« 「ロックンロール・ショー」は続いていく | トップページ | マスコミってやつは。。。 »

2009年5月10日 (日)

泉谷しげる「生まれ落ちた者たちへの生誕祭」恵比寿ザ・ガーデンホール

今日は恵比寿ザ・ガーデンホールへ、泉谷しげるの「生まれ落ちた者たちへの生誕祭」を観に行った。
泉谷しげるといえば、清志郎の逝去に対して「アイツの死は絶対に受け入れない」とコメントしていて、
今日のライブも気になるところ・・・。だけどこのライブ自体は半年前には決まっていたので、
なんと言うかちょっと因縁めいたものを感じずにはいられない。

開場時間の16時半ごろ、会場の恵比寿ザ・ガーデンホールに到着。
日曜日の午後、にぎわう恵比寿ガーデンプレイスに、ちょっと異質な人の列・・・。
開場はかなり遅れて、けっきょく16時50分近くに入場開始。
わたしの席は、M列10番。ステージ向かってやや左寄り。
ワンフロアのホールだけど、ちょうどわたしの席から階段状になっていたので観やすかった。
ステージには、黒いグランドピアノと椅子が並んでいる。
なんだかちょっと変わった雰囲気。。。

予定より少し遅れて、17時12分ごろ開演。
明日が誕生日ということで「Happy Birthday」の流れる中、泉谷がギターを手にひとり登場。
一曲目は「紅の翼」。途中で間違えたりしながらも、あいかわらずパワフルな演奏。
いつもどおりの野次が飛び交う中、「忌野清志郎はわたしの中では今でも生きてます。
絶対にみんなの前につれて帰ってきます」と力強くコメント。
「今日は思い切り趣きを変えて」と、ピアニストと弦楽四重奏のメンバーを呼び込む。
フェリス女学院、国立音楽大学、武蔵野音楽大学など、錚々たるメンツ。
泉谷の毒舌に突っ込まれながらも、ポーカーフェイスで淡々と演奏していく。

「春夏秋冬」に始まり「今を生きる」「遥かなる人」と、バラードの名曲がクラシック調にアレンジされていく。
「譜面的にまったく成立していない曲」ということで、バイオリンとのデュオで「愛しの臨死体験」。
「愛夢」「つなひき」に続き、泉谷はギターを置いて「愛と憎しみのバラッド」を唄う。
ドラマチックな展開の大作と言う感じの曲で、泉谷の新境地というところだ。
第一部の最後は、「忌野さんに捧げます」と言って「頭上の脅威」。
「断ち切れない思いの数より、いま生まれた気持ちのほうが、この先を乗り越えるときの力となりえるはず」
という歌詞が、なんとも重くグッ心に響いたのでした。
第一部は約1時間のステージ。18時15分過ぎに終了、しばし休憩となる。

いったんロビーにでてフロアに戻ると、ステージ上はドラムとアンプが並ぶ見慣れた風景。
18時38分ごろ、フロアの照明が暗くなり、ステージ上のスクリーンに「生まれ落ちた者へ」の
プロモーションビデオが映し出される。男臭さがプンプンしたカッコいい映像。
ビデオが終わると、泉谷とロードオブライブのメンバーが登場。
ギターの藤沼伸一、そしてキーボードとサックスは前のままだけど、リズム隊が入れ替わっている。
演奏はお馴染みの「業火」からスタートし、「すべて時代のせいにして」へと続く。
「持てる力ぜんぶ出してやるぞ」と言いつつも、「ちょっとユルい曲もやらして頂きます」と「ナンバー2」。

「今日は何故かカメラが多いです。タダで来やがってテメーさー」と泉谷は毒づく。
「報道陣もかなり多いみたいなんだけど、早く肝心なこと言わねぇかなとか、
忌野のこと唄わねぇかなって・・・。唄うったってあいつの歌はキー高けぇから唄えねぇんだよ」と言いながら、
「きーのーぉーは~くるまのぉ~」と「スローバラード」をちょっとだけ唄う。
「黒い箱男」に続いて、子供番組のために作ったけどボツになったという新曲の「BIG BOY!!」を披露。
そして、先ほどプロモーションビデオが流れた「生まれ落ちた者へ」をナマで演奏。
ずっしりとした重いリズムに乗って、切々と唄い上げる泉谷がサイコー。

「こっから大変だからさぁ、ちょっと休まない?」と泉谷は言い、
体力温存のため「どうだい?記念写真でも撮らない?」と写真撮影会。
泉谷が「ブログにでもアップしてくれ!」というので、しっかりアップしてみます。
だけどいかんせん携帯電話での撮影なので、いまいちな出来ではあります。。。
20090510_1920
そして「あの野郎には世話になってるんだから、そう簡単にあの世に行かせるわけにいかない」と、
清志郎のコトについて再び話し始める。
「意外と同世代がヤバくなってるわけよ。一番ヤバい俺が、なんでこんなに元気なの?
本来なら俺が逝くべきだろう。こう見えてもけっこう自己管理出来てるっていう」と言う泉谷。
「絶望っていうのは目標がなくなったヤツの言うことなのかもしれないな~」という言葉に、
思わずグッときてしまった。

「デトロイトポーカー」が始まると、それまで座っていたお客さんがいっせいに立ち上がる。
そして、ステージに向かって駆け寄る。もちろん私もダッシュして、ステージ前2列目に陣取る。
コブシを振り上げ、泉谷といっしょにシャウトして怒涛の後半戦に突入。
「地下室のヒーロー」「火の鳥」「眠れない夜」とたて続けに演奏し、
「興奮しちゃって一曲飛ばしちゃった」と泉谷は言って「褐色のセールスマン」。
続く「国旗はためく下に」では、最前列のお客さんが日の丸の旗を振り廻す。
曲は「翼なき野郎ども」になり、泉谷もお客さんも声が枯れるまで唄いまくる。

ここでアンコールとなるかと思いきや、メンバーはそのままステージに残る。
「普通ここで帰るだろう。アンコールなしかよ・・・。やりゃいいんだろ」と泉谷は言いながら、
「長い友との始まりに」を唄い出す。もうずいぶんと聴きなれたナンバーである。
聴きなれたナンバーだけど、「長い友との始まりに・・・長い友との終わりに・・・」という歌詞が、
清志郎に捧げる泉谷からの鎮魂歌のように聴こえた。
そして「いまわの~!」と泉谷は叫び、伸一があの黄金のフレーズを弾き出す。
そう、「雨あがりの夜空に」・・・。あいかわらずダミ声で歌詞はメチャクチャだったけど、
泉谷の思いがぎっしりと詰め込まれていた。しまいには右手で目をこすって泣く泉谷。
最後は「野生のバラッド」。泉谷はギターやマイクスタンドを客席に投げ入れ、
ペットボトルの水をぶちまけてお客さんをあおる。
もちろんお客さんもそれに応えて、必死になって声を張り上げ拳を振りかざす。
最後に「負けねぇぞ~、負けねぇぞ~。負けるな~。お前らには俺がついてるぜ。
俺がついてるぞ~。負けんじゃねぇぞ~。泣いてんじゃねぇぞ~」と叫ぶ泉谷。

すべて終了したのは、20時20分過ぎ。
ちょっと特殊なシチュエーションで行われたライブだったけれど、
とってもエモーショナルで魂を揺さぶられるライブだった。
泉谷の感情とお客さんの感情とのぶつかり合い、白熱の3時間だった。

【セットリスト】

第一部
M01. 紅の翼
M02. 春夏秋冬
M03. 今を生きる
M04. 遥かなる人
M05. 愛しの臨死体験
M06. 愛夢
M07. つなひき
M08. 愛と憎しみのバラッド
M09. 頭上の脅威

第二部
M10. 生まれ落ちた者へ(PV)
M11. 業火
M12. すべて時代のせいにして
M13. ナンバー2
M14. 黒い箱男
M15. BIG BOY!!
M16. 生まれ落ちた者へ
M17. デトロイトポーカー
M18. 地下室のヒーロー
M19. 火の鳥
M20. 眠れない夜
M21. 褐色のセールスマン
M22. 国旗はためく下に
M23. 翼なき野郎ども

アンコール
EN1. 長い友との始まりに
EN2. 雨あがりの夜空に
EN3. 野生のバラッド

日曜日だけれどまだ時間も早いので、恵比寿で飲んでいくことに。
お目当ての焼鳥屋に行ったら品切れだというので、以前入ったことのある「呑兵衛」という店へ。
なかなか美味い肴をつまみに、ビールとホッピーを飲む。
21時44分にチェックして、食べ過ぎと知りつつ「香月」というラーメン屋へ。
辛味噌ラーメンを食べて、23時過ぎに帰宅。

|

« 「ロックンロール・ショー」は続いていく | トップページ | マスコミってやつは。。。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 泉谷しげる「生まれ落ちた者たちへの生誕祭」恵比寿ザ・ガーデンホール:

« 「ロックンロール・ショー」は続いていく | トップページ | マスコミってやつは。。。 »