アリス「ALICE TOKYO DOME~明日への讃歌~」東京ドーム
今日は東京ドームへ、「ALICE TOKYO DOME~明日への讃歌~」を観に行く。
昨年の夏から秋にかけて復活ツアーを行い、ファイナルの武道館で発表された今回のライブ、
東京ドームというシチュエーションもあって、どんな感じになるのだろうと興味津津。
ホールや武道館の集中した雰囲気とは違って、ちょっとお祭り的な拡散した雰囲気かな?
日曜日だからか15時開演ということで、30分前ぐらいに東京ドームに到着。
既に大勢の人で賑わっていたけど、物販が意外と空いていたのでちょっとだけひやかす。
今日の席は、1階1塁側35列251番。ステージはけっこう遠い。。。
でもまぁドームはいつもこんな感じなので、まったりと楽しむことにしよう。
予定よりかなり遅れて、15時20分ごろ開演。
壮大なSEの流れる中、ステージにバンドメンバーとアリスの三人が登場。
演奏は「LIBRA」から始まり、「荒ぶる魂」「BURAI」「Wild Wind」と後期の曲が続く。
ノリのいいハードな曲ばかりだけど、この頃の曲はあまり知らないのでいまいちノリきれず。
やっぱり「あなたのために」とか「羊飼いの詩」とか、初期のナンバーがしっくりと心に響く。
「走馬燈」はアルバム「アリスⅢ」に収録されている曲、ライブで聴けるとは思わなかった。
2001年に復活した際にリリースした14年ぶりの新曲「ライトハウス」を演奏したあと、
ここからはあまりにも早過ぎるクライマックス。
「夢去りし街角」「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」と続けて演奏して、第一部のラストは「冬の稲妻」。
これまで座って聴いていたスタンドのお客さんも立ち上がってノリまくる。
ぴったり1時間、16時20分ごろ第一部は終了。
約30分の休憩をはさんで、第二部は16時50分過ぎにスタート。
スクリーンに楽屋の風景が映し出されるが、三人ともなんだかとっても若い。
なんのことはナイ、1981年の後楽園球場ファイナルライブのときの映像だ。
三人が楽屋から通路を通って大歓声の中を飛び出すと、三塁側ダグアウトに現在の三人が・・・。
そして、アリーナ中央に設けられた円形のサブステージへと歩いていく。
サブステージには、三人のためのアコースティックセットが並んでいる。
最初に演奏されたのは「明日への讃歌」。これはとっても聴きたかった曲なので嬉しい。
それから「愛の光」「知らない街で」「街路樹は知っていた」と続く。
やっぱりこういう曲が、オレにとってのアリスなんだとつくづく思う。
ここでチンペイとキンちゃんはサブステージを降りて、アリーナを歩いてメインステージ方面へ。
ひとり残ったベーヤンは“送り出す曲”と称して、「いい日旅立ち」と「夏の終わりに」を続けて唄う。
ここからはソロコーナー、ベーヤンはそのままサブステージで「カリフォルニアにあこがれて」を熱唱。
この曲も昔よく聴いたな・・・。2010年になった今、こうしてナマで聴いているのが不思議だ。
それからメインステージにスポットがあたり、続いてキンちゃんのソロが始まる。
いつもながらの自虐的なトークを交えて、定番の「あなたがいるだけで」を唄う。
ソロコーナーのラストはもちろんチンペイ。軽妙なトークに続いて「それぞれの秋」。
この曲は本当はアリスの曲なんだけど、何故かチンペイのソロ。
ピアノ伴奏だけのシャンソン調のアレンジが、いかにもチンペイという感じで良かった。
再び三人がステージに揃い、端っこのほうに並んでしばらくおしゃべり。
ここからは「アリスを聴いて育った人たちがアリスを演奏する」という趣向らしい。
まずは“ステレオポニー”という沖縄のギャルバンが出てきて、「冬の稲妻」をRock調に演奏。
それから坂崎幸之助、押尾コータロー、秦 基博、元“JUDY AND MARY ”のTAKUYA、
そして“真心ブラザーズ”が出てきて、アリスといっしょに演奏を繰り広げる。
坂崎がフォークマニアぶりを発揮して「黒い瞳の少女」を唄ったところまでは良かったが、
そのあと押尾が「遠くで汽笛を聞きながら」、秦が「BURAI」、TAKUYAが「ジョニーの子守唄」、
真心ブラザーズが「チャンピオン」と、スタンダードナンバーばかりが続いていささか食傷気味。
本人たちが今日これまでに唄った曲・これから唄う予定の曲を唄ってしまうというのは、
ライブの構成上さすがにどうなんだろ?と思ったりした。
なんだかちょっとヘンな空気のまま、ゲストコーナーは終了。
ライブもいよいよ終盤に差し掛かり、「何処へ」「秋止符」を続けて演奏。
そして「アリスがずっと唄い続けてきた」という「砂の道」。
この曲も懐かしいな・・・ これまたナマで聴けるとは感激。
それから「今はもうだれも」「エスピオナージ」「狂った果実」とノリのいい曲が続くが、
「狂った果実」の出だしをトチって最初からやり直す場面も。。。
そして定番となった「帰らざる日々」「遠くで汽笛を聞きながら」を続けて演奏して、
最後はもうこれしかないでしょう「チャンピオン」。
アリーナもスタンド1階も2階も、ここにいる42,000人全員が総立ちになって手拍子。
最後は「ライラライラライラライラライ」のフレーズを、2回繰り返してエンディング。
場内が暗転し、アンコールの手拍子が延々と鳴り響く。
その声に応えて、ステージにもう一度キンちゃん・ベーヤン・チンペイの三人が登場。
スタッフジャンパーを着てくるのを忘れて、ステージサイドへ取りに帰るベーヤンがお茶目。
「今日は巨大な同窓会であり、巨大な卒業式」と、チンペイが意味深な言葉を口にする。
そして三人だけで、デビュー曲の「走っておいで恋人よ」を演奏。
ここでチンペイが、ファンの方から寄せられたメッセージをいくつか紹介。
最後はバンドも加わり、昨年のツアー会場で録音したお客さんのコーラスをバックに「GOING HOME」。
演奏が終わると「GOING HOME」が流れる中、三人はステージを降りてアリーナへ。
円形のサブステージにあがり、スポットライトに照らされてガッチリと抱き合う。
そして再びアリーナをゆっくりと手を振りながら歩き、バックネット側へと三人は消えていった。
時間は20時ちょうど。途中休憩はあったものの、4時間以上に及ぶ長時間のライブだった。
【セットリスト】
第一部
M01. LIBRA-右の心と左の心-
M02. 荒ぶる魂-Soul on Burning Ice-
M03. BURAI
M04. Wild Wind -野生の疾風-
M05. あなたのために
M06. 羊飼いの詩
M07. 走馬燈
M08. ライトハウス
M09. 夢去りし街角
M10. 涙の誓い
M11. ジョニーの子守唄
M12. 冬の稲妻
第二部
M13. 明日への讃歌
M14. 愛の光
M15. 知らない街で
M16. 街路樹は知っていた
M17. いい日旅立ち[堀内孝雄]
M18. 夏の終わりに[堀内孝雄]
M19. カリフォルニアにあこがれて[堀内孝雄]
M20. あなたがいるだけで[矢沢 透]
M21. それぞれの秋[谷村新司]
M22. 冬の稲妻[ステレオポニー]
M23. 黒い瞳の少女[坂崎幸之助]
M24. 遠くで汽笛を聞きながら[押尾コータロー]
M25. BURAI[秦 基博]
M26. ジョニーの子守唄[TAKUYA]
M27. チャンピオン[真心ブラザーズ]
M28. 何処へ
M29. 秋止符
M30. 砂の道
M31. 今はもうだれも
M32. エスピオナージ(Espionage)
M33. 狂った果実
M34. 帰らざる日々
M35. 遠くで汽笛を聞きながら
M36. チャンピオン
アンコール
EN1. 走っておいで恋人よ
EN2. GOING HOME
19時には終わるだろうと思っていたのが1時間も遅くなってしまったけれど、
せっかくなので神保町あたりで何か食べようと店をさがす。
このあたりは学生街なので、この時間になると閉まっている店が多い。
「餃子の店 三幸園」という店を見つけたので、試しに入ってみる。
餃子と塩焼そばが美味しくて、これはかなりアタリだったかもしれない。
21時過ぎにはおひらきにして、そのまま電車に乗って帰宅。
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