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2009年12月25日 (金)

厚見玲衣/山本恭司/人見元基/新美俊宏/堀川真理夫「ATUMIC ROOSTER Presents “アックスの奇蹟~Veritas! One-night Wonder”」SHIBUYA-AX

今日はクリスマス・・・。だからっていうわけじゃないけど、SHIBUYA-AXへ
「ATUMIC ROOSTER Presents “アックスの奇蹟~Veritas! One-night Wonder”」を観に行った。
サブタイトルの「Veritas! One-night Wonder」、頭文字は「VOW」。
そしてメンバーが、厚見玲衣(Key,Vo)、山本恭司(G,Vo)、人見元基(Vo)、新美俊宏(Dr)とくれば、
それは「VOW WOW」ってことになるんじゃないのかい?
というわけで仕事を早々に切り上げ、素敵なクリスマスプレゼントを期待して渋谷へと向かう。
クリスマス気分で浮かれる街を抜け、SHIBUYA-AXに到着したのは18時45分ごろ。
今日は指定席1階SB列8番、前から2列目ステージ向かって左端の席。
ハモンドオルガンにレズリースピーカー、メロトロンなどの機材がたくさん並んでいるので、
ドラムとベースがほどんど見えないけど、ステージがとっても近いのでまぁいいか。
開演前なのに、ステージ中央に立っているマイクスタンドにスポットライトがあたっている。

開演時間ぴったりの19時、まずは厚見玲衣と新美俊宏、それにBassの堀川真理夫が登場。
「Mask of Fresh」を少しだけ弾いたあと、「Hush」と「I'm A Man」を演奏。
厚見玲衣のヴォーカルは初めて聴くような気がするけど、なかなかイイですな。
ここで山本恭司が加わり、「Superstition」「Little Wing」とDeepなRockナンバーを披露。
厚見玲衣は「完全に前座です。お待ちかねのクリスマスプレゼントは次ですから」と言い、
カラオケで練習したというVanilla Fudgeの「You Keep Me Hanging On」を唄う。

厚見玲衣の奏でる荘厳な「White Christmas」のあと、いよいよ人見元基がステージに。
ロングスリーブの黒Tシャツに赤のジーンズとかなりラフなスタイルで、バーボン片手に登場。
だけど「Shot In The Dark」が始まって唄い出すと、あの人見元基の神がかった歌声が響き渡る。
ホントは立て続けに曲を演奏する予定だったようだが、ここでいきなり脱力トークが始まる。
まぁこんな感じも、人見元基らしいと言えば“らしい”のですがね。。。
それからはひたすら、“VOW WOW”のナンバーが次から次へと繰り出される。
途中まで音響がいまいちだったのと、お客さんが座ったままというのが気になったんだけど、
ラストにかけてだんだんヴォーカルがクリアに聴こえるようになり、
人見元基の「立っていいよ~!」との言葉に応えて、お客さんも一気にスタンディング。
それにしても、人見元基のヴォーカルには本当に圧倒される。
厚見玲衣いわく、「現役時代に出ていなかった音域が出ている」そうだ。
本編ラストは「Shock Waves」。スモークがもくもくとたかれる中、じっくりと熱唱して終了。

アンコールの拍手に応えて、再びメンバーがステージに登場。
厚見玲衣が「Premonition」を奏でると、始まったのは「Hurricane」。
“VOW WOW”といえば、やっぱりこの曲。日本のHard Rockでイチバン好きな曲かも。
人見元基の圧倒的なヴォーカルに続いて山本恭司の超絶的なギターソロ、
それが終わると厚見玲衣の華麗なキーボードソロへと続く。その流れがエラくカッコいい。
演奏が終わると、ステージ中央に5人が並んでカーテンコール。
ここで厚見玲衣が、「最後にどうしても話したいことがある」と話し出す。

「今日、12月25日のAXは、もともと清志郎さんがおさえていたんです。
今年の3月に、年内一杯は治療に専念することになり、
人見元基がヴォーカルならと清志郎さんが譲ってくれたんです」と。
そうだ・・・。12月25日といえば、RCの頃から決まって清志郎のライブがある日だ。
今年もそんな日になるはずだったんだ・・・。なんとも言えないフクザツな気持ちになる。
こんなところでこんな気持ちになるなんて思わなかった。。。
だけど、こんな素敵なライブを観ることが出来たんだ。
清志郎に感謝したい。そして、厚見玲衣に感謝したい。ありがとう!

最後に人見元基が、メンバーをひとりひとり紹介。
“VOW WOW”ベーシストのオーディションに来てたら一発合格だった“スーパーマリオ”堀川、
“ギターの神様”山本恭司、“キーボードの仏様”厚見レイ13世、“ドラムの殿様”新美俊宏 と紹介し、
最後に自分を“ヴォーカル何様?”人見元基 と紹介したのには笑えた。
今日起こったことは、まさに“アックスの奇蹟”としか言いようがナイ。
これは“VOW WOW”の復活なのか? という疑問に、
「“VOW WOW”は解散コンサートせずにやめたんですよ、メンバーの意思で。
なので今日は、ようやく解散コンサートが出来ました。
2ちゃんねるで“VOW WOW”復活!というカキコミもありますが、それはありません」とキッパリ。
だけど「物販に売れ残っていたTシャツを買ってくれたら、また解散コンサートやれるかも?」
と厚見玲衣は言っていたので、また奇蹟が起こることをちょっとだけ期待しよう。
メンバーが退場しても、アンコールの大きな拍手は延々と続く。
そんな中、終了アナウンスが何度も流れ、機材の電源が落とされて、21時過ぎにライブは終了。

ドラムとベースがよく見えなかったので、せっかくだから見ておこうとステージ真正面に廻る。
するとステージ上に人影が。。。なんと、ショルダーキーボードをさげた厚見玲衣。
続いて人見元基、そして残りのメンバーがステージに姿を見せ、なんと予定外のアンコール開始。
始まったのは「Summer Time Blues」。演奏されたのはもちろんHard Rockバージョンだけど、
この曲は清志郎のレパートリーのひとつでもある。これもまた、清志郎からのプレゼントかも。。。
ステージかぶりつき、厚見玲衣の真正面で演奏を堪能し、この日の演奏はすべて終了。
すっかり満足して、21時15分過ぎに会場をあとにした。

【Setlists】
M01. Mask of Fresh~Hush
M02. I'm A Man
M03. Superstition
M04. Little Wing
M05. You Keep Me Hanging On
M06. White Christmas
M07. Shot In The Dark
M08. Go Insane
M09. Don't Tell Me Lies
M10. Snow Frakes~Pains Of Love
M11. Don't Leave Me Now
M12. Guitar Inst
M13. Siren Song
M14. Nightless City
M15. You're The One For Me
M16. Shock Waves

Encore1
EN1. Premonition~Hurricane

Encore2
EN2. Summer Time Blues

まだ時間も早いので、渋谷駅ビルの「鳥市」でしばし打ち上げ。
もつ焼きをつまみながら、ビールと日本酒を堪能。
23時前におひらきにして帰宅。

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コメント

いいな~

投稿: | 2010年9月18日 (土) 01時00分

いいでしょ

投稿: KANN | 2010年9月20日 (月) 23時26分

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