VA「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010」を観に行く。
このイベントも今年で25周年だそうで、日本にもBLUES & SOULが根付いて来たのかな。
今年の目玉は、なんと言っても"King of Rockin' Soul" Solomon Burkeの初来日。
Solomon Burkeは20年ぐらい前にNew Yorkへ行ったときにたまたま観たけど、
そのソウルフルなステージにすっかり圧倒されたものだ。
そんな"King of Rockin' Soul"の初来日、これは見逃すわけにはいかない。
開演時間15時30分の10分ほど前に会場に到着し、まずは屋台で飲みものを調達。
会場内に入ると雰囲気はすっかり出来あがっていて、BLUES & SOULをとことん楽しもうという感じ。
わたしの席はB12列50番ということで、Bブロック最後列。
ステージを正面から観ることが出来て、なかなか良いポジション。
空はどんより曇り空だけど、なんとか雨にはならずにすみそうだ。
15時30分少し前に、司会のゴトウゆうぞうとカメリヤ マキがステージに登場。
その紹介で、本日のトップバッター“SHEENA & THE ROKKETS”の演奏が始まる。
黒のスーツをビシッと決めた相変わらずカッコいい鮎川のギターをバックに、
青いスパンコールのミニの衣装がセクシーなSHEENAのヴォーカルが絡みつく。
噂に聞いていたとおり、SHEENAの声がかなり回復していた。
ポリープを悪化させてしまい「このままでは声が出なくなる」と医者に言われて手術したそうだが、
こうして全盛期を彷彿とさせるヴォーカルが聴けるのはやっぱり嬉しい。
選曲はやはりBLUESを意識した感じ。終盤では切り札の「Satisfaction」も飛び出す。
ゴキゲンな演奏は、「YOU MAY DREAM」を最後に35分ほどで終了。
【SHEENA & THE ROKKETS:Setlists】
M01. BATMAN THEME
M02. I GOT YOU, I FEEL GOOD
M03. YOU REALLY GOT ME
M04. LAZY CRAZY BLUES
M05. LEMON TEA
M06. (I can't get no) SATISFACTION
M07. YOU MAY DREAM
セットチェンジの間、ゴトウゆうぞうとカメリヤ マキが「主催者からのお知らせ」を弾き語り。
これぞまさにBLUESって感じだな。そこそこユルいところもまたBLUES。
そして16時15分過ぎから、“blues.the-butcher-590213”のステージ。
メンバーは、Vocal&Guitar:永井“ホトケ”隆、Drums:沼澤 尚、Bass:中條 卓、Bluesharp:KOTEZ。
全員が黒のスーツに身を包み、シブくてパワフルなBLUESをブチかましていく。
ホトケはヴォーカリストの印象が強いけど、テレキャスを自在にあやつる姿もキマってた。
アップテンポでジャンプする感じのBLUESナンバーを中心にプレイ、
最後は「I Feel So Good」「Mojo Boogie」というJ.B.Lenoirナンバー2連発でシメ。
40分ほどのライブは、あっという間に終了したのであった。
ゴトウゆうぞうとカメリヤ マキとのトークを再びはさんで、17時05分からCorey Harrisのステージ。
Corey Harrisはひとりステージに登場して、シブいBLUESギターを弾き語り。
途中でKeyboardがひとり加わっていたけど、ひたすらシンプルにBLUESを演奏。
だけどこの頃になると、お客さんはかなり大量にお酒を飲んでいる人が多くて、
とてもガヤガヤした雰囲気になっていたので、この演奏スタイルはちょっと厳しかったかな。
それを意識したのかはわからないけど、30分弱で演奏は終了。
またまた登場したゴトウゆうぞうとカメリヤ マキが「BLUESクイズ」を繰り広げる中、
ステージではSolomon Burkeをお迎えする準備が進んでいく。
ステージ中央には黄金色で縁取られた真っ赤なキングス・チェアが登場。
あとは"King of Rockin' Soul"がステージに登場するのを待つばかり。
そして17時45分過ぎ、いよいよ演奏が始まる。
バンドはDrums、Bass、Guitar×2、Keyboards、Organ、Horn×4、Violin×2、Chorus×3、
総勢15名の大所帯。Violinが入っているところが、ちょっと他にはない感じで良かった。
Solomon Burkeは赤絨毯の上を車椅子に乗って登場、そのままキングス・チェアにどっかりと座る。
完全に歩けないわけではないみたいだけど、体重が重くなりすぎて立っていられないみたいだ。
その光景はちょっと悲しいものがあったが、パワフルなヴォーカルは健在。
ブルーの総ラメスーツに身を包んでソウルフルな唄声を響かせるSolomon Burkeは、
「どんな運命にあろうとも唄うことを忘れちゃいけない」、そんなふうに言ってるように思えた。
中盤でChorusの二人にヴォーカルを譲る場面もあったけど(二人ともSolomon Burkeの子供)、
それ以外は終始大きな身体を揺らしながら唄いまくり。
Chorusの二人が、Solomon Burkeの坊主頭に噴き出した汗をタオルで拭くのが可笑しかった。
最後は「Everybody Needs Somebody to Love」で一層大きな盛り上がりを見せ、
「When the Saints Go Marchin' In」でエンディング。
この頃には私もBブロック前の通路にまで出て、踊りまくっていた。
アンコールやセッションもなく1時間10分ほどのステージ、19時前にはすべて終了。
若干あっけない感じもあったけど、また来年の再会を楽しみに今日のところはおひらき。
【Solomon Burke:Setlists】
M01. Nothing's Impossible
M02. Got to Get You Off My Mind
M03. The Error of My Ways
M04. Cry to Me
M05. Diamond in Your Mind
M06. Like A Fire
M07. If You Need Me~Words~Hanging Up My Heart for You~Take Me (Just As I Am)~I Can't Stop Loving You
M08. Proud Mary
M09. Today Is Your Birthday
M10. Keep a Light in the Window [Vocal:Solomon Burke Jr]
M11. I Will Survive [Vocal:Candy Burke]
M12. A Change Is Gonna Come
M13. Detroit City
M14. Don't Give Up on Me
M15. The More
M16. 'Til I Get It Right
M17. What a Wonderful World
M18. Everybody Needs Somebody to Love~When the Saints Go Marchin' In
会場を出たところにある屋台で大盛焼そばを購入、日比谷公園のベンチで食す。
噴水前では、ドイツのビール祭りを再現したという「日比谷Oktoberfest(オクトーバーフェスト)」の真っ最中。
5月なのにオクトーバーフェストというのはいかがなものか?というツッコミはさておき、
たくさんの人でめちゃめちゃ盛り上がってた。
会場の一角にはステージが設けられていて、ドイツの楽団(バンドっていう感じじゃない)が演奏中。
ステージ前には大勢の人がジョッキを片手に踊りまくっていて、コトあるごとに乾杯の嵐。
まるでモッシュピットのような状態になっていたけど、さすがにダイブする人はいなかったかー。
とっても楽しそうだったので乱入したかったんだけど、既にかなり飲んでいたので断念。
そのままおとなしく帰宅することにした。
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