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2006年4月27日 (木)

仲井戸麗市「今日 歌いたい唄。」SHIBUYA BOXX

Chaboticket20060427今日は17時過ぎに会社を飛び出して、CHABOのSOLOライブを観に渋谷へ。
会場のSHIBUYA BOXXは、お馴染みSHIBUYA-AXの隣にあるんだけど、一度もいったことがない。
しかも、開場前に隣接のカフェ[SHIBUYA@FUTURE]でSpecial カフェライブがあるという。
う~ん、いつもとは違ったタッチに、否が応でも期待は募る。

ちょっと迷いつつ、会場に着いたのは18時20分頃。
ガラス張りの建物に入ると、まずはカフェ[SHIBUYA@FUTURE]に通される。
こじんまりとしたカフェスペースに、ちょっとしたステージとパイプ椅子の客席。
50くらいの椅子席は既に埋まっていたので、ステージ向かって右側2列目に陣取る。

予定より少し遅れて、18時38分にCHABO登場。
インストの演奏ということもあって、ハンドマイクでおしゃべり。
「すごいね、なんかこのシステム。結婚式の司会じゃないんだから」と一言。
「ディナーショーみたいな感じかと思ったら、ちゃんとこっち向いてんじゃんかよぉ~」と、
会場の雰囲気の違いに戸惑ってると言うCHABO。
BOXXは今回初めて演るとか、今日のライブは映像に残るとかという話をしたあと「SUMMER」。
ステージ後方のモニターにイメージ映像が映し出され、なんともいい雰囲気。
ここで、大阪のメーカーからもらったという赤いGIBSONのギターが登場。
ピックアップを壊して使えなくなってしまったため、ちょっとだけ弾かしてくれということでBluesをつま弾く。
「もうひとつふたつ演るから、それ聴いてくれたら別室に行って・・・」
「せっかくだからスタッフと相談して、なかなか通常のライブでは味わえないライブないかね?
なんていろいろ考えたりしてみんなで作って来たんで、今日のライブを楽しみに」と言い、
John Lennonの曲で「Oh My Love~In My Life~Girl~Oh My Love」をメドレーで演奏。
「じゃぁあとでね」と言い残し、CHABOは控室へ。時間は19時。

しばらく待たされた後、SHIBUYA BOXXへの入場が始まる。
会場内に入ると、お立ち台のようなステージを囲むようにパイプ椅子が150ほど並べられている。
私は整理番号079番だったので、なんとかステージ向かって右側の3列目をキープ。
初めての会場のいつもとは違った雰囲気に、ちょっぴり緊張しながら開演を待つ。

予定より少し遅れて、19時43分開演。場内が暗転すると同時に、ポエトリーリーディングが始まる。
しばらくすると、客席後方のドアが開いてCHABOが登場。朗読を続けながら、ステージへと向かう。
ステージ向かって左手に置かれた水槽がライトに浮かび上がり、その前でしばらく朗読。
ステージに上がると、いつものようにギターを手にとりインストを弾き出す。
Bluesyなフレーズをしばらく弾いたあと、「会いたかった人」。
場内には風の音が流れ、ステージ上空からはスモークが降りてくる。
そんな幻想的な雰囲気の中、「BLUE MOON」。白熱の演奏に、大きな拍手が起こる。
しかし、CHABOはノーリアクション。淡々と演奏を続ける。
短い詩の朗読をはさんで、「Heaven」。ここでステージ右手にキーボードが浮かび上がる。
私の席からはよく見えないが、どうやらCHABO BANDのたつのすけのようだ。
ここからはずっと、CHABOとたつのすけとのデュオとなる。
蝉の声が流れる中、ポエトリーリーディングから「幻想の旅人の唄」。
パーカッシブな打楽器のSEに続いて、小品と言うべき幻想的なインスト。
「さまざまな自由」が始まり、雨の音と雷のようなフラッシュライトが点滅する。
ものすごい緊張感。息詰まるような雰囲気。。。

張り詰めた空気が一瞬緩み、カラカラと手にしたグラスを振りながらポエトリーリーディング「カルピス」。
そして幾重にも重なった光の中、「太陽に唄って」を詠み、唄う。
「We'll sing in the sunshine, everyday~」というフレーズ、いつもと唄いっぷりが違ってた。
続いて新宿つながりで「ホームタウン」から、静寂を破るかのような激しいインストのblues。
そして、「My R&R」。一瞬、いつもの「Yeah~!」ってな雰囲気になりかけるも、みんな熱心に聴き入っている。
しばし沈黙のあと、「ガルシアの風」。一番はポエトリーリーディング、二番からはギターとキーボードの演奏で。
CHABOのメッセージがいつも以上に、強烈に突き刺さってきた。
大きな拍手の中、「バゥ、トゥトゥ」とドゥワップ風にリズムを取り出すCHABO。
なんとアカペラでの「ティーンエイジャー」だ。時折りマイクをはずして、肉声で唄う。
そして再びギターを手にとり、「久遠」。
ポエトリーリーディングから、以前「サンタテラスのドレス」で演ったハミングの入りインストを演奏。
CHABOの頬には、涙。。。汗だったのかもしれないけど、確かに涙だったような気がする。
お客さんの盛大な拍手をさえぎるように、「あきらめないでくれ、あきらめないから」と「ハレルヨ」を詠み出す。
ステージを降り、客席を通りながら、詩を詠み続けるCHABO。
そして客席の一番後で、「ハレルヨ~!」と絶叫して退場。
「DREAMS TO REMEMBER」のイメージ映像が、ステージ上のスクリーンに映し出される。
ちょっと若い頃のCHABOがそこにいる。。。なんとも言えない気持ち。

「DREAMS TO REMEMBER」の映像が終わると、場内が明るくなる。時間は21時30分。
MCは一切なし、笑いも一切なし、「Yeah~!」っていうノリも一切なし。
ひたすら演奏し、朗読し、聴かせるライブ。。。
あまりにも斬新な試みにしばらく呆然としながら、カフェ[SHIBUYA@FUTURE]でビールを飲む。
CHABOの伝えたいことは何だったのか、CHABOの思いは何だったのか・・・
何度も何度も繰り返して、自分自身に問いかけてみる。
答えはなかなか出ない。。。でも確実に、心の中に何かを残してくれたのであった。

まだ22時前だったので、「山家」に寄ってみる。
けっこう混んでいるみたいで、珍しく地下1階のカウンターに通される。
いつものように、しめさばと焼鳥の盛り合わせとポテトサラダ。
それらをつまみに、今日のライブを振り返りながらホッピーを飲む。
23時前には切り上げて、国領の「熊王」でラーメンを食べて帰宅。

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2006年4月11日 (火)

山本リンダ「40th Anniversary 山本リンダ コンサート ~愛に生きて~」八王子市民会館

2006041101今日は、17時過ぎに退社して八王子へ。八王子市民会館で、山本リンダのコンサートがあるのだ。
雨模様の中、会場についたのは18時20分。久しぶりに来たけど、駅からけっこう遠いんだな。
物販を冷やかした後、自分の席1階3列18番へ。ステージ向かって左側3列目、めちゃめちゃステージに近い。
平日のこんな早い時間だというのに、既に客席は2階までぎっしり。

予定より少し遅れて、18時35分開演。幕があがると、シンプルなステージセットにバックバンド。
ドラム・ベース・ピアノ・バイオリン・ギター・キーボードという6人編成。
そして、超ド派手なドレスでリンダさんが登場。「リンダ」「誘惑」と続けて唄ったあと、挨拶。
なんとデビュー40周年なのだそうだ。すっげぇなぁ~。
続いて、オリジナルメドレー。「闇夜にドッキリ」「奇跡の歌」「もっといいことないの」「白い雨が降る」
「真赤な鞄」「ミニミニデート&帰らなくちゃ」「こまっちゃうナ」と、懐かしい曲を連発。
途中で客席に降りてきて、お客さんと握手をしながらグルリと一周。もちろん私も握手してもらいました。
デビュー当時の話からお母さんの話をしたあと一曲、続いて童謡「兄といもうと」。

ここでゲストコーナーということで、松浦亜弥・・・に扮した前田 健が登場。
リンダさんとしばらくおしゃべりをしたあと、松浦亜弥のものまねで3曲ほど唄う。
なんとも言えない雰囲気のまま、あっという間にゲストコーナーは終了。
続いて、シャンソンコーナー。衣装替えをしながら、しっとりとシャンソンを唄うリンダさん。
こういうのも、なかなかイイ。。。「反戦」のメッセージが色濃く出てたりして、ちょっと感動してしまった。

2006041102
それから「ハーレム」「Here I am」と、ちょっとオリエンタルな感じのオリジナル曲が続く。
バックダンサーの二人が、とってもキュートでカッコいい。
そして「狂わせたいの」「じんじんさせて」「きりきり舞い」「燃えつきそう」と、ヒット曲をたて続けに唄う。
どの曲も懐かしいけど、けっして色あせてはいないな。
お客さんとのコール&レスポンスに続いて、メンバー紹介。
「いよいよここからが本番でございます。いままでは全部リハーサルでございました。
“全員がいっしょに運動しましょう”コーナーでございます!」との言葉に、お客さんはいっせいに立ち上がる。
「どうにもとまらない」「狙いうち」を続けて唄って、大盛り上がりのまま終了。

アンコール、再びドレッシーな衣装に着替えてリンダさんが登場。
しっとりと「インシャラン」を唄ったあと、とっても前向きなMCをしてから「愛に生きて」で終了。
約2時間のステージ、とっても充実していたのでした。
ロビーではこのあと握手会があるようだったけど、さっき握手できたので今回はパス。

雨の中を八王子駅へと戻り、お腹も空いたのでふと見つけた飲み屋に入る。
ちょっと寂れた感じだったけど、意外と料理も美味しくてなかなかのチョイスでした。

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2006年4月 5日 (水)

ROLLING STONES「A BIGGER BANG TOUR」名古屋ドーム

2006040501今日は、STONESの日本公演最終日。ということで、午後半休をとって名古屋へ。
午後半休と言いつつ、なんだかんだで13時近くに退社。
府中の「三松」で昼食をとって、東京駅に着いたのは14時半。
新幹線が意外と混んでいて、結局15時13分発ののぞみに乗る。
16時55分に名古屋に到着。東京で降っていた雨も、こちらではすっかりあがっている。
そのまま地下鉄に乗り換えて栄へ。今夜の宿、「ナゴヤプラザイン」へチェックインする。
少し休憩してから18時にホテルを出て、地下鉄で名古屋ドームへと向かう。
名古屋ドームは、地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」から歩いてすぐ。
前に行ったときは「大曽根駅」から延々と歩いた記憶があるんだけど、便利になったもんだ。

混雑していたせいか、入場したのは開演時間直前の18時45分。
8ゲートからスタンド16通路を抜けて、アリーナへ足を踏み込む。
既に見慣れたスタジアムセットの巨大ビルが、どんどん目の前に近づいてくる。
今日の席は、B16ブロック49番。ステージ向かって右端から2番目のブロック、4列目左端。
Bブロックだからステージはけっこう近いけど、なにぶん端なのでちょっと見ずらいかなぁ。
なんて思っているうちに、19時ちょうどにオープニングアクトのリッチー・コッツエンがスタート。
いつも通りのセットリスト、いつも通りのステージングで30分ほどで終了。

2006040502そしていよいよSTONESの登場!ということで、セットチェンジの間もBGMが途切れるとお客さんから歓声が飛ぶ。
20時過ぎ、客電が一斉に落ちて、いつものイメージ映像がスクリーンに映し出される。
お客さんは総立ちとなり、既に臨戦態勢。そんな中、キースが「Jumping Jack Flash」を弾きながら飛び出してくる。
ミックやロニーも勢いよく飛び出してきて、みんなとっても調子良さそう。こりゃぁ期待出来ますな。
「ハロー!ナゴヤ」と一言いってから、続いて「It's Only Rock'n Roll」。
「ヤットキタゾ、ナゴヤ!」とミックが挨拶し、東京初日以来の「She's So Cold」。
「Are You Feel Good?」というコール&レスポンスの後、「ツギハ新曲デス」と「Oh No Not You Again」。
ミックがステージ横の花道に移動し、目の前で我々を煽りまくる。
「コノキョク、オボエテルー?」というミックのMCに続いて、キースがアコースティックギターを一瞬鳴らす。
ミックが唄いだしたのは、「Ruby Tuesday」。キースの前にもマイクが置かれ、しゃがれた声でコーラスをとる。
ミックがギターを持っての「Rain Fall Down」に続いて、「You Got Me Rocking」。
お客さんはもちろん、「Hey! Hey!」と拳を振り上げ一緒に盛り上がる。
ミックの「タノシンデルゥ~?」との一言に続いて、キースが「Gimme Shelter」を弾き出す。
ミックのボーカルとリサのハイトーンボイスが、セクシーに絡み合う。
「Have You Good Time Now?」というミックの呼びかけに、「Yeah!」と応えるお客さん。
続く「Tumbling Dice」では、再びミックとキースがステージ横の花道に出てきてお客さんを煽る。

ここでメンバー紹介。何故かいつもと違って、ホーンセクションが先に紹介される。
最後にキースが紹介され、チャーリーがドラムをかぶせる。
ここからは、キースコーナー。いつものように煙草を指ではじき、アコースティックギターで「This Place Is Empty」。
ギターをテレキャスに持ち替えるやいなや、「Happy!」と一言だけ紹介して、お馴染みキースのテーマ「Happy」。
次は「Miss You」で、Bステージへの移動開始。私もいてもたってもいられず、一緒にBステージへと向かう。
なんとかBステージから10メートルほどの位置を確保し、みんなでいっしょに盛り上がる。
ミックが、キースが、ロニーが、チャーリーが、すぐそこで演奏している! あぁもう、たまらない。。。
「イ~イ眺メ」とミックが一言いった後、「Rough Justice」。とってもラフな感じの演奏がイカす。
続いて、「Get Off Of My Cloud」。ミックのアクションにあわせて、「Hey! You!」とみんなで拳をあげて応える。
そしてキースが低いポジションでギターをかまえ、「Honky Tonk Women」を弾き出す。
メンバーが再びメインステージへ去っていってしまうのを、しばらくその場所で見送る。
ステージが暗転し、「Sympathy For The Devil」が始まる。
私はD13ブロック後方に場所を移して、しばらく踊りまくる。
ステージ正面でなかなかいい場所だったけど、ステージからちょっと遠くなってしまうので途中で自分の席へ。
「Paint It Black」の後、「キョウハ最高ダギャー。スゴクタノシイ」とミックは名古屋弁でMC。
「Start Me Up」に続いて、「ミンナスゴイ」と言いながら「Brown Sugar」。
ミックはステージを降りて、アリーナ最前のお客さんとコミュニケーション。
いやでも場内のテンションは上がり、これにて本編は終了。

アンコール、キースがふらりと登場し、「You Can't Always Get What You Want」を弾き出す。
ミックは「イッショニウタッテ!」と、お客さんとともにサビを大合唱。
こんな光景も今日でひとまずおしまいかと思うと、ちょっと感傷的になってしまう。。。
そんな気分を吹き飛ばせとばかりに、お客さんと「Oh~Yeah!」とコール&レスポンスするミック。
そして最後は、「Satisfaction」。思い残すことのないように、ステージと客席が一体となって盛り上がる。
そう、いつまでたっても“I Can't Get No Satisfaction”なのだ。
最後は花火があがり、カーテンコール。最後は4人が肩を組み、スポットライトに浮かび上がる。
メンバー全員、名残惜しそうに手を振っている。メンバー全員、ニコニコ笑っている。
最後にミックが残り、ゆっくりお辞儀をしてステージから去って行った。
メンバーが去ってからも、しばらくアンコールの拍手は鳴り止まず。
この日限りのハプニングも期待されたが、場内が明るくなりすべてが終了。
時間は、21時58分。こうして、STONESの「A BIGGER BANG TOUR」日本公演は終わった。。。

アリーナに規制退場がひかれていたり、地下鉄までの道が異常に混んでいたこともあり、
栄まで戻ってきたのは23時前。お腹もすいたので、「富士子」で一杯やることにした。
手羽先やどて煮、かつおの叩きをつまみに、ビールや日本酒を飲む。
いっしょにカウンターに座っていた人達が、みんなSTONESを観にきたというのがわかり意気投合。
それぞれ、東京・京都・長崎から来たという、40~50歳代の人達。
みんな好きなんだなぁ~、気合入ってるなぁ~と、なんだかとっても嬉しくなってしまった。
STONESの話を肴に盛り上がってるうちに、既に1時半過ぎ。
次回のツアーで再会することを約束して、その場はおひらきとなった。

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2006年4月 2日 (日)

ROLLING STONES「A BIGGER BANG TOUR」さいたまスーパーアリーナ

2006040201今日は、STONESのさいたまスーパーアリーナ公演。
今回のツアーで唯一のアリーナセット、しかも週末公演ということで否が応でも期待は膨らむ。
京王線で新宿まで行き、新宿から埼京線に乗り換え、1時間ちょっとかけて北与野に着いたのは17時前。
開演時間の18時まではまだ時間があるので、しばらくあたりを探検。
グッズ売場はわりと空いていたけど、特に欲しいものもなく眺めるのみに終わる。
John Lennonミュージアム」にも一応行ってみたけど、時間もないので入口までね。
会場前で保阪尚希を発見。めちゃめちゃカッコ良かったけど、今日のライブとはあんまり関係ないかな。。。

そんなことをしているうちに雨が降り出してきたので、17時半頃には入場。
アリーナへの入口はW2ゲート。入るとすぐそこはアリーナ。
ステージはスタジアム仕様のビルのセットではなく、観客席が漫画風に描かれた幕が一面にかかっていて、
オープニングアクトが使用するであろう機材がポツリとセッティングされている。
席はC1ブロック33番ということで、ステージ向かって左端後方のブロック。
ブロック内では3列目というなかなかのポジション。そして何より、Bステージが異常に近い。
ほんの十数メートルの距離。ここでSTONESが演奏するのかと思うと、とっても楽しみだ。
ドームのようにアリーナ専用のコンコースがあるわけではなく共通のコンコースがあるのみだったけど、
初めて来たということもあって、あれこれくまなく探検して過ごす。

開演予定の18時を過ぎてもいっこうに始まる気配はなく、ひたすらBGMに耳を傾ける。
ひょっとして今日はオープニングアクト無いのかなぁ~などと思っていると、
18時20分過ぎにようやくリッチー・コッツエンが登場。
ステージ上にかかった幕に演奏中の映像が映し出され、なんともカッコいい。
演奏のほうはあいかわらずだったけど、お客さんの盛り上がりはこれまでで最高だったと思う。
演奏はいつも通りに、30分ほどで終了。
それからセットチェンジとなったが、リッチー・コッツエンの機材が片付けられただけで、
STONESの機材がセッティングされる気配はない。
ガランとしたステージに、セットリストが書いてあると思われる紙のみが貼られる。
アリーナからは天井に向かって、カメラクルーと思われる人がワイヤーでのぼって行く。
メインステージとBステージを結ぶ花道には、既に黒山の人だかり。
みんな真近でSTONESが観れるのを、とっても楽しみにしてるんだな。

2006040202期待して待つこと30分あまり、19時25分に客電がゆっくり落ち、ステージ上の幕にイメージ映像が映し出される。
いつのまにか幕が開いて、フラットなステージセットが登場。
そしていつものようにキースが「Jumping Jack Flash」を弾きながら登場すると、ミック、ロニーが続いて登場。
私の席はアリーナ後方なのだが、異常にステージが近く感じる。
ちょうど前方に身長の低い人が多かったので、ステージが低いわりによく見えてゴキゲン。
ステージ上のメンバーも、気合バッチリという感じで、白熱した演奏を見せる。
続けて「It's Only Rock'n Roll」を演ったあと、「ハジメテノサイタマハサイコーデス」とミックが挨拶。
これまた感激の「Let's Spend The Night Together」に続いて、
「マタ会エテウレシイ。次ハ新曲デス」とのMCのあと「Oh No Not You Again」。
「Are You Feel Good? タノシンデル?」とコール&レスポンスをしてから、東京ドーム初日以来の「Sway」。
キースが12弦のアコースティックギターを持って、なにやらイントロを弾き出す。
おぉっと、これは「Wild Horses」ではないか! キースが枯れた声でコーラスをとる。ふぇぇ~カッコ良すぎ。。。
次にミックもギターを持って、新曲の「Rain Fall Down」。この曲は雨が降るとやるのかな?
ちょっとリズムがもたって、不完全燃焼って感じだったな。
でも、ダリル・ジョーンズのベースは、充分にGrooveしてた。
突然チャーリーがスネアを一発叩くと、すかさずキースのブルージーなギターとチャックのピアノが絡む。
そしてミックのブルースハープが加わると、「Midnight Rambler」の始まりだ。
フライング気味にイントロを弾き始めるキースが、とってもスリリングだった。
途中、ハープを吹くミックの肩に肘をかけて、ニヤリと笑うキースがとってもキマってた。
「スゴクタノシイ!」とミックはお客さんを煽り、「Tumbling Dice」へと続く。

メンバー紹介に続いて、キースコーナー。
大歓声の中、ひとりスポットを浴びるキースはとても上機嫌。大笑いしながら、MCを続ける。
そして吸いかけの煙草を指ではじいて、アコースティックギターで「This Place Is Empty」を弾き語る。
続いては定番の「Happy」で、キースコーナーは終了。
そして「Miss You」が始まると、いよいよお待ちかねのBステージ。
メンバーがステージ中央に集まると、そのままステージごとこちらに近づいてくる。
Bステージのまわりは大勢の人が集まってきてたけど、私はいまいち動きがとれずに自分の席に留まる。
それでも、ミックが、キースが、ロニーが、チャーリーが、もうホントにあと十数メートルの位置で演奏してる。。。
表情も、動きも、すべてが手にとるようにわかる。あぁこんな瞬間が来るなんて、夢にも思わなかった。
いつもはフクザツな気持ちで聴く「イイ眺メ!」とのミックの言葉も、今日ばかりは納得。
「Rough Justice」に続いて、あのお馴染みのイントロが炸裂。そう、「Start Me Up」だ。
この至近距離で「Start Me Up」ときたら、もう盛り上がらずにはいられない。
キースとロニーはピックを投げまくり、ミックはペットボトルの水を客席にバラまく。
低い姿勢でキースが「Honky Tonk Women」のイントロを弾くと、そのメロディとともにメンバーはメインステージへ。
しばらくステージが暗転したあと、「Sympathy For The Devil」の扇動的なリズムが鳴り響く。
お客さんは、イントロから「Hooo! Hooo!」の大合唱。ミックも怪鳥のような叫びでそれに応える。
ロニーのシタールをフィーチャーした「Paint It Black」のあと、
「サアイクゾ!」との掛け声とともに「Brown Sugar」。
ステージ左右と花道を駆使して、動きまわるミック。とってもパワフル。
異常な盛り上がりのまま、ステージはいったん終了。

アンコールは、キースがフラリという感じで現れて「You Can't Always Get What You Want」。
ミックに「イッショニウタッテ!」と言われるまでもなく、お客さんは大合唱。
みんなの声がアリーナ全体に響き渡り、なんとも荘厳な雰囲気だった。
「Yeah~!」というミックの声を突き破るように、キースが聴きなれたイントロを乱暴に弾き出す。
ラストは、もうこれしかない「Satisfaction」。。。
ミックとキースがステージ左右、そして花道に交互に現れては煽りまくる。
特にミックの動きは、ほとんど神がかっていた。腕を交互に突き出し、足を前後させる・・・ホントにすごいの一言。
最後は、天井に仕掛けた細い紙テープと紙吹雪が炸裂し、アリーナへひらひらと舞い落ちてフィナーレ。
最後にミックが一言、「ミンナスゴイ!」。
カーテンコールで4人が肩を組んで挨拶。チャーリーも名残惜しそうに、笑顔で手を振っている。
メンバーみんな、とっても御機嫌な様子。唯一のアリーナ公演は、忘れられない想い出として刻まれた。
時間は、21時23分。しばらくアリーナで余韻を楽しんだあと会場の外に出ると、既に雨はやんでいた。

それからまた1時間以上かけて国領まで戻り、「さくらい」で乾杯して24時前に帰宅。

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