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2009年10月17日 (土)

ケラ & ザ・シンセサイザーズ「DRIVE TO 2010 <ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー>」新宿LOFT

今日は新宿LOFTへ、
「DRIVE TO 2010 <ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー>」を観に行った。
「DRIVE TO 2010」は二度目の参戦、今日はケラのプロデュースというのでとっても楽しみ。
開演時間18時の少し前に会場に着くと、フロア内はお客さんでぎっちり超満員。
なんとか隙間をかいくぐって、ステージ右スピーカー前の最前列に陣取る。
ドラムは完全に見切れてしまうけど、ステージはよく見えるのでなかなかの好ポジション。
フロア後方ではサエキけんぞうが、今回のイベントの今後の予定を延々とアナウンスしている。

サエキけんぞうのアナウンスのおかげで、予定より少し遅れて18時05分過ぎ開演。
まずは“楽団健康”。犬山イヌコ、みのすけ、峯村リエ、三宅弘城を中心にした6人編成のユニット。
NSPの「夕暮れ時はさびしそう」が流れる中、ステージを仕切っていたスクリーンがあがる。
それぞれがやりたい曲をやるということで、選曲はなんの脈絡もない。
犬山が“コンセントピックス”の「顔」を唄えば、みのすけはオリジナル「神様の悪ふざけ」を唄う。
シルクハットをかぶったケラが加わって映画用に作られた「太陽の下の17才」を唄えば、
“世界で一番大きい女優”峯村リエがアンニュイな雰囲気で「ウイスキーはお好きでしょ?」を唄う。
最後はそれまでドラムを叩いていた三宅弘城がマイクをとり、“ばちかぶり”の「産業」を唄う。
「ウンコ食べたら40万円!」、尊敬する先輩という田口トモローを彷彿とさせるVocalでした。
なんだかわからないけどとっても楽しいステージ、あっという間の18時30分過ぎに終了。

セットチェンジをはさんで、18時45分から“KERA SOLO UNIT”の演奏が始まる。
ドラム・ウッドベース・ギター・キーボードに、ヴァイオリンが入ったちょっと意外な編成。
“LONG VACATION”の曲を中心に、“有頂天”や“ザ・シンセサイザーズ”の曲も飛び出し、
意外なところで選曲もバラエティに富んでいた。
全体的にはJazzyな演奏で、お客さんもじっくりと聴き入っている感じだ。
途中からホーンセクションが2人加わり、演奏は次第に華やかさを増していく。
調子が出てきたのかアンコールにも応えて、55分ほどの演奏で19時40分ごろ終了。

続いて20時ちょうど、ケラのナレーションに続いて“ヴァージンVS”の演奏開始。
ギンギラ衣装で登場するのかと思いきや、メンバーみんな普通の衣装でちょっと拍子抜け。
だけど演奏は、あの“ヴァージンVS”の世界がこれでもかとばかり炸裂していた。
懐かしのブリキ・ロック、どこかノスタルジックでセンチメンタルなサウンド。
ステージには“A児”あがた森魚を中心に、両サイドにはひかるとリッツ。後方にはライオン・メリー。
ときおりアコースティックギターをつまびきながら、ステージ上を元気に動き回るA児。
実に28年ぶりに観た“ヴァージンVS”、とっても素晴らしいパフォーマンスで大満足。
約40分の演奏、A児はまた次を思わせるような発言をして20時40分ごろ終了。
客電がついてからも、アンコールの拍手はしばらく鳴り止まなかった。

そして21時から、いよいよ“ケラ & ザ・シンセサイザーズ”の登場。
エレクトリカルなノイズが流れる中、工事現場のユニフォームのような衣装を着たメンバーが登場。
いきなり「ホワイトソング」が始まり、ステージ前方にどっとお客さんが押し寄せる。
そして「一週間」へと続くが、機材の調子が悪いということで一時中断。
ケラはそんなアクシデントをものともせず、巧みなMCでその場をつないでしまう。
それから「フィニッシュ・ソング」「アローン・アゲイン」「シュート・アップ」と
有頂天ナンバーばかりを演奏したあと、ケラの奥さん“緒川たまき”がステージに登場。
本人いわく、添乗員を意識したという衣装を着て唄う姿はとってもキュート。
女優さんだから唄のほうはまずまずといったところだけど、どこか魅かれるものがある。
ケラは家から持ってきたというキーボードを弾きながら、バックコーラスを重ねていく。
ちょっとしたやりとりを交え、2曲唄って“緒川たまき”は退場。
ライブもいよいよ後半戦ということで、「オードリー・ヘップバーン泥棒」「シュルシュルシュール」
「サヨナラのセオリー」「君はGANなのだ」とハードな曲が続いていく。
メンバー紹介をはさんで、最後は「神様とその他の変種」でひとまず終了。
アンコールは、「Too Late Jonee」と「HAPPY SLEEP」。
約1時間20分の充実のステージは、22時20分過ぎに終了。

【ケラ & ザ・シンセサイザーズ with 緒川たまき:セットリスト】
M01. ホワイトソング
M02. 一週間
M03. フィニッシュ・ソング
M04. アローン・アゲイン
M05. シュート・アップ
M06. 曲名不明 [Vocal:緒川たまき]
M07. 東京タワー [Vocal:緒川たまき]
M08. オードリー・ヘップバーン泥棒
M09. シュルシュルシュール
M10. サヨナラのセオリー
M11. 君はGANなのだ
M12. 神様とその他の変種
アンコール
EN1. Too Late Jonee
EN2. HAPPY SLEEP

終演後、BARステージは演奏がまだ続いているというので、BARステージへと移動。
本日のBARステージは、アクマティックゴーゴークラブ、マリリン&ジョン、征露丸X、バイナリキッド、
中山貴史 with LABSiCK Man-Machine ReMiX(from SKYFISHER) というラインナップ。
ステージでは、中山貴史 with LABSiCK Man-Machine ReMiXが熱演中。
なにやら大所帯のバンドで、狭いBARステージはメンバーでギッシリという感じ。
機械的なビートに骨太なドラムとベースがからみつき、パーカッションでアクセントをつけていく。
はっきり言って好きです、こういうの・・・。だから、しばらくこのビートに身をゆだねることにする。
延々と続くビート、だんだんと心が覚醒していく。だけど時間の関係で、スタッフからストップがかかる。
それでも「あと1分だけ」と粘りまくって、22時45分にようやく演奏は終了。
最後にサエキけんぞうが挨拶をして、本日のイベントはすべて終了となった。

とっても喉が渇いたので、西口の「鳥園」へ寄ってビールで乾杯。
23時40分閉店ということであまりゆっくり出来なかったけど、それなりに満喫。
いい加減疲れたので、そのままおとなしく帰宅。

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