今日も7時半には会社に行って、朝から処理の確認。
細かいことは若干あったものの、どうにか無事に終わらせることが出来た。
これでようやく一段落という感じ・・・ 少しづつ通常業務に戻ることにしよう。
そんなわけで、今日は18時過ぎに退社。
今日は忌野清志郎の59回目の誕生日ということで、下北沢GARDENで“NiceMiddle”のライブ。
「三宅伸治プレゼンツ「感謝の日」」と名付けられた今日のライブ、どんな内容になるのだろうか?
先月もピットインで“Nice Middle”のライブがあったけど、同じセットリストなのかそれとも全く違うのか?
そんなことを考えているだけで、ドキドキワクワクしてしょうがない。
整理番号B52番だったけど、開場時間18時30分には間に合わず19時過ぎに会場に到着。
フロア内には椅子が並んでいるけど、既に立ち見までびっしりの状態。
ステージが全然観えなくて泣きそうになったけど、ステージ向かって左の壁際に場所を見つける。
端っこだけど何気に前から3列目、これならステージもよく観える。
予定より少し遅れて、19時40分過ぎに開演。
インストの「サイクリング・ブルース」が流れる中、伸ちゃん・梅津さん・厚見さんがステージに登場。
アコースティックセットで「雑踏」を演奏。うーん、いきなりこれにはやられた。。。
「Hey~ 会いたい人がいるんだ、どうしようもなく。どうしようもなく、会いたい人がいるんだ」という歌詞。
もちろん「会いたい人」というフレーズに、清志郎への思いを込めて唄っていることは間違いない。
ちょっとしんみりとした雰囲気の中、ステージにはバンドのメンバーが勢ぞろい。
Drums:江川ゲンタ、Bass:中村きたろー、Keyboards:厚見玲衣、
Sax&Clarinet:梅津和時、Sax:多田葉子、Vocal&Guitar:三宅伸治というメンツ。
残念ながら片山さんと渡辺さんは欠席だけど、梅津さんのバンド“こまっちゃクレズマ”から
多田葉子さんが加わって、いつもながらの“Nice Middle”なサウンドを聴かせる。
伸ちゃんプレゼンツ“Nice Middle”ということもあって、「KING」「GOD」「夢助」からの選曲が中心。
「Remember You」「涙のプリンセス」「玩具(オモチャ)」と、次々に伸ちゃんは唄っていく。
「ボスの誕生日、居てもたっても居られずにコンサートをやることにしました」と言う伸ちゃん、
「みんなでいっぱいありがとうとおめでとうを言う日だと思ってます」とはにかみながらも力強く宣言。
だけどどうしても、ステージに居るはずの清志郎がいない寂しさを少しだけ感じてしまう。
そんな気持ちをぶっ飛ばすように、Bob Marleyのカバーで「No Woman, No Cry」。
伸ちゃんオリジナルの歌詞、「空に向かって・・・ そして空からの声が聴こえればいいのに」
という清志郎への思いを込めて書いたのだそうだ。
「ちゃんとやってみせるよ僕らは」「きっとうまくいくよ」「泣いてばかりじゃ笑われるよ」
うん、そうだ。泣いてばかりはいられない。泣いてばかりじゃ笑われる。
あなたへの思いをずっと胸に抱きながら、僕らはちゃんとやってみせるのだ。
そしてそれを空の上で見ながら、「きっとうまくいくよ」と言ってくれるはずなんだ。
「せっかくボスの新しいアルバムが出たので、新しいアルバムから演りたいと思います」
という伸ちゃんの紹介で、バリバリのBluesナンバー「Young Blue」を演奏。
そして「ツアーで演ってた曲を久々に演ります」と、懐かしの「WANTED」。
うぅ~ん、今まさにツアーが始まるといった感じの曲だな。すっごくカッコいい。
今日のライブは二部構成ということで、第一部の最後の曲は「たたえる歌」。
「あぁ~ちっぽけな君をたたえて、あぁ~ちっぽけな僕をたたえよう」
“RESPECT”な気持ちがフロアいっぱいに広がって、なんだかとっても心地いい。
こうして第一部は、ちょうど1時間ほどで終了。
15分ほどの休憩をはさんで、第二部が始まる。
“Sam & Dave”の「I Thank You」が流れる中、再びメンバーがステージに登場。
「愛と平和」「ひどい雨」とノリのいいナンバーを続けて演奏したあと、
ニューアルバムから「Baby#1」。伸ちゃんが個人的に思い入れのある曲なのだそうだ。
伸ちゃんのギターと厚見さんのキーボードが、Jazzyなアンサンブルをかもし出している。
ここでゲストVocalとしてLeyonaが登場。黄色のセクシーな衣装で「ダンスミュージック☆あいつ」を唄う。
Leyonaと入れ替わりに、もうひとりのゲスト:竹中直人がステージに登場。
曲は「いい事ばかりはありゃしない」。竹中のよく響く声と、お客さんのコーラスがマッチする。
「次はみんながリードヴォーカルです」という紹介で、始まったのは「スローバラード」。
インストの演奏が流れる中、お客さん全員で声を張りあげ、清志郎への思いを込めて唄う。
厚見さんの美しい旋律のピアノと、梅津さんのむせび泣くSax。
曲が終わってタオルで涙をぬぐう梅津さんに、思わずグッときてしまった。
続く「ダンス天国」ではお客さんとコール&レスポンス、
「ぶっとばせベートーベン」ではローディーに肩車されて伸ちゃんはフロアを一周、
そして最後に始まったのは「Jump」。サビではフロアに居るお客さん全員がいっせいにJump!
とっても心地よい空気が、みんなの涙を流し去ってくれていた。
アンコール、伸ちゃんがひとりステージに登場。
「去年の4月2日はボスと電話で話した日で、最後に言ってもらったのは“ありがとう”です。
俺が言いたかった言葉です。こちらこそありがとうですよ~」
そんな話をしてから、伸ちゃんは「約束」をひとり弾き語り。
ひとりひとり紹介しながら、メンバーが再びステージに登場。
伸ちゃんは「感謝の日は、毎年続けてやっていきたいです。
いっぱいのおめでとうといっぱいのありがとうを言わせてくださいよー」と言ったあと、
始まったのは「Baby何もかも」。清志郎の唄う姿が、すぐそこに見えるような気がする。
ソウルフルでスローな曲調から、後半は激しいアップテンポなリズムに展開してエンディング。
2回目のアンコール、「まだやりますよ~」と言いながら伸ちゃんとバンドメンバーが登場。
「俺たちはボスのSOULを受けとめるべきだー!」と言って、清志郎に捧げるナンバー「ボスのSOUL」。
ここで再びLeyona、そして近くでライブをやっていたYO-KING、
名古屋から駆け付けた石塚英彦がステージに登場。石ちゃんの大きさにちょっとビックリ。
みんなで「誕生日おめでとう!清志郎」と叫んだあと、「Happy Birthday」の演奏。
それからみんなで「ありがとう」を言い、全員で「デイ・ドリーム・ビリーバー」。
こんなほのぼのとした終わり方もたまにはいいな~と思っていると、
伸ちゃんが「もうイッパツいくかい?」と叫び、やっぱり最後は「雨あがりの夜空に」。
エンディングは石ちゃんが重量感あふれるジャンプでしめて、ライブは終了。
カーテンコールでメンバー全員がステージに並ぶ。その中央には清志郎のスペースが空いている。
まるでそこに清志郎がいるかのように、肩を組んでいっせいにお辞儀。
メンバーが去ったあと、ステージにおりてきたスクリーンに清志郎の姿が・・・。
SHIBUYA-AXで伸ちゃんといっしょに演った「約束」の映像が映し出される。
「約束はしないけど、また今度会いたいね。ありがとう、夢のような温かいこの夜を・・・」
うん、まさにそんな気持ち。。。
なんとも言えず温かい気持ちになって、22時45分過ぎにライブはすべて終了。
けっこう遅くなってしまったし、明日は京都に行くので今日のところはおとなしく帰宅。
最近のコメント