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2009年12月20日 (日)

飛鳥仮面FIESTA実行委員会「飛鳥仮面FIESTA ~ドス・カラスの華麗なる世界~」新木場1st RING

今日は新木場1st RINGへ、「飛鳥仮面FIESTA ~ドス・カラスの華麗なる世界~」を観に行った。
ドス・カラスといえば、昭和のプロレス黄金時代の立役者。
お兄さんのミル・マスカラスとの編隊飛行は、いまでも脳裏に鮮烈に焼き付いている。
そんなドス・カラスが、まさかの再来日。これは観に行くしかないじゃないか。
ということで電車を乗り継ぎ1時間、新木場駅に到着したのは17時。
それからしばらくあたりを探索したあと、17時40分過ぎに会場へ到着。
受付でプレミアム・グッズを受け取り、自分の席:東い列8番へ。
リングサイド最前列、マット1枚隔ててリング。奮発して12,000円払っただけのことはある。

予定どおり、18時試合開始。まずは全選手入場式。
エル・サムライにザ・グレート・サスケ、グラン浜田にウルティモ・ドラゴン、
憧れのスター選手たちが手に届きそうな距離にいる。
やっぱりこのクラスの選手は、オーラが全然違うんだよな。
そして最後に登場したのはドス・カラス、あいかわらずカッコよくて胸がドキドキ高鳴る。
年齢をまるで感じさせないビルドアップされたボディ、まさに奇跡のレジェンドだ。
選手を代表してドス・カラスが挨拶し、ひとまず選手は退場。

第1試合は、佐藤光瑠 vs ダーク・ゲレーラ・ジュニア のシングルマッチ。
佐藤光瑠はパンクラスの選手らしいけど、何故かアキバ系のコスチュームで入場。
ダーク・ゲレーラ・ジュニアは、正体不明のマスクマン。
だけど試合は意外にオーソドックスな展開で、じっくりと見せてくれた。
最後は佐藤光瑠が、腕ひしぎ十字固めを決めて快勝。

第2試合は、“東京愚連隊マスクマン・ワールド”と題されたタッグマッチ。
全選手マスクマンだけれども、みんな正体がわかっているというパラドックス。
選手もお客さんも、思わず本名を呼んでしまったりしているのが笑える。
試合はハードヒットな打ち合いから華麗な空中戦まで、かなり立体的な展開。
最後は、エニグマがスペル・カカオをパワーで圧倒して勝利。

早くも迎えるセミファイナルは、女子のタッグマッチ。
3月に引退するという風香がマスクウーマンとなり、パッション・セブンとタッグを組んで出場。
相手の紫雷姉妹は初めて観たけど、なかなかイイ感じのタッグチームだな。
けっこう悪いことをするんだけど、ちょっとコミカルな雰囲気もあってとても楽しめる。
試合は場外への空中弾も何発か炸裂して、なかなか激しい展開。
最後はパッション・セブンが、ド迫力の攻撃で紫雷美央をくだす。

ここで、しばらくのあいだ休憩となる。時間は19時過ぎ。
ファンサービスをする選手がいるかと思って外の売店を覘くが、誰もいなくて残念。
というよりものすごく寒くて、急いで会場内へと戻る。

19時25分を過ぎたころ、いよいよメインイベントが始まる。
選手ひとりひとりが、テーマ曲に乗って入場してくる。
NOSAWA論外は、本日2試合目の出場。体調不良で欠場となった愚乱・浪花の替わりだ。
エル・サムライは、新日本時代とマスクが変わってるようだけど、雰囲気は相変わらず。
ザ・グレート・サスケは、上半身裸に緑のロングタイツというスタイル。
どのような経緯でそうなったのかは知らないけど、ビルドアップされた肉体が素晴らしい。
グラン浜田は、相変わらずの“小さな巨人”ぶり。年齢を感じさせないタフネス。
ウルティモ・ドラゴンは緑色のラメのマントを翻し、リングサイドを一周してファンサービス。
そして最後にドス・カラスが入場。「スカイ・ハイ」のテーマに乗って颯爽とリングイン。
兄のマスカラスばりに、オーバーマスクを客席に投げ入れるというサービス付き。

試合はネチっこい関節技と、華麗な空中殺法が織りなすルチャ・リブレの世界。
どの選手もメインを張れる実力者だけに、観ごたえ抜群の試合展開。
それでもやはりドス・カラスの存在感は、他の選手を遥かに凌いでいた。
フライングクロスチョップにフライングヘッドシザーズで相手を宙に舞わせ、
リバース・ロメロスペシャルでネチネチと関節をキメる。
ウルティモ・ドラゴンとフライング・クロスチョップの編隊飛行を見せたあと、
場外へフライング・ボディ・アタックで舞ってみせる。
ちょうど私の席に向かって飛んで来たので、超至近距離で観ることが出来た。
そのまま場外乱闘となり、私はドス・カラスに胸をポンと押されて尻もちをつく。
次の瞬間、目の前でNOSAWA論外を風車式バックブリーカーにキメていた。
そんな混戦の中、ふと気付くとリング上でドス・カラスがエル・サムライを
カンパーナ(振り子式バックブリーカー)にとらえていて、そのままフィニッシュ。

最後は全選手が入場して、ドス・カラスが「どうもありがとうございました」と日本語で挨拶。
選手全員で記念撮影をしたあと、サインボールの投げ入れ。
わたしはなんとか、ペンタゴン・バイパーのサインボールをゲットすることが出来た。
ドス・カラスは最後までリングに残り、名残惜しそうにファンの声援に応えていた。
20時ちょうど、夢のようなひとときはこうしてフィナーレを迎えた。

外に出ると売店では、風香がサイン会をしていた。
そのうち、グラン浜田とウルティモ・ドラゴンもファンサービス開始。
だけどお目当ては、なんと言ってもドス・カラス。
リングを降りたドス・カラスも、青いマスクに情熱的な瞳がとってもチャーミング。
どうしてもその場を立ち去る気にはなれず、最後までも届けてしまった。
寒空の下で30分間というのはとってもキツかったけど、心はホットになっていた。
           
【対戦カード/試合結果】

<第1試合:オープニング・ファイト 15分1本勝負>
○佐藤光瑠
(9分09秒 腕ひしぎ十字固め)
●ダーク・ゲレーラ・ジュニア

<第2試合:東京愚連隊マスクマン・ワールド 30分1本勝負>
●スペル・カカオ(NOSAWA論外)、スペース論ウルフ(円華)
(x分xx秒 体固め)
○エニグマ(MAZADA)、ペンタゴン・バイパー(藤田ミノル)

<セミファイナル:風香 FINAL FIESTA 20分1本勝負>
ティグレ・FUKA、○パッション・セブン
(12分05秒 パッション・プレス→体固め)
●紫雷美央、紫雷イオ

<メインイベント:飛鳥仮面FIESTA ルチャ・エストレージャ 時間無制限1本勝負>
○ドス・カラス、ウルティモ・ドラゴン、グラン浜田
(14分48秒 カンパーナ)
ザ・グレート・サスケ、●エル・サムライ、NOSAWA論外

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