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2008年10月25日 (土)

甲斐バンド「BEATNIK TOUR 08-09 -THE ONE NIGHT STAND-」東京国際フォーラム

今日は東京国際フォーラムへ、甲斐バンドのコンサートを観に行った。
「BEATNIK TOUR 08-09 -THE ONE NIGHT STAND-」と題されたこのコンサート、
昨年の甲斐バンド復活ライブを受けてのツアーということで自然と期待が高まる。
甲斐よしひろのソロもまぁいいけど、やっぱり甲斐バンドがサイコーですから。
開演時間の18時より15分ぐらい前に会場に到着。
ごった返すロビーを抜けて、自分の席1階34列21番へ。
ステージ向かってやや左側、ステージはけっこう遠いけど段差があるからよく見える。
ステージ上には都会の夜景を思わせるようなセットが組まれ、
夜霧のようなスモークがかかる中に[Kai Band]のロゴマークが浮かび上がる。

開演予定の18時を過ぎてもいっこうに始まる気配はなく、拍手が沸きあがってはまた消える。
そんな中、18時15分にようやくフロアの照明が落ちて、いよいよライブが始まる。
SEの流れる中、メンバーが登場。あれ、甲斐バンドってこんなに大所帯なんだ。
ヴォーカルが甲斐よしひろ、ギターが田中一郎、ギター(中盤からドラム)が松藤英男、
それにドラム、ベース、キーボード、パーカッション、サックスが加わっての8人編成。
一曲目の「胸いっぱいの愛」は正直言って知らなかったんだけど、
次からはもう懐かしい曲のオンパレードで思いっきり唄いまくってしまった。
「感触(タッチ)」はオリジナルのアレンジとちょっと違っていたけれど、
「ビューティフル・エネルギー」は松藤が唄うオリジナルバージョン。
2コーラス目からは、甲斐がしっかりとヴォーカルをとってましたが・・・。
甲斐いわく“気が向いたらやる”という「シネマクラブ」、
“甲斐バンドが甲斐バンドとして確立するために必要だったナンバー”という「裏切りの街角」、
甲斐バンドの歴史を振り返るような選曲が泣かせる。

テレビ出演の話や今度発売される本の話をしばらくしたあと、
“みなさんといっしょに歩んできた歌です”ということで「安奈」をみんなで大合唱。
それからみんなで拳を握り締めて「嵐の季節」を大声で唄い、
強烈なパーカッションのイントロから「地下室のメロディー」。
そしてあの重厚なギターが響くと、「氷のくちびる」が始まる。
ライブの中盤から松藤はドラムを叩いていて、ツインドラム、ツインギターという編成。
バンドの演奏がものすごくブ厚い音の塊となって、これでもかと襲いかかってくる。
パーカッションの音色が曲と曲との橋渡しをして、
「ポップコーンをほおばって」「翼あるもの」がたて続けに演奏される。
まさに怒涛の甲斐バンド必殺ベストナンバーの連続!
「LADY」を切々と唄いあげたあと、ラストは「HERO」をみんなで唄って終了。

アンコール、メンバーがスタンバイして「きんぽうげ」のイントロが始まる。
この曲も懐かしい・・・ これぞ甲斐バンドというナンバーだ。
続いて、「漂流者(アウトロー)」。スリリングな展開がたまらない。
メンバー紹介をはさんで、「観覧車'82」を演奏して終了。

これで終わりかと思いきや、アンコールに応えて再びステージに照明が灯る。
ステージ中央に4本のマイクスタンドが並べられ、「破れたハートを売り物に」を唄う。
続いて、「ラヴ・マイナス・ゼロ」。この曲はあまり思い入れないので、ちょっと肩すかし。
だけど「100万$ナイト」が始まると、会場の空気は一変した。
緊張感というのか、重圧感というのか、なんとも言えない空気が会場を支配する。
甲斐が声をふりしぼりながら唄うと、ステージ上空のミラーボールが回転して、
会場をさらに別次元の世界へといざなう。。。
この曲が聴けただけでも、今日のコンサートは価値があったんじゃないかな。
それほど凄まじい演奏だった。やっぱり“甲斐バンド”ではないと出せない音。
ミラーボールの回転が止まると、今日のコンサートも終わりを告げる。
約2時間半のステージ、20時50分に終了。
「アヴェ・マリア」の流れる中、会場を後にしたのであった。

【セットリスト】
M01. 胸いっぱいの愛
M02. 感触(タッチ)
M03. ガラスの動物園のテーマ~らせん階段
M04. ナイトウェイヴ
M05. シーズン
M06. ビューティフル・エネルギー
M07. カーテン
M08. シネマクラブ
M09. 裏切りの街角
M10. 安奈
M11. 嵐の季節
M12. 地下室のメロディー
M13. 氷のくちびる
M14. ポップコーンをほおばって
M15. 翼あるもの
M16. LADY
M17. HERO(ヒーローになる時、それは今)

Encore1
EN1. きんぽうげ
EN2. 漂流者(アウトロー)
EN3. 観覧車'82

Encore2
EN4. 破れたハートを売り物に
EN5. ラヴ・マイナス・ゼロ
EN6. 100万$ナイト

今日は土曜日なので、帰りは下高井戸で寄り道。
「紅とん」は満員だったので、駅前の「いとし」という立ち飲み屋へ。
串カツはまずまずだったけど、キャベツ焼きが美味しかった。
ビールとホッピー片手に食べまくったけど、2000円ちょっとだった。
1時間ほど飲んで、23時前におひらきにして帰宅。

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受信: 2008年10月28日 (火) 01時27分

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