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2005年12月29日 (木)

麗蘭「泣いてたまるか!!」京都磔磔

Chaboticket20051229というわけで、今日からひと足早い正月休み。
8時には起床し、身支度を整えて、いざ京都へ。
年末のためゴッタ返す東京駅から10時33分ののぞみに乗り込み、2時間半ほどで京都に到着。
途中、米原あたりは一面の雪景色で、日本って広いんだなと再認識。
京都駅から四条河原町へと歩いていくことにして、ブラブラと歩き出す。
東本願寺にも寄りつつ、1時間ほどで到着。
お腹もすいたので、いつも行く「がんこ」で寿司を食べようと思ったら閉店していた。。。
仕方なく、近所で見つけた「舞阪」という店で湯豆腐やらすっぽんやらを食べる。
14時に店に入ったんだけど、なかなかいい感じで、のんびり食べてたら15時半になってしまった。
なのでちょっとブラブラしたあと、「ホテル・セントラルイン」へチェックイン。
しばらく休憩してから、磔磔へと出かける。

整理番号50番ということで、しっかりと開場時間の17時15分に会場前に到着。
ほどなく開場となり、ドリンクを受け取って会場内へ。
さすがにまだ人が少なくて、ステージ向かって左側二列目をキープ。
でも実質的には一列目左端って感じで、いやぁなんともラッキー!
開演時間が近づくにつれて、フロアは徐々に人でいっぱいになってくる。
ステージ壁には名物の手書き看板がかかり、壁一面には蔦がはりめぐらされている。

予定より少し遅れて、18時7分開演。SE「浪路はるかに」が流れて、メンバーが登場。
私の立ち位置はちょうど楽屋からの通路になっていたので、蘭丸やCHABOとハイタッチ。
「麗蘭のテーマ」から始まり、「HUSTLE」。
「今晩は麗蘭どす。すげぇななんか、モンタレーポップフェスティバルみたいじゃねえかよ。
お前らもう年末で頭おかしくなってるんじゃねぇか。いっしょにおかしくなろう」と挨拶。
ツアータイトルソング「泣いてたまるか!!」のあと、アルバムの中から「SOSが鳴ってる」「Simple Love Song」。
「Simple Love Song」サビの「FA-FA-FA-FA-FA」というリフは、お客さんもいっしょに大合唱。
「なんだこの一体感は。薄気味悪いなぁ~」と言いつつも、CHABOはとても満足そう。
そのままのノリで、「あこがれの Southern Man」へと続く。

ニューオリンズのハリケーン“カトリーナ”の話から、ファッツ・ドミノの「I'm Walking to New Orleans」。
「12月の21日くらいからツアー始まったんだけど、クリスマスが近かったんでいろんな都市で
クリスマスソングをやってきたんだ。ヒッヒッヒッヒッヒッ・・・ 磔磔は年末にやらしてもらってるから、
「クリスマスソングをここで演ったことはないんだよ。非常に残念だ。ヒッヒッヒッヒッヒッ」と、
何やら意味深な言い方をするCHABO。
「ちょっとさわりやるか?」と言って、「クリスマスメドレー」を途中まで。
クリスマスソングのかわりということで、「Sha-La-La」を演奏。
続いて、蘭丸ヴォーカルで「天の川サーフ」。
ミラーボールがまわり出す演出に「なんで俺んときあれやってくんないの?」と言うCHABO。
そしてツアー前、蘭丸の曲にCHABOが詞をつけたという新曲「ミラクル(麗蘭のバカンス)」。

「いいねぇ、なんかやっぱり独特だな、磔磔は・・・」とつぶやきながら、「今夜R&Bを・・・」。
「これも磔磔で唄いだしたんだよね、何年か前。そしたらなんかこれ唄わないと、
自分たちの年を越すような気分になんなくて」と言いながら、「時代は変わる'05」。
「OK!! 公平~!」というCHABOの声を合図に、「Get Back」。
お客さんもものすごい盛り上がりで、蘭丸も「CHABOさん、やっぱ磔磔はサイコーですね」と思わず一言。
CHABOも「お~下宿したい」「なんだろな~磔磔のこのムードってのはな」としみじみ。
「なんかいい年末だ・・・」と、「R&R Tonight」を演奏して終了。
帰り際、CHABOとハイタッチをした瞬間にCHABOがステージとの段差でバランスを失い、
思わず身体をささえるようにしたのであった。

アンコール、蘭丸が「みなさんに嬉しいニュースがね。
なんと今日、この磔磔でライブレコーディングしてたんだぞ」との話。
「さぁそういうわけでレコーディングしてるから、みんな頑張って声出せ。一生の記念だぞ。
トラックダウンで落としてやる」とCHABOが言った後、John Lee Hookerの「Boom Boom」。
「じゃぁまた明日ね~」と帰るフリをするCHABOに対して、「予定通りやりますよ」とクールに言う蘭丸。
「Harlem Shuffle」を、お客さんみんなで唄いまくる。もの凄い一体感。やっぱり独特なフィーリングだな。
「Alright!! 公平~!」とのCHABOのかけ声にあわせて、「ミュージック」が始まる。
最後は、CHABOが何度かのフェイントのあとJUMP。
「そうとう(距離が)出ましたね~いまの」としみじみと言う蘭丸がおかしい。
「渋滞でタクシーがまだつかまってないんで、もう一曲やってもらえますか?」と蘭丸の一言に
盛り上がるお客さんに、「すごいな~アリーナの感じ・・・」とつぶやくCHABO。
「俺たちのゆく年くる年だ。みんな来年一年いいことがあるように願って唄うね」と言いながら、「Hello Good-bye」。
壁にはりめぐらされたイルミネーションが光り、ゆく年くる年に思いを馳せる。
「メンバー紹介やります」と、最後は「ミステリー」。
SE「What a Wonderful World」が流れ、カーテンコールをしてメンバーは去って行った。
ちょうど3時間のライブ、ステージかぶりつき、磔磔の独特のフィーリングもあいまって大満足だったのでした。

まだ21時だったので、ちょっと怪しげな本屋をひやかしつつ、京都行きつけの飲み屋「ぽんと」へ。
はもとか湯葉とか京都らしい肴をつまみに、ビールや焼酎を飲む。
23時になろうかという頃、夜の街へ繰り出す。
飲みなおしをして、締めにカレーうどんを食べて2時頃ホテルへ戻る。

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2005年12月25日 (日)

忌野清志郎「X'mas 35」SHIBUYA-AX

今日は恒例の清志郎クリスマス・ライブが、SHIBUYA-AXであった。
クリスマスとはいえ既にイブが終わった日曜日ということもあり、
ちょっとだけ落ち着きを取り戻した渋谷の街を会場へと急ぐ。
整理番号A640ということで開場時間に行くことはあきらめ、開場30分前の17時半に会場へ到着。
まだBブロックの入場中だったので、その列に加わって会場内へ。
物販で来年のカレンダーを購入して、フロア内に突入。
既にけっこう一杯だったけど、なんとかステージ向かって右前8列目くらいをキープ。
でも開演が近づくにつれて人口密度が高くなり、3列目くらいまで前進。

予定より少し遅れて、18時5分開演。
SE「White Christmas」が流れる中、メンバーが登場。
いつも通りのMCの呼び出しコールに続いて、「ROCK ME BABY」。
開始と同時に上空から雪が降り出す、なかなかクリスマスらしい演出。
ステージ左手に置かれたクリスマスツリーもキュート。
シャブちゃんに付き添われて、マントを羽織った清志郎登場!
ん、でもなんか顔がちがう・・・ メイクも衣装もバッチリ決めてるけど、あれは確か宣伝の人では?
と思ってると、ステージ後方のお立ち台に赤いチェックのスーツを着た清志郎が突然登場。う~ん。カッコいい!
続けて「自由」「RAZOR SHARP・キレル奴」と、懐かしいナンバーを演奏。
挨拶のあと「いまバリバリ売り出し中のシングルレコードの中からお送りしよう」と「仕草」、そして「ウイルス」。
聴きなれないベースのイントロから、懐かしの「SKY PILOT / スカイ・パイロット」。
キーボード弾き語りの「雑踏」に続いて、「いい事ばかりはありゃしない」。

「次やる曲はねー、アパートの大家のことを唄った歌なんだけど。。。
70年代に作った歌なんだけどね、唄ってみて驚いたんだけど、最近こういう大家はまったくいなくなりました。
むかしはあのー、大家といえば親も同然みたいな、下宿な感じが残ってて、すごいうるさいのよもぅ。
なんだかんだね、すごい大人が昔はうるさかった。
すごいヤだったんだけど、いまはもう全くそういう大家はいなくなって、かえってなんか寂しくなっちゃって。
逆ギレされたりもしちゃうし・・・。だから昔は平和な時代だったんだなと、思ったんだね。
(これから)やる曲は、昔ホントにこういう大人がいっぱい居たっていう確認のために・・・」というMCの後、
「恐るべきジェネレーションの違い(Oh,Ya!)」。
清志郎の両腕タンバリン廻し、片山さんのタンバリンかぶりも登場して、一気にタイプスリップした感じ。
「1988年にね、本田美奈子に曲を書きました。
本田美奈子、先月死んじゃったけど、頼む、俺より若いやつは俺より先に死なないで欲しいんだ。
天国に行ったときに先輩ヅラできないじゃないか・・・」と清志郎らしい哀悼の辞を述べて、
本田美奈子に提供した「あなたと熱帯」を演奏。
この曲はけっこう好きなんだけど、清志郎バージョンで聴いたのは初めてかもしれない。
続いて「GOD」を唄った後、清志郎は退場。

ここで伸ちゃんコーナー。「今宵はクリスマス 」「Run Rudolph Run」と、クリスマスナンバーが続く。
ステージ前を肩車で練り歩き、いつもながらに大盛り上がり大会。
そして「鶏肌(チキンスキン)」のイントロとともに、羽飾りをまとった清志郎が再登場。
続けて「トランジスタ・ラジオ」を唄った後、「スローバラード」。
「悪い予感のかけらもないさ~」の後のブレイクでは、久々に「OneMoreTime, OneMore!」のかけあいが入る。
「Sweet Soul Music」では、John Lennonの「Happy Christmas」がフィーチャーされる。
ミラーボールの光の中、しみじみと唄いあげられ、とっても感動的だった。
「ドカドカうるさいR&Rバンド」に続いて、「キモちE」。
エンディングでステージからフロアに向かって、銀色のテープが発射されて終了。

ちょっと長めのアンコールの後、「なんか空気薄くねぇ?」と言いながら清志郎登場。
荘厳なキーボードをバックに「愛しあってるかい?」のコール&レスポンスの後、「Baby何もかも」。
途中、ふとんで寝てしまった清志郎は「Good Morning!」のかけ声とともに飛び起き、
クリスマスの長靴からキャンディーをフロアへとばら撒く。
更にはこたつに入り、ケーキやみかんを並べて、着物姿の女性からお酌を受ける。
「ミスター団欒」「ミスター年の瀬」「ミスターゆく年くる年」との伸ちゃんのコールを受け、
しまいにはこたつをひっくり返して再びシャウトする。
清志郎がマントの影にかくれている横で伸ちゃんがギターをかき鳴らし、「雨あがりの夜空に」が始まる。
中盤のコール&レスポンスも、「クリスマスベイビー」「ジングルベルジングルベル鈴が鳴る」「きよしこの夜」等、
クリスマスならではのフレーズが飛び出し、みんなで大合唱して終了。

二回目のアンコール。なにげに『野ブタパワー注入』の横ピースをキメる清志郎。
「もうイッパツいくか~い?」と始まったのは、「IN THE MIDNIGHT HOUR」。この曲も久々って感じ。
メンバー紹介をはさみ、クリスマスならではの「ダーリン・ミシン」。
「バリバリの大ヒットナンバー!Everybody Jump!」の掛け声とともに「JUMP」。
いつものように巨大風船がフロアを駆け巡り、最後に伸ちゃんがギターで割って終了。

三回目のアンコール、ステージにはキャンドルが並べられ、灯がともされる。
「メリークリスマス」と言いながら、「世界中の人に自慢したいよ」。
清志郎はレーザーラモンHG風に腰を振りつつ、メンバーが一列に並んでカーテンコール。
最後にTシャツをフロアに投げ込み、清志郎は去っていった。
時間は21時。約3時間のライブは、大満足だったのでした。

まだまだ時間も早いので、渋谷駅前の「山家(やまが)」で飲むことにした。
もつ焼きをつまみに、ビールとホッピーを飲む。
飲んだら火がついちゃって、二次会へ。
いつものように楽しく調子こいて飲んでたら、いつの間にか焼酎のボトルが空になっていた。
さすがに記憶もあまりなくて、たぶん閉店とともに帰った(はず)。
おまけに帰りにコケたらしくて、手のひらに痛みを感じる。。。

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2005年12月23日 (金)

麗蘭「泣いてたまるか!!」SHIBUYA-AX

今日は祝日。夕方から麗蘭のライブを観に、SHIBUYA-AXへ。
クリスマス気分で盛り上がる渋谷の街を抜けて、会場に着いたのは17時40分頃。
既に開場していたんだけど、寒さのせいか会場前はほとんど人がいなくて、「あれっ?」と思いつつ入場。
それでも会場内は、熱いライブを前に静かに燃え上がっていたのでした。
いつも通りステージ向かって左端5列目くらいに陣取り、BGMのR&Bを聴きながら開演を待つ。

予定より少し遅れて、18時10分開演。SE「浪路はるかに」とともに、メンバー登場。
まずは蘭丸のギターから、「麗蘭のテーマ」が始まる。続いて、「HUSTLE」。
挨拶をはさんで、ツアーのタイトルソング「泣いてたまるか!!」。
「去年13年ぶりで、セカンドアルバムを出しました」ということで、
アルバムの中から「SOSが鳴ってる」、そして「Simple Love Song」。
サビの「FA-FA-FA-FA-FA」というリフは、お客さんもいっしょに合唱。
曲が終わってからもアカペラで合唱し、「だいぶ客が育ってきてるな~」とご満悦なCHABO。
「非常に今日は体調も機嫌がいいんで」と言いつつ、さらに「あこがれの Southern Man」と続く。

「ホントに年末ねぇ~早いねぇ~。みんなひとりひとり個人的にいろんな思いの一年だったと思うけど、
どう考えてもあんまりいい事より、なんかあんまり嬉しくないニュースが多くて・・・
その中でも俺たちのなんか身近に感じたニュースのひとつとして、ニューオリンズのハリケーン“カトリーナ”、
なんかとても俺たちはインパクトがあって」という話から、「ニューオリンズが早く元気になることを祈って」と
ファッツ・ドミノの「I'm Walking to New Orleans」。
「今日は何の日かわかってるね? Merry Christmas! 普段きっとみんなあんまりいい事がないヤツらが
どうせ集まってんだから、今日はちょっと楽しくやろうぜ~」
「去年これやってあまりにも好評で、他の唄の印象全然残んなかったんだけど、
まぁ楽しけりゃいいかみたいな。もう一回今年挑戦する~!」と言いつつ、
サングラスをかけ派手な羽飾りを首からさげて「クリスマス・メドレー」。
「もう一曲クリスマスソング、やっていいかな?」と言ってから、「Merry X'mas Baby」。
蘭丸ヴォーカルの「天の川サーフ」に続いて、新曲の「ミラクル(麗蘭のバカンス)」。

「今年も偉大な大好きなブルースマンやソウルマンが何人か亡くなったけど・・・」と、「今夜R&Bを・・・」。
今年亡くなってしまったLittle Miltonと、“Gatemouth” Brownに捧げられた。
「麗蘭で何年か前から唄わないと、年を越せないような気になっちゃって」と言いながら、「時代は変わる'05」。
今年もいろいろな事があったけど、暗いニュースばかりが多すぎて、なんともやるせない。。。
「世の中は命の尊さに麻痺してる。命ひとつひとつに名前があり、かけがえのないものであるっていうこと。
とりかえしのつかぬもの“命”」と叫ぶように唄うCHABOが痛々しい。
それでも強く生きていくしかない僕たちは、「長い夜に嘆くのはもう終わりにして~」と「Get Back」を大合唱。
「来年もやる気が出てきたぞ~ちょっと」と言ったCHABOが印象的だった。
「2006年の夏、いい夏が来ることを願って・・・」と、「R&R Tonight」で終了。

アンコール、グッズやライブの宣伝をひとしきりした後、
今年の「Japan Blues Carnival」でカバーした曲「Boom Boom」を披露。
「じゃぁまたね~」と帰るフリをして、「いつまでその芸風をやってるんだ。一生やってやる~」と言いつつもう一曲。
何故か早口で「東京で一回もやったことないから」と、「Harlem Shuffle」。お客さんもみんなで唄いまくる。
「もうちょっとやっちゃおうか!」とのCHABOの声に、蘭丸のギターが「ミュージック」で答える。
最後はCHABOが何度もJUMPするフリをしつつ、なかなかJUMPせず曲を終わらせない。
四度目でようやくJUMPして曲が終わる。「飛びましたね~」としみじみと言う蘭丸。
ここで帰ろうとするCHABOに、蘭丸が耳打ち。
CHABOは「本当に言ってること言ってあげる。『CHABOさんタクシーの手配がまだ間に合ってませんから
もう一曲やってください』・・・本当に言ってんだコイツ」と解説。
「この曲もここ何年か唄わないと麗蘭終わんないんだ」と言いながら、「Hello Good-bye」。
今年一年に思いを馳せて、思わずうるうる来てしまった。。。
またもや帰ろうとするCHABOに、蘭丸が再び耳打ち。
CHABOはまた、「公平が言ったこと言います。『打ち上げ会場がまだ準備出来てないんです』」と解説。
最後はメンバー紹介も兼ねて「ミステリー」。
そして「Happy Christmas」が流れ、ミラーボールの光がフロアを埋め尽くす。
そんな中、名残惜しそうにメンバーは退場。拍手はいつまでも鳴り続けていた・・・。
ちょうど3時間のライブ、今回も大満足だったのでした。

21時を過ぎた渋谷の街は、あいかわらず大賑わい。
ちょっと寂れたほうにある焼鳥屋を見つけて、ちょっと寄り道。
ふぐの唐揚やひれ酒もあって、でもそのわりに安くって大満足。
23時前にはおひらきにして帰宅。

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2005年12月17日 (土)

石川ひとみ「石川ひとみ LIVE “With”」表参道LAPIN ET HALOT

20051217今日は、表参道の「LAPIN ET HALOT」石川ひとみ(それよりも親しみを込めてひっちゃんと呼ぼう)のライブ。
「LAPIN ET HALOT」というはギャラリーみたいな感じのところで、その地下にあるホールでライブがあるのだ。
渋谷から歩いて行ったんだけど、わかりずらいったらありゃしない。
青山通りを脇道にそれると、小洒落たギャラリーやら何やらがいっぱいあるんだけど、
お目当ての「LAPIN ET HALOT」だけが見つからない。
開演時間の18時半は迫ってくるし、焦りまくってなんとかギリギリに到着。
1階のギャラリーで受付を済ませて、地下のホールへ。
70ほどのパイプ椅子はソールドアウトということもあり、既にほとんど埋まっていた。
最後列の壁際に並べられた椅子がガランと空いていたので、そこに座る。
フラットなホールだけど、意外とステージがよく見える。

定刻通り、18時半開演。場内が暗転してSE「汀」が流れる中、ピアノの須藤かよ、
一五一会の山田直毅(旦那さんだそうな)に続いて、ひっちゃん登場。
カジュアルな雰囲気の白の衣装が、なんともいえず魅力的。
それに何より、可愛いんだこれが・・・。アイドル時代とほとんど変わらないそのルックスは驚き!
一曲目は、「亜麻色の髪の乙女」。ステージ後の壁にイメージ映像が映し出される。
でもそんな演出よりも、びっくりしたのはひっちゃんの歌唱力。
とっても澄み切った声で、しっとりと唄われる歌には、思わず鳥肌が立ちまくりでした。
挨拶をしてから「悲しくてやりきれない」、雪にまつわるMCをはさんで「なごり雪」と、
先日発売された「With みんなの一五一会 ~フォーク編」からの選曲が続く。
次に「今日は一五一会のライブということで・・・」と一五一会にまつわる話から、
その出会いの曲「夏の想い出」「赤とんぼ」。

ここでメンバー紹介をしながら、マイクスタンドや譜面台をせっせと片付けるひっちゃん。。。
「なんで私が身辺整理してるかわかる? いろいろあるのよ」と意味深な笑いを浮かべると、
聴き慣れたイントロが・・・ なんと「くるみ割り人形」ではないか!
ハンドマイクで振り付きで唄うひっちゃん、めっちゃサイコー!(うるうる・・・)
「戻った? 青春時代に」と訊きながら、ひっちゃんも嬉しそう。
でもさすがに息切れしたのか、後を向いて水を飲む姿はご愛嬌。
続いてゲストミュージシャン、BEGINの上地 等がアコーディオンを持って登場。
トロピカルムード満点の「風にのせて」を披露。客席横の壁面にも、イメージ映像が映し出される。
一五一会の生みの親の登場ということもあり、その話題に始まってBEGINとの出会いの話へと進み、
BEGINの曲「流星の12弦ギター」。
三人で出演したNHKでのライブの話をしたあと、そのとき演奏した「まちぶせ」を演奏して、上地氏は退場。

続いてひっちゃんが一五一会を手にとり、「真夜中のギター」を唄い出す。
ちょっとぎこちないところがなんとも初々しくて、これまたいい感じ・・・。
「カンペキ?」と確認するひっちゃんが、更に可愛かったりする。
飼っているネコの話をしばらくしたあと、写真の話になり「三枚の写真」。
この曲もまた、感涙モノですね~。ホント心に染みました。。。
リズムボックスを加えて「白い冬」を演奏し、ライブについての思いを話したあと、
「バラが咲いた」「岬めぐり」とアップテンポの懐かしい曲が続く。
「時は本当に刻一刻と絶対的に過ぎていってしまって、戻ることは出来ない。
それがまた時のいいところだと思いますけど、だから今日のこの時間も本当にこの場限りではあるけれども、
自分の心の中のメモリーとしていつまでも残っているといいなぁ~と思います。
皆様の心の中にも、今日のこのひとときが私と同じように心にずっと刻まれていることを願って・・・」
というMCのあと「あなたの心に」。盛大な拍手の中、いったん終了。

アンコールの拍手の中、山田氏がステージに登場してしばらく話した後、ひっちゃんが登場。
ひっちゃんがデザインしたTシャツをおそろいで着て、自ら「チェリッシュっぽい・・・?」と突っ込む。
再びひっちゃんが一五一会を弾き、山田氏と二人きりで「故郷」を演奏。
「最後の曲はやはり、今日このステージでいっしょに盛り上げてくださったみなさんと一緒にやりたいと思います」と、
再度全員がステージに登場。話の流れから、アカペラで「プリンプリン物語」を披露。おおっ、これはラッキー!
その傍らで山田氏の機材にトラブルがあったようで、しばらく上地氏と一五一会の起源について話をする。
機材が復活したところで、最後の曲は「ともだちみつけた」。
とってもほんわかムードの曲に、なんとも言えない温かな気分になる。
惜し気ない拍手に包まれて、「とっても楽しかったです」との言葉を残してひっちゃんは退場。
時間は20時10分過ぎ。1時間40分という短めのステージだったけど、満足度はとっても高かった。
1階のギャラリーでは、ひっちゃんの写真やデッサンが展示してあったので、しばらく眺める。
ライブ記念のプレゼントの包みが置かれていたので、ひとつ手にして会場を去る。

帰りは再び渋谷へと歩く。年末のためか、街は大賑わい。
駅前の「山家(やまが)」に入って、焼鳥を食べながらホッピーを飲む。
あぁ~なんか幸せな気分・・・ 1時間ほど満喫して帰宅。

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2005年12月10日 (土)

増田惠子「トーク&握手会」山野楽器銀座本店7階イベントスペース

20051210今日は山野楽器銀座本店で、ケイちゃんのトーク&握手会があった。
あのケイちゃんと握手できるなんて、ホントに夢みたい!ってんで、
わくわくドキドキしながら、京王線と丸の内線を乗り継いで銀座へ。
17時過ぎ、山野楽器へ到着。まずは1階のカウンターで、入場整理券と引き換え。
整理番号は86番。まぁまぁってとこでしょうか?
しばらく時間をつぶしてから、開場時間の17時半に店の階段に列を作る。
ほどなくして、会場の7階イベントスペースへと入る。

会場はこじんまりとしたまさに“スペース”で、あまり高くないステージに向かって、
ぎっしりと椅子が並べられている。私は前から6~7列目、ステージ向かって右端に着席。
トークに使うという質問表を記入したあと、しばらく壁に貼られたポスターを眺めながら、
延々と流れる新曲「奇跡の花」と「すずめ」に耳を傾ける。

予定より5分ほど遅れて、18時5分にイベントはスタート。
ユニバーサルミュージックの営業マンが、トークショーの進行役。
「昨日、ディナーショーの席決めで徹夜だったので、とってもハイテンションです」という前フリに、盛り上がる会場。
「せーの!」でいっせいに「ケイちゃ~ん」と掛け声をかけ、いよいよケイちゃんが登場!
ピンクのドレスがとっても素敵。マジで女神様のような雰囲気。。。
それからレコーディングの話や、CDジャケット写真の話、アツアツの夫婦生活の話なんかを披露。
質問にふたつみっつ答えると、既に30分が経過。握手会に向けて、ここでひとまずケイちゃんは退場。

ステージ上に握手会の準備がなされ、再びみんなの掛け声でケイちゃんが登場し、握手会がスタート。
「後の席の人から」ということで、しばらく他の人が握手するのを見ながらドキドキ順番を待つ。
ひとりひとり丁寧に受け答えするケイちゃんは、とってもいい感じ。。。
お誕生日の人がいると「今日お誕生日なんですって」とみんなに知らせたり、
「奇跡の花」を作曲したRieさんをみんなに紹介したり、細やかな配慮っていうのが感じられた。
そしていよいよ自分の番。ずっとファンだったっていうことと、コンサートをたくさん観させてもらったということ、
ディナーショーも頑張って欲しいということを、緊張のあまりたどたどしくもようやく話すことが出来た。
しっかりと手をにぎり、じっと目を見つめたまま、ひとつひとつうなづいて聞いてくれていたケイちゃん・・・。
最後に「あなたも頑張って」と言われたときには、天にも昇る気持ちだった。
ケイちゃんの大きく綺麗な瞳が、とっても印象的だった。

こうして幸せなひとときはあっという間に終わり、19時5分、山野楽器をあとにする。
有楽町あたりをしばらくブラブラし、ふと見つけた昔っぽい作りの飲み屋に入る。
オールディーズがガンガン流れる店内で、かんぱち刺身とカキフライを食べながら、ビールとホッピーを飲む。
最初はけっこういいかなぁ~と思ったんだけど、いまいち雰囲気に馴染めず、1時間ほどで退散。

でもまだなんとなく飲み足りなかったので、
柴崎で下車して前から気になっていた立ち飲み屋「帆利川」へ寄ってみた。
ビール300円、ウインナー100円、たこぶつ200円、日本酒100円を二本。
う~ん、いいような悪いような・・・ でも、カウンターを切り盛りしているおばちゃんは、とってもいい感じだった。
そんなこんなで、結局22時過ぎに帰宅。

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