« コンビニエント | トップページ | THE WILLARD「Great Voyage Of Golden Chapter Ⅴ~26th Christmas Raid」Shibuya O-WEST »

2008年12月10日 (水)

仲井戸麗市「monthly CHABO vol.6 Two Of Us」南青山MANDALA

今日はトリトンへ出張して、16時からお客さまと打ち合わせ。
予想以上に打ち合わせは長引いて、終わったのが17時30分近くになってしまった。
今夜は南青山MANDALAで仲井戸麗市の「Monthly CHABO vol.6」を観ることになっていたので、
とってもハラハラしたんだけど、なんとか開場時間に間に合うことが出来た。
なんたって今日は入場整理番号2番なんだから、間にあわなかったら洒落にならない。
予定より少し遅れて、18時40分ごろ入場開始。もちろん2番目に入場。
ステージ向かってやや左側、最前列の椅子に腰掛ける。
フロア内のあちこちにクリスマス風の白い飾り付け、ステージ後方の壁にはクリスマスリース。
今日の「Monthly CHABO」は、わたしの大好きなアーティストのひとりDr.kyOnとの共演。
CHABOのストイックな唄にどのような彩りを添えてくれるのか? とっても楽しみである。

予定より少し遅れて、19時40分ごろ開演。
The Beatlesの「Two Of Us」が流れる中、カーディガン姿のCHABOが登場。
「寒いとこ、ようこそ」とポツリと言ったあと、まずはひとりで「スケッチN.Y.'98」。
「暑っついや~ カーディガン」と言って、いきなりカーディガンを脱ぐCHABO。
ここでこれまでの「Monthly CHABO」を振り返りつつ、今日のゲストDr.kyOnを呼び込む。
まずはkyOnもギターを弾き、The Beatlesの日本語カバーで「Two Of Us」。
続いてkyOnはキーボードに向かって、このシリーズの課題曲「BLUE MOON」。
CHABOが奏でるナイロン弦のギターの音色に、kyOnがキーボードで鮮やかな音を重ねていく。
kyOnがやっているテレビ番組に今年出演したという話から、スポーツシリーズ(?)の「テニス」。
この曲ではピアニカを吹くkyOnは、曲の合間にラケットを振るまねをしてみんなを笑わせる。
番組の収録をするとき、CHABOの通っていた戸山教会(幼稚園)の礼拝堂で唄ったという話の中で、
「さなえちゃん」に恋をした舞台となったのはその幼稚園だったというエピソードも披露。

番組でも演奏したというThe Bandの「Twilight」に続いて、ふたりが断トツに尊敬するというバンド、
クレージーキャッツのカバーで「SOULスーダラ節」。
この曲は、5年前に下北沢で行われた“FUJIMASA”のライブでも演った曲。
kyOnの圧倒的にFunkyなキーボードに乗せられて、CHABOもいつもとは違う一面を見せる。
kyOnにちゃんと唄ってもらおうということで、村八分のベース加藤義明のカバー「青いシャツ着て」。
原曲はダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」なんだけど、日本語の歌詞が妙にハマってた。
続けてリズムボックスをバックに、kyOnのヴォーカルでkyOnのオリジナル「Merry-go-round」。
それにあわせてスライドギターをキメるCHABO、夢のような組み合わせだ。
「ふたりで全国まわれそうだなぁ~。来年ツアー、麗キョン!」とCHABOは言い、
今年一年を振り返りつつ「気分はJ.J.Cale」。FunkyなkyOnのキーボードがイカしている。
この曲は6月にたつのすけと演ったときに初めて披露された曲だけど、
キーボードを弾く人が違うだけでこれだけ印象が変わるんだなぁ~と思った。

ここで、ポエトリーリーディング「エレキギターⅠ~Ⅱ」。間奏のギターが、とってもカッコいい。
曲はそのまま続いて、「STONE」を朗読。kyOnのキーボードが、次々とStonesのメロディーを奏でる。
それからどっぷりとBluesyな雰囲気となり、ポエトリーリーディングで「黒人音楽」。
kyOnのFunkyなキーボードをバックに、Ray Charlesの「What'd I Say」をコール&レスポンス。
今日のポエトリーリーディングは、演奏がとてもマッチしていて良かった。
「このあいだ歌舞伎町ひさしぶりに行ったけど、僕の居場所はもう無いんだなと思いました」と
言うCHABO・・・。その感じ、なんだかとってもよくわかるような気がした。
そんな流れから、「新宿を語る 冬」。CHABOはペダルワウを駆使して、ギターを弾きまくる。
私のちょうど目の前でひたすらギターを弾きまくるCHABOは、ちょっと鳥肌モノでした。

せっかくなのでクリスマス“プチ”特集ということで、まずはThe Bandの「Christmas Must Be Tonight」。
「ピーコックでバイトしてる人みたい」と言いながら、緑色のサンタ帽をかぶるCHABO。
そしてちょっとアコースティックな雰囲気で、「Santa Claus Is Coming To Town」。
曲が終わると、お店のスタッフから本日特製のカクテルが届けられる。
CHABOとkyOnとで乾杯したあと、「ちょっと飲んでみ」とグラスを差し出す。
続いての曲は、この季節には欠かせない「Merry X'mas Baby」。
ミラーボールがグルグルとまわって、気分はすっかりクリスマス気分。

クリスマス“プチ”特集が終わり、続いて「はぐれた遠い子供達へ」。
この曲をナマで聴けるのは、とっても珍しいんじゃないかな。
kyOnのキーボードにCHABOのスライドギターが重なって、極上のサウンドを奏でる。
本編最後の曲は、「ガルシアの風」。
いつも通りのCHABOの弾き語りに、kyOnのアコーディオンがほんのりとした彩りを加える。
kyOnは客席の奥深くまで入って行き、流しのようにアコーディオンを弾きまくる。
そのままkyOnは楽屋へと戻って行き、CHABOはひとりステージから挨拶して退場。

アンコール、まずはCHABOがひとり登場して宣伝コーナー。
「works」のジャケットを模したトートバックに、ピックの絵柄の入ったマグカップがイカす。
ここでkyOnを呼び込み、軽快なインストの曲を披露。
kyOnの宣伝コーナーをはさみ、kyOnのヴォーカルでSex Pistolsのカバー。
「Anarchy In The UK」ではなく、New Orleansテイストの「Anarchy In The BIO」。
やっぱこういうコトさせたら、kyOnの右に出る者はないなぁ~。
ガラリと雰囲気は変わって、CHABOが20歳のときに作ったという古井戸の「何とかなれ」。
この曲は、古井戸の中でも好きな曲。ナマで聴けるとは思わなかったので大感激。
次の曲もカバーで、Lucinda Williamsの「Are You Alright?」。
この曲は初めて聴いたけど、ほんわかとしていてとてもいい曲だ。

続いて、The BandのRichard Manuelをモチーフにした「I Think Richard Manuel」。
kyOnの弾くピアノをバックに、切々とした朗読を交えて唄う姿は感動的。
そして、「いつか笑える日」。ここまでれば、もう言うコトないという感じ。。。
「ギターで始まったからギターで終わろうぜ」と、最後はふたりギターで「働き蜂」。
何気なくやっているけど、ものスゴイ超絶プレイだよな~この曲。
お客さんも手拍子で応えて、アットホームな盛り上がりの中エンディング。
「What A Wonderful World」が流れて、お客さんはスタンディングオベーション。
最後まで残ったCHABOは、「この曲を聴いてくれ」と言わんばかりに天井を指差す。
流れてきたのは、John Lennonの「Happy Christmas」。
なんとも言えない温かい気持ちになって、23時ちょうどにライブは終了。

CHABOとkyOnとのふたりだけの共演。まるで夢のようなひととき。。。
ふたりの息の合った演奏を真近で観ることができて、とってもラッキーだった。
平日の水曜日、2daysの初日ということで、いつもより若干お客さんの数が少なかったけど、
リラックスして楽しむことが出来て、とってもいいライブだった。

【セットリスト】
M01. スケッチN.Y.'98
M02. Two Of Us
M03. BLUE MOON
M04. テニス
M05. Twilight
M06. SOULスーダラ節
M07. 青いシャツ着て
M08. Merry-go-round
M09. 気分はJ.J.Cale
M10. エレキギターⅠ~Ⅱ
M11. STONE
M12. 黒人音楽~What'd I Say
M13. 新宿を語る 冬
M14. Christmas Must Be Tonight
M15. Santa Claus Is Coming To Town
M16. Merry X'mas Baby
M17. はぐれた遠い子供達へ
M18. ガルシアの風

アンコール
EN1. (Instrumental)
EN2. Anarchy In The BIO
EN3. 何とかなれ
EN4. Are You Alright?
EN5. I Think Richard Manuel
EN6. いつか笑える日
EN7. 働き蜂

|

« コンビニエント | トップページ | THE WILLARD「Great Voyage Of Golden Chapter Ⅴ~26th Christmas Raid」Shibuya O-WEST »

コメント

はじめまして。時々覗かせていただいています。

私も、目撃しました!あなたを!
チャボさんからカクテルを回し飲みできるなんて!
うらやましすぎる。
と、私は最後尾からうらやましい光景を眺めておりました。

ほんとにリラックスしていていいライブだったね。

投稿: パインヤング | 2008年12月22日 (月) 15時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 仲井戸麗市「monthly CHABO vol.6 Two Of Us」南青山MANDALA:

« コンビニエント | トップページ | THE WILLARD「Great Voyage Of Golden Chapter Ⅴ~26th Christmas Raid」Shibuya O-WEST »