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2009年9月27日 (日)

渋さ知らズ大オーケストラ「渋さ知らズ20周年企画~渋宴2009日比谷野外大音楽堂~」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂で、“渋さ知らズ大オーケストラ”の20周年記念ライブ。
20周年ですか・・・ わたしが“渋さ”を初めて観たのは2002年だから、私はまだまだ初心者ってことだな。
それはともかく今日は暑くもなく寒くもなく、心地よい秋風が吹いて、野外ライブにはベストの状況。
16時開演というので、30分前ぐらいに会場に到着。出店で賑わう会場前は、いつもの風景。
思いっきり満喫しようと、顔なじみのテキ屋のお兄さんからビールを買って会場内へ。
席はB2列43番。ステージ真正面のBブロック2列目ということで、かなりゴキゲンな席。
既にぎっしりと機材が並んでいるステージを眺めながら、ビールを飲みつつ開演を待つ。

開演時間の16時ちょうど、得体の知れないかぶり物をかぶったパフォーマーがふたりステージへ。
それに続いてバンドメンバーがぞろぞろとステージに登場。
いつもながらメンバーの正確な人数はわからないけど、ざっと確認したところでは、
ドラム×4人、ベース×2人、ギター×4人、キーボード&ピアノ×2人、パーカッション×2人、
管楽器×10人、チェロ1人、フルート&ヴォーカル×3人、舞踏×10人ぐらい?、画家1人、
ダンサー:ぺろ&さやか、玄界灘渡部さん、くわえ煙草のダンドリスト不破さん。
たぶん40~50人ぐらいが、今日のメンバーというところでしょうか?
それにゲストで、久住昌之と伊郷俊行がヴォーカルで加わるという超豪華版!

一応、公式ページからメンバーリストを転載しておきます。
不破大輔、片山広明、広沢リマ哲、立花秀輝、川口義之、鬼頭哲、吉田隆一、北陽一郎、
辰巳光英、ギデオン・ジュークス、高橋保行、磯部潤、倉持整、山本直樹、藤掛正隆、
関根真理、松、斉藤“社長”良一、ファンテイル、ヒゴヒロシ、オノアキ、坂本弘道、
山口コーイチ、室舘彩、渡部真一、小山なおこ、松村孝之、花島直樹
さやか、ペロ、東洋、たかこ、しも、フル、片桐、若林、スギゴチ、カエ、スガコ、ABT、
横沢紅太郎、青山健一、田中アニキ、鈴木、しもめぐ、風煉ダンス、ねねむ、ニワコヤ
ゲスト:久住昌之、山本精一、内橋和久、伊郷俊行

Flier20090927

演奏はフリーキーなJAZZをベースに、まさに“なんでもあり”の大エンターテイメント。
重厚な演奏をバックに、白塗りの舞踏、ライブペインティング、バナナをふりかざす踊り、
巨大な顔のはりぼて、可笑しくもしみじみとさせるポエトリーリーディング、
子羊ダンサーズによるEXILEばりのダンス、あいかわらずセクシーなぺろ&さやかの踊り、
「さっちゃんはネ、サ○ンっていうんだ、ホントはね」って危ない歌詞、君が世のパフォーマンス、
超絶絶叫「天城越え」、玄界灘渡部さんの客席煽り、短髪に変身した不破さん。
ステージ上は、まさに混沌としたカオスの世界。。。

対する客席も、立ち上がって踊る人、ビールを飲んで焼きそばを食べてまったりする人、
シャボン玉を膨らませる人、ステージ前に向かって突進する人、意味もなくうろつく人、
ふんどし一丁のマッチョマン、老若男女、人それぞれ楽しんでる。
一曲目が始まった途端に立ち上がり、コブシを振り上げ手拍子をする事がおきまりの
型にはまったいまどきのライブとは、全く異なる自由で楽しい雰囲気。
もちろんわたしもビールを飲みつつ、踊りたいときは踊るっていう自由を満喫。

そんな雰囲気の中、ライブが終盤に差し掛かってくると、
徐々に野音全体が一体となって怒涛の盛り上がりとなっていく。
定番の「火男」「ナーダム」「本多工務店のテーマ」あたりは、もう完全燃焼モードでしたね。
あぁ~正直言って、“渋さ”の曲名はあまり知らないので、詳しいセットリストは書けません。
どの曲がどうのこうのじゃなくて、ライブのすべてをひっくるめて“渋さ”だと思っているので。
いつの間にか、後からやってきた人たちで通路はイッパイ。警備の人と小競り合いも。
だけどそんな光景も、今日はなんだか楽しく思えてくるから不思議。
“音楽”を中心に、あくまでも自分のしたいように楽しむ・・・ そんな雰囲気だったからだ。

いつもはアンコールをやらない“渋さ”なのに、今日はアンコールもあり。
「諸行でムーチョ」「仙頭」のキラーチューンで、野音はすっかり踊りの渦と化す。
理屈抜き、身体で感じるライブ。マジで楽しかった。。。
まぁいつもそうなんだけど、今日はホントに特別っていう感じだったな。
終わったのは19時45分。気がつくと、3時間45分という時間が経っていた。
夏の終わりの野音、とても気持ちいいひとときでした。

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