VA「野郎共の競宴!!!」SHIBUYA-AX
今日はSHIBUYA-AXで、「野郎共の競宴!!!」と題されたライブがあった。
出演はCHABO BAND、泉谷しげる&ロードオブライブ、エレファントカシマシというラインナップ。
どのバンドも強烈な個性を持ったバンド、男気あふれる硬派なイメージのあるバンドばかり。
どんな感じのライブになるのか楽しみにしながら、会場のAXに17時50分ごろ到着。
今日はフロアの前半分が座席指定、後半分がスタンディングというちょっと変則的な形式。
わたしの席は1階C列9番ということで、前から4列目ステージ向かってやや左寄り。
AXはステージが高いこともあり、ステージ全体が見渡せる好ポジション。
予定どおり、18時ちょうどに開演。まずは泉谷とCHABOが、アコースティックギターを抱えて登場。
「セーターズ、今日再結成しました。今日解散しま~す」と、CHABOが一言。
CHABOが誕生日を迎えたというのと、泉谷が還暦ライブを行ったという話題のあと演奏スタート。
「舞台の上で練習すればいい」という泉谷らしく、イントロを何度もやりなおしたりしながら、
それでもCHABOとのギターのからみはバツグン。泉谷の曲を、交互にヴォーカルをとって唄う。
CHABOの「ホームタウン」を泉谷が独特の節まわしで唄ったり、なかなか見応えのあるステージ。
最後に泉谷の代表曲「春のからっ風」を演奏して、約25分で終了。
ここで泉谷は退場し、CHABOはひとり残って挨拶。
「俺と泉谷に比べれば若手」という紹介で、エレファントカシマシのメンバーを呼び込む。
ところが、いつまで待っても誰も出てこない。CHABOはステージ上を右往左往。。。
「転換なんだってよ。間違えちゃった」と言ってCHABOは退場し、セットチェンジとなる。
暗転したステージにはいつのまにかエレカシのメンバーが揃っていて、
スポットライトがヴォーカルの宮本浩次を映し出す。
そのままエレカシのステージに突入。エレカシのステージは初めて観る。
やっぱり宮本のヴォーカルがグイグイとバンドを引っ張って行っているという感じだけど、
バンドの演奏も骨太でしっかりとしていて聴いていて心地良い。
若干アウェイな雰囲気を意識したのか、「今宵の月のように」「悲しみの果て」と有名な曲を連発。
泉谷のカバー「土の中」に続いて、RCサクセション大好きだったという話から「よそ者」を演奏。
宮本のヴォーカルもよかったけど、ゴールドのレスポールで弾かれるギターソロが完璧でした。
大反響に気を良くしたのか、「チャンスは今夜」もワンコーラスだけ披露。
その後のオリジナルも、同じくハイテンションでなかなか良かった。
「アンコール」と言って宮本はギターを置いて、ハンドマイクでアジる「ガストロンジャー」。
ずっとギターを持ったままだったので、こういうほうが宮本っぽい感じがした。
45分ほどの演奏、19時10分にエレカシのステージは終了。
セットチェンジをはさんで、19時20分に泉谷しげるが登場。いきなり持っていた水をブチまける。
今日のバンドはロードオブライブということで、キーボードなしの4人編成。
泉谷もMCで言っていたけど、ドラムがものすごい強力。
ニューアルバムからの曲を中心に、グイグイと演奏を続ける。
ラストの「時よ止まれ 君は美しい!」では、お客さんを強引に立ち上がらせて、
「強制的に盛り上がればいいんだ」と言いながら、お客さんにコーラスをうながす。
おかげで大いに盛り上がって、20時にロードオブライブの演奏は終了。
20時10分すぎフロアが暗転し、SE「Stranger In The Night」に乗ってCHABO BANDのメンバーが登場。
このメンバーがステージに揃うなんて、いったいいつ依頼だろう?
CHABOの活動の中でも重要な位置づけのCHABO BAND、まさに待ちに待った演奏が始まる。
まずは今日のための新曲「野郎どもの競宴!!!」、そして「Sha-La-La」へと続く。
普段聴き慣れた曲でもキーボードが入ると、随分と印象が違って聴こえる。
「久しぶりに揃いましたCHABO BAND」という挨拶をはさんで、Rolling Stonesの「Time Is On My Side」。
ここで泉谷の「流れゆく君へ」をカバー。ポエトリーリーディングから入るというのが、CHABOらしい。
続いてエレカシの「冬の朝」を、「難しい・・・オレがアレンジしたと思って聴いてくれ」と言いながらカバー。
これまたポエトリーリーディングから始まる。さすがにキーが高くて唄いずらそうなところもあったけど、
世界観がけっこうピッタリとハマっていたような気がする。フロア後方のエレカシファンも納得かな?
それからステージ上はサイケな照明で彩られ、「花園神社」が始まる。
CHABO BANDといえば、やっぱりこの感じでしょう。混沌とした、かつスリリングな展開。
こればっかりは、CHABO BANDでしか出すことの出来ない世界だ。
続いて、「早く帰りたい PART Ⅱ」。この曲も、CHABO BANDならではのナンバー。
「むかし友達といっしょに作った曲唄わせてくれ」と言いながら、
何度もコードをかき鳴らしてギターのキーを再確認するCHABO。
「今日はオレの唄で我慢してくれ」と、「雨あがりの夜空に」が始まる。
さっきまで座っていたお客さんも、全員総立ちになって盛り上がる。
途中で演奏がピタリと止まり、たつのすけのピアノから始まったのは「スローバラード」。
「悪い予感のかけらもないぜ~」と、「One More Time!」と言いながら何度もブレイクを繰り返すCHABO。
まるで清志郎がそこにいることを確信しているかのような、そんな思いが伝わってきた。
再び演奏は「雨あがりの夜空に」に戻り、みんなで拳を振り上げて大合唱。
「イェ~ッってイェ~!」とCHABOに煽られ、大盛り上がりの中終了。
すかさずCHABOは「じゃぁアンコールやるぜ」と言い、「流行りそうだな、これ」とポツリ。
「まぁ座ってくれ」とみんなを座らせてから、ラストはじっくりと「ガルシアの風」。
ステージ背面には、満点の星空を思わせるような一面の光。
その中で切々と唄いあげるCHABOの声とBANDの音が、ひときわ心に染みた。
大きな拍手とスタンディングオベーションの中、メンバーは深々とお辞儀をして退場。
アンコール、まずはCHABO BANDのメンバーが登場。
エレカシへ最大級の賛辞を述べてから、泉谷しげると藤沼伸一と呼び込む。
「泉谷、もう一曲唄ってくれ!」とCHABOは言い、藤沼と一緒に「翼なき野郎ども」のイントロを弾き出す。
なんだか先週の泉谷還暦オールナイトライブを彷彿とさせるようなシーン。
あの時よりもかなり至近距離で観ることが出来て、とっても感動的でした。
エンディングはド派手に泉谷がキメて、今日のステージはすべて終了。
大音量でBeatlesの「I Wanna Hold Your Hand」が流れ、21時35分に客電がつく。
【CHABO BAND:セットリスト】
M01. 野郎共の競宴!!!
M02. Sha-La-La
M03. Time Is On My Side
M04. 流れゆく君へ
M05. 冬の朝
M06. 花園神社
M07. 早く帰りたい PART Ⅱ
M08. 雨あがりの夜空に~スローバラード
M09. ガルシアの風
Encore
EN1. 翼なき野郎ども
まだ時間も早いし、明日は休みだしで、飲んで帰ろうと渋谷駅前をブラブラ。
だけど日曜日だからか休みの店も多く、井の頭線ガード下の「天天米線」へ。
肝のレアとか串焼きとかを食べながら、ビールとホッピーを飲む。
立ち飲みだからかわからないけれど、ハイペースで平らげて40分ほどでおひらき。
「博多天神」でとんこつラーメンを食べて、24時前には帰宅。
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コメント
いつだったか日曜の朝の番組で、
泉ちゃんと宮本が出てて「へぇ~」と思ってたんやけど、
こんなイベントがあったのねん。
KANNさんエレカシ初めてだったんだー、
後日またライブに足を運んだところをみると、
なかなか良かったようで♪
久しくCHABOにも会ってないけど(涙)、
年末の京都麗蘭も行けそうにないけど(更に涙)、
CHABO BAND!レポ読んで情景が浮かんできました。
ありがとう~。
投稿: yan | 2008年10月22日 (水) 10時10分
日曜の朝の番組に、泉谷とミヤジが出てたのは後で知りました。
観たかったなぁ~。面白そう。。。
イベントはとっても良かった。
エレカシも良かったよ、ホント。
エレカシは初期の頃がイイってずっと思ってて、
最近の曲は二の足ふんでたんだけど、
けっこうハマってしまったかもしれない。
でもそれにも増して、CHABO BANDサイコーでした。
なんかすごいモノ観たって感じ。
CHABOのある一面を表現するのには、このバンドは不可欠だと思いました。
たまにはCHABOに会いに行ってあげてくださいよ。(笑)
投稿: KANN | 2008年10月27日 (月) 01時29分