VA「TOKYO JAZZ FESTIVAL 2008」東京国際フォーラム
今日は東京国際フォーラムへ、「TOKYO JAZZ FESTIVAL 2008」を観に行った。
「JAZZ FESTIVAL」と言っても、お目当てはSAM MOOREとSLY & THE FAMILY STONE。
どちらもBLUE NOTE TOKYOでの単独公演を観に行くか迷ってたんだけど、
このフェスでどちらも観れるというのですかさずチケットをゲットしたのだ。
「TOKYO JAZZ FESTIVAL 2008」は8月29日から31日まで行われていて、
今回は昼の部ということで、12時半には会場の東京国際フォーラムに到着。
ロビーでは黒人のバンドがFunkyな演奏を繰り広げていて、すっかりフェス気分。
しばらくその演奏を聴いてから、自分の席の1階35列69番へと向かう。
ステージ向かってやや右、ちょっと後方だけど、フロアの段差がけっこうあるのでよく見える。
ステージ上には既に機材がセットされていて、ステージ両サイドにはモニターが設置されている。
予定より少し遅れて13時05分、ROBBEN FORDの演奏が始まる。
トリオ編成のバンドで、BluesやRockからFusionっぽいものまでやや節操のない選曲。
そんなに悪くはなかったんだけど、ちょっと聴いて飽きてしまいウトウトしてしまった。
きっちりと予定どおり50分演奏して、13時55分に終了。
15分のセットチェンジのあと、14時10分からSAM MOOREのステージが始まる。
ドラム、ベース、ギター、キーボードに、ホーンセクション4人、コーラス4人の大所帯。
オープニングはバンドのみで、「Peter Gunn Theme」から。
Bassの一発目の音出しがちょっとグダグダだったのが惜しかったけど、
ジワジワとホーンが入ってくるとゾクゾクするほどのカッコよさ。これぞSoul Show!
ちょっとお洒落な雰囲気で「Hold On, I'm Comin'」が始まり、曲が後半に差し掛かった頃、
ステージ左手から白い衣装にサングラスをかけたSAM MOOREが登場。
ものすごい存在感・・・。そしてひとたび唄い出すと、そのパワフルな声量に圧倒される。
「Knock On Wood」「Soul Sister, Brown Sugar」とかのお馴染みの曲に加えて、最近の曲もちらほら。
ソウルフルなナンバーもいいけど、やっぱりスローなバラードが泣かせる。
「I Can't Turn You Loose」では、御大の号令に従ってお客さんがいっせいに立ち上がる。
「I Thank You」でコール&レスポンスして、最後の曲は「Soul Man」。
「Soul Man!」という掛け声の中、御大はステージを去って行く。
バンドの演奏はだんだんと加速を増し、15時05分にフィナーレ。
そして、いよいよSLY & THE FAMILY STONEの登場を待つばかり。
大勢のスタッフがステージにあがってセットチェンジしてるけど、ちょっと手間取っている模様。
う~ん大丈夫かなぁ~と思いつつ、ドキドキしながらセッティングが終わるのを待つ。
かなり遅れて、15時30分からいよいよ演奏開始。お客さんはいきなり総立ちで大歓迎。
バンドは、ドラム、ベース、ギター、キーボード×2、ホーン×3、女性ヴォーカルという編成。
まずはSLY抜きで「Dance To The Music」。あの演奏がライブで聴けるとは思わなかった。
続いて「Everyday People」を演奏したあと、トーキングモジュレーターで
「Don't Call Me A Nigger, Whitey」のフレーズが奏でられると、ステージ左手からSLYが登場。
金色の衣装に紫のマフラー、刈上げのパーマヘアーにサングラスで、かなりの異彩を放っている。
SLYはステージ中央のキーボードの前に座って、もごもごと唄い出す。
いくら伝説の人だからといって、こんなんで大丈夫なのかなぁ~と思っていたら、
続く「Family Affair」ではしっかりとヴォーカルをとってくれてひと安心。
でもなんとなくバンドメンバー全員がSLYの様子を窺いながら演奏している感じがして、
次は何の曲が始まるのか?どういう展開になるのか?違った意味でハラハラドキドキした。
「Sing A Simple Song」ではSLYが立ち上がり、お客さんといっしょにコール&レスポンス。
そのまま「Stand!」から「If You Want Me To Stay」へと、演奏は雪崩れ込む。
続く「I Want To Take You Higher」で、SLYはステージ上を左右に動き回りながらお客さんを煽る。
盛り上げるだけ盛り上げて、SLYはステージ左手へと消えていく。
この日、けっきょくSLYがステージに居たのは約36分間。
後日行われたソロ公演では10分ちょっとだったらしいから、けっこうトクした気分。
ステージではベースソロに続いて、バンドだけで「Thank You」を演奏。
心なしかちょっとノビノビとした演奏で、ひとまず演奏は終了。
アンコール、やはりSLYは出てきてくれなくて、バンドメンバーだけで「I Want To Take You Higher」。
メンバーひとりひとりを紹介しながら、それぞれのソロが披露される。
なんだかんだで10分以上にもなるセッション大会、いい加減ちょっとダレた気がしたのは残念。
それでも大満足の気分の中、16時40分過ぎに演奏はすべて終了。
夏の終わりに伝説のアーティストの競演が観れて、とても充実したフェスでした。
【Setlists】
M01. Dance To The Music
M02. Everyday People
M03. Don't Call Me A Nigger, Whitey
M04. Family Affair
M05. Sing A Simple Song
M06. Stand!
M07. If You Want Me To Stay
M08. I Want To Take You Higher
M09. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Again)
~Thank You For Talkin' To Me, Africa
Encore
EN1. I Want To Take You Higher
まだ時間も早かったので、帰りに下高井戸で寄り道して「紅とん」で打ち上げ。
いつも串カツと焼とんというのもちょっと飽きたので、辛みそホルモンを頼んでみる。
雨も降り出してきたので、そこそこに切り上げて帰宅。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント