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2005年11月27日 (日)

TAMA CINEMA FORUM 第15回映画祭「監督・竹中直人特集 -映画と監督の素敵な恋愛関係-」やまばとホール

今日は、「TAMA CINEMA FORUM 第15回映画祭」を観に行った。
「監督・竹中直人特集 -映画と監督の素敵な恋愛関係-」ということで、
けっきょく見逃してしまっていたままの「サヨナラCOLOR」と、清志郎主演の短編「U2」がお目当て。
会場のやまばとホールは、京王永山から徒歩で10分程度。
開場10時ということだったけど、途中で昼食の買い出しとかしていたので、10時20分頃会場に到着。
なんの変哲もない公共施設という趣のホールだけど、キャパ543人のすり鉢状の座席がなかなかいい感じ。
客席の中央部分はけっこう埋まっていたので、ステージ向かって左のJ列7番に座る。

10時30分、一本目の作品「連弾」が始まる。
竹中直人と天海祐希との夫婦が、離婚をめぐってひと悶着。その狭間で揺れ動く娘と息子の気持ち・・・。
ってな感じの映画なんだけど、一番おかしかったのは登場人物がなにげに口ずさむ鼻歌。
エンドロールでは「竹中直人作詞・作曲」で、全て曲名がリストアップされていたのが笑えた。

12時14分に終了し、昼休みに入る。天気も良かったので、近所の公園の芝生でサンドイッチを食べる。
あぁ~なんかこんな感じって幸せ・・・

13時から、二本目の作品「東京日和」が始まる。
写真家の荒木経惟と妻・陽子との実話をベースに描いた作品。
中山美穂演ずる陽子を思う夫・竹中直人の気持ちが痛々しいほど純粋で、なんとも言えない気持ちになった。
ミポリンもなかなかに可愛くて、いい感じ・・・。
15時1分終了。

15時20分より、何本かの短編が上映された後、「U2」が始まる。
清志郎と佐藤江梨子が経営する喫茶店に、奇妙なお客さんが大勢やってきて・・・
なんかよくわからないうちに、あっというまに9分終了。
ラストの弾き語り「さよならエリツィン」は、なかなか良かったけど。

続いて15時35分より、竹中直人が登場してのトークコーナー。
田中要次を相手に、ちょっとお下劣なネタから映画観に至るまで、いろいろな話が繰り広げられる。
椅子に腰掛けようとしてわざとコケたり、紹介を受けている途中で恥ずかしそうに緞帳に隠れたり、
お茶目な感じがイイ! でも途中で本気でトイレに行ってしまったのには、驚いたけど。。。
質問コーナーも含めて、10分ほど時間オーバーして16時30分に終了。

そして16時45分より、「サヨナラCOLOR」が始まる。
医師・竹中直人の勤める病院に、初恋の人・原田知世ががん患者として入院してきて、
そこからさまざまな葛藤が生まれてくる。
彼の献身的な看護とやさしさに彼女の心は開かれるのだけど、無理がたたって彼は亡くなってしまう・・・
ラストに流れる「サヨナラCOLOR」の唄声が、とっても切なかったのでした。
18時44分、本日の全てのプログラムが終了。

永山に来る機会もそうそうないと思うので、しばらく駅の周りをブラブラ。
クリスマスのイルミネーションがとってもキレイ。
ちょうど見つけたそば屋で、ちょっと飲んで帰る。

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2005年11月12日 (土)

BAHO「BAHO 2005」調布市文化会館たづくりくすのきホール

20051112今日は、調布市文化会館たづくりくすのきホールでBAHOのライブ。
BAHOはCHAR石田長生とのユニットっていうのは知ってるけど、曲を聴いたことは・・・正直ない。
でも、CHARも石田長生も大好きだし、なんたってたづくりは家から10分もあれば行ける。
そんな近所にCHARと石田長生が来てくれるとなれば、こりゃぁもう行くしかない!
てなわけで、16時50分に家を出て、開場時間の17時に会場へ到着。
でもまだ開場する気配がないので、たづくりの中を探検。
4階5階は図書館。久しぶりに味わう独特な雰囲気が、ちょっと懐かしかった。
最上階はレストランと展望ロビー。調布の街をあんな上から見たのは初めてだったけど、
夕暮れていく様子がなかなかキレイだった。

そんなことをしているうちに17時20分になったので、再び会場へ。
既に開場していたので、物販をちょっと覘いてからホールに入る。
500人ほど入る客席は階段式になっていて、どこからも観やすい感じ。
私の席は、F列9番。ステージが近くて、なかなかいい席だ。

予定よりかなり遅れて、17時51分開演。
向かって右側にCHAR、左側に石田長生が、それぞれ椅子に腰掛ける。
中央に置かれたパーカッションとドラムには、サポートメンバーのMac清水が陣取る。
アコースティックギターで、ちょっとシブい感じのナンバーが繰り広げられる。
Deep PurpleやLed ZeppelinのナンバーをJAZZっぽく演ったり、
ベンチャーズのナンバーをアレンジして演ったり、音楽好きの心をつかむニクい選曲だった。
曲の間のふたりのトークも、絶妙なやりとりで面白かった。
特にCHARが、「調布の人いる? なんでこんなに早い時間なの? みんな早く寝ちゃうの?
誰が決めたのかな・・・? 調布市長? こんど呼んでくれるときは、もっと遅い時間にしてね」と
ボヤいていたのには笑った。

途中エレキギターに持ち替えたり、CHARはベースを弾いたり、
新曲の「PIANO」を演ったり、CMでおなじみの「AMANOJACK」を演ったり、
いろんな趣向を凝らしながら、ライブは進行される。
一番すごかったのが、「三弦ベンチャーズ」。
CHARが6・4・2弦、石やんが5・3・1弦を張ったギターを弾いて、曲を完成させるというもの。
トチってやり直しもあったけど、さすがにバッチリと決めてくれました。
そんな感じで、本編は1時間40分ほどで終了。

アンコール、「新曲の『Copy Child』をやります」と言って始まったのが、
石やんがギターでフレーズを弾く→CHARがギターでコピーする→Mac清水がパーカッションでコピーする
というのの繰り返し。そのうちしゃべりや動きもコピーするようになって、なかなか終わらない。
「期待すると後悔するって言ったでしょ」と言いつつも、みんな大爆笑!
その後「Smoky」も飛び出し、最後はCHARがベースを弾き、バンド編成で「Happiness」。
お客さんもいっせいに立ち上がり、コール&レスポンスで大盛り上がりのうちに終了。
時間は、20時15分。とっても満足でした。

そのあと、久しぶりに調布南口界隈をブラブラ。お腹もすいたので、食べ物屋を探す。
カラオケ屋「ドレミファクラブ」が「BOOK OFF」になってたり、ちらほら店が入れ替わったりしてはいたものの、
これといったところはなく、いつもの「養老乃瀧」に落ち着く。
かつおの刺身やハムカツをつまみに、ビール・焼酎・日本酒と制覇してフィニッシュ。

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2005年11月 6日 (日)

忌野清志郎「早稲田大学 早稲田祭 WASHOLL~マッピルマ35~」早稲田大学記念会堂

11月のアタマは、学園祭シーズン!
いまさらそんなんでもないんだけど、早稲田祭に清志郎が出演するというので行ってきました。
「マッピルマ35」というタイトル通り、11時半開場-12時半開演というまさにマッピルマに行われるライブ。
キャパシティ5000人という記念会堂でオールスタンディング・・・いったいどんな感じになるのか?と、
期待に胸を膨らませながら高田馬場経由で早稲田へ。
地下鉄の早稲田駅を降りてからというもの、あたりはすっかりお祭り気分で、ん~なんか懐かしいタッチ。。。
会場へ着いたのは、11時45分。既に開場していたものの、入場待ちの列はまだまだ続いていた。
最後尾に並び1287番の整理券をもらったけど、結局意味なく15分ほど並んで会場内へ。
黒のリストバンドをもらって、古めかしい感じの廊下を抜けると、だたっぴろいホールが・・・。
ステージ横に設置されたスクリーンが、場違いな感じで目立ってる。
ステージ前はかなりの人で埋まっていたけど、なんとかすり抜けてステージ向かって右7~8列目くらいをキープ。
スクリーンでは20分前からカウントダウンが始まり、清志郎の映像が映し出されて期待感を煽る。

開演予定の12時半を5分ほど過ぎた頃、いつものSEが流れてメンバーとMCが登場。
ステージ前は一気に人口密度が高くなり、私もあれよあれよという間に4列目くらいにまで前進。
一曲目は、「ROCK ME BABY」。熊柄のスーツを着た清志郎の登場に、場内大騒ぎ。
学園祭だけあっていつもより客層がやや若いせいか、ノリもいつもとちょっと違う。
私も負けずに人の渦の中に身をまかせ、ガンガンに楽しんじゃおうというモード。
空調は効いてないと思うんだけど、古い建物だから自然と底冷えするのか、ちょうどいいコンディション。
客席が妙に明るいと思ったら、天井がガラス張りになっていて太陽の光が入り込んでいたのでした。
そんな雰囲気の中、「ブン・ブン・ブン」「トランジスタ・ラジオ」とゴキゲンなナンバーが続く。

「早稲田ベイベー。マッピルマだぜベイベー!」と挨拶した後、
「こんなマッピルマにやるのは、生まれて初めてです。なんでこんな朝早く起きなきゃいけないんだ?
学校行ってんじゃないんだ。あっ学校来てんだ今日は・・・しまった!」と一言。
ヒロシ風MCのコーナーでは、
「むかし早稲田の生協で、ドナ・サマーのアルバムを買ったことがあるとです」という早稲田ネタに始まり、
「このあいだ自転車を盗まれたとです。ニュースになったと思ったら、次の日にもう見つかってしまったとです。
できればもうちょっとひっぱりたかったとです。警察も余計なことをしてくれたもんです」という自転車ネタまで。
そして「あんなに何度も流れたのに、売り上げにはいっこうに結びつかんとです・・・」と、「サイクリング・ブルース」。
続いて「REMEMBER YOU」、そして「玩具」。マントショーとなり、シャブちゃんに連れられて清志郎は退場。
私の位置は退場するところがよく見えるポジションだったので、とってもラッキーだった。

伸ちゃんヴォーカルで「Blues'n Roll」を演ったあと、続けて「GOD」。
さすがに今日はお立ち台はなかったので、普通にステージ横から清志郎が登場。
ちょうど私の真ん前で、マントをパァァ~っと脱いだのにはシビれました・・・。
メンバー紹介の後、「12月に出すシングルをお送りしよう」と「仕草」。そして、「スローバラード」。
これがまぁ~良かった・・・ホントに。鳥肌立ちまくり、涙腺うるうる・・・とっても心に染みた。
「Oh! Yeah~! 早稲田ベイベー!」ということで、「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
そしてそのまま「キモちE」へとなだれ込む。

嵐のような盛り上がりの後、荘厳なキーボードをバックにMC。
「暑いぜ~早稲田ベイベー!マッピルマだぜ」
「こんな朝早くから仕事するなんて、年寄りになった気がする。普通の人になった気がする。
つまんない人間になった気がする」と、ちょっとブラックな言葉もあったが、
「21世紀になったら戦争が終わって、世界中が平和になるって思ってなかっただろうか?
俺はそう思ってたんだ。でもどうだろう? 21世紀になったら、ますますひどくなってるじゃないか!
どうしちゃったんだ? どうなっちまったんだ、人間は」と、いつもに増して重みのある言葉を投げかける。
そして、「Baby何もかも」。マントショーと布団ショーが終わると、そのまま「雨あがりの夜空に」。
コール&レスポンスでは、「マッピルマッピルマッピルマ」とか「マッピルマッピルマッピルマッピルマッピルマ」とか、
今日ならではのフレーズが飛び出す。
大盛り上がりの中、ひとまず終了。

アンコール、Tシャツにシルバーのベストを羽織って、再び清志郎が登場。
「ジャニスジョプリンが凱旋公演で、体育館でやった時みたいだ」と、
久々の学園祭について少し話したあと「上を向いて歩こう」。
ラストは、「JUMP」。いつもの巨大風船が客席に投げ込まれ、最後に伸ちゃんがギターで割って終了。
カーテンコールでメンバーが深々とアタマを下げ、最後は清志郎ひとり残りTシャツを投げ込んで退場。
時間は、14時20分。2時間弱、いつもよりちょっと短めだったけど、とっても充実したライブだった。

規制退場の中、外へ出ると雨が降り出していた。
せっかくだからと、キャンパス内をブラブラ・・・。
記念会堂があるのは戸山キャンパスで、ちょっと歩いて早稲田キャンパスへも行ってみた。
だけど人が多いだけで、なんかよくわからん状態だったので、あきらめて高田馬場へと歩く。
気がつけば16時近くになり、お腹もすいたのでそば屋でビールとざるきしめんを食べる。

帰り際、店のテレビで「本田美奈子死去」のニュース。。。
白血病というのは知ってたけど、まさかこんなに突然亡くなるとは思ってなかった。
大ファンというところまではいかなかったけど、「マリリン~」とか「Oneway Generation」とか好きだったな。
清志郎が作った「あなたと、熱帯。」もね。
なんか同年代・同世代の人が亡くなってしまうのって、とっても悲しい。冥福を祈ります・・・。
そんな思いを抱きながら、17時30分、帰路についた。

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