今日は振替休日でお休み。だから昼間はのんびりと過ごして、夕方から出かける。
南青山MANDALAで、「Monthly CHABO vol.10 「You've got a friend」」があるのだ。
開場時間の少し前に会場に到着。今日の整理番号は7番なので、気合を入れて並ぶ。
予定通り、18時30分に開場。意外にもCHABO真正面の最前列が空いていたので、そこに座る。
今日は村上“ポンタ”秀一との共演ということで、ステージ向かって右半分はドラムセットが占拠。
バスドラ3台にタムとシンバルが無数にセッティングされているという超豪華なセット。
そんなドラムセットを眺めているだけで、開演までの1時間が短く感じられた。
月曜日の夜ということでいつもより若干余裕目の客席だけど、期待感はいつもどおり。
予定よりも少し遅れて、19時40分ごろ開演。
本日のライブのテーマ、James Taylorの「You've got a friend」が流れる。
そしてまずはCHABOがひとり登場して、「幻想の詩人の唄」を弾き語る。
出会いからこれまでを軽く振りかえりつつ、「戦友みたいなもんだ」とポンタを呼び込む。
ポンタは葉巻をくわえ、赤いセーターを着込んで登場。
やおらドラムを叩きだすと、CHABOがギターの音を重ねていき「HIMAWARI」が始まる。
この曲はなかなかライブで演奏しないけど、ポンタと演る今夜は特別ということか・・・。
続いては課題曲の「BLUE MOON」。ポンタの超絶ドラムとのユニゾンは、聴き応え抜群。
「いままでの中で、テンポ一番速かった」と、CHABOは思わず漏らす。
次もまた珍しい曲で「カビ」。CHABOは途中で歌詞が飛んでしまったんだけど、
「うまくいかないこと、他人のせいにしとけ」とうまく歌詞につなげていたのは流石。
続いて、DOORSのカバーで「ハートに火をつけて」。これはちょっと意外な選曲。
Jose Felicianoという人のバージョンということで、ギターとドラムのアレンジがイカしてた。
それから、前回も演奏したAretha Franklinのカバーで「小さな願い」。
ポンタがドラムを始めた年にCHABOが書いたという古井戸の「ひなまつり」に続いて、
CHABOのBluesyなシブいギターソロをはさみ、これまた古井戸の「セントルイスブルース」。
“カバー”と“古井戸”・・・ このふたつが、「Monthly CHABO」では非常に重要なポイントだ。
「一足先に、ちょっと梅雨っぽい唄」ということで、雨音のSEの流れる中「さまざまな自由」。
ここからポエトリーリーディングとなり、まずは歌詞シリーズで「唄」。
CHABOのレインメーカーとポンタのドラムをバックに、CHABOがリーディングする。
「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」は半分唄っているような感じで、激しくリズミカルに朗読。
「ポンタに捧げる」という「自由の風」では、「シャバダバダ」とポンタが裏声で唄う。
最後は悪ノリして、何故か「11PM」の主題歌になってしまうというオチつき。。。
動物の鳴き声がけたたましくこだまする中、「ジャングル」を朗読。
続いてThelonious Monkのピアノをバックにポンタがジャムり、CHABOが「Good Day」を読む。
「これなら誰とでも出来る!」と、素晴らしい企画にふたりともご満悦な様子。
ポエトリーの最後は、「Everything's Gonna Be Alright-G線上のアリア」。
これもまたピアノの演奏をバックに、ポンタがドラムを叩いてCHABOが詩を朗読。
再び演奏になり、まずはElton Johnのカバーで「Your Song」。
この曲も、「Monthly CHABO」で初めてカバーされた曲。
Elton JohnとCHABOというのはあまりピンと来ないけど、曲の優しいタッチがぴったりハマってた。
続いて、「ハッスルするぜ!」と「HUSTLE」。激しい演奏に、お客さんも手拍子で応える。
曲の途中でドラムソロとなるが、何故だか唐突にポンタの「ドラム講座」が始まる。
既成の概念にとらわれない、なかなかタメになる内容・・・ だから“別料金”だそうです。
鳴り止まない拍手の中、これまたカバーで「Dancing in the street」。
サビの部分のちょっとベタなコール&レスポンスも、生ドラムをバックに大盛り上がり。
最後は、久しぶりに唄うという「DREAMS TO REMEMBER」。
鈴木マチャミ氏がギターで加わり、CHABOのスライドギターが絶妙に冴えわたる。
いいなぁ~この曲・・・ 私にとっては、CHABOの曲の中でかなり上位に入ると思う。
そんな感動的な雰囲気の中、演奏はひとまず終了。
アンコールに応えて、Tシャツ姿になったCHABOがまずはひとりで登場。
お客さんから大きな花束を受け取り、何度もお礼を言う。
宣伝コーナーということで、あと残り二回となった「Monthly CHABO」の予定を話す。
それから「もうちょっとやる?」と言いながら、ポンタを呼び込む。
ポンタはカンカン帽をかぶり、ちょっと怪しげなファッションだけど、とっても似合ってる。
そして、再び演奏が始まる。まずはスライドギターを駆使して「Going Down」。
続いて、CHABOが中学のとき初めてエレキバンドで練習したというPeter&Gordonの「愛なき世界」。
鈴木マチャミ氏がBassを弾き、これじゃあ完全にバンド編成になっちゃうな。
エンディングでは、GSつながりということからか「ブルーシャトー」のおまけ付き。
次の曲もカバーで、Simon & Garfunkelの「四月になれば彼女は」。
これまた意外な選曲だけど、ほんわかとしたメロディーがけっこうピッタリという感じ。
第二部と言われるアンコールも終わりに近づき、お馴染みの「ガルシアの風」。
ところが今日の演奏は、ドラムをバックに歌詞を朗読するという一風変わったアレンジ。
定番の曲でもいろいろなアレンジを施し、チャレンジし続けようとする気持ちが伝わってくる。
それからCHABOの短いギターソロをはさんで、「いいぜBaby」。
しっとりゆったりと始まった曲も、後半になるにつれて激しいドラムで盛り上がる。
スタッフにひとしきり感謝の言葉を述べたあと、今日のテーマ曲「You've got a friend」。
CHABOの唄声に、ポンタがハモリを入れる。二人の友情をかいま見たような気がした。
最後はポンタがVocalをとり、古井戸の「おやすみ」。
この曲は、2001年に青山円形劇場でふたりが共演したときも最後に演奏した曲。
ポンタの唄声は、なんとも言えず心に染みるんだよな。。。
「What a Wonderful World」が流れて、お客さんはスタンディングオベーション。
CHABOとポンタは、ステージ中央で肩を組んでそれに応える。
ポンタはLouis Armstrongの顔真似をするんだけど、そっくりで可笑しかった。
再び「You've got a friend」が流れて、本日のライブは終了。
時間は22時35分、なんだか短く感じたけど3時間はやったんだな。
それだけ充実したステージで、とっても満足なひとときだった。
【セットリスト】
M01. 幻想の詩人の唄
M02. HIMAWARI
M03. BLUE MOON
M04. カビ
M05. ハートに火をつけて
M06. 小さな願い
M07. ひなまつり
M08. セントルイスブルース
M09. さまざまな自由
M10. Poetry:唄
M11. Poetry:ヒッピー・ヒッピー・シェイク
M12. Poetry:自由の風
M13. Poetry:ジャングル
M14. Poetry:Good Day
M15. Poetry:Everything's Gonna Be Alright-G線上のアリア
M16. Your Song
M17. HUSTLE
M18. Dancing in the street
M19. DREAMS TO REMEMBER
アンコール
EN1. Going Down
EN2. 愛なき世界
EN3. 四月になれば彼女は
EN4. ガルシアの風
EN5. いいぜBaby
EN6. You've got a friend
EN7. おやすみ
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