ROD STEWART 「ROCKS HIS GREATEST HITS JAPAN TOUR 2009」 日本武道館
夕方から、Rod Stewartの「ROCKS HIS GREATEST HITS」を日本武道館へ観に行く。
なんでも13年ぶりの来日公演ということで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみ。
開演予定19時の30分前に会場へ到着。思ったよりもあたりは空いていて、ちょっと拍子抜け。
物販のTシャツを横目で眺めながら、会場内へと入る。
今日の席は、2階西B列26番。ステージ左横という感じだけど、2階スタンド最前列。
けっこうステージは近いし、視線をさえぎるものが何もないというのが何よりも嬉しい。
白のステージにはアンプやモニターが一切置かれておらず、とってもシンプルな印象。
ステージ中央には、「THE CELTIC FOOTBALL CLUB」のロゴマークが浮かび上がる。
ステージ後方には白い幕が張られ、大きなスクリーンが設置されている。
開演予定の19時になろうという頃、ステージ中央に白いスタンドマイクが置かれスポットライトがあたる。
そして19時05分過ぎ、スクリーンに映画の予告編のような映像が映し出される中、バンドとRodが登場。
Rodはとてもその年齢を感じさせないほど、カッコよくセクシーに動きまわる。
それをガッチリと支えるバンドは、曲によってパートや編成がめまぐるしく入れ替わる。
基本的には、Drums、Percussion、Bass、Keyboards、Guitar×2、
Guitar&Violin、Sax、Chorus×3という編成なんだけど、
曲によってはPercussionの人がパートチェンジしてツインドラムになってた。
シンプルなステージセットが、メンバーそれぞれの動きをきわだたせているような気がした。
白いステージは、きらびやかなライトに照らされてさまざまな色に変化していく。
わたしの席からはその様子がよく見えて、そういう意味では今回の席は大正解だな。
演奏は「Some Guys Have All The Luck」から始まり、「It's A Heartache」が序盤から飛び出す。
Rockナンバーが中心なのかと思っていたけど、古き良きR&Bテイストの曲が多く演奏される。
「The First Cut Is The Deepest」から「Tonight's The Night」の流れでしんみりとさせられたあと、
Jeff Beckとの共演でお馴染みの「People Get Ready」。まさかこの曲が聴けるとは思わなかった・・・。
もちろんGuitarはJeff Beckではないけれども、ストラトの済んだ音色がかなりイケてた。
そのあとRodの娘のRuby Stewartが登場して、二曲ほど唄う。
これと言って特徴があるわけではないけど、父親ゆずりの白いマイクスタンドが印象的。
再びRodが登場して、CCRの「Have You Ever Seen The Rain?」を唄って第一部は終了。
ここまでで1時間ちょっと。第二部への期待を胸にしばしクールダウン、10分間の休憩となる。
スクリーンにインターネットラジオのような画面が映し出され、音楽が流れ続ける。
第二部は「Sweet Little Rock & Roller」で始まり、R&Bの名曲「Twistin' The Night Away」、
疾走感がたまらない「Young Turks」と、ノリのいい曲が続いていく。
「You're In My Heart」をみんなで合唱したあと、しばらくはバラードを聴かせる。
Rodのじゃがれた声で切々と唄われると、もうホントに心にジーンときてしまう。
ここでRodはバックステージに去り、Chorusの三人+Guitar&Violinの人で「Proud Mary」を唄う。
これがまた強烈としか言いようがないほど、パワフルな歌とダンス。
まるでAPPLO THEATERのようなノリで、一気に武道館の空気を持っていったという感じだ。
負けじとRodも「Hot Legs」でハジけまくる。いくつものサッカーボールを客席に向かって蹴り上げる。
アリーナだけでなく、2階席にも軽く届いていたキック力はさすがだな~と思った。
そして「Maggie May」に続いて、ラストは最大のヒット曲「Da Ya Think I'm Sexy?」。
お客さんも総立ちになって、懐かしいあのメロディーに身をゆだねる。
エンディングはちょっと唐突な感じだったけど、大盛り上がりで演奏は終了。
メンバーはバックステージに下がったものの、あっという間に再びステージに登場。
Rodはひとしきり感謝の言葉を述べる・・・英語苦手なので、正確にはわかりませんが・・・。
アンコールのナンバーは、もちろんこの曲「sailing」。
ギターのアルペジオをバックにした前半の静かな唄いだしから、
後半になるにつれての盛り上がり、そして会場全体での大合唱。
「I am sailing, I am sailing, Home again cross the sea.」
あぁ~なんともたまりませんな・・・ 涙がうるうるきてしまいます。
曲の途中でRodはバックステージに去ってしまって、最後はバンドのみでフィナーレ。
それでも文句は言うまい、大満足のステージでした。
時間は21時15分過ぎ。途中休憩を考えると、ちょうど2時間ほどのステージ。
【Setlists】
M01. Some Guys Have All The Luck
M02. It's A Heartache
M03. This Old Heart Of Mine
M04. Having A Party
M05. Rhythm Of My Heart
M06. Infatuation
M07. Downtown Train
M08. The First Cut Is The Deepest
M09. Tonight's The Night
M10. People Get Ready
M11. Son Of A Preacher Man [Ruby Stewart]
M12. Rescue Me [Ruby Stewart]
M13. Have You Ever Seen The Rain?
---- show break 10minutes ----
M14. Sweet Little Rock & Roller
M15. Twistin' The Night Away
M16. Young Turks
M17. You're In My Heart
M18. Have I Told You Lately
M19. I Don't Want To Talk About It
M20. Proud Mary [Female Chorus]
M21. Hot Legs
M22. Maggie May
M23. Da Ya Think I'm Sexy?
Encore
EN1. Sailing
既に21時過ぎていたけど、明日も休みという余裕から、帰りは市ヶ谷まで歩いてみる。
初めての試みだったけど、歩いてみたらけっこう遠かったかな。
せっかくなので市ヶ谷で飲むことにして、「串八珍」という店に入る。
これがけっこうアタリでつまみは美味いし、雰囲気も良くって言うことナシ。
閉店の23時まで粘って、大満足して家路につく。
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