えび「えび再結成ライブ GO THAT HOME」新宿 red cloth
今日は新宿 red clothで、「えび再結成ライブ GO THAT HOME」があった。
この“えび”というバンド、1988年に結成され1993年に解散したパンクバンドである。
「腐った日本社会に警鐘を打ち鳴らす社会派パンクバンド」というふれこみだけど、
「へらへらとギャグをかまし、スーダラでオッペケペーなサウンド」がゴキゲンなバンドなのだ。
そんな“えび”が実に17年ぶりに再結成ということで、これはもう観に行くしかナイというわけだ。
暑かったので新宿から歩くのは避け、新宿で大江戸線に乗り換えて東新宿駅から歩き、
会場のred clothに到着したのは開演時間18時30分の少し前。
このハコは初めて来たけど、キャパ120人ぐらい(?)のこじんまりとしたスペース。
入場したときはガラガラだったんだけど、そのうち満員となりちょっと息苦しかった。
だけど、紅で統一されたちょっとレトロな感じの内装は、なかなかイイ雰囲気。
ひとまずはフロア最後方の壁に寄り掛かって、演奏を楽しむことにした。
予定より少し遅れて、18時40分過ぎに開演。まずは“スキップカウズ”の演奏。
4人編成のこのバンドは、以前にも何かのイベントで観たことがある。
サウンドはビートロックというか、ストレートなロックというか、そんなところかな。
決してキラいじゃないんだけど、なんか物足りないような気がするんだよね。
Vocalがキンキラの衣装をまとって、お客さんの頭を撫でながらフロアを闊歩するギミックも、
けっこう面白いとは思うんだけど・・・ う~ん、なんか残念。。。
ステージ前を中心に盛り上がってはいました。40分の演奏で、19時20分過ぎに終了。
セットチェンジをはさんで、19時40分から二番手“つれづれ草”の演奏が始まる。
このバンドも4人編成・・・ トリの“えび”もそうだから、今日は男4人編成のバンドばかりだ。
こちらもしばらくぶりの再結成ということで、むかしを懐かしむようなMCが入る。
サウンドはスカビートを基調としたビートパンク・青春ロックというところ。
う~ん、多分もっと早く出会っていたら、好きになっていたかもしれないな。
けっこうファンも多かったみたいで、なかなかの盛り上がりを見せた。
約45分の演奏で、20時05分に終了。
【つれづれ草:セットリスト】
M01. 人殺し
M02. GO THAT HOME
M03. I CAN DO
M04. 保育園の砂場
M05. ミックミックミック
M06. ぐっとちょっとそっと
M07. 石ころのように蹴飛ばされ
M08. ロボットじゃない
M09. 生まれて死ぬまで
次はいよいよ“えび”の登場ということで、ドリンクを受け取るついでにステージ前へと移動。
ステージ向かって右側の3列目ぐらいをキープ。期待感でいまにも張り裂けそうな雰囲気。
20時35分過ぎ、“クレイジーキャッツ”の「スーダラ節」に続いて
“Sex Pistols”の「Anarchy In The UK」が流れると、場内の興奮は最高潮。
ステージとフロアを仕切るシャッターがあがると、グラサンでキメた華丸と小五郎。
「日本人」のイントロが始まると、セーラールックに革ジャンを羽織った社長が飛び出してくる。
フロアは蜂の巣をつついたような大騒ぎ。ガードの柵がないので、ステージ前は大混乱。
だけどみんなお互いを気遣いながら楽しんでいる感じで、とってもイイ雰囲気。
ステージとフロアとがいっしょになって、唄い踊り、モッシュしてダイブして、
なんか久しぶりに心から“楽しいなぁ~♪”と思った。
選曲も“えび”のベストと言っていいような感じで、まったく言うことナシです。
アンコールでは上半身裸になった小五郎が、一曲Vocalをとる。
なんだかとってもパンクらしいパンクっていう感じで、理屈抜きにカッコいい。
最後はもちろん再び社長がVocalをとり、“原点に戻る”ということで「抑圧の繰り返し」。
この曲は、“えび”の前身バンド“一般死民”の曲。まったくナイスな選曲だぜ。
というわけで文句ナシ・最強の演奏、21時30分ごろ終了。
【えび:セットリスト】
M01. 日本人
M02. 正直者
M03. どうせおいらはエキストラ
---- MC
M04. 保険人生おくれ
M05. 無臭でGOGO
M06. さわらぬ神にたたりなし
M07. ニュー・ニヒリズム
---- MC
M08. ポンポコおやじ
M09. 発狂はお友達
M010. ぬけがら
アンコール
EN1. FUCK'in POLICE
EN2. BATMAN
EN3. 抑圧の繰り返し
明日は月曜日だけれども、サイコーのライブの余韻に浸ろうと呑んでいくことにした。
東口界隈を探したけれどイイところがなかったので、西口方面へまわる。
「山陰炉端 かば」という店が目についたので、そこに入ってみることにした。
魚料理が売りみたいで、刺身も煮付もなかなかに美味しくて良かった。
ラストオーダーの23時まで1時間ほど満喫して帰宅。
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