仲井戸麗市「Lightning Blues Guitar 05」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野音で、「Lightning Blues Guitar 05」なるイベントがあった。
「Lightning Blues Guitar」といえば、前回は1996年に行われ、つい先日CDとDVDが再発になったばかりだ。
今回もゴキゲンなBlues Guitaristがたくさん登場し、夏の野音を盛り上げてくれるだろう。。。
てな期待を抱きつつ、会場の日比谷野外大音楽堂へ到着したのは、開演30分前の15時半。
さっそく会場入り。私の席は、B-5列16番。ステージ向かってやや左寄りだけど、ステージはかなり近い。
太陽はまだまだ上にあり、じっとりとした暑さが身にしみる。
予定よりちょっと早めの15時57分頃、山岸潤史率いるPAPA GROWS FUNKの演奏が始まる。
のっけからゴキゲンなFunkナンバーに、思わずぶっ飛ぶ。Groove感というか何というか、とにかくスゴイ!
いきなり山岸のギターアンプが燃えて、しばし中断。
CREAMの「Strange Brew」を演奏した後、「一番最初のギタリスト、紹介します」と登場したのはichiro。
正直、ichiroってこのイベントでしか聴いたことないんだけど、はっきり言ってスゴイ。
ニューオリンズ風のナンバーに始まり、STEVIE RAY VAUGHANの曲をバリバリと弾きまくる姿は感動的。
ここに住友俊洋という白髪ロン毛のギタリストが加わる。レスポールでスライドギターをかまし、シブいシブい。
次に、西 慎嗣が登場。個人的にはいつまでたっても「スペクトラム」って印象があるんだけど、意外とシブいんですね。
ミドルテンポのナンバーで、グッとシブめのギターと唄声を聴かしてくれました。
「5番、JIMI HENDRIXです」と言いながら、登場したのは中野重夫。
右利きなのにサウスポー用の白いストラトを弾く姿は、まんまジミヘンって感じで、かなりのこだわりが見えました。
続いて、石田長生の紹介で鮎川 誠が登場。
シールドをブチブチっとギターに突っ込み、ゴキゲンなROCKを訊かせる。
更にCHARが加わって「Virus Capsule」が始まると、ガラッと雰囲気が変わり場内総立ち。
続く「Satisfastion」では、土屋公平とSHEENAも加わり、大セッション大会となる。
「年齢の関係上、休憩致します」というCHARの一言を合図に、17時40分からしばし休憩。
18時、再びPAPA GROWS FUNKのメンバーが、Funkyなリズムを刻み始める。
土屋公平が登場し、とっても蘭丸らしい感じで、野音をダンスの渦に巻き込む。
山岸潤史から「そのむかし今から27年ほど前、大阪でSOOO BAAD REVUEというバンドをいっしょにやってました。
いまはCHARの相方ですけどね。もうあげましたけど。わたしはいりません」と紹介されて、石田長生が登場。
そして、SOOO BAAD REVUEのデビュー曲「最後の本音」を演奏。この選曲、個人的にはかなり嬉しかった。
再びCHARが登場して、石田長生といっしょに「Knocking On The Heaven's Door」。
この曲は、今はもういない大村憲司へのレクイエム・・・。
「え~ほんじゃここで、またもうひとりギタリストが出てきます。東洋が誇るSoulBluesMan、
アジアいちの拍手で迎えてやっておくれ」というCHARの紹介で、いよいよCHABOが登場。
すかさず、「今夜R&Bを・・・」のイントロが始まる。石田長生といっしょに、いつものように熱いBlues・・・。
「このツアー、すごいコト途中で発覚したんだ。マコちゃんお休みんとき、なんとこの総勢何人かの出演者の中で俺、
イチバン年上だったんだ」などと言いつつ、「ギターがあれば年の差なんて」と土屋公平を呼び込む。
「今晩は麗蘭です」と自己紹介して、「あこがれの Southern Man」。
「いつでも俺は家に帰りたいんだ。マコちゃん卑怯だな、SHEENA出してよぉ。いいな、奥さんといっしょなんてよぉ。
俺も呼びゃぁよかったぜ。俺の奥さんカメラマンだからしょーがないか・・・」と言い、
「日本のRockの宝だ」とCHARを紹介して「Feel Like Going Home」。
CHARのギターソロがねっとりと絡みつき、いつも以上に素晴らしい演奏だった。
「とっぷりと暗くなったぜ。じゃぁ、そろそろ行きますか」との一言から、
土屋公平・西 慎嗣といっしょにCHARのステージが始まる。
「いろんな人に呼ばれてなんか出てくる、中年のホステスみたいな感じです今日は。
こっからしつこいよ。おっさんしつこいよ~」と言いつつ、山岸も加わって「Come Together」。
トリッキーな振りも交えて唄うCHARは、サイコーにカッコよかった。
アンコールに突入し、全員がステージに登場して「The Weight」「Hallelujah I Love Her So」。
個性的なギタリストがここまで揃うと、かなり圧巻。それぞれの持ち味が良く出てて、たまらなくいい感じ。
そして最後は、「Going Down」。ほとんど収拾がつかないほど、みんなギンギンにギターを弾きまくる。
「4年ぐらいギターの音、もう聴きたくないと思うけども。ひとつこれに懲りて。。。
また10年後ぐらいにこんなイベントやったら、まぁ5人ぐらい減ってると思うけど」と、CHARが締めくくって終了。
時間は、20時10分過ぎ。気がつくと、虫の鳴き声が夏の終わりを告げていた。
帰りには先週と同様、屋台で大盛焼きそばとビールを買って、日比谷公園のベンチで夕食。
なんとも言えない、気持ちいいひと時だった。
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