演奏が始まる。思い切り手を振りながら、
「みんな、本当にどうもありがとう~」「みんな忘れないからね。ありがとう~」
「いつまでもピンク・レディーは、私たちみんなの合言葉だからね~」と叫ぶミーちゃんケイちゃん。
最後は「ありがとう~」「大好きだよ~」「忘れないよ~」と言いながら、降りてくる幕の下にしゃがみこんで、
ぎりぎりまで手を振ってくれた。
暗転した場内、スクリーンにはツアースケジュールやコンサートスタッフのテロップが流れ続ける・・・。
22時30分、こうしてピンク・レディーは、星へ帰っていった。
数々の素晴らしい想い出を残して。。。ありがとう、ピンク・レディー。ありがとう、ミーちゃんケイちゃん。

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2005年5月26日 (木)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」東京国際フォーラム ホールA

20050526今日は、ピンク・レディーメモリアルコンサートのツアーファイナル。
仕事を早々に切り上げ、会場の東京国際フォーラムへと向かう。
会場へは18時過ぎに到着。まだ時間があるので、あたりをブラブラしてから会場内へ。
入場するのにもすごい列で、さすが東京、さすがファイナルってな感じ。
席は、1階28列37番。PA席の後方、ややミーちゃん寄りのド真ん中。
ステージはちょっと遠いけど、まぁ仕方ないか・・・。

19時10分頃、開演。豚さん牛さんのコメントも、開演前の「百発百中」も、今日で最後かと思うとやはり寂しい。
でもステージではいつも通り、ゴキゲンな歌と踊りとおしゃべりとが繰り広げられる。

米国進出の話で、「あの当時、大人が使うような悪い薬がすっごく氾濫してたじゃない」とケイちゃんが言うと、
「なんだか知らないうちにまわってきたりなんかしたもんね」とミーちゃん。
「そんなこと言ったら、誤解をよぶわよ」とケイちゃんがすかさず突っ込むと、
「まわってきただけで、使っちゃいないわよ」とミーちゃんが答える。

「モンスター」の後、「カメレオン・アーミー」を“もう一回”と場内大合唱。ケイちゃんが「うるさい」と一括。
ケイちゃんは「はやかえの○○さん、ストッキング用意しといてくれる? いま伝線しちゃったのよ。
苦しいけど、言うことは言っておかないとさ」とも。
今日はDVDの撮影が入っているので「こんな苦しい顔、アップで撮らないでちょうだいよね」と言うミーちゃんに、
「いいじゃないあんた、記念よもぅ。なんでもいいわよ、なんでも。そんな、こだわってどうすんの。
もうこだわりは捨てようよ。いいじゃない、何が残ったってあなた。みなさんの思い出の中に残れば」とケイちゃん。
う~ん、いいコト言う。場内大喝采!

お客さんいじりのコーナーでは、宇宙服を着たスタッフが場内をカメラで映す。
東京ということもあって気合の入ったお客さんが多くて、被写体には事欠かない様子。
そのせいかいつもよりちょっと長め、お馴染みさんをたくさん紹介しているって感じだった。

最後のMCで、「あの言っときますけど、私たちこのような同じようなコンサートは、二度と出来ません」と
ミーちゃんが宣言すると、お客さんは「えぇ~っ!」と大騒ぎ。
すかさずケイちゃんがとりなしているのが、フクザツな心境を象徴しているように見えた。
こうして21時35分、とうとうツアーが終わりを告げた。
いよいよ残すはあと、明日のスペシャルのみ。楽しみなような寂しいような、フクザツな気持ち。。。

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2005年5月21日 (土)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」大阪厚生年金会館 大ホール

2005052101今日は、ピンク・レディーのコンサートで大阪へ。
ここんとこ週末は連チャンで遠征だったのだが、それも今日でおしまいかと思うとちょっとフクザツな気持ち。
9時33分の新幹線に乗り、12時9分に新大阪に到着。そのまま心斎橋へ。
ひとまず、会場の大阪厚生年金会館に行ってみる。
当日券売り場を覘くと、13時発売とはいうものの、当日券は出るかどうかわからないとのこと。
友人と13時に待ち合わせしていたので、あきらめて待ち合わせの心斎橋へ。

友人とは、久々の再会。とりあえずお昼ご飯ということで、浪花そばを食べながらビールで乾杯。
1時間ほど話し込んで、会場の大阪厚生年金会館へと向かう。
建物はちょっと古い感じの作りだけど、中に入るとなかなかキレイ。
席は、1階T列36番。PA前の一番後だけど、ド真ん中だし、思ったよりもステージが近く感じた。
ステージと1列目との間に一段下がったエリアがあるので、その分遠くなってるんだけどそれを感じさせない。

15時ちょうどに開演。
さすが大阪と言うべきか、最初から最後までものすごい盛り上がり。
地方公演は最後ということもあり、ステージの二人もいつもに増して気合が入っていた。

「モンスター」の後、「もう一回!」というお客さんに「退場! そんなこと言うヤツは退場だぁ」とケイちゃん。
「すごい汗なのよ、ホントに。私の豊かな胸と胸の間、滝のように流れてるから。絶対更年期だわ」と言うケイちゃんに、
「そうね~もう否定はしないわ」とミーちゃんも同調。
この日もカメラを使ったお客さんがいたようで、「子供じゃないんだから。さっき豚さんと牛さんが言ったでしょ。
もう使っちゃ駄目よ。わかった? いい大人なんだから」と諭すケイちゃんもまた素敵。

「ツアーも最後よ、あなた。ここで死んだって、しょうがないっていうか」とケイちゃんが言うと、
「ここで死んじゃったらさ、26・27日がまだあるから」とミーちゃん。
「そういう気持ちでやらないと。大阪のみなさん」と更にケイちゃんが続けると、
「それはそうよ、一本一本どんな思いでやってるか。だからこの二年が、どんなに長く感じたか・・・」とミーちゃん。
「おうちでご主人待ってるんだからあなた、血管の一本が切れたって困るでしょ」とミーちゃんが心配するも、
「そんときはそんときでしょ」と言うケイちゃんに、「介護にまわってもらうか」とブラックな発言のミーちゃん。
そんな感じで始まった「世界英雄史」、ステージ前の一段下がったエリアにケイちゃんが降りてきて
拳を振り上げてお客さんを煽る煽る。お客さんもそれに応えて、大いに盛り上がる。

バラードコーナーの後、ニューヨークの映像が流れる場面では、
スクリーンに映し出される映像が、何故かスペシャルバージョンになっていた。

「渚のシンドバッド」前の振付練習、「クロール、平泳ぎ」と言いながら、
ミーちゃんが思わず「波乗りパイレーツ」の振りをしてしまうハプニング。
すかさずケイちゃんが、「もうボケが入ったんじゃない?」と突っ込む。

そんな感じで、もの凄い盛り上がりの中、17時20分終演。

2005052102夜の部までの間、心斎橋にあるカウンターBARでビールとバーボンを飲む。
そろそろ開演時間なので、友人と別れて再び会場へと向かう。
手持ちのチケットは2階席なので、1階席に交換しようとダフ屋と交渉するが、チケット自体がないようで断念。
会場へ入り、自分の席へ。2階P列21番、2階席の一番後。
やはりちょっとステージが遠く感じられたけど、まぁ仕方ないか。

19時5分頃、開演。
夜の部も昼と同様、熱すぎるお客さんに熱すぎるステージ。もうサイコーの雰囲気。
「熱すぎて怖いわ~乗せられそうで。大阪っていうともうホントに・・・」とケイちゃんが思わずボヤく。
ミーちゃんの髪飾りも、いつもよりド派手な感じで気合が入っているように見えた。

「モンスター」の後、「頑張れ~」というお客さんの声に、
「頑張れ頑張れって、あんた運動会じゃないんだから! 頑張ってるから大変なの。
ホントにありがと! 嬉しいけど、ニッコリできないのよ。ちょっと事情があってさ」とケイちゃんがキレる。
ケイちゃんの血管を気にするミーちゃんに、「大丈夫、大丈夫。そんな血管くらいじゃ。
あなた、むかし私、お腹かっさばいたままステージやったんだから」と言うケイちゃん。

「渚のシンドバッド」前の練習コーナーでは、ミーちゃんが客席に「スター誕生」の中村泰士先生が居るのを発見。
「サイアク。このあと緊張しちゃうじゃない。ミーさんわかっても言わないで欲しかった」とケイちゃん。
「先生見てると、面白いことも言えなくなっちゃった私」と、本当に緊張しているようだった。

エンディング、星へ帰る映像の音が出ないというハプニング。
しばらくお客さんのアンコールの声をバックに映像が流れ、その後あらためて音入りで上映される。
映像が終わった後も、名残を惜しむようにアンコールが続く。
そんな中、場内アナウンスが流れる。よく聞くと、ミーちゃんケイちゃんの声。
感極まったようなケイちゃんの「みんなありがとう!」の声には心を打たれた。
これでとうとう、残すところフォーラム二日間のみとなってしまった。
なんとも言いようがない、とってもフクザツな心境・・・。

時計を見ると、既に21時30分
とりあえず、今夜の宿の「ル・ボテジュール・ナンバ」へとチェックイン。
しばらく休んだ後、23時頃ふたたび出かける。
道頓堀に向かって歩き、「たよし」という居酒屋に入る。
串カツやほたるいか、ふぐの唐揚、どて焼きを食べまくって大満足。
既に1時近かったが、旅の疲れを癒そうと「癒し」というタイ式マッサージへ。
30分のコースを選び、肩を中心にマッサージしてもらう。
マッサージをしてくれたお姉さんに、「肩がめっちゃこってますね~」と言われてしまった。
身体もちょっぴり楽になったところで、ホテルに戻って就寝。

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2005年5月14日 (土)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」仙台サンプラザホール

20050514今日は、ピンク・レディーのコンサートで仙台へ。
10時56分の新幹線に乗り込むと、12時37分には仙台に到着。
昼も夜も立見席しか持ってなかったのでなんとかしたいなぁと、ひとまず会場の仙台サンプラザへと向かう。
駅から7分ほどの距離。
当日券の有無を訊いてみると、昼は3階席、夜は1階席があるとの事。迷わず夜の部のチケットをゲットする。
それから再び駅方面に戻り、駅前の「きすけ」で牛たんを食べる。

開場の14時半頃、再び会場へ。
ダフ屋に訊いてみると、手持ちがないので開演ギリギリにまた来てくれとの事。
立見席の入場が14時50分だったのでその時間に行くと、1階席をゲットすることが出来た。
早速、会場内へ。すり鉢状の作りになっていて、3階席まで一体になった感じがなかなかいい。
私の席は、1階LゾーンJ列19番。ステージ向かって左のブロック、ちょっと後だけどステージはけっこう近い。

15時ちょっと過ぎ、開演。
今日もまたおなじみの歌と踊りと、そして爆裂したMCが繰り広げられる。
米国進出の話のとき、客席から「Pink Lady & Jeff」のビデオが差し出され、
「アメリカから輸入して買うんだよね」とミーちゃんが言うと、
「けっこう高いんでしょ。安い? 高いって言っておきなさいよ!」とケイちゃん。
ミーちゃんが「ケイ、忙しそうだったもんねぇ。毎日毎日電話してアメリカから」と皮肉を言うと、
「何を言い出すの? 私がしてたんじゃないの。かかってきたりしてたのよ。それもコレクトコールで」とケイちゃん。
「その時点でさぁ~、そいつはおかしいって思わなきゃ」とすかさずミーちゃんが突っ込むと、
「ちょっと待ってよ、ミー・・・ 私、このあと頑張れない。骨が砕けたわ」と膝まづくケイちゃん。

怪物シリーズを唄い終わった後、場内割れんばかりの拍手と手拍子。
いつものように「やっぱり更年期だわ」とケイちゃんが言うと、
「そうかもしれない。もう否定しないわ、私も」と珍しくミーちゃんも賛同。
「モンスター」の衣装を見て、「ミーさん派手なの似合うわね~。派手なの着せたら、日本イチよ。
美川健一さんも負けって感じね」とケイちゃんに突っ込まれるミーちゃん。

「OH!」の後、ささいな事で感動するという話で、
ミーちゃんは「初めてのおつかい」、ケイちゃんは「金スマの波乱万丈」を例に挙げ、
「みんなよくわかんないんだけど、すごーい頑張って生きてるんだなって。
それぞれの人生、すごく重たいなんかすごーい葛藤があるんだなぁ~って思うよね」とミーちゃん。

お客さんいじりのコーナーでは、子供に向かって
「いつも聴いてくれてる? 観るの初めてだから、恐いでしょう」と言うミーちゃんに、
「夢に見ないでね」とたたみかけるケイちゃんには笑えた。

そんな感じで、17時20分終演。
夜の部までの間、近くにあるフルキャストスタジアム宮城や駅前の「ヨドバシカメラ」を覘いて過ごす。
開演時間も近づいてきたので、再び会場へ戻る。
今度の席は、1階CゾーンN列29番。PA横、やや左寄りの最後列。
ステージはちょっと遠かったけど、後を気にせずのんびり観れたのは良かった。

17時過ぎ、開演。今回も、会場全体が一体となって盛り上がる。
今日は仙台のお祭りで「いかなくて良かったんですか」という話になり、現役ピンク・レディーのとき
「お客さんもう前のほうに2列くらいしかいなくてさ、今日はどうしちゃったの(と訊いたら)、
お祭りでみんな行っちゃったらしい。そんな中で来てくれた人達ありがとう、
今日はその2列のみなさんのために頑張るからね、なんて言ってやってたじゃない」というエピソードを披露。

「カメレオン・アーミー」を残りの会場ではワンコーラスにするかという話になり、
「次に初めて観る人もいるんだからさ、その人達ばっかり損しちゃうのも可哀想でしょ」とミーちゃんが言うと、
「黙ってればわかんないじゃない」とケイちゃん。
「あなた、インターネットの世の中よ。黙ってりゃわかんないってもんじゃないわよ」とミーちゃんが突っ込む。
「どうでもいいけど、この滝のような汗。大きな胸の谷間に・・・うるさい!」とケイちゃんがひとりごちると、
お客さんから「もう一回」コールが鳴り響く。思わずケイちゃんが「うるさい!」と一喝。
「怒るよ、おばさんは。おばさんは怒ると怖いんだからね。
この世の中、怖いもの何もないんだから。失うもの何もないんだから、ミーさんの場合は特に」
とたたみかけるケイちゃん。
「でもさ、失うものなくしたときにさぁ、帰るウチがあっていいじゃない。守ってくれる人が居て」とミーちゃんが言うと、
「だからね、私はいいけど・・・っていう意味」とケイちゃん。
思わず、「誰か助けてぇ~」と叫ぶミーちゃん。

「ケイさん・・・こっから見てもさ、血管すごいの見える」とミーちゃんが言うと、
「血管見えたら骨も見えるもんね」とケイちゃんが屁理屈で返す。
「あと三秒でくも膜下」と言うケイちゃんに、「このへんで“おいたま”しよう」と言うミーちゃん。
「おいたま?」とケイちゃんがすかさず突っ込む。
「いいのよ、“おいたま”させて・・・」と完全に思い込んでるミーちゃんに
「ミーさん多いよ、そういう言葉間違えて47年間生きてきたのって」とケイちゃんは更に突っ込む。
このへんのマシンガンのようなやり取りは、おかしくってしょうがなかった。

お客さんの着ているコスプレを見て、「私たちがダダダ、ダダダダダって・・・いうときなんだっけ?」と言うミーちゃん。
何のことかと思いきや、「ジパング」のことを言いたかった模様。
すかさず「ジパング」だと気づくケイちゃんもさすが。

こうして夜の部は、21時20分過ぎに終演。
ひとまず、今夜泊まる「東京第一ホテル仙台」へチェックイン。
しばらくくつろいだ後、ご飯を食べに外へ。まずは駅に向かって歩いてみるが、いい店が見つからず国分町へ。
週末ということもあり、人がたくさん。なんとか居酒屋を見つけて、そこへ入ってみる。
仙台とは関係なく北海居酒屋だったけど、刺身とかがかなり美味かった。
3時になろうかという頃、ホテルに戻る。

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2005年5月 9日 (月)

仲井戸麗市「THE Duet」ティアラこうとう 小ホール

Chaboticket20050509今夜はティアラこうとうで、CHABOのライブ。
ティアラこうとうは、都営新宿線の住吉駅から徒歩5分。
大ホールへは前にも来たことあるけど、今日は小ホール。
開演の19時ちょっと前に会場内へ入る。
こじんまりとした会場。100人ちょっとって感じかな? クラシックなコンサートでもやりそうな雰囲気。
ステージ上もいたってシンプルで、ちょっと違った緊張感が漂う。
私の席は、E列12番。ステージ真正面で、なかなかゴキゲンな席。

19時を7-8分ほど過ぎた頃、開演。
SEの音が小さくなり、ちょっとした静寂の中、CHABOが登場。
まずは、「庭」。何故かもの凄く張り詰めた緊張感に、曲が終わるや「緊張してる~」とCHABOが一言。
「お前らも最初、かまえて聴くなよ~」との言葉に、お客さんも爆笑。
続けてCHABOが「Sweet Home TIARA KOTO」のブルージーなフレーズを弾き出すと、
手拍子が沸き起こり、ようやくいつもの雰囲気に。
今日のライブは、[THE Duet]というタイトル。ここでチェロの翠川敬基を呼び込む。
翠川さんは想像していたのとはちょっと違った感じで、ワインを片手に登場。
さっそくギターとチェロとで、「夏の色調」をデュエット。
「BLUE MOON」のあと、チェロにまつわる話をしばらくしてから「You are the sunshine(of my life)」。
「今日はまぁ一応、明日の公開リハーサルっていうことで、そういうつもりで聴いてくれ~」と言いながら、
古井戸の「びしょぬれワルツ」「セントルイス・ブルース」。
「カビ」を演奏しながら、ワインがどんどん進む翠川さんに
「さっきビブラートすごかったんだけど、それ震えてるんじゃないよね?」と突っ込むCHABO。
梅津さんとのライブで演奏した「ポイ・ポイ」に続いて、「遥かな手紙(ニジェールから)」。

ここで、チェロをバックにポエトリー・リーディングのコーナー。
「だんだんわかった」「本棚の唄」に続いて、
歌詞シリーズ「荒野で」「アイ・アイ・アイ」「カルピス~自由の風~HORIZON」、そして「DREAMS TO REMEMBER」。
ポエトリー・リーディングの最後は、「サンタドレスのテラス」。
「今まで生きてきたいろんなことが、今から生きていくいろいろなことに、きっと何か意味を持つことが出来る」
亡くなってしまった誰かに、切々と語りかけるCHABOは、鬼気迫るものがあった。感動して思わず涙が出た・・・。

再び演奏となり、「LULLABY」「真夜中を突っ走れ」「打破」。
真っ赤なライトに照らされる二人のシルエットが、すごくカッコ良かった。
昔話をちょっとしてから、「ガルシアの風」で終了。

アンコールは、インスト「“ロックギタリストが初めてチェロの人と合奏するときのための練習曲”エチュード」から。
「ギブソン」で盛り上がった後、今年初めて書いたという「久遠」。
「Song for you」に続いて、おまけということで「プレゼント」。
いつもとちょっと違った選曲だったけど、なかなか良かったな。
最後は「What a wonderful world」が流れ、カーテンコール。
そして真っ暗になった会場に、「Amazing Grace」が流れる。
なんだか心が洗われるようなエンディング・・・。
時計を見ると、既に22時過ぎ。約3時間のライブ。
ちょっと変わった雰囲気で、どうなることかと思ったけど、やっぱり良かった。

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2005年5月 7日 (土)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」新潟県民会館

20050507今日は、ピンク・レディーのコンサートで新潟へ。
ゴールデンウィーク四連戦の最終日ということで、期待は高まる。
10時48分の新幹線に乗り、窓越に残雪を見ながら、新潟へ着いたのは13時前。
新潟といえば新鮮な魚介類ということで、まずは駅ビルにある回転寿司「海鮮屋」へ。
ここは前にも来たことがあるんだけど、安くて旨くてサイコー!
たらふく食べた後、歩いて会場の新潟県民会館を目指す。
けっこう距離があるのかな?と思っていたんだけど、寄り道しながらでも余裕で行くことが出来た。
白山公園の中にあり、なかなかいいシチュエーションの会場。
既に開場していたので、会場内へ入る。席は、1階5列12番。ミーちゃん側のやや左寄り。
実質は8列目になるんだけど、ステージが近くてなかなかいい席だった。
何故か左横3席が空席で、まわりを気にせず踊ることが出来てよかった。

15時5分過ぎ、開演。ベルが鳴らずにいきなり映像が流れ出し、ちょっとびっくり。
いつもより常連さんが少なく、踊っている人は少なめだったけど、お客さんは総立ちでなかなかの盛り上がり。
ケイちゃんが「東京から新潟に来る途中、雪積もってたの知ってた?
田んぼに雪が降った跡があって、わぁ~寒いんだと思ってきたのに」と言い、
「だけどなに?このステージの上は。熱いわね~」とふたりでうなづき合う。

開演してすぐのMCで、ケイちゃんと目があう。
すると、た、確かにケイちゃんが、俺に向かって手を振ってくれた。たまらなく嬉しかった・・・。
それに「世界英雄史」や「DO YOUR BEST」のとき、ステージ前方でミーちゃんケイちゃんが踊ると、
ちょうど正面で向かい合っているような感じになって、まるで二人で踊っているような気分だった。
まわりに踊っている人が少なかったので、ミーちゃんともケイちゃんともしっかりとコンタクト出来たと思う。

怪物シリーズの後、「身体大事にして、このへんで終わりにしとく?」とミーちゃんが言うと、
「なんで九十何箇所やってここでやめなきゃいけないの?
だったらもっと二十箇所くらいでやめといたほうがよかったじゃない。ここまできたら百箇所やらなきゃ」とケイちゃん。
「そうだけどさー、もうたまりにたまっちゃってさ、疲れも何もヤバイね」
「駅帰る私たちの後姿、私たちじゃないよ。60歳くらいのおばあさんだからね」
「老婆ふたり・・・おばさんじゃなくて老婆になっちゃった」と、ふたりで爆笑。

「Show Me The Way To Love」の時にちらほら手拍子が起こり、
その後のMCで「ちらほらいましたね。懐かしーい感じのノリの」とミーちゃんが触れていた。
確かに今回は全体的にちょっと独特のノリがあって、ケイちゃんも
「新潟はそれぞれ勝手にしゃべる人が多いですね。聞いちゃうの、ついつい。何言ってかな~なんて」と一言。

そんな感じで、昼の部は17時20分過ぎに終了。
夜の部までの間、古町通りをブラブラ。
ちょっと寂れた感じがしたけど、点々とブティックや小物店があって、なんとも不思議な感じ。
のんびりと歩いていたら、既に開場時間になっていたので、急いで会場へ戻る。
今度の席は、1階5列36番。昼の部とちょうど反対側って感じで、ケイちゃん側の右寄り。

予定よりちょっと遅れて、19時5分開演。今回も、歌と踊りと楽しいおしゃべりが繰り広げられる。

米国進出の話のとき、「三ヶ月間ね、びっちりその番組のために行ってたんですけど、
毎晩毎晩何時間も国際電話して、事務所がね大変だ大変だって、私に愚痴こぼされてもなぁ~って」と
ミーちゃんがポツリ。「ミーなにもさ、ここでそんなこと言うことないじゃない」とケイちゃん。
いつものように「あのまま(アメリカに)いたら、ドーナツ食べ過ぎてこんなブクッブクに太っちゃってさ」と
ケイちゃんがふると、「天○真○さんのように・・・」とミーちゃんが一言。会場内、大きなどよめき・・・。

怪物シリーズの後、思わず客席から「無理しないで~」の声が飛ぶが、
「なにをとぼけたこと言ってるの。こんなもん二年前から無理しっぱなしだよ」とケイちゃん。
更年期の話になり、「あら新婚さんなのに可哀想ね~もう更年期?」とミーちゃんが言うと、
「そうきたか。いいもん、誰よりも幸せだから。更年期も愛の力で直してみせる」とケイちゃん。
更に「幸せしてるとねでも、更年期、なかったり遅れたりするらしいよ。旅でさー、寂しくなってるんじゃないの?」と
ミーちゃんが言うと、「そうきたか。いいえ、心は満たされてるから」とケイちゃん。
するとミーちゃん、ケイちゃんがだんなさんに電話をかけるフリ。
「信じらんない。いくら羨ましいからって」とケイちゃん。

「OH!」の後、ちょっとしたハプニングが発生。
お客さんから「ピンク・レディーは芸術だ!」との声がかかり、
「そんなこと言われたら泣いちゃう・・・」とケイちゃんは後向いてしばらく涙を拭ってた。
MCで言う「ちょっとしたやさしい言葉に涙してしまう」を、地で行くような出来事でほのぼのしちゃったな。

DISCO風メドレーの後、「いいねぇ~古臭くて」と、何故かモンキーダンスを踊り出す二人。
それから、高校生のときDISCOでアルバイトをしたという話まで披露。
花粉症のお客さんに、「バタバタするから埃になるでしょう。ごめんなさいね」と言うのも笑った。

ラストの曲紹介の前、「この後どこ行くんだっけな? 岩手、仙台、神戸、琵琶湖、大阪・・・あと五箇所よ」とケイちゃん。
ミーちゃんも「身体は確かに嬉しい。でもね、心はやっぱ寂しい。
もうこのみんなとも、会えなくなっちゃうのかしら・・・」とポツリ。
「5月27日で、このピンク・レディーの二年間限定のツアーは終わりますけど、
私たちそれぞれにまた活動がんばって行きますので、
どうぞよろしかったらそれぞれに応援してくだされば嬉しいと思います」との挨拶には、ちょっと複雑な気持ちだった。

ラスト、「ペッパー警部」。
途中でミーちゃんが振りをちょっと間違えるも、すかさず軌道修正したのはさすが。
そんな感じで、21時25分終演。

とりあえず今晩泊まるホテル「ディアモント新潟」へチェックイン。
5000円という値段なのに、自動照明だわ液晶テレビはあるわで、なかなか得した感じ。
ちょっと休んでから、お腹もすいたので古町へと繰り出す。
以前行ったことのある「大天狗」という寿司屋へ。
あいかわらず美味しい刺身と寿司をつまみながら、これまた美味しい日本酒を飲む。
板前さんとの話もはずみ、1時頃まで居座ってしまった。
その後、更に飲み直し、締めにきつねうどんを食べて3時半頃ホテルに戻る。

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2005年5月 5日 (木)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」宇都宮市文化会館

20050505今日は、ピンク・レディーのコンサートで宇都宮へ。
新宿から大宮へ出て、11時42分の新幹線で宇都宮に着いたのは12時過ぎ。
宇都宮といえば、餃子・・・。
連休真っ只中の昼飯どき、どこの店も満員なのでは?と心配していたが、
新幹線のホームから見えた「宇都宮餃子館」がたまたま空いていたので、直行することにした。
こじんまりとした店、餃子三種盛りとビールを注文する。
う~ん、やっぱり美味しい・・・でも18個はけっこうなボリュームで、途中からちょっとしんどかった。

お腹もいっぱいになったので、ブラブラ歩いて会場の宇都宮市文化会館を目指す。
東武宇都宮駅を経由して行ったのだが、かなりの距離。けっきょく1時間弱かかった。
それでも開場時間には余裕で間に合ったものの、14時開場の予定がかなり遅れて、けっきょく20分ごろ開場。
開演時間も遅れるだろうと思ってロビーでくつろいでいたら、14時40分にベルが鳴り始め、あわてて席に着く。
席は、1階18列23番。ミーちゃん側正面の通路側。ステージまでは、ほどほどの距離。

今日もまた、最初からものすごい盛り上がり。
ステージのふたりも、それに応えるように熱いパフォーマンスを繰り広げる。
「Kiss In The Dark」の途中、ミーちゃんが前に出てきて膝をつきセクシーな踊りをするのだが、
今回はそこで右方向に倒れ、そのまま後ろでんぐり返しのように両足をそろえて立ち上がるパフォーマンス。
いつもと違う特別バージョンが観れて大満足。

「今日はこどもの日、なんと大きな子供がいっぱい!」
「大の大人が、ちっちゃい子のように目輝かしてるのを見てるとね、嬉しくてね~」
「私たちのコンサートくらいしかないんじゃないの? みんなが子供に戻れるなんて」と、二人ともご満悦の様子。

お客さんも、いつもに増してキラキラしている人が多い。お客さんいじりのコーナーでは、
ミニスカートの下にパンツを穿いている人が多いので、「下は何?ミニスカート?」とケイちゃんが聞いたところ、
「ガードル」という答えが返ってきて場内大爆笑。
「そんなこと聞いてないわよ。下ってそうじゃなくて」とミーちゃんも苦笑。

ラストの曲紹介の前、「二年間やってきたツアーが、カウントダウンになってきちゃったね」とミーちゃん。
「寂しい?」とケイちゃんが聞くと、会場全体から「寂し~い!」の声。
「みんなに聞いてないの。ミーに聞いたの」と、すかさずケイちゃんが突っ込む。
ミーちゃんが「なんだかちょっと胸がつまる思いがしてくる。
それでも身体が最後までもってくれるかどうかが心配なんだけど」と続けると、
「身体は拒否してる。心はもう少しやりたい・・・なんて」とケイちゃん。
ふたりの複雑な心境が、伝わってくるような気がした。

そんな感じで終始盛り上がったまま、昼の部は16時50分に終了。
夜の部までの間、会場周辺をブラブラ。東武宇都宮線の南宇都宮駅に行ってみたけど、見事に何も無し。
そんな事をしているうちにあっという間に開演時間が近づき、再度会場内へ。
今度の席は、1階14列23番。昼の部よりちょうど4列前になるのだが、それだけでもかなり観やすく感じる。

夜の部は予定通り、18時半ちょうどに開演。今回もものすごい熱気で、大盛り上がり大会。
全米進出の話では、何故かミーちゃんがノリノリで、
坂本 九の話のときには「上を向いて歩こう」を口ずさみ、トム・ジョーンズの話のときには腰をカクカク。
「壊れてますね、あなた。大丈夫? 体力温存したほうがいいんじゃないの?」
「余計に腰の動きはしないほうがいいと思う」とケイちゃんが突っ込むと、
「何本か切れちゃってるみたいで、ごめんなさい」とミーちゃん。

ケイちゃんもいつも通り絶好調で、
「5月5日、子供の日よ。今日は、大きな大人の集まりみたいな感じで・・・大きな子供だ」とボケかましたり、
「涙が目に入って・・・」と言ったり。
「違う違う、汗が目に入ったんでしょ。ケイ、脳が酸欠」とミーちゃんに突っ込まれると、
「涙が目に入ったっていったの? 覚えてないわ。ボケだわこれじゃ。
この汗は更年期だけど、痴呆がきたわ・・・ついに」とケイちゃん。

「OH!」の後、「私なんかこないだ、40年ぶりにチューリップ植えたのよ。主人といっしょに植えました。
主人は白、私はピンク」とケイちゃんが言うと、お客さんからの冷やかしの声。
「うるさい!」と言いつつも「うるさいだなんて、ごめんね」とフォローするが、
更なる冷やかしに「ケイたんって・・・うるさいな」とつぶやく。

「この会場、すごい入るよね~」とケイちゃんが言うと、
「むかしさ、常磐ハワイアンセンターに行ったとき、天井にさ人がへばりついてるみたいに見えなかった?」と
ミーちゃん。しまいには「今、常磐ハワイアンセンターって言わないのよ」「古いのがバレバレでしょ」と苦笑。

会場内総立ちの中、最前列で座っている人に対して、
「いいんですよ。別に無理にね立たなくっても。だけどよ~く座ってられるなと思うのよ」と
ケイちゃんが二回繰り返して言ったのには笑えた。

そんな感じであっという間に終演。時間は、20時50分。
外へ出ると臨時バスが止まっていたので、すかさずそれに乗り込む。
21時過ぎに出発し、21時15分には駅に到着。
21時35分の新幹線に乗れそうだったのだが一本やり過ごすことにして、せっかくなので餃子を食べることにした。
またもや「宇都宮餃子館」なんだけど、昼は西口1号店で今度は西口2号店。
今度はさっきより広い感じの作りで、のんびりと食べることが出来た。

18個の餃子をたいらげて、21時59分の新幹線に乗り込む。
自由席なんか連休のUターンラッシュで座れないかと思っていたら、意外とガラガラで余裕で座ることが出来た。
そのため大宮乗り換えはやめて、東京まで行くことに・・・。
23時8分に東京駅に到着し、それから電車の遅れに憤慨しつつも0時過ぎに帰宅。

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2005年5月 3日 (火)

ピンク・レディー「Unforgettable Final Ovation」町田市民ホール

20050503今日からまた三連休!
ゴールデンウィークならぬピンクウィークということで、今日は町田へ。
京王線と横浜線を乗り継いで、町田へ到着したのは14時前。
駅からちょっと歩いたところに、町田市民ホールはあった。
おしゃれな感じの外観。中に入るとワンフロアのわりと小さめのホール。
こりゃあチケットとるのも大変なわけだ・・・と納得。
私の席はせ列18番。前後でいっても左右でいっても、ちょうどド真ん中という位置。

予定よりちょっと遅れて14時半過ぎ開演。
最初からものすごい熱気で、ふたりも「今日はこじんまりと、熱い感じがもぅストレートにドンと・・・いいんじゃない。
そのぶん私たちのエネルギーも、隅っこまで届きますよね~」と挨拶。

「モンスター」のラスト、いつもなら火柱があがるのだが、ステージが狭いためか今日はなし。
「どうでもいいけど、なんでこんなに着るの? 良かったねぇ~夏までやってなくて。夏これだったら大変よ」と
ケイちゃんが言うと、「夏までやるんだったら、Vol.4があるって・・・」とミーちゃん。
おぉ~っひょっとしてツアー延長か?と場内大歓声。
「そんな火をつけるようなこと、口が裂けても言っちゃいかん。禁物、禁物」とすかさずケイちゃんが取り消す。
再度「秋までやって・・・なんて冗談じゃない」とケイちゃんが言うと、
「47(歳)だって言ってるじゃない。秋までやってたらあなた、48(歳)になっちゃうのよ、ケイさん」とミーちゃんが一言。

お客さんいじりのとき、コスプレの人が駅のトイレで着替えて「うわっぱり」を着て歩いてきたという話に
ケイちゃん大うけ。「うわっぱりだって。うわっぱりわかる自分も悲しいけど」と完全にハマっていた。
キラキラしてる人が多いためか、お客さんいじりの時間がいつもよりかなり長かった。
そのためなのか、終演したのは16時50分。

夜の部までの間、町田の街をブラブラ。町田は昔よく来てたけど、ホントに久しぶりって感じ。
「ドンキホーテ」や「TOKYU HANDS」「ダイソー」なんかをのぞいているうちに、そろそろ時間。
会場へ引き返して、友人と落ち合う。席が別々になってしまったので、しばらく話をしてから自分の席へ。
今度の席は、え列31番。前から4列目の右端。
前のほうはフロアがフラットだったのでちょっと観ずらかったけど、ステージがかなり近くてゴキゲン。

今回も予定よりちょっと遅れて、18時半過ぎ開演。
夜の部も、最初からもの凄い盛り上がり。
「なんか悪いものでも食べましたか?みなさん。すごいノってます。町田はちょっと変わってますから」と
言いつつも、嬉しそうなケイちゃん。

全米進出の話のとき、「新聞にはあの当時、お金をかけて全米進出したみたいな感じで書かれたけど」
「お金積んでもとれるもんじゃないんですよ」「お金はどっかいっちゃったのよね」という話になり、
「その当時のスタッフの話によると、2年ぐらい先までピンク・レディーのスケジュールがびっしり埋まっているところを
キャンセルして、そのキャンセル料が莫大だったっていう話は聞いたことあるわよ」とミーちゃんが言うと、
「えぇ~何百億も~? そうかしら~? ミーさんうまいこと騙されたわね。私はそんなことないだろうなと思う」と
ケイちゃん全否定。

モンスターシリーズの後、お客さんから「もっとやって~」「もう一回!」と声がかかると、
「町田の人は勝手によくしゃべるね~。私たちのおしゃべり楽しいんだから聞いてなさい」と
ケイちゃんが厳しい突っ込み。確かにおしゃべりも絶好調で、「モンスター」の衣装を
「47にもなってさ、この格好普段してたら、頭おかしくなったと思われるわよ」
「これね、ひとりじゃ出きん。ミーといっしょだからできるわ」
「こんな格好でテレビ局歩いててごらんなさい。守衛さんに見つかって、つかまっちゃうよね、本当に」
とのやりとりの後、「二人だから、大手をはって着れるのよ。こんなもの」とケイちゃん。
すかさず「ケイ、それ今の混ざってたよ。『胸を張って』と『大手を振って』と混ざってなかった?今」と
ミーちゃんが突っ込む。「もう何言い出すかわかんないんだからこの口」とケイちゃん。
お客さんがステージを観ずに踊りまくってるので、「踊るか観るかどっちかにしなさいよ。
カラオケと間違ってるんじゃないのかしら? これ終わってからにしなさい。カラオケ行くのは」とも。

「OH!」の後のMCで、またもや「こんなに豊かな胸」と言い間違えたケイちゃん。
すかさず「どこ?」とミーちゃんから突っ込みを受け、しばらく笑いが止まらなくなっていた。
お客さんいじりのコーナーでは、お客さんのアクセサリーを見て「何それ?ダイソー?」とミーちゃん。
その後も「ダイソー」連発で、ここんところちょっとしたブームみたい。
「後のほうにもなんか光ってる人がいるよ~ ・・・(ヘンな間)・・・ あれは~何だ?」とケイちゃん。
「また違うもん見つけたんじゃないの? あれは機械のボックスじゃないかしら?ケイさん。衣装じゃないのよ」と
ミーちゃんにたしなめられる。

そんな感じでいつもに増して熱いコンサートは、20時55分に終了。
その後、駅前の「えん」という飲み屋で乾杯。今日のコンサートの感想を肴に、美味しいお酒を飲む。
終電の時間もあるので、23時前にはおひらき。
横浜線と京王線を乗り継いで調布へ戻り、「そらまめ」でラーメンを食べる。
その後、「LEON」にも寄ってみたけど満席というので、そのまま1時前に帰宅。

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