BOOKER T. & THE MG's「LIVE」Blue Note TOKYO
今夜は、青山のBlue Note TOKYOでBOOKER T. & THE MG'sのライブ。
Booker T.JonesとSteve Cropper、そしてDonald 'Duck' Dunnが揃っての来日ということで、
ゴキゲンなMenphisサウンドが聴けると思うととっても楽しみ。
加えて、初日から清志郎が飛び入り出演したとの情報もあり、イヤでも期待が高まる。
Blue Note TOKYOは15時頃から先着順で入場整理番号が配られるので、
いい席をとるために早く行けばよかったんだけど、なんだかんだで家を出たのは19時近く。
会場に到着したのは20時をまわっていたので、整理番号は85番となってしまった。
予定より少し遅れて、20時20分ごろから入場開始。
一組一組ていねいに案内するものだから、わたしが入場したのは20時50分過ぎ。
アリーナ席のステージ向かってやや右、前から三番目のテーブルに案内される。
STEVE CROPPERのちょうど真ん前という感じで、けっこうラッキーだったな。
予定より少し遅れて21時10分過ぎにフロアの照明が暗くなり、客席後方からメンバーが登場。
Steve Cropperはわりと見慣れているけど、Booker T.JonesとDonald 'Duck' Dunnは初めてナマで見る。
古そうな型のオルガンに向かって座るBooker T.Jonesは、なんともいえないオーラを放っている。
Donald 'Duck' Dunnはパイプをくわえていなかったけど、恰幅のよさはあいかわらず。
ドラムのSteve Pottsは、映画「BLUES BROTHERS」でおなじみの顔だ。
Steve Cropperのクリアなギターの音が、ひとつひとつ確かめるようにフレーズを紡いでいく。
それにあわせるように重厚なSteve Pottsのドラムと'Duck' Dunnのベースがリズムを刻み、
Booker T.Jonesの奏でるオルガンの独特な音色が独自の世界を展開していく。
シブい!シブすぎる。。。さすがに本場のMemphisサウンドって感じだ。
インストの曲だからというのもあるけど、演奏はわりと淡々と繰り広げられていた印象があるけど、
お客さんのリアクションはとっても熱く、それに呼応するように演奏もエキサイティングになっていく。
Steve Pottsは延々と熱いドラムソロを聴かせるし、'Duck' Dunnはエキサイトのあまり
かけていたメガネを落としてしまうというハプニングもあった。
それでもやはり一番のハプニングは、Steve Cropperに紹介されてステージに登場したあの人。
そうです、忌野清志郎です。
タートルネックのシャツにジャケットを羽織ってステージサイドから登場した清志郎、
場内の雰囲気を一気に「持っていった」という感じ。もちろん私も我を忘れて大興奮。
総立ちとなったお客さんに向かって、清志郎は「IN THE MIDNIGHT HOUR」を唄う。
以前とまったく変わらずに、元気イッパイにシャウトしている。
こんな日がやって来るのを、どれだけ待ち望んだことか・・・。
曲が終わると間髪を入れず、Steve Cropperが「SOUL MAN」のイントロを奏でる。
すぐさま清志郎もそれに呼応して、日本語の歌詞で唄いまくる。
「おとといも初日も、ここで唄ったんだ」というフレーズが、清志郎らしくてイイ。
「Yeah~! サイコーだぜ。どうもありガット、ガット、ガット、ガット」と言い残し、
「CAN'T TURN YOU LOOSE」が流れる中を清志郎は去って行った。
清志郎が去ってからも、ステージと客席のホットな雰囲気は変わらず。
大盛り上がりの中、「TIME IS TIGHT」「GROOVIN」を演奏し、
Booker T.Jonesがいたずらっ子のような目で「One More?」と言って「DOUBLE OR NOTHING」。
アンコールではなかったけど、既にアンコールのような雰囲気だった。
すべてが終わったのは、22時45分。1時間半も演ってくれたんだな。大満足。。。
【Setlists】
M01. MO' GREENS
M02. GOTTA SERVE SOMEBODY
M03. MELTING POT
M04. BOOKER-LOO
M05. SOUL DRESSING
M06. SOUL LIMBO
M07. SUMMERTIME
M08. HIP-HUG-HER
M09. GREEN ONIONS
M10. HANG ’EM HIGH
M11. IN THE MIDNIGHT HOUR
M12. SOUL MAN
M13. TIME IS TIGHT
M14. GROOVIN
M15. DOUBLE OR NOTHING
余韻に浸りながら、国道246を渋谷駅に向かって歩く。
明日は祝日だから飲んで帰ろうと、駅ビルの「天天米線」に寄ってみる。
ラストオーダーが23時半だと・・・ あと10分ちょっとしかナイじゃないか。
でも終電で帰りたかったのでちょうどいいかなと、ビールと串焼きを頼む。
ホッピーも追加注文して飲んで喰って、24時前にはおひらきにして帰宅。
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コメント
Booker.Tのオルガンは渋いよね~。
前にやってたバンドで「GREEN ONIONS」が
オープニングの定番やったんよね。
して!
清志郎!
体調が気になるものの、
そーか、声も姿も変わらずだったのねん。。。
見れたとはウラヤマシイ限りですっ。
近い内に追いつくのだ!
きっとね。
投稿: yan | 2008年11月25日 (火) 15時41分
>yanさん
オルガン、ホントに渋いっす。
でも「GREEN ONIONS」をカバーするっていうのも、かなりシブいです。
で、清志郎。
確かに体調が気になるというのはありますね。
だから正直なところ、飛び入りして欲しいという気持ち半分、
出てこなくていいという気持ち半分、ちょっと複雑でした。
だけど本人を目の前にして、以前と変わらず唄っている姿を観てしまうと、
すっかりいつもの感じで乗りまくってしまったのでした。
きっとまた、完全復活を果たしてくれるさ!
投稿: KANN | 2008年11月26日 (水) 00時12分