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2005年10月 8日 (土)

仲井戸麗市「CHABO GO! GO! [THE Duet]」SHIBUYA-AX

Chaboflier20051008今日はSHIBUYA-AXで、CHABOのライブ。
今年5月からのシリーズライブ[THE DUET]の集大成だ。
小雨パラつく中、会場へ到着したのは17時50分。
開演10分前ということもあり、既にお客さんはフロア内に入っている様子。
発売されたばかりの「PRESENT#55」をゲットして、自分の席1階C列31番へ。
ステージ向かって右の3列目。ちょっと端っこ寄りだけど、なかなかよく見える。
ステージ中央にそびえ立つ木のオブジェが目を引く。

予定より少し遅れて、18時10分過ぎ開演。
マリンバの新谷祥子さんがステージ向かって右、ペダルスチールギターの駒沢裕城さんがステージ左後方、
チェロの翠川敬基さんがワインを片手にステージ左前方に陣取る。
そしてもちろん、CHABOはステージ中央でギターを手にとる。
まずはBlues調の新曲「CHABO GO! GO!」でスタート。
「BLUE MOON」のあと、挨拶。「ニューグループを結成しました」と嬉しそうなCHABO。
「アメリカン フットボール」までを4人で演奏して、駒沢さんと新谷さんは退場。

ここからは、翠川さんと二人での演奏。
[THE DUET]をやるまでのいきさつを話して、まずは「夏の色調」。
出会ったときの話を交えて翠川さんを紹介し、カバー曲「ポイ・ポイ」。
ここで、このシリーズで好評だったという
「“初めてロックギタリストがチェロの人とセッションするときのための練習曲”エチュード」を披露。
「カポのとめ方が甘い」ということで、途中やり直ししながらも、バッチリと決めてみせる。
「カビ」を演奏したあと、ポエトリー・リーディング。
「だんだんわかった」「本棚の唄」、そして「サンタドレスのテラス」。

ここで翠川さんは退場し、駒沢さんのペダルスチールギターとともに「風景」、そして「ホーボーへ」。
しばらく駒沢さんの紹介をした後、THE BANDのカバーで「Twilight」。
ここからポエトリー・リーディングとなり、歌詞シリーズで「プリテンダー」「My R&R」。
駒沢さんの曲に詩をつけたという「うれしい予感」「かもめ」を朗読して、駒沢さんとのセクションは終了。

ここから新谷さんとのセクション。まずは「ホームタウン」から。
新谷さんとの出会いのエピソードをはさんで、マリンバとの出会いを唄ったSTONESの「Out Of Time」。
「“初めてロックギタリストがマリンバの人とセッションするときのための練習曲”エチュード」では、
とっても速いフレーズをギターとマリンバとのユニゾンで弾きまくる。
そして、「じゃぁVoltageが上がってきたぜ~」と「Voltage」。白熱の演奏に、場内割れんばかりの拍手と歓声。
「すげぇ~女・・・」と思わずCHABOもつぶやく。
ポエトリー・リーディングとなり、「Love Song」「糧」に続いて「LIFE」。
CHABOの朗読と新谷さんのパーカッションが、ものすごいテンション、ものすごい迫力。とにかくスゲェ。
インストとスキャットとで「九月の素描」を演って、新谷さんとのセクションは終了。

再び4人がステージ上に揃って、今回のシリーズの課題曲だった「遥かな手紙(ニジェールから)」を演奏。
途中、歌詞につまってしまう場面もあったけど、演奏に広がりが感じられてとっても良かった。
「真夜中を突っ走れ!(Drive on)」に続いて、「久遠」でひとまず終了。

ちょっと長めのアンコールの後、CHABOがひとしきりTシャツやCDの宣伝をし終わり、
ゲストを呼び込もうとすると、突然Beatlesの「Birthday」が流れ出す。
そしてnilのボーカル高野 哲が、バースディケーキを運んでくる。
明日は、CHABOの55歳の誕生日。照れながらも、嬉しそうなCHABO。
「誕生日ねぇ~気持ちいらないからモノでくれ。しかもモノ迷うと思うから、もうギターに限る。
ギブソンかフェンダー、だけでいい」などと、悪態をつきながら「ギブソン」。
続いて、「ガルシアの風」。ステージ後方に星のイルミネーションが煌めき、
ステージのみんなもそれを眺めながら演奏。なんとも言えず、暖かい気持ちになる。
「お礼をこめて、もう一曲だけ演って帰るよ」と、本編で演った「九月の素描」を再び。
曲の前、これまでの音楽生活のことを語り、「言葉」について滔滔と語るCHABO・・・。
いろいろな思いを込めて奏でられる「九月の素描」のメロディーが、心にグッとくるのでした。

そして「What a wonderful world」が流れ、カーテンコール。
続いて「Amazing Grace」が流れ、ステージ上は暗転。
CHABOはひとり、右腕のコブシを上に突き上げたまま、じっと動かない。
どんな思いがそこに込められていたのか・・・ 厳かな雰囲気に包まれたままライブは終了。
時間は、既に22時過ぎ。実に4時間にも及ぶライブ。
でも、盛りだくさんだったせいか、そんなに長さを感じさせないライブだった。

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