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2009年6月29日 (月)

ジャック・バウワー状態

今日は本番環境で問題が発生し、19時頃から運営室へ入室。
ようやく対応の目途がついたと思ったら、別の処理がアベンドしたとの連絡。
それもなんとかケリをつけたのに、さらにまた別の処理がコケた・・・。
いろんなコトが重なって、もうまるでジャック・バウワー状態ですわ!
それでも20時半には全部片付けて、なんとか業務終了。
後輩と帰りがいっしょになったので、「なごみ亭」で飲んでいくことに。
サラリーマンふたりが飲んでいるというのに、仕事の話は一切ナシ。
音楽や趣味の話題で、2時間ほど話し込んでしまった。
23時におひらきにして外へ出たら、雨が降っているではないか。。。
駅前の「SEIYU」で、ビニール傘を148円で売っているのを発見。
自分史上最安値に驚く。迷わず買って帰宅。

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2009年6月28日 (日)

増田惠子「KEIKO MASUDA Live at Club IKSPIARI Vol-Ⅰ」舞浜Club IKSPIARI

今日は舞浜の「Club IKSPIARI」へ、
増田惠子の「KEIKO MASUDA Live at Club IKSPIARI Vol-Ⅰ」を観に行く。
要するに「東京ディズニーランド」の隣というわけで、はるばる1時間10分かけて舞浜駅に到着。
「IKSPIARI」は駅のすぐ前、会場はその4階ということだけど、ビルの構造がわかりずらくてちょっと迷う。
15時30分開場・17時開演のところ、開演時間20分前ぐらいに会場へ到着。
ネット予約した画面を携帯電話で見せて、チケットと交換してもらう。
席はF1-bということで、前からふたつめのテーブルの一番前、最前列から数えて実質5列目。
だけどテーブルの位置がうまい具合に互い違いになるようセッティングされていたので、
他人のアタマが邪魔になることなく、真正面からステージを観ることが出来る。
全体的にちょっと落ち着いた雰囲気の中、ビールを飲みつつ開演を待つ。

予定より少し遅れて、17時05分ごろ開演。
最初にバンドメンバーがステージに登場。田桑一朗(ds)、大本政知(b)、相原秀章(g)、
森丘裕希(p)、鳥居克成(syn)、村石有香(cho)、斉藤妙子(cho)というメンツ。
そして最後にケイちゃんが登場。淡い色のロングドレスを着ている。
まずはしっとりとした雰囲気で、「Fly me to the moon」「You've Got A Friend」を唄う。
「みなさん、お元気でしたか?」という言葉から、MCがスタート。
「今日天気になるように・・・」と40年ぶりにてるてる坊主を作ったコトなどを話す。
続いて、ニューアルバムの中から「Spiral」「奇蹟の花」を続けて披露。
「このところ素晴らしい方が次々と亡くなる」と、ちょっとしんみりとした話題に触れながらも、
じめじめした雰囲気を吹き飛ばすようにとキャッチーな「もいちど遊びましょ」。
“ブートキャンプ”っぽく振りを変えたという振付の指導をして、
お客さんもみんな立ち上がっていっしょに踊りまくる。なんか、楽しい・・・。
そして再びニューアルバムの中から「Yes, My Life」、ちょっと昔の曲「哀色の印象」を二曲続けて。

「今日はどうしてもこの衣装を着たかった」と衣装についての話や、ヘアー&メイクの話。
楽屋がピンク・レディーのツアーのときのようだという話から、ミーちゃんとカラオケに行った話、
そしてピンク・レディー復活を期待させるような話も飛び出す。
MCの内容を受けて、ピンク・レディーの「UFO」「渚のシンドバッド」をアダルトバージョンで。
ここでケイちゃんは家から持ってきたという椅子に腰かけ、カバーの曲を続けて披露。
「ダンスはうまく踊れない」はいまいちの出来だったのかやり直しになっちゃったけど、
「For you」に「悲しい色やね」と、ケイちゃんのヴォーカルにぴったりの曲ばかり。
昔の曲が大好きだからまたカバーを出したいといいながらも、
「そんなものは出さなくても・・・」と昭和51年11月発売のヒット曲「すずめ」を唄う。
オリジナルのアレンジどおりに演奏されて、ギターの音が妙に心に染みた。
ニューアルバムの中から「夢までの時間」を唄ったあと、12月に再びライブをやると告知。
「内容をすべて変えて演る」というコトで、演って欲しい曲をアンケートに記入してくださいと依頼。
本編最後の曲は「Key」。しっとりと唄いあげて、ひとまず終了。

アンコールに応えて、ケイちゃんとバンドメンバーが再びステージに登場。
「立って聴いてほしい」と言ってお客さんを立たせながらも、「やっぱり座ったままで」というケイちゃん。
竹内まりやのカバーで「人生の扉」を唄うが、途中で歌詞が飛んでやり直すという場面も。
そして再びみんないっしょに「もいちど遊びましょ」を唄い踊り、盛り上がって終了。

鳴りやまないアンコールの拍手に応えて、再びステージにケイちゃんが登場。
「わたしひとりじゃ唄えないじゃんね」と、楽屋へバンドメンバーを呼びに行く。
そして、歌詞が完成する前にケイちゃんが仮に書いたという歌詞で「夢までの時間」を唄う。
お客さんから花束やプレゼントを受け取り、即席の握手会のような状態に。
最後にケイちゃんは、ファンの方が亡くなってしまったこと、愛猫ミルクが死んでしまったことに触れ、
ちょっとしんみりしたムードになりながらも、「また元気で逢いましょう」と力強い言葉を残して去って行った。
時間は19時を10分ほど過ぎたころ。2時間たっぷりと、楽しませてもらいました。

【セットリスト】
M01. Fly me to the moon
M02. You've Got A Friend
---- MC
M03. Spiral
M04. 奇蹟の花
---- MC
M05. もいちど遊びましょ
---- MC
M06. Yes, My Life
M07. 哀色の印象
---- MC
M08. UFO
M09. 渚のシンドバッド
---- MC
M10. ダンスはうまく踊れない
M11. ダンスはうまく踊れない
M12. For you
M13. 悲しい色やね
---- MC
M14. すずめ
---- MC
M15. 夢までの時間
---- MC
M16. Key

アンコール1
EN1. 人生の扉
EN2. もいちど遊びましょ

アンコール2
EN3. 夢までの時間

終わった時間は早かったけれども、これからまた1時間以上かけて帰らなければならない。
そそくさと電車に乗り込み、何度も電車を乗り継いで帰宅したのでありました。

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2009年6月26日 (金)

フゥ~ッ!

マイケル・ジャクソンが亡くなったそうだ。。。
とりたてて好きなわけじゃないけど、ある時期あたりまえのように聴こえてたサウンド。
いわゆるプロモーションビデオというヤツを、メジャーにしたのは間違いなくこの人だ。
ファンキーでカッコいい青年期からスキャンダラスな晩年まで、
時代とともに歩んだって感じのアーティストだな。
一時代が終わったようで、ちょっと寂しい気がする。

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2009年6月20日 (土)

CD「NEAT-AT-BEST」THE NEATBEATS

Neatbeatsneatatbestずいぶん前から気にはなっていたんだけれど、音を聴いたのは先日行ったライブが初めて。ずいぶんとキャリアを重ねてきたようで、単なるロカビリー色の強いRock'n'Rollバンドという印象からはほど遠く、いろいろと隠し味の効いた曲がたくさん演奏されていた。このアルバムは、そんな彼らの活動を総括するようなベストアルバム。バリエーションに富んだノリのよい曲の数々は、Rock'n'Rollの楽しさをストレートに伝えてくれる。

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2009年6月19日 (金)

Leyona「Leyona 10th Anniversary MUSIC IS MAGIC」SHIBUYA-AX

今日はお仕事はお休み。
「計画公休」なるものをとってみたけど、つまるところ普通の公休となんら変わらない。
昼間は家でウダウダと過ごして、夕方から渋谷へ出かける。
今日はSHIBUYA-AXで、Leyonaの10周年記念ライブ「MUSIC IS MAGIC」があるのだ。
開演時間19時ということで、18時過ぎに渋谷駅に到着。
しばらくあたりをブラブラして、開演15分前ぐらいに会場に到着。
今日の席は1階C列36番。前方に2列追加されていたので実質5列目、ステージ向かって右側。
ステージには楽器がセッティングされて、ライブが始まるのを待っている。

予定より少し遅れて、19時10分ごろ開演。
BLACK BOTTOM BRASS BANDに先導されて、ピンクスパンのチューブトップ姿のLeyonaが登場。
なんとも言いようのないオーラを発しながら、唄い踊るLeyonaはとってもチャーミング。
今日のライブは多くのゲストミュージシャンが次々と入れ替わり、1~2曲づつ演奏していくというもの。
フライヤーに載っていたメンバーを転記すると、以下のようになる。

[Special Guest]
Keison、斉藤和義、佐藤タイジ、Spinna B-ILL、仲井戸"CHABO"麗市、
HIFANA、東田トモヒロ、Shinji Miyake、BLACK BOTTOM BRASS BAND、
blues.the-butcher-590213(永井"ホトケ"隆、沼澤 尚、中條 卓、KOTEZ)
[Special Band Member]
會田茂一、エマーソン北村、大儀見元、笠原敏幸、椎野恭一、鈴木正人、
TOKIE、Dr.kyOn、沼澤 尚、山本タカシ、Latyr Sy

若い世代のミュージシャンも多く出演しているので、正直全員は知らない。
Leyonaの曲もすべて知っているわけではないので、知らない曲もけっこうある。
それでもLeyonaの唄はとってもあったかくて、バラードからファンク、ソウル、
レゲエ、ヒップホップ、ブルースまで、いろいろなタイプの曲を唄いこなしていく。
だけどやっぱり知ってる曲が演奏されると単純に嬉しいわけで、
「風をあつめて」や「500マイル」が切々と唄われると思わずグッときてしまう。

流れを一気に変えたのが、blues.the-butcher-590213。
黒づくめのスーツを身にまとった4人、ヴォーカルがどこかで見た顔だと思ったら、
伝説のソウルマン永井"ホトケ"隆だったのでびっくり。
「Blues Is Alright」でお客さんをグイグイ引っ張る様子はさすがの貫録。
それでもゲストで一番印象的だったのは、やはり三宅伸治。
ギターケースから取り出した花束をLeyonaに手渡し、ふたりハグする姿が微笑ましかった。
演奏したのは、「デイドリーム・ビリーバー」。とってもあったかい演奏だった。
一方、バンドメンバーで一番良かったのは、なんと言ってもBassのTOKIE。
RIZEのメンバーだったなんて今ではウソのようだけど、あいかわらずカッコいい。
縦ベースをガッチリ弾いている姿は、とってもキマっててサイコーです。
kyOnは、いつもどおりのkyOn。どこで演ってもkyOnらしいプレイで、安心して聴けるな。

本編の最後、「この人がいなかったら、私は今ここに立って唄っていないと思います」という紹介で、
色とりどりのキャンドルに囲まれたステージにCHABOが登場。
「伸ちゃんに対抗して」ということで、一輪の薔薇の花をLeyonaにプレゼント。
誕生日にLeyonaからプレゼントされたという帽子をかぶって、お客さんにアピール。
デビュー曲である「オレンジ」を、CHABOのギターをバックにLeyonaが唄う。
曲のエンディングで突然、Leyonaが「忌野清志郎!」とポツリ。
CHABOが足元を見つめて微笑んでいると、LeyonaがPAモニターから何かをはがす。
するとLeyonaの手には、清志郎の遺影がしっかりと握られていた。。。
Leyonaは10周年の今日のステージを、清志郎に見守られながらやったというわけだ。
最後の最後で、ちょっと感動的な場面だった。

アンコール、まずは「STARS」をしっとりと唄ったあと、「ダンスミュージック☆あいつ」。
この曲は清志郎がLeyonaのために書いた曲、ノリノリのビートで演奏される。
途中でひょっこりと清志郎が飛び出してくるのではないかと、何度も何度も思った。
もちろん出てくるはずはないんだけど、でもでも確かにステージに居たような気がした。
そしてステージ上には、本日のゲストが続々とあがって全員集合。
最後のほうに伸ちゃんはあがってきたけど、けっきょくCHABOは姿を見せず。
ん~でもまぁ、CHABOらしいといえばCHABOらしくてイイかもね。
そして全員で「Monkey Man」を大合唱して、ライブは華々しくエンディングを迎える。
最後にたったひとりステージに残ったLeyona、
「自分の人生を変えた」というJanis Joplinの「Mercedes Benz」をアカペラで唄う。
魂のこもったソウルフルなシャウトに、思わず圧倒される。
素晴らしい余韻を残したまま、22時35分ごろライブは終了。

【セットリスト】
M01. Town to town
M02. The Beat Goes On
M03. Whoa Child
M04. 風をあつめて
M05. ナツメロ
M06. Eternity
M07. 500マイル
M08. Fatou Yo
M09. ありったけの愛
M10. Bless
M11. 何度も…
M12. Melody
M13. GOFANKE~ごふぁんけ~
---- Break
M13. Mama He Treats Your Daughter Mean
M14. Blues Is Alright
M15. 五秒の再会
M16. デイドリーム・ビリーバー
M17. NITE CLUB
M18. travellin' man
M19. Sweet Baby Love
M20. Love
M21. FREE YOUR SOUL
M22. オレンジ

アンコール
EN1. STARS
EN2. ダンスミュージック☆あいつ
EN3. Monkey Man
EN4. Mercedes Benz

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2009年6月18日 (木)

CD「SHAKE SOME ACTION」FLAMIN' GROOVIES

FlamingrooviesshakesomeactionFLAMIN' GROOVIESとは、アメリカのサンフランシスコ出身のバンド。B級ガレージ・ポップ・パンク・バンドという、なんとも言えない形容詞でしか語られていないし、それ以上の情報はない。だけど音を聴いてみると、なんとも懐かしくもカッコいいバンドサウンドにノックアウトされる。このアルバムのタイトルになっている「SHAKE SOME ACTION」を聴くと、「あれ?どこかで聴いた曲?」と思うに違いない。THE MODSの代表曲「崩れ落ちる前に」にそっくりなのだ。だけどそれは逆で、こちらがオリジナル。あの美しいギターのグレーズは、ここから始まったのですね。

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2009年6月17日 (水)

三宅伸治&仲井戸麗市「Every Wednesday Duo Special vol.3」吉祥寺 MANDA-LA2

今日は会社を定時にあがって、吉祥寺へと急ぐ。
三宅伸治の「Every Wednesday Duo Special vol.3」が、MANDA-LA2であるのだ。
整理番号39番というので、開場時間の18時半には会場に到着。
けっこう良い番号なので期待していたんだけれど、なんのことはない・・・。
通し券・会場売り・ファンクラブ売りで並行して配番されているため、
ひとつの番号に4人づつ居て、実質的には150番ぐらいになってしまったのだ。
入場に異常に時間がかかって、けっきょく会場入りしたのは19時過ぎ。
狭いフロアは人がぎっしりすし詰め状態。なんとかカウンター前に居場所を見つける。
ステージは前の人のアタマでほとんど見えないけど、どうにかマイクスタンドが見える。

予定より少し遅れて、19時40分ごろ開演。
照明が暗くなると、RCサクセションの「June Bride」が流れてくる。
その中を笑いながら、伸ちゃんがひとりでステージに登場。
「やりますよ~」とひとこと言ってから、「It's Allright」で演奏はスタート。
リズムマシーンをバックにハープを吹きながら、「ひどい雨」を唄ったあとMC。
オープニングSEの「June Bride」について、「“あんな男引き受けるなんて”のあんな男です」と話す。
清志郎との共作ということで「君にだけわかる言葉」を唄ってから、
“THE TIMERSのカバー”という紹介で「Daydream Believer」を唄う。

ここで「古井戸が大好きだったことが僕の自慢です」という話から、CHABOをステージに呼び込む。
ここから最後まで、伸ちゃんとCHABOとのエキサイティングな共演が繰り広げられる。
CHABOはスライドギターを弾きながら、まずは「Sweet Home Mandala」を唄う。
古井戸のナンバーから「飲んだくれジョニー」「いつか笑える日」を二曲続けて演奏、
CHABOと伸ちゃんとのギターのからみが“いまの古井戸”って感じでとってもカッコ良い。
Jesse Davisの「My Captain」、CCRの「Who'll stop the rain」と、カバーを2曲演ったあと、
2年前にCHABOが「Every Wednesday」に出たときに一緒に作ったという「一日」を演奏。

そして、3年前に清志郎が「Every Wednesday」に出たときに演ったということから、
今日のリハーサルで伸ちゃんがリクエストしたという「あの娘が結婚してしまう パート2」。
それからレゲエアレンジの「コーヒーサイフォン」と、清志郎を感じさせるナンバーが続く。
伸ちゃんは「そろそろぶっ飛ばして行こうかなと思うんですよ」と言い、
ふたりともエレキギターを手にして「ブルドッグ」、そしてお馴染みの「Free Time」。
最後は、伸ちゃんのライブではこれまた定番の「たたえる歌」。
ふたりのからみつくようなソロ合戦が、とってもイカしてた。
ギターのフィードバック音が鳴り響く中、ふたりは控室へと退場。

アンコール、再びふたりがステージに登場。
アコースティックギターを抱えて始まったのは、「君が僕を知ってる」。
ふたりのギターのからみ、CHABOのヴォーカルと伸ちゃんのコーラスとのからみ、
すべてがとってもあったかくて、なんだかすごく幸せなひとときだった。
続いて始まったのが、「いい事ばかりはありゃしない」。
「吉祥寺あたりでゲロはいて」という歌詞が、今日は妙にリアルに聴こえる。
そして清志郎の唄う声も、確かに聴いたような気がした。
ギターをエレキに持ち替えて、「じゃぁ初めて唄ってみます」と言って始まったのは「JUMP」。
イントロがいまいちキマらなかったけど、後半になるにつれて加速度が増していく。
そしてCHABOのギターが奏で始めたのは「雨上がりの夜空に」のイントロ。
こちらはバッチリとキマって、フロア全体がコブシを振り上げてそれに応える。
異常な盛り上がりの中、ここでひとまず演奏は終了。

2回目のアンコールとなり、再びふたり揃ってステージに登場。
「伸ちゃんにハタを織ってもらって」とCHABOは言い、伸ちゃんはペダルスチールギターをセッティング。
CHABOのライブではお馴染みの「ガルシアの風」が始まる。
飾りっ気のないギターにペダルスチールギターの音色がほどよく乗り、
CHABOのヴォーカルに伸ちゃんのコーラスがぴったりと重なる。
じっくりじっくり、何かを噛みしめるかのように、二人の演奏は続いていた。
曲が終わると「リハのときに片山さんが来て、話だけして帰りました。
CHABOさんに言いだせなかったこと、片山さんのおかげで言えたりしました」と言ったところで、
言葉を詰まらせる伸ちゃん。意を決したように、そのあとの言葉を続ける。
「B.B.KingがまだBluesを唄ってます。90歳近いのに・・・。俺、そんなCHABOさんを観てみたいです」
伸ちゃんのいろいろな想いが最大限に詰まった言葉、とってもグッときました。
最後は「何もなかった日」。伸ちゃんの唄とギターに、グレコのCHABOモデルで色を添えるCHABO。
「いいことがあるといいね・・・」 みんなの気持ちがひとつになって、空に届いたような気がした。
エンディングSEの「Over The Rainbow」が流れ、多くの拍手に応える伸ちゃんとCHABO。
ふたりが控室に戻ってからも、いつまでも拍手は鳴りやまない。
そして流れてきたのは、今日発売の清志郎の新曲「Oh! RADIO」、そして「激しい雨」。
お客さんの拍手は手拍子に変わり、誰ひとりとして帰ろうとしない。
すべてが収まったのは、22時10分過ぎ。なんとも心温まるライブに大満足でした。

【セットリスト】
OSE. June Bride
M01. It's Allright
M02. ひどい雨
M03. 君にだけわかる言葉
M04. Daydream Believer
M05. Sweet Home Mandala
M06. 飲んだくれジョニー
M07. いつか笑える日
M08. My Captain
M09. Who'll stop the rain
M10. 一日
M11. あの娘が結婚してしまう パート2
M12. コーヒーサイフォン
M13. ブルドッグ
M14. Free Time
M15. たたえる歌

アンコール1
EN1. 君が僕を知ってる
EN2. いい事ばかりはありゃしない
EN3. JUMP
EN4. 雨上がりの夜空に

アンコール2
EN5. ガルシアの風
EN6. 何もなかった日
ESE. Over The Rainbow

せっかく吉祥寺に来たので、飲んで帰ろうとお店を探す。
「富美」という店を見つけたので、入ってみる。
こじんまりとした店だけど、けっこういい感じの店だ。
23時過ぎまでビールとホッピーを飲んで帰宅。

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2009年6月15日 (月)

ラジオのエアチェック

今日は18時50分からニッポン放送で、泉谷しげるが清志郎の追悼番組をやるというので、
18時過ぎに退社して録音の準備をする。
ラジオを録音する・・・しかも中波の放送なんて、久しぶりに録音するから勝手がわからない。
なんせマンションだからコンポで受信するとノイズがあまりにひどいので、
ラジカセで受信したのをハードディスクレコーダーで録音するという
アナログなのかデジタルなのかよくわからないハイブリッドな方法をとる。
これなら直接MP3で録音出来るから、フォーマット変換の必要もないからイイや。
3時間ずっと聴いてるわけにもいかないので、録音状態にして放置。
どうにか無事、録音することが出来ました。

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2009年6月14日 (日)

松田聖子「My Precious Songs」さいたまスーパーアリーナ

今日はさいたまスーパーアリーナで、松田聖子の夏コン「My Precious Songs」の初日。
16時開演ということで、ちょっと早目の15時過ぎに北与野駅に到着。
しばらくあたりをブラブラしたあと、会場のさいたまスーパーアリーナへ。
今日の席はSS席ということで、入場口がいつもと違う専用入場口。
手荷物検査のあと、入場パスを首にかけられ、スペシャルプレゼントの赤い紙袋を渡される。
コンコースも専用ということで、あまり人がいないのが嬉しい。じっくりグッズ売場を眺める。
アリーナ内に入るのもステージ真横の通路から、赤いカーペットの敷かれたエリアへという徹底ぶり。
わたしの席はS6ブロック45番。前から5列目だけどステージ向かって右端のブロックなので、
前の列が斜めに欠けていて実質は最前列。アリーナ最前列って、いやぁ~こりゃちょっと感激だわ。
椅子には赤いバンダナがかけられ「お持ち帰りください」って、サービス満点って感じです。

さて肝心のコンサートは、予定より少し遅れて16時05分過ぎにスタート。
「聖子、チャチャチャ」のコールが鳴り響く中、場内が暗転してオープニング映像が映し出される。
「Here We Go!」のナレーションのあと爆裂音とともに、聖子ちゃんが姿をあらわす。
黒の衣装でポールダンス、「It's Style '95」という曲らしい・・・。
いつもの夏コンはアルバム発売にあわせて行われるので、前半はニューアルバムの曲が中心。
今年はアルバム発売なしで行われるのでどんな選曲かと思っていたんだけど、
どうやら1990年代の曲が中心。う~ん、正直言って1990年代の聖子はノーチェックなんだな。
だけど次々に衣装替えして唄い踊る聖子ちゃんを観ているだけで、けっこう楽しめる。
セットは例によってお城のような造りなんだけど、ちょっと大人っぽいクールなステージだ。

ひとしきり唄い終わると、「みなさん、こんにちわぁ~」とMCが始まる。
「最初からずっとダンス系の曲が続きましたが、ここからはミディアムテンポ、
ちょっと胸キュンな歌を選んでみました」という紹介で「雨のリゾート」「マドラス・チェックの恋人」、
そして「みなさんよくご存じの・・・」という紹介で「赤いスイートピー」をお客さんといっしょに大合唱。
ここでバンド紹介をはさんで、「あなたに逢いたくて~Missing You~」。
再びMCコーナーとなり、お客さんの声に応えて「Sreeping Beauty」をアカペラで披露。
「しっとりとした曲を・・・」ということで、「わたしにできるすべてのこと」「Believe In Love」
「続・赤いスイートピー」を3曲続けて唄う。

そして、ダンサー紹介をはさんで「素敵にOnce Again」。
ステージが電飾でキラキラと輝き出し、天井で花火がグルグルと回転する。
回転花火を下から見上げるのは初めての経験。やっぱこの席サイコー!
聖子ちゃんはショートカットに変身し、ピンクのチェックの衣装がとってもキュート。
バンドのメンバーがセットの仕切りの奥に居るので、スタッフに片付けてもらうよう依頼。
「8時だョ!全員集合」のセットチェンジのときの音楽を、口ずさむ聖子ちゃんが可笑しい。
バンドメンバーから一言づつもらいながら、いつものようにDVDの話や新曲の話。
来年30周年ということで、「20th Party」のかわりに「30th ○○」という曲を作りたいという話も。

「さぁ、いよいよメドレーの時間がやって参りました」と言う聖子ちゃんに、
客席からは「リクエストコーナー!」の声。「みなさん、現実的なリクエストをしてください」と返す。
次々と出されるお客さんからのリクエストに応えて、ところどころうろ覚えながらも
「硝子のプリズム」「涙が乾く瞬間」「HAPPY SUNDAY」「恋する思い~Fall In Love~」をアカペラで唄う。
「最後に野崎さんに伴奏をやってもらいましょう」と言って、聖子ちゃんから逆リクエスト。
かなり長時間すったもんだした揚句、「制服」を唄うということで落ち着く。
そして「準備はOKかな~?」の掛け声とともに、今度は本当にメドレーがスタート。
「今年は珍しい曲を選んでみました」と「マイアミ午前5時」「マンハッタンでブレックファスト」から始まり、
「青い珊瑚礁」「風は秋色」「渚のバルコニー」「Rock'n Rouge」とお馴染みのヒットナンバーが続く。
ステージサイドの花道に聖子ちゃんがやってくると、その距離は10メートルもないぐらい。
そして「やっぱり最後は・・・」ということで「夏の扉」。スモークが噴きあがり、みんなはコブシを振り上げる。
聖子ちゃんは先にステージから去り、最後はバンド演奏のみで本編はフィナーレ。

アンコールは「Love is all」から。黄色の衣装に身を包んだ聖子ちゃんは、まるで“ひよこ”みたい。
続く定番の「20th Party」では、キラキラと輝くテープが客席に向かって発射される。
いつもは遠くから眺めているテープを、今日はアタマから浴びまくる。気分はサイコー。
そして最後にダンサーとバンドメンバーを紹介して、ひとまず演奏は終了。

鳴り止まない拍手に応えて、再び聖子ちゃんがステージにひとり登場。
ダンサーとバンドメンバーを呼び込み、ひとりひとりにマイクを向ける。
聖子ちゃんが「いま知ってる?外は豪雨なんですって」と言うと、お客さんは騒然。
このままいつまでもコンサートが続けばいいのに・・・ってな雰囲気に。
すると聖子ちゃんは「一曲どうしても唄いたい曲があって」と言い、「涙がただこぼれるだけ」を唄う。
唄い終わって挨拶をしていると、再び「涙がただこぼれるだけ」が流れ、お客さんと一緒に大合唱。
曲が終わり、ステージには聖子ちゃんひとり。客席からは聖子コールが巻き起こる。
聖子ちゃんは意を決したように「じゃあ雨が降ってるからまだやる~! みんな帰れないからね」と言い、
まさかのトリプルアンコールに突入。やる曲がもう無いのでどこに戻るか?ということで喧々諤々。
けっきょく聖子ちゃんがどうしてもやりたいという「マンハッタンでブレックファスト」と
「Rock'n Rouge」「夏の扉」をやって、「エンディングでリフターに乗って帰る」ことに決定。
まずは「マンハッタンでブレックファスト」を唄い、ちょっとひと息ついたあと、
「今日は日曜日で早く始まって良かった」と言いながら「Rock'n Rouge」と「夏の扉」を唄う。
エンディングでリフターに乗って帰るはずが、「SEIKO」と書かれた電飾があるため乗れず。
「マヌケですね~」と言って照れくさそうに走って帰る聖子ちゃんが、やけに可笑しかった。
終了したのは、19時10分過ぎ。3時間を超える充実のコンサートでした。

会場の外に出ると、豪雨と言っていた雨はほとんどやんでいた。
これは聖子ちゃんが時間かせぎしてくれたおかげだな。。。

【セットリスト】
M01. It's Style '95
M02. I want you so bad!
M03. Wanna know how
M04. Hot Thing
M05. もし、もう一度戻れるなら
M06. 悲しい秘密
---- ブリッジ:Don't You Wanna Dance?
M07. 雨のコニー・アイランド
---- MC
M08. 雨のリゾート
M09. マドラス・チェックの恋人
M10. 赤いスイートピー
---- バンド紹介:ボン・ボヤージュ
M11. あなたに逢いたくて~Missing You~
---- MC
M12. わたしにできるすべてのこと
M13. Believe In Love
M14. 続・赤いスイートピー
---- ダンサー紹介:Let's Talk Again
M15. 素敵にOnce Again
---- MC
---- リクエストコーナー
M16. マイアミ午前5時
M17. マンハッタンでブレックファスト
M18. 青い珊瑚礁
M19. 風は秋色
M20. 渚のバルコニー
M21. Rock'n Rouge
M22. 夏の扉

アンコール1
EN1. Love is all
EN2. 20th Party

アンコール2
EN3. 涙がただこぼれるだけ
EN4. 涙がただこぼれるだけ(合唱)
アンコール3
EN5. マンハッタンでブレックファスト
---- MC
EN6. Rock'n Rouge
EN7. 夏の扉

日曜日ということもあり、早々に家路につく。
だけどまだ時間も早いので、国領の「さくら水産」で飲むことにする。
さすがに日曜日のこの時間は空いてら・・・。1時間ほど楽しんで帰宅。

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2009年6月13日 (土)

僕たちのヒーロー

23時半ごろ家に帰ってのんびりしていたら、またしても衝撃的なニュースが・・・。
プロレスラーの三沢光晴が、試合中にバックドロップを受けて意識不明となり、
そのまま帰らぬ人になったとのこと。
まったく信じられない。プロレスラーは不死身のはずじゃないか。
僕たちのヒーローが、次々といなくなってしまう。。。

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仲井戸麗市「Monthly CHABO vol.12 「南青山夜会」」 南青山 MANDALA

朝帰りということもあり、午前中はずっと寝て過ごす。
それでも今日は仲井戸麗市の「Monthly CHABO vol.12」があるので、夕方から出かける。
一年間続いたこのシリーズライブも、今日でおしまい・・・。ちょっと寂しい気分。
でも今日のゲストは梅津さんということで、どんな曲が演奏されるのかとても楽しみ。
渋谷から銀座線に乗り換えて、外苑前駅に着いたのは16時10分過ぎ。
通い慣れたこの駅も、今日でひとまずお別れなんだな。
名残を惜しむかのように、しばらくあたりをブラブラしたあと会場へ。
予定どおり16時に開場。今日の整理番号は68番。
番号がけっこう後だったので、入口近くのカウンター前、一段高いフロアの椅子に座る。
ステージにはギターアンプとキーボード、そしてサックスやクラリネットなどが並んでいる。

予定より少し遅れて、18時10分過ぎ開演。
ピアノとサックスが奏でるSEをバックに、アロハを羽織ったCHABOが登場。
まずはひとりギターをつま弾き、6月しか唄わないという「ねぇ HISAKO」を唄う。
「本日をもちまして千秋楽」ということで、これまでの内容をひととおり振り返る。
そして「盛大な拍手で迎えると図に乗るタイプなので、そこそこの拍手でお迎えください」と言い、
CHABOが梅津さんを呼び込む。もちろん、お客さんは盛大な拍手で迎える。
CHABOはスライドギターをキメながら「You Gotta Move」、そして「Everyday I Have The Blues」。
これは前回のアンコールで演奏された曲順、いきなりアンコールのような盛り上がり。
曲の途中からたつのすけが加わり、ホンキートンクなピアノを弾きまくる。
それからこのシリーズの課題曲「BLUE MOON」で、超絶的なユニゾンのバトル。
続いて、このシリーズで生まれた曲「ねぇ神様」を、レゲエタッチで演奏。

「今年、還暦を迎えます」と再度梅津さんを紹介して、Beatlesの「Honey Pie」。
イントロのSEを真似てみせて、「『White Album』聴いてよ~」と言うCHABO。
「梅津ってさぁ~、家に持って帰りたいと思わない?」というCHABOの発言に、場内爆笑。
もう一曲Beatlesのカバーで、2月にフライングキッズの浜崎貴司と演ったという「All My Loving」。
それから、Curtis Mayfieldのカバーで「Um, Um, Um, Um, Um, Um」。
誰が唄っている何という曲かは知らなかったけど、どっかで聴いたことのあるメロディーだ。
続いて、The Poguesの曲で「Fiesta」。アイリッシュな雰囲気がなんともぴったりハマってる。
梅津さんのコサックダンスも飛び出し、楽しい雰囲気のまま演奏は続いていく。
Kinksの「Alcohol」を哀感たっぷりに演奏したあと、ポエトリーリーディングのコーナーへ。

ポエトリーリーディングは、梅津さんのサックスをバックに「慕情」「はぐれた遠い子供達へ」でスタート。
梅津さんのピアノで「ヒッチハイク」、たつのすけの流れるようなキーボードをバックに「HUSTLE」、
そして幻想的な照明をバックに長編の「64年型タイプライター」。
ひとつひとつ趣向を凝らして、CHABOの言葉の世界が繰り広げられていく。
長いのが続いたからと、短い詩を立て続けにふたつ「ウー・ラ・ラ・ラ」「不動産屋」。
梅津さんが吹く「りんごの唄」をバックに「りんご」。なんだかとっても懐かしい感じがした。
ファンの人にもらったというナイジェリアのアサという女のコの唄から「Al-Aqabah」。
そしてリズムマシーンがミディアムなテンポを刻むと、CHABOは「ハイウェイのお月様」を唄い出す。
言わずと知れたRCサクセションのナンバー。梅津さんのサックスが胸に染みる。
「今回最終回だから・・・」ということで特別に、梅津さんのヴォーカルで「Vietnamese Gospel」。
特にコメントはなかったけれど、明らかにあの人のために唄われていた。サックスが泣いていた。。。

「土曜の夜だぜ」とCHABOは叫び、リズムマシーンをバックに「Dancing in the street」。
ノリノリのCHABOは、久しぶりの客席乱入。梅津さんも負けずと乱入していく。
そしてCHABOは、「梅雨なのにみんなと汗かいてキモちE~」と言って「キモちE」。
まるであの時を彷彿させるように、梅津さんのサックスがうねりまくる。
みんな拳を突き上げて、それに応える。立ち上がって踊る人もチラホラ。
最後はてぬぐいを頭に巻いてライトをつけた鈴木マチャミさんが、演奏を止めに入る演出で終了。
そして「Southbound Train」「I Can't Get Over You」と、前回のライブで演奏された曲が続く。
これらは清志郎に捧げられた曲たち・・・。
CHABOと梅津さん、ふたりの気持ちが痛いほどこちらに伝わってくる。
「この歌、しばらく控えようかなと思ったんだけど。なんだか強がってるような気がして・・・。
でも、やっぱり唄うことにしたんだ。歌ぐらいポジティブでいいんじゃないかと思って」とCHABOは言い、
最後に「ガルシアの風」を唄う。ポエトリーリーディングから始まって、
たつのすけのアコーディオンと梅津さんのサックスをバックに切々と唄いあげる。
梅津さんは客席を通って楽屋へ戻り、最後はたつのすけとともに楽屋前で演奏。
かすかに聴こえてくるサックスとアコーディオンをバックに、演奏はフィナーレを迎える。

アンコール、ひと足先に登場したCHABOは「最後にコヤツとやれて嬉しかったです」と梅津さんを呼び込む。
大きな拍手で迎えられた梅津さんは、10月15日の還暦記念コンサートの告知。
たつのすけも加わり、梅津さんとのライブではお馴染みとなった「働き蜂」。
アップテンポなリズムの中、ギターとクラリネットとの凄まじいほどのユニゾンプレイ。
フリーキーなギターとサックスのインプロヴィゼーションから、「いい事ばかりはありゃしない」。
CHABOの唄とギター、梅津さんのサックス、そして中央にはあの人の影が。。。
CHABOは「初期のRCサクセションを演る」と言って、「国立市中区3-1(返事をおくれよ)」。
この曲をあえて選んだというのが、なんとも言えないCHABOの想いを感じる。

「ちゃんとしたヴォーカリストじゃないくせに、そんな歌うたうのちょっとおこがましいんだけど、
梅津くんがいるので挑戦させてもらいます」とCHABOは言い、たつのすけのピアノから「スローバラード」。
一生懸命唄うCHABO、そして梅津さんのむせび泣くようなサックス・・・。
清志郎の魂は、間違いなくこの場にいるような、そんな気がした。
いつまでも鳴り止まない拍手、ステージ後方でそっと涙をぬぐう梅津さんが印象的だった。
そして、前回のライブでも演奏された「After The Storm」。
「一年間、お世話になりました」と、CHABOはお店のスタッフを紹介。
最後は、3月のPIT INNでのライブで生まれたというふたりの共作「祈り」という曲で終了。
「世界中にいい事がありますように」とCHABOは言い、SE「What a Wonderful World」が流れ、
お客さんはスタンディングオベーション。優しい空気が、フロア中に満ち溢れていた。
Graham Nashのオリジナル「Southbound Train」が流れて、本日のライブは終了。
時間は、21時30分。シリーズ最後にふさわしい、素晴らしいライブだった。

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2009年6月12日 (金)

焼肉

今日は、担当の飲み会。
「まんぷく亭」で焼肉を食べながらという、ちょっと珍しい趣向。
ちょっとしたキャンプ気分で、なんだかとっても楽しかった。
3時間ほどでおひらきになって、そのあと二次会で「鳥清」へ。
10人ぐらいいたのでしょうか、終電の時間まであれやこれやと話す。
それからSHIDAXでカラオケ。朝まで唄いまくる。
閉店時間の5時におひらき。

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2009年6月 7日 (日)

BO GUMBO3「~ガンボスープはやめられない!~」横浜THUMBS UP

今日は横浜THUMBS UPへ、BO GUMBO3の「~ガンボスープはやめられない!~」を観に行った。
しかし横浜は遠い・・・。チケットは予約してあったものの、何度も行くのをやめそうになった。
だけどなんとか気持ちを持ち直して、開場時間18時の30分前に会場に到着。
さっそく、予約していたチケットを購入する。整理番号は35番、なかなかいい番号だ。
予定通り18時に開場。お客さんの集まりが悪く、けっきょく入場したのは20番目ぐらいか?
スタンディングでなく椅子席だったので、一段上のフロアのステージ正面の席に座る。
お腹が空いてたけど、食べ物はグッと我慢してジントニックをオーダーする。
ステージには、向かって左にギターアンプとキーボード、中央にベースアンプ、
右側にドラムセットがスタンバイ。

開演時間の19時までの間、ベースの永井さんがどこか外出先から戻ってきて控室入りしたり、
ドラムの岡地さんが後のテーブルで飲みはじめたり、なかなかリラックスした雰囲気。
19時10分を少し過ぎたころ、フロアの照明が落ちてステージに3人のメンバーが登場する。
kyOnに、永井さんに、岡地さん・・・ この3人がBO GUMBO3、この3人だからこそBO GUMBO3なのだ。
岡地さんのドラムにkyOnのキーボードが乗り、永井さんのヴォーカルで「BO GUMBOS」が始まる。
そして、「今日みなさんに用意してきた旅、まずひとつめは・・・」という紹介で「時代を変える旅に出よう」。
kyOnがギターではなく、キーボードを弾いてたのがちょっと新鮮な感じがした。
ぜんぶで50人ほどのお客さんは座ったままだけど、それぞれがイイ感じで楽しんでる。
フロア後方では、タンバリンやマラカスを持ったお姉さんたちが、曲にアクセントをつける。

永井さんは「ペロ~~~ン!」と言いながら、ひとつひとつページをめくって行く。
「光るビーズ男」に続いて「BIG CHIEF(かわいいあの娘)」「ワクワク」と、New Orleansっぽい曲が続く。
岡地さんが、どんとのギターパートを口づさむ。そう!そうなんだよね。
BO GUMBOSの4人の音として覚えているから、なんかちょっとだけ音数が少なく感じるときがある。
だからのこの岡地さんのアドリブは、なかなかに嬉しかったのでした。
kyOnはアコースティックギターを抱えて椅子に腰かけ、永井さんも椅子に腰かけて、
アコースティックなアレンジで「からっぽ列車」と「誰もいない」を演奏。
それからグッとSpacyな雰囲気となり、kyOnの光るアコーディオンと
永井さんのディレイが効いたベースが印象的な「トンネル抜けて」。
続いて「BODYCO」の演奏が始まり、盛り上がったまま19時50分過ぎに第1部は終了。

約25分の休憩をはさんで、20時15分に第2部の開始。
まずは大好きな「ポケットの中」。永井さんのヴォーカルで聴くこの曲も、またイイもの。
ラストでアップテンポになる展開が無く、まったりと終わる感じもなんか良かった。
「音がないとモジモジするよね・・・」という永井さんの爆笑MCのあと、
これまたまったりとした雰囲気で「HEY FLOWER BROTHER」と「はごろも娘」。
「はごろも娘」は「何も残らない無重力な感じがいい」と、どんとが褒めてくれたのだそうだ。
そして、どんとのソロ曲から「孤独な詩人」。この曲は、「どんと紅白」で清志郎が唄った曲。
何もコメントはなかったけれど、「星になったのさ」という歌詞は、
どんとだけではなく清志郎への想いも含めて、唄われていたような気がする。
続いて演奏されたのは、「夢の中」。う~ん、もうたまらないです。ジーンときました。。。

ここからkyOnはエレキギターを手に取り、ハードな曲の連続となる。
まずは「STAR CHILDREN」から始まり、永井さん必殺のナンバー「デリックさん物語」。
このあたりから、立ち上がって踊り出すお客さんもちらほら出てくる。
そしてkyOnが「助けて!フラワーマン」のイントロを弾き出すと、フロアは更にヒートアップ。
まるであの頃のように、まったくあの頃のまま、みんなで両手を突き出して唄い踊る。
「そろそろ家に持って帰るみんなのポケットも一杯でしょうか?」という永井さんの言葉に続いて、
岡地さんのバスドラにkyOnのピアノがからんで「見返り不美人」が始まる。
たまらず立ち上がってリズムに身体をゆだね、気持ちよくなったところで本編は終了。

アンコール、懐かしいボガンボのリズムで手拍子が響く。
それに応えて、3人が再びステージに登場。
「どんちゃんも大好きなホンモノがぶらりとここに遊びに来てくれた」という永井さんの紹介で、
友部正人がステージへ。昨日の遊行寺でのライブで、時間がなくてカットした「朝の詩人」を唄う。
友部さんは、なんとも言えないあったかい声が印象的なシンガー。
この曲もとってもあったかい曲で、なんとも言えない気持ちになったのでした。
一曲で友部さんは退場し、岡地さんがボンゴを叩きだす。
「ボガンボラップ」だ・・・ ということはこれでおしまいかぁ。
ちょっと短い感じがしたけど、とっても密度が濃かったからイイや。
座ってじっくり観ることが出来たのも、けっこう良かったかもしれない。

21時20分、ライブはすべて終了。物販で永井さんの新譜「Vaga! Raga!」を購入する。
近くにいた永井さんがサインをしてくれるというので、ジャケットにサインをしてもらう。
油性のペンを探している間、永井さんとちょっと話が出来たのが嬉しかった。
いつまでたっても、あこがれの人って感じなんだな。。。
すっかり満足して、家路についた。

【セットリスト】

第1部
M01. BO GUMBOS
M02. 時代を変える旅に出よう
M03. 光るビーズ男
M04. BIG CHIEF(かわいいあの娘)
M05. ワクワク
M06. からっぽ列車
M07. 誰もいない
M08. トンネル抜けて
M09. BODYCO

第2部
M10. ポケットの中
M11. HEY FLOWER BROTHER
M12. はごろも娘
M13. 孤独な詩人
M14. 夢の中
M15. STAR CHILDREN
M16. デリックさん物語
M17. 助けて!フラワーマン
M18. 見返り不美人

アンコール
EN1. 朝の詩人
EN2. ボガンボラップ

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