三宅伸治&仲井戸麗市「Every Wednesday Duo Special vol.3」吉祥寺 MANDA-LA2
今日は会社を定時にあがって、吉祥寺へと急ぐ。
三宅伸治の「Every Wednesday Duo Special vol.3」が、MANDA-LA2であるのだ。
整理番号39番というので、開場時間の18時半には会場に到着。
けっこう良い番号なので期待していたんだけれど、なんのことはない・・・。
通し券・会場売り・ファンクラブ売りで並行して配番されているため、
ひとつの番号に4人づつ居て、実質的には150番ぐらいになってしまったのだ。
入場に異常に時間がかかって、けっきょく会場入りしたのは19時過ぎ。
狭いフロアは人がぎっしりすし詰め状態。なんとかカウンター前に居場所を見つける。
ステージは前の人のアタマでほとんど見えないけど、どうにかマイクスタンドが見える。
予定より少し遅れて、19時40分ごろ開演。
照明が暗くなると、RCサクセションの「June Bride」が流れてくる。
その中を笑いながら、伸ちゃんがひとりでステージに登場。
「やりますよ~」とひとこと言ってから、「It's Allright」で演奏はスタート。
リズムマシーンをバックにハープを吹きながら、「ひどい雨」を唄ったあとMC。
オープニングSEの「June Bride」について、「“あんな男引き受けるなんて”のあんな男です」と話す。
清志郎との共作ということで「君にだけわかる言葉」を唄ってから、
“THE TIMERSのカバー”という紹介で「Daydream Believer」を唄う。
ここで「古井戸が大好きだったことが僕の自慢です」という話から、CHABOをステージに呼び込む。
ここから最後まで、伸ちゃんとCHABOとのエキサイティングな共演が繰り広げられる。
CHABOはスライドギターを弾きながら、まずは「Sweet Home Mandala」を唄う。
古井戸のナンバーから「飲んだくれジョニー」「いつか笑える日」を二曲続けて演奏、
CHABOと伸ちゃんとのギターのからみが“いまの古井戸”って感じでとってもカッコ良い。
Jesse Davisの「My Captain」、CCRの「Who'll stop the rain」と、カバーを2曲演ったあと、
2年前にCHABOが「Every Wednesday」に出たときに一緒に作ったという「一日」を演奏。
そして、3年前に清志郎が「Every Wednesday」に出たときに演ったということから、
今日のリハーサルで伸ちゃんがリクエストしたという「あの娘が結婚してしまう パート2」。
それからレゲエアレンジの「コーヒーサイフォン」と、清志郎を感じさせるナンバーが続く。
伸ちゃんは「そろそろぶっ飛ばして行こうかなと思うんですよ」と言い、
ふたりともエレキギターを手にして「ブルドッグ」、そしてお馴染みの「Free Time」。
最後は、伸ちゃんのライブではこれまた定番の「たたえる歌」。
ふたりのからみつくようなソロ合戦が、とってもイカしてた。
ギターのフィードバック音が鳴り響く中、ふたりは控室へと退場。
アンコール、再びふたりがステージに登場。
アコースティックギターを抱えて始まったのは、「君が僕を知ってる」。
ふたりのギターのからみ、CHABOのヴォーカルと伸ちゃんのコーラスとのからみ、
すべてがとってもあったかくて、なんだかすごく幸せなひとときだった。
続いて始まったのが、「いい事ばかりはありゃしない」。
「吉祥寺あたりでゲロはいて」という歌詞が、今日は妙にリアルに聴こえる。
そして清志郎の唄う声も、確かに聴いたような気がした。
ギターをエレキに持ち替えて、「じゃぁ初めて唄ってみます」と言って始まったのは「JUMP」。
イントロがいまいちキマらなかったけど、後半になるにつれて加速度が増していく。
そしてCHABOのギターが奏で始めたのは「雨上がりの夜空に」のイントロ。
こちらはバッチリとキマって、フロア全体がコブシを振り上げてそれに応える。
異常な盛り上がりの中、ここでひとまず演奏は終了。
2回目のアンコールとなり、再びふたり揃ってステージに登場。
「伸ちゃんにハタを織ってもらって」とCHABOは言い、伸ちゃんはペダルスチールギターをセッティング。
CHABOのライブではお馴染みの「ガルシアの風」が始まる。
飾りっ気のないギターにペダルスチールギターの音色がほどよく乗り、
CHABOのヴォーカルに伸ちゃんのコーラスがぴったりと重なる。
じっくりじっくり、何かを噛みしめるかのように、二人の演奏は続いていた。
曲が終わると「リハのときに片山さんが来て、話だけして帰りました。
CHABOさんに言いだせなかったこと、片山さんのおかげで言えたりしました」と言ったところで、
言葉を詰まらせる伸ちゃん。意を決したように、そのあとの言葉を続ける。
「B.B.KingがまだBluesを唄ってます。90歳近いのに・・・。俺、そんなCHABOさんを観てみたいです」
伸ちゃんのいろいろな想いが最大限に詰まった言葉、とってもグッときました。
最後は「何もなかった日」。伸ちゃんの唄とギターに、グレコのCHABOモデルで色を添えるCHABO。
「いいことがあるといいね・・・」 みんなの気持ちがひとつになって、空に届いたような気がした。
エンディングSEの「Over The Rainbow」が流れ、多くの拍手に応える伸ちゃんとCHABO。
ふたりが控室に戻ってからも、いつまでも拍手は鳴りやまない。
そして流れてきたのは、今日発売の清志郎の新曲「Oh! RADIO」、そして「激しい雨」。
お客さんの拍手は手拍子に変わり、誰ひとりとして帰ろうとしない。
すべてが収まったのは、22時10分過ぎ。なんとも心温まるライブに大満足でした。
【セットリスト】
OSE. June Bride
M01. It's Allright
M02. ひどい雨
M03. 君にだけわかる言葉
M04. Daydream Believer
M05. Sweet Home Mandala
M06. 飲んだくれジョニー
M07. いつか笑える日
M08. My Captain
M09. Who'll stop the rain
M10. 一日
M11. あの娘が結婚してしまう パート2
M12. コーヒーサイフォン
M13. ブルドッグ
M14. Free Time
M15. たたえる歌
アンコール1
EN1. 君が僕を知ってる
EN2. いい事ばかりはありゃしない
EN3. JUMP
EN4. 雨上がりの夜空に
アンコール2
EN5. ガルシアの風
EN6. 何もなかった日
ESE. Over The Rainbow
せっかく吉祥寺に来たので、飲んで帰ろうとお店を探す。
「富美」という店を見つけたので、入ってみる。
こじんまりとした店だけど、けっこういい感じの店だ。
23時過ぎまでビールとホッピーを飲んで帰宅。
| 固定リンク
コメント