エレファントカシマシ「桜の花舞い上がる武道館」日本武道館
今日は日本武道館へ、エレファントカシマシの「桜の花舞い上がる武道館」を観に行った。
タイトルにもあるとおり、武道館のまわりは桜がとってもキレイなんだけど、
残念ながら既に散ってしまっていて、「桜の花舞い上がる」という感じでもなかったかな。
それでも、17時半に九段下駅に着いて武道館に向かう坂道をのぼっていると、
コンサート前の独特な感覚とあいまって、なんとも不思議な興奮が高まっていく。
既に開場していたので、17時45分ごろ会場に入る。
今日の席は、1階南西-A列23番。ほぼ真正面、1階の最前列というベストポジション。
ステージ両サイドには大きなスクリーンが設置され、
「2009年4月11日 桜の花舞い上がる武道館」の文字が映し出されている。
予定より少し遅れて、18時10分開演。
SEが流れる中、暗いステージに4人のメンバーとサポートのKeyboardsとGuitarが登場する。
「新しい季節へキミと」のイントロが始まってステージが明るくなると、
ステージ後方には14人の弦楽器“金原千恵子ストリングスチーム”が勢ぞろい。
骨太なエレカシの演奏に華麗な味付けをほどこし、なんとも言えない味わい。
ここでストリングスはいったん退場し、「待ちに待ったな、今日をよォ~エブリバディ。
みんなで最高の日にしようぜ~エブリバディ!」という宮本の呼びかけとともに、
「この世は最高!」「今はここが真ん中さ!」「デーデ」「未来の生命体」と
新旧とりまぜたハードなナンバーが演奏されていく。
「張り切っちゃっていっぱい練習してきたんで、たくさん曲用意してきました」と言って「風に吹かれて」、
「いつもさよならの曲ばっかり作ってて・・・」とのMCに続いて「さらば青春」を演奏。
メンバー紹介をはさみ、「甘き絶望」「悲しみの果て」に続いて、初期の名曲「男は行く」。
「女人禁制とさえ言われたステージに・・・」と言いながら、
金原千恵子(バイオリン)と笠原あやの(チェロ)をステージに迎えて「リッスントゥザミュージック」。
弓の毛を何本も切りながら、ひたすらバイオリンを弾きまくる金原さんの演奏に感動。
ここでまたストリングスが加わって、「昔の侍」「シャララ」とシブめのナンバーを演奏。
「俺はなぁ~なんで威張ってるか知ってるか? お前より偉いんだよ」という言葉から「珍奇男」。
「It's my life」を演奏し、再びメンバー紹介をしたあと「ハナウタ~遠い昔からの物語~」。
再びストリングスが加わって、「to you」「絆(きづな)」をじっくりと演奏。
「がっかりしてる人なんか見ると、一生懸命勇気づけたくなる」という言葉に続いて「笑顔の未来へ」。
そして本日のライブのテーマとも言うべき「桜の花、舞い上がる道を」を、声を絞り上げて唄う。
最後はバンドメンバーだけになり、「約束の唄だ」と言いながら「FLYER」、
「今日はみんなのおかげで最高に明るい素敵な一日になりました」と言って「俺たちの明日」。
白シャツのボタンを飛ばす勢いで前をはだける宮本、それに応えるオーディエンス。
武道館の天井の照明がすべて点灯して、会場全体が揺れている様子がはっきりと見えた。
ギターを床に投げ出して、宮本とメンバーはバックステージへと帰る。
アンコール、黒シャツに着替えた宮本は、ステージを右に左に走り回ってお客さんを煽る。
そして「今宵の月のように」「風」「流れ星のやうな人生」を立て続けに演奏し、
「サンキュー最高のコンサートになりました!」と言い、始まったのは「ファイティングマン」。
おぉっ~、この曲はファーストアルバムの1曲目じゃないか!
まさかこの曲をナマで聴けるとは思ってなかったので、とっても嬉しかった。
「サンキュー!」と言い残して、ステージを去る宮本とメンバー。
ダブルアンコールがあるかと思いきや、残念ながら客電がついてしまう。。。
そのとき、武道館のデジタル時計が示していた時間は20時48分。
気がつけば、2時間半を超していたのね。まったく気がつかなかった。
それだけ充実しているステージだったということだな。大満足です。
【セットリスト】
M01. 新しい季節へキミと
M02. この世は最高!
M03. 今はここが真ん中さ!
M04. デーデ
M05. 未来の生命体
M06. 風に吹かれて
M07. さらば青春
M08. 甘き絶望
M09. 悲しみの果て
M10. 男は行く
M11. リッスントゥザミュージック
M12. 昔の侍
M13. シャララ
M14. 珍奇男
M15. It's my life
M16. ハナウタ~遠い昔からの物語~
M17. to you
M18. 絆(きづな)
M19. 笑顔の未来へ
M20. 桜の花、舞い上がる道を
M21. FLYER
M22. 俺たちの明日
アンコール
EN1. 今宵の月のように
EN2. 風
EN3. 流れ星のやうな人生
EN4. ファイティングマン
帰りはまた市ヶ谷に出ようかと思ったけど、時間も時間なのでやめにして、九段下から電車に乗る。
それでも急行が下高井戸に停まったので、途中下車して「紅とん」で一杯。
けっこう混んでたけど、なんとか居場所をみつけて焼きとんとホッピー。
1時間ほど満喫して、23時半ごろ帰宅。
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