LLPW「美闘家伝説 ~プラム麻里子13回忌メモリアル~」後楽園ホール
とりあえずお腹がすいたので、水道橋の南口界隈をブラブラ。
このあたりはけっこう来ているけれど、中華屋が多いのに今さら気づく。
いろいろと迷った挙句、「藤井屋」という餃子屋に入ってみる。
いろいろな種類の餃子が食べられるので、餃子の“全部盛り”とビールを頼む。
思った以上に美味しくて、なんだか得した気分。
けっきょくビールを二杯飲んで、16時過ぎに店を出る。
せっかく水道橋に来たのだからと、プロレスショップをあちこち廻る。
「闘魂ショップ」「チャンピオン」「バトルロイヤル」「プロレスマニア館」。。。
気がつけばみんなこの界隈に集まっていたのね。
久しぶりに“プロレス者”として、有意義な時間を過ごす。
もちろん、黄色いビルにある「山下書店」もチェック!
プロレス本をしばらく立ち読みして時間をツブす。
気がつくと18時近くになっていたので、後楽園ホールへと引き返す。
18時10分から、LLPWの興業「美闘家伝説 ~プラム麻里子13回忌メモリアル~」。
会場に着いてみると、なんだかあんまり人がいない。。。
昼はけっこう盛況だったのに、これがプロレス界の現状なのかなと思った。
ロビーにレスラーが誰も居ないし、なんだかちょっと寂しい。
今度の席はリングサイド東側B列21番、雛壇席の一番端。コーナーポストがちょっと邪魔。
予定より少し遅れて、18時18分ごろから全選手入場式。
神取の挨拶のあと、プラム麻里子を偲んでメモリアルテンカウント。
そして、いよいよ試合開始。
第1試合は、遠藤美月 vs ジャンボ堀 のシングルマッチ。
ジャンボ堀 って! わたしが中学生のころ好きだったレスラーなんですが・・・。
引退して母親になり、それどころかお婆ちゃんになり、2005年に復帰したらしい。
さすがにスタミナ不足は否めないけど、長身を活かしたムーブは昔を彷彿させる。
だけど最後はさすがに息切れしたのか、遠藤にフォール負け。
第2試合は、“グラマーエンジェルス” トドエ vs ミラ の対決。
言い換えてみれば、二丁目界隈のおかまレスラーの対決。
キャパシティが大きいつもりの私ですが、さすがにこればかりは・・・。
プロレスがプロレスたる部分、テクニックでもパワーでもキャラクターでもなんでもいいんだけど、
なにひとつ見当たらないような気がして、ちょっと私には理解できませんでした。
第3試合は、堀田祐美子&植松寿絵 vs ジャガー横田&GAMI のタッグマッチ。
この顔ぶれも、まぁ~言いたいことはたくさんある。
堀田は昼興業で観たから置いておくとして、植松寿絵。。。
ひたむきなファイトが信条だと思っていたのに、前髪をツノのように立ててヒールに転身。
それでもなんか迷いが感じられて、なんとも言えない感じだな。
ジャガーはあいかわらず鋭い眼光で、キレのある動きは試合をキリッと引き締める。
GAMIもかわらずトボけたキャラクターながら、数多くのワザを繰り出す展開はさすが。
最後はジャガーと堀田が場外乱闘する中、GAMIが植松をキメてフィニッシュ。
19時20分、リング調整のため15分間の休憩に入る。
ロビーに出てみると、ジャガーがファンサービスしていた。
しばらくその様子を眺めて楽しむ。
19時35分、試合再開。
セミファイナルは、立野記代&小林華子 vs 豊田魔波&井上貴子 のタッグマッチ。
立野はずいぶん貫録がついてしまったけど、あのキャラは全く変わらず。
小林は初めて観る若い選手。このメンツに入ってしまうと、ちょっと印象が薄いかも。
豊田と貴子は昼興業に続いての参戦。定番のムーブをたくさん見せてくれる。
途中で貴子が左膝をはずしてしまい、動きが悪くなって心配だった。
それでもひたむきにファイトする姿は、やはりプロレスラーのすごさを感じさせた。
最後は豊田が小林をジャパニーズオーシャンで葬り去る。
メインイベントは、“プラム麻里子メモリアルスペシャルマッチ”と題された試合。
入場まで組み合わせがわからない6人タッグマッチ。
選手がひとりひとり入場してきて、けっきょく対戦カードは、
神取 忍&尾崎魔弓&風間ルミ vs ダイナマイト関西&ハーレー斉藤&コマンドボリショイ。
昼興業に出場した選手が多いけど、風間ルミは久々の復活ということらしい。
入場時のコスチュームから特徴的な体型まで、とっても懐かしい感じだ。
セコンドには、イーグル沢井とキューティー鈴木がつく。ふたりとも昔のまま。
なんかホントに、ものすごい豪華メンツだな・・・。
セコンドを交えてのムーブもあったけど、試合内容としてはまずまずといったところ。
最後は、関西が風間をラリアットから押さえこんでフィニッシュ。
関西は昼興業で流血してたのに、しっかりとキメてみせたのはさすが。
ラストはプラム麻里子の遺影を手に、8人がリングに勢揃いしてフィナーレ。
すべて終了したのは20時35分、時の流れと時間の重さと、
それを超越した素敵な何かを感じさせてくれるひと時だった。
【対戦カード/試合結果】
<第1試合:迷宮奇譚~再起の道標~ 20分1本勝負>
○遠藤美月
(8分55秒 SUGOI-YATSU)
●ジャンボ堀
<第2試合:グラマーエンジェルス ~禁断の闘争~ 20分1本勝負>
●トドエ
(4分06秒 飛び付き式前方回転エビ固め)
○ミラ(第5期生デビュー戦)
<第3試合:Maximum Formation Battle 30分1本勝負>
堀田祐美子、●植松寿絵
(13分22秒 フィッシュストレッチスリーパー)
ジャガー横田、○GAMI
<セミファイナル:Queens & Princess ~情無用~ 45分1本勝負>
立野記代、●小林華子
(19分47秒 日本海式竜巻原爆固め)
○豊田魔波、井上貴子
<メインイベント:プラム麻里子メモリアルスペシャルマッチ 60分1本勝負>
神取 忍、尾崎魔弓、●風間ルミ(セコンド:イーグル沢井)
(9分11秒 ラリアット→体固め)
○ダイナマイト関西、ハーレー斉藤、コマンドボリショイ(セコンド:キューティー鈴木)
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