VA「COUNTDOWN JAPAN 0910」幕張メッセ
ゆうべは朝帰りだったので、午前中は爆睡。
眠くてヘロヘロだったけど、午後からは幕張メッセへ「COUNTDOWN JAPAN 0910」を観に行く。
本当は15時15分からの泉谷しげるのステージを観ようと思ったんだけど、
家を出るのが遅くなってしまったので諦めて、16時45分からのCHABOのステージに間に合うように家を出る。
京王線~都営新宿線で市ヶ谷駅を経由、有楽町線で新木場駅まで出て、そこから京葉線に乗り換え。
およそ1時間半の小旅行を終えて海浜幕張駅に到着したのは15時30分過ぎ。
そこから風の強い中を歩いて、ようやく幕張メッセに到着。あぁ~長く険しい道のりだった。。。
入場ゲートでリストバンドとスケジュールカードを受け取り、まずは会場内を探索。
いろいろな趣向を凝らしたライトアップがほどこされ、なんだかとっても幻想的な雰囲気。
まだちょっと早いけど、CHABOが出演する「COSMO STAGE」に16時ごろ行ってみる。
“COMEBACK MY DAUGHTERS”というバンドが演奏中で、あまり広くないフロアは結構な混雑。
16時20分ごろ演奏が終わったので、ステージ横から一気にステージ前へと移動。
なんとか最前列フェンスかぶりつきのポジションを確保することが出来た。
広いステージにギターアンプのみというシンプルなセッティングが、やたらとカッコいい。
マチャミさんのセッティングを眺めながら、ちょっとドキドキしながら開演を待つ。
予定どおり16時45分、いつもどおりのスタイルでステージにCHABOが登場。
チェットアトキンスを手に弾き出したのは、「よォーこそ」。
「よく来てくれた、このコンサートに。よく来てくれた、こんな大晦日に。
ギター弾くしか能の無いヤツさ。古くからのあいつのダチさ。紹介させてくれ、仲井戸麗市、俺だ。
じゃあ特別に俺から紹介させてくれ。今夜、天国のどこかで俺たちを見ていてくれてるはず。
最高のヴォーカリスト、最高のソングライター、紹介するぜ、忌野清志郎!」と唄いあげる。
気迫のこもったCHABOの唄とギターに、幕張ベイベーたちも大きな歓声と手拍子で応える。
「激しい雨」を少しだけ演奏したあと、「知ってたら唄ってくれ~!」と「君が僕を知ってる」。
サビはお客さんと掛け合いで、「わかっていてくれる~♪わかっていてくれる~」の大合唱。
そしてギターのボディをドラムのように叩き、“日本のユーメーなロックンロール”「上を向いて歩こう」へ。
フロア後方の様子はよくわからなかったけど、大きな手拍子が聴こえてきて鳥肌が立つ。
先日の磔磔で予告されたとおり、今日のセットリストは全てRCのナンバー。
もちろん、忌野清志郎に捧げるステージであることは言うまでもない。
「ひとりでやって来ました。そこを評価してくれ。ひとりでもロックンロールやるぞ」とCHABO。
「COUNTDOWN JAPAN」にまつわる清志郎との想い出を少し話したあと、
「あいつの唄は難しいんだよ。あいつは唄がさぁ~やっぱりうめえから簡単に唄っちゃうけど、
自分で唄うとなるとなんせキーが高いんだあいつはな・・・。女のコみたいなキーだ。
それからメロディーもとても自分で唄うと難しい。俺はあいつの横でギター弾いてるのが大好きだったから、
こんな形で自分で唄うと思わなかったけど、気持ちで唄うからもう2~3曲聴いてくれ」と話す。
「彼が書いたバラードの中でも最高の曲だと思ってます。
俺自身もいっしょにバンドでやってるとき、この曲をやるのは毎回自慢でした」という紹介で
始まったのは「スローバラード」。広いフロアの隅々にまでCHABOの想いが伝わるような演奏。
ここで清志郎が亡くなったときに書いたという「夏の口笛」をギターをつま弾きながら唄う。
フロアのあちこちからすすり泣くような声が聴こえたのは、気のせいではないだろう。
CHABOはエレキギターに持ち替え、「俺の宝物であります」という紹介から「雨あがりの夜空に」。
CHABOの魂のこもったヴォーカル、もちろんお客さんも手拍子とともに大合唱。
途中でCHABOはかぶっていたパナマ帽を脱ぎ捨て、髪の毛を振り乱してギターをかき鳴らす。
ステージを右へ左へと移動して、いつもより長いギターソロを弾きまくる。
そんなCHABOの姿を観ているうちに、知らず知らず頬には熱い涙が流れていた。
「雨あがりの夜空に吹く風が、早く来いよとオレたちを呼んでる」
その箇所だけギターを弾くのをやめ、噛みしめるように唄に集中するCHABO。
エンディングでは「Yeah~!ってイエーッ!!」と何度も叫んだあと、「愛し合ってるぞ~!」と叫ぶCHABO。
最後にはギターをステージに放り投げる。ギター小僧のCHABOが、ギターを投げるとは思わなかった。
来ていた水玉のベストを脱いで、ぐるぐると振り廻しながらCHABOは退場。
35分ちょっとの短いステージだったけど、清志郎に捧げる魂のステージ、しかと見届けることができた。
時間は17時20分を過ぎたところだったので、次は“GO!GO!7188”を観に「EARTH STAGE」へ。
ここはイチバン大きなフロアだけど、ちょっと横にずれると楽にステージ前に行くことが出来た。
通路際の観やすい場所をキープして、ビールを飲みながら開演を待つ。
予定より少しだけ遅れて、17時45分過ぎに開演。
SEが流れる中、ユウ(Guitar&Vocal)、アッコ(Bass&Vocal)、ターキー(Drums&Vocal)が登場。
Bassのアッコは清志郎の自画像Tシャツを着ている。なんだかちょっと嬉しくなる。
一曲目は「ジェットにんぢん」から始まり、「文具」へ続くというゴキゲンな流れ。
今年はライブツアーが延期になったりして波瀾の年だったけど、その間に
フラワーカンパニーズのトリビュートアルバムに参加してカバーした曲が「深夜高速」。
途中からフラワーカンパニーズのVocal:鈴木圭介も飛び入り参加しての熱演。
その後も「こいのうた」「浮舟」「とかげ3号」と、初期の頃の曲が多くて個人的にベストな選曲。
今年ラストを飾るのにふさわしい、素晴らしい約50分のステージだった。
時間はまだ18時30分をまわったところだったけど、この後観たいバンドはエレファントカシマシぐらい。
どうしようかと思いつつ、せっかくなので会場内をあれこれ歩きまわってみる。
「GALAXY STAGE」へ行ったら、ちょうど“NICO Touches the Walls”の演奏が始まろうとしていた。
ここは2番目に大きいフロアだけど、ほとんど埋まっていたのはけっこう驚き。
音的にはネオサイケっぽい感じなんだけど、こういうの流行りなのかな?
個人的にはちょっと好みじゃないので、早々に出てきてしまった。
それから、ちょっとマイナーな感じのする「MOON STAGE」へ。
ステージでは、“星羅”というアーティストがバンドをバックに演奏中。
アコースティックギターを弾きながら唄う女性ヴォーカルが良かったけど、ちょっとまったりしてたかな。
フロアもなんか休憩所のような感じになっちゃってて、う~んまぁ仕方がないかもね。。。
お腹がかなりすいたので、たくさんある屋台の中からカレーライスをセレクトして食べてみる。
正直言って、これはハズしたかな・・・ ちょっといまいちな味だった。
これはカウントダウンまで持たないなと思い、「DJ BOOTH」を覘きつつ会場をあとにする。
そして20時ちょうどの海浜幕張駅発の電車に乗り込み、買い物を済ませて22時ごろ帰宅。
フジテレビNEXTで清志郎のアーカイブ集をやっているので、それを観ながら年を越す。
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