年末の慌しい時期ではあるけれども、
年末恒例の麗蘭磔磔ライブを観に、今日~明日と京都へ。
ちょっと二日酔い気味で行くか迷ったけれども、今は今しかナ~イ!ということで意を決して出発。
帰省ラッシュで大賑わいの東京駅で昼食の“深川めし”を買って、13時20分ののぞみに乗り込む。
車内もギッシリ満席だったけれど、それなりに満喫しつつ15時36分に京都へと到着。
時間もあまりないので、そのまま地下鉄で四条へ行き、今夜泊まる「京都セントラル・イン」へチェックイン。
しばらくくつろいでいる間に、開場時間の17時45分が近づいてきたので磔磔へと向かう。
今回の整理番号は、なんと012番。これはいい位置をキープ出来そうと、ドキドキしながら開場を待つ。
予定通り、17時45分開場。入口でドリンクを受け取り、フロア内へと入る。
おぉ~こんなガラガラの磔磔は初めてだ。ステージ左最前列が空いていたので、すかさずキープ。
ステージとの仕切として鉄柵の代わりに並べられた木の机が、なんとも磔磔っぽくてイイ。
ちょっと端かなぁ~と思ったけれど、CHABOのマイクスタンドの真ん前かぶりつき。
これ以上ありえないベストポジションに、なんだかとっても緊張。。。
ステージ後方の壁にはいつものように、猫の描かれたライブの看板。
そして、AXではオブジェとなっていたペーパークラフトがびっしりと張りめぐらされている。
次第にフロアはお客さんで埋まっていき、開演時間になる頃にはぎっしりと鮨詰め状態。
ほぼ予定通り、18時30分過ぎにフロアが暗転。
入場のSEに間違って「What a Wonderful World」がかかってしまい、お客さんがいっせいにコケる。
気を取り直してSE「浪路はるかに」がかかる中、CHABOと蘭丸が控室のある二階から階段を降りてくる。
お客さんの間を縫うようにステージに登場した二人、まずは椅子に腰掛けて「Happy Song」を弾き語り。
「こんばんは~麗と蘭です」という挨拶に続いて、「たそがれSong」。
さすが磔磔、サビの部分はお客さんもいっしょに大合唱。出だしから熱い雰囲気でライブは進む。
「ウッちゃんナンちゃんです」「リンリン・ランランです」という笑える挨拶のあと、Bassの早川さんを呼び込む。
早川さんが「元気か?」と一言挨拶をして、アコースティックトリオで「さみし気なパイロット」。
「今回は小出しにしてんだ。勿体ぶってね」と言いつつ更に北澤さんを呼び込む。
北澤さんは「まいど!」と挨拶をして、アコースティックセットで「顔」。この曲、なんか磔磔にあってるな。
ものすごい盛り上がり方に、「アポロ劇場みたいじゃねぇか」と興奮気味のCHABO。
「(今年)最後だ、盛り上がって楽しもうぜぇ~」と言い、
「こんな年齢でいいかな?ハッスルして」と「ハッスル」。
「すごいな磔磔、今日はノリがいい! 昨日おととい、手抜いておいたからな」と、いつものセリフが飛び出す。
ステージに飾られた看板について触れたあと、ツアータイトル曲「明日の為に、今日もある。」。
「バンド始まって以来のテンポなんだ。ナメんなよ、クロマニヨンズ」と、いつも以上に饒舌なCHABOが笑える。
去年のツアータイトルソング「泣いてたまるか!!」を演奏したあと、
「去年初めて磔磔でレコーディングしたけど、今年も録ってるぞ」と蘭丸が発表。
より一層盛り上がる中、一昨年のツアータイトルソング「Sha-La-La」を演奏。
「雪こそ降らないけど外は寒い。でも熱いね磔磔~。もっと熱くなりたい?」とCHABOがお客さんを煽り、
蘭丸のヴォーカルで「SMILE」。ミラーボールがまわり出して、独特の世界が広がる。
「あこがれの Southern Man」で更にヒートアップしたあと、
現代風に書き直したという「アメリカン フットボール」。
磔磔での年末ライブは今回14回目、麗蘭は今年15周年、磔磔は来年33周年という話をして、
「偉大な偉大なブルースマンやソウルマンの踏んだステージでこの曲を演れるのが、
いつも誇りに思ってます」と名曲「今夜R&Bを・・・」。
曲の途中、先日亡くなったJames Brownへの追悼の想いを込めて、
名物MC.Danny Ray風に「じぇえぇぇぇいむす・ぶらぅ~ん!!」と何度も叫んだり、
「Sex Machine」を蘭丸とCHABOの掛け合いで唄ったりしていた。
でも最後は、「Welcome Back, Next Year!! Sweet Soul Kiyoshiro~!!」とシャウトして締めくくった。
そして「みんなも自分の一年、なんとなく振り返りながら聴いてくれよ」と言いながら、「時代は変わる’06」。
ここでも清志郎への想いが織り込まれる。それほどに今年最大の出来事だったわけだ。
CHABOは「The Times They Are A-Changin'」とアカペラで唄いながらギターを持ち替え、
「オーライ!公平」との掛け声とともに「Get Back」。
「みんなよい年をね~」とCHABOは帰ろうとするが、「出し惜しみしてどうすんだ」と最後に「ミュージック」。
蘭丸はステージ前の机に乗ってソロを弾きまくり、CHABOはラストでさんざん勿体つけてジャンプ。
これ以上無い盛り上がりの中、ひとまずメンバーは退場。
アンコールに応えて、再びメンバーがステージに登場。
そして東京で演奏したクリスマス・ソングの替わりに、新曲の「I Love R&R」。
シャッフルのリズムに乗せて、「I Love R&R~ 馬鹿は死ななきゃ治らない。
俺はRock'nRoll馬鹿~」と軽快に唄う。
曲が終わってからも、みんなで「I Love R&R~」とサビを大合唱して盛り上がる。
Bluesのインストに続き、「俺たちの思っているR&Bの曲っていうのはこんな曲なんだ」と
Sam & Daveの「HOLD ON」。
ここでもCHABOと蘭丸はステージ前の机に乗って、ギターを弾きお客さんとハイタッチして大暴れ。
CHABOはステージ前の机に乗るとき、私の手をつかんでよじ登っていた。
エンディングでは、珍しく早川さんがジャンプしてキメる。
蘭丸が「麗蘭では初めて演る曲で、日本のRock'n'Rollのスタンダード。やっちゃうぞ」と言い、
CHABOが「来年、本物の歌声を聴いてくれ。今夜は俺の歌で我慢してくれ」と言って「雨あがりの夜空に」。
ローディーの岡本マチャミとサウンドクリエーター中原裕志(夢助隊)がコーラスに加わり、
お客さんも全員いっしょになって唄う。もうその場にいる全員で、曲を創りあげてるって感じ。
「なんか来年いいことあるかもしれないな。さすが磔磔」というCHABOの言葉が印象的だった。
ものすごい盛り上がりのあと、「俺たちのゆく年くる年だ」と「Hello Good-bye」。
「仲井戸くん、若干21歳のときの演らしてくれ。何が変わったんだ、何が変わんねぇんだ」と「年の瀬」。
曲の途中でCHABOが、大晦日のテレビのアナウンスを真似る。
それに応えて、蘭丸がギターで除夜の鐘を奏でる。
「今日で最後の最後なので、メンバー紹介やりましょう」という蘭丸のバンマス命令で、最後に「ミステリー」。
「世界中によい日がたくさんありますように。麗蘭でした。よい年を」というCHABOの言葉とともに、
SE「What a Wonderful World」をバックに、メンバー全員でカーテンコール。
続いて「ALL YOU NEED IS LOVE」が流れ、いつまでも鳴り止まない拍手に送られて、
お客さんの間を縫うようにメンバーは去って行った。
終了したのは、21時40分過ぎ。年末のひととき、またひとつ忘れられない想い出となったのでした。
そろそろ22時近くなりお腹もすいたので、京都に来たら「ここしかない!」と先斗町にある「ぽんと」へ。
意外と空いていたけれど、今日は土曜日なので24時までやっているとのこと。
だから“はもおとし”や“生麩の揚げ出し”なんかをつまみながら、じっくりと日本酒を飲む。
京都の地酒の“坤滴(こんてき)”という純米酒がけっこう良かったので、三杯も飲んでしまった。
23時半過ぎにおひらきにして、夜の街をブラブラ。
年末の土曜日だからかどこも満員で、仕方なくあきらめて0時15分ごろホテルへ戻る。
コンビニで買ったビールやサワーを飲んでから、今日のことを思い返しながら眠りに着く。
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