今日は夕方からSHIBUYA-AXへ、寺岡呼人主催「Golden Circle Vol.11」を観に行った。
長丁場になることが予想され、スタンディングはつらいかな?と2階の指定席にしたので、
開演時間の17時ちょっと前にゆっくり会場入り。混雑する1階フロアを横目に階段で2階へ。
2階C列39番ということで、ステージ向かってやや右だけどまずまずの位置。
一般客に混じって、関係者らしき人も大勢来ている(ARBのキースを発見!)。
ステージ後の壁には、「Golden Circle」の文字が入ったパネル。
ステージ上にはドラムが2台とキーボード、アンプ類がセッティングされている。
予定より少し遅れて、17時05分開演。
まずは寺岡呼人がひとりステージに登場して、「昨日はここでまず2時間ぐらい喋ってたんですけども、
今日はテレビの生中継が入っているということで、いっさい喋るのやめます」と挨拶。
一番目のゲスト広沢タダシを呼び込み、まずは「夢の中で君が泣いてた」をデュエット。
この広沢タダシという人、正直言って知らなかったんだけど、透明感のあるヴォーカルがなかなか・・・。
ソロで「パーフェクト」を唄ったあと、再び呼人といっしょに「サフランの花火」。
20分ほどで終了し、二番バッターは寺岡呼人がGCバンドをバックに登場。
GCバンドは、Dr:新井田耕造、Ba:金戸 覚、Key:上杉洋史、Gt:佐藤健治というメンツ。
なんの気なしに観ていたんだけど、ドラムがなんと新井田耕造、コーちゃんじゃないですか!
個人的には俄然注目度があがったところで「スーパースター」、
そして清志郎とCHABOとの会話にインスパイアされたという「大人」。
ヴォーカルの感じはあんまり好みじゃないけど、どちらもちょっとグッとくる曲でした。
「次は私キャラクターを変えて、JUN SKY WALKER(S)として出てきます」と言い残して呼人は退場。
セットチェンジに入ると、1階フロアのステージ前の人口密度がググッと高くなる。
ステージ後のパネルが「J(S)W」のロゴに変わり、SEの流れる中をJUN SKY WALKER(S)が登場。
メンバー4人ともそれなりに年齢を重ねているけれど、雰囲気はそれほど変わってない。
一曲目は、「歩いていこう」。それからほぼノンストップで、懐かしい曲を次々と披露していく。
お客さんはみんなコブシを突き上げて、大きな声で大合唱してそれに応える。
20年前にタイムスリップしたかのような光景が、目の前で繰り広げられている。
途中、シークレット・スペシャルゲストということで、むかしジュンスカのコピーバンドをやっていたという
浅野忠信が登場。テレビで観るよりもラフな雰囲気で、和弥といっしょに「MY GENERATION」を唄う。
2月に「SMAP×SMAP」に出演するなどという話をしながら、ラストは「すてきな夜空」。
和弥は最後Tシャツをフロアに投げ込み(勢いつき過ぎて2階席の柵に引っかかってしまったけど)、
上半身裸のままフロアへ勢いよくダイブして終了。
既に18時半を過ぎていたけれども、イベントはまだまだ続く。
寺岡呼人の紹介を受けて、元ユニコーンのキーボード阿部義晴が登場。
さっきのジュンスカのライブを観て、カウントの出し方が甘くなったとかいう話をしばし。
そして二人弾き語りで「開店休業」、GCバンドが加わって「セイリング」を演奏。
メンバー紹介をはさんで、ギンギラの衣装に着替えたエルビス阿部が登場。
「E.YAZAWA」風に「Y.ABE」と書かれた真っ赤なタオルをなびかせ、「人生は上々だ」を唄う。
途中、同じく光モノの衣装のエルビス和弥(すぐに“にしきの和弥”に改名)も加わる。
阿部エルビスは、壁際の通路を通って1階フロアの真ん中まで来て熱唱。
ハチャメチャな盛り上がりの中、あっという間に終了。
そして、いよいよお目当てのCHABOの登場となる。
ステージに椅子がふたつ並べられ、寺岡呼人の紹介でCHABOが登場。
全身黒づくめのいつものスタイル、いきなり帰るそぶりを見せてフロアを沸かせる。
まずは呼人のリクエストで、二人弾き語りで「ガルシアの風」。
そして、ドゥーワップ調のコーラスがイカしてる「ティーンエイジャー」。
二人の少年が並んでギターを弾いているような雰囲気で、なんだかとっても良かった。
和弥がさっきフロアに飛び込んだのを見て衝撃を受け、真似しようかと思ってるという話をはさんで、
GCバンドをバックに「遠い叫び」。CHABOのエレキギターが鳴り出すと、フロア内の空気が変わる。
それに加えて、後でドラムを叩いているのがコーちゃんというのがなによりも感動的。。。
「今回どうしてもCHABOさんと演りたい曲があって」という呼人の紹介で、
CHABOのイメージで作ったという「飲んだくれジョニーを探して」を披露。
呼人が唄い、その横でCHABOがスライドギターをキメる。う~ん、カッコ良すぎ。
最後はジュンスカのメンバーが加わり、みんなで「GIBSON」を演奏してひとまず終了。
アンコール、まずは寺岡呼人が登場して、ジュンスカのメンバーとCHABO、そして浅野忠信を呼び込む。
そして、CHABOが「TOWER RECORDS」でCDを買ってコピーしたという「START」をみんなで演奏。
「もっと行きますか?」との一言から、今日の出演者全員がステージに登場して「チャンスは今夜」。
「この曲やれるとはちょっと緊張だね」という言葉どおり、この曲が再びナマで聴けるとは思わなかった。
サビのところでは、「Check Check Check Tonight」と書かれたプラカードを和弥と阿部が掲げる。
和弥はフロア中央の柵を伝って、お客さんの真ん中へ乱入し、お客さんへプラカードを手渡す。
もうステージ上、フロア1階、2階かかわらず、この瞬間ここにいる全員で延々と大合唱。
「これはまだ帰れないね~」という言葉に続いて、「宇宙でこのイントロを弾けることを許された、
ただひとりのギタリスト仲井戸麗市、CHABO~!」という紹介で、CHABOがあのイントロを弾きだす。
「ダッダー、ダダダーン♪」 ・・・ん?「Satisfaction」か???
違う違うと気をとり直して、聴き慣れたあのイントロから「雨あがりの夜空に」が始まる。
みんなで交互にヴォーカルをとり、お客さんもいっしょにみんな楽しく盛り上がる。
気がつくとすっかりCHABOの世界になっていたけれど、寺岡呼人をはじめとして、
出演者全員がCHABOをリスペクトしている感じが伝わってきて、とっても良かった。
最後にひとりひとり出演者を紹介して、全員並んで深々とお辞儀。
呼人がひとりステージに残り、「今日はどうもありがとうございました」と挨拶。
こうして20時20分過ぎ、2時間以上に及ぶイベントが終了したのであった。
ジュンスカの変わらないパワーと、CHABOのずっしりとした存在感と、
溢れるようなみんなのリスペクトが、とっても印象に残ったイベントだった。
【セットリスト】
広沢タダシ
M01. 夢の中で君が泣いてた
M02. パーフェクト
M03. サフランの花火
寺岡呼人
M04. スーパースター
M05. 大人
JUN SKY WALKER(S)
M06. BAD
M07. 歩いていこう
M08. いつもここにいるよ
M09. JACK&BETTY
M10. Let's Go ヒバリヒルズ
M11. BAD MORNING
M12. 声がなくなるまで
M13. 明日が来なくても
M14. 全部このままで
M15. MY GENERATION [w.浅野忠信]
M16. すてきな夜空
阿部義晴
M17. 開店休業
M18. セイリング
M19. 人生は上々だ
仲井戸"CHABO"麗市
M20. ガルシアの風
M21. ティーンエイジャー
M22. 遠い叫び
M23. 飲んだくれジョニーを探して
M24. GIBSON
Encore
EN1. START [J(S)W w.仲井戸麗市、浅野忠信]
EN2. チャンスは今夜 [ALL CASTS]
EN3. 雨あがりの夜空に [ALL CASTS]
今日は日曜日だけれども、まだ20時半だったので、渋谷駅ビルの「天天米線」で一杯。
ホッピー片手に食べる串焼きは美味しかったけど、ちょっと高くついたかな。
1時間ほどで切り上げて、22時過ぎに帰宅。
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