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2010年7月 7日 (水)

花田裕之 「Hiroyuki HANADA AGE 50th GIG "NAGARE PREMIUM DAYS 2"」 新宿 LOFT

今日は月例報告会のため、午後から日比谷へ出張。
せっかくだから早めに現地入りして、帝劇地下の「きくかわ」で鰻を食べる。
う~ん、やっぱり旨いなぁ・・・。あっという間に完食。
値段はちょっと張ったけど、土用の丑の日も近いことだし、たまにはイイか。。。
会議はあっという間に終わり、Notesの入力などを済ませて16時半には退社。
有楽町の「ビックカメラ」に寄って、iPadの液晶保護フィルムを購入してから新宿へ。

今日は新宿LOFTへ、花田裕之「AGE 50th GIG "NAGARE PREMIUM DAYS 2"」を観に行く。
あの花田が50歳・・・ なんとも感慨深い気持ちだけど、もうちょっと年上のような気がしてた。
ここのところ、自分の好きなアーティストが“生誕○○周年”っていうライブをやることが多い。
憧れのアーティストが年齢を重ねていき、それを聴いて育った自分も同じように年齢を重ねていく。
その関係をしっかりとつないでいるのは、もちろん音楽。これまでも、そして、これからも。。。
それはさておき、本日のライブは花田の現在である“ROCK'N'ROLL GYPSIES”と、
花田の歴史とも言うべき“THE ROOSTERZ”とが共演する。
“THE ROOSTERZ”は歴代メンバー総出演ということで、兎にも角にも期待大。

18時30分ごろ会場に到着。フロアは既にたくさんのお客さんで大混雑。
人と人との間をかきわけ、ステージ向かって右前のお気に入りのスペースに落ち着く。
19時10分ごろ、モダンなJAZZをバックに“ROCK'N'ROLL GYPSIES”のメンバーがステージに登場。
Drums:池畑潤二、Bass:市川勝也、Vocal&Guitar:下山 淳、Vocal&Guitar:花田裕之。
この顔ぶれを見るだけで既に大満足という感じだけど、演奏もあいかわらずスゴい。
やはり池畑のパワフルなドラムと、下山の大音量のギターがこのバンドの魅力だな。
もちろん本日の主役:花田のシブいヴォーカルも、とってもカッコいいわけだが。
だけど、この後繰り広げられるライブに備えてか、お客さんはちょっと控えめのリアクション。
心地よいROCK'N'ROLLを、思い思いに楽しんでいるといった感じだ。
45分ほどの演奏で、19時55分に“ROCK'N'ROLL GYPSIES”のステージは終了。

【ROCK'N'ROLL GYPSIES:セットリスト】
[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:市川勝也/D:池畑潤二]
M01. WALKINGTHE DOG
M02. 風の跡
M03. LAZYSUN
M04. LUCKYLOVE
M05. 只の夢
M06. HANGFIRE
M07. CRAZY ROMANCE
M08. N.W.O.
M09. TRUCKIN'

フロアが暗転したまま、セットチェンジに入る。
いよいよ“THE ROOSTERZ”の登場かと、いつのまにかステージ前は人でギッシリ。
ところが進行のスマイリー原島は、“BIG BEAT SESSION”の開始を告げる。
そして、Drums:池畑潤二、Bass:市川勝也、Guitar:手塚 稔(THE PRIVATES)、
Vocal&Guitar:延原達治(THE PRIVATES) がステージに登場。
ちょっと肩すかしを食った感じだけど、演奏されたナンバーからその意味がわかった。
初期の“THE ROOSTERS”を再現しようとしているのだ。
「Hey Girl」「ROSIE」「テキーラ」と、ファーストアルバムからの曲を連発。
20時00分から20時25分までの演奏。充分に楽しませてくれた。

【BIG BEAT SESSION:セットリスト】
[V&G:延原達治/G:手塚 稔/B:市川勝也/D:池畑潤二]
M01. King Bee
M02. Hey Girl
N03. ROSIE
M04. (Unknown Title)
M05. テキーラ

インターバルをはさんで20時45分、いよいよ“THE ROOSTERZ”の登場。
まずは Drums:灘友正幸、Bass:柞山一彦、Keyboards:キハラ龍太郎(途中から安藤広一)、
Vocal&Guitar:下山 淳、Vocal&Guitar:花田裕之 という中期メンバー。
灘友と柞山の演奏を観るのは、いったい何年ぶりなんだろう?
灘友はまるでアラブの石油王のようなルックス、柞山はスキンヘッドに白シャツ。
変わっているんだろうけど、全然変わっていないような気もする。
演奏は「NEON BOY」でスタート。これだけでもう大満足ってなところなんだけど、
そのあとも「STRANGER IN TOWN」「FEMME FATALE」「DRIVE ALL NIGHT」と、
キラーチューンを続けて演奏して21時20分に終了。

ステージにはスクリーンがおろされ、そこに“THE ROOSTERZ”解散ライブの模様が映し出される。
むかしの“THE ROOSTERZ”と、いまステージで演奏している“THE ROOSTERZ”とがシンクロする。
21時30分を過ぎたころ、ステージには後期“THE ROOSTERZ”のメンバーが登場。
Drums:三原重夫、Bass:穴井仁吉、Keyboards:朝本浩文、
Vocal&Guitar:下山 淳、Vocal&Guitar:花田裕之 というメンツ。
後期メンバーのライブは、今回初めて観るかも知れない。
三原と穴井とのリズム隊が、黙々と安定したビートを刻んでいるのがイイ。
選曲はライブアルバム「FOUR PIECES LIVE」そのままといった感じ。
正直なところ後期はあまり熱心に聴いていなかったけど、けっこうハードな曲が多いんだな。
「GUN CONTROL」から始まり、「PASSENGER」まで一気に演奏してひとまず終了。

アンコール、花田が再びステージに登場し、池畑・キハラ・柞山・下山を呼び込む。
そして花田が「今日、九州から来ました。大江慎也!」と叫ぶと、ステージに大江が登場。
意外というか、やはりと言うか、嬉しいような、悲しいような、なんともフクザツな気持ち。
自分の生誕50周年のライブなのに、やっぱり大江を呼んでしまうというのが花田らしい。
かなりふっくらとした大江は、「え~と、薬が・・・」といきなりボケをかます。
こんな大江は初めて見る。体調はもう大丈夫なのだろうか?
そして始まったのは「カレドニア」。うーん、よりによってこの曲か。。。
続けて「恋をしようよ」。このメンバーで初期ナンバーというのもヘンな感じだけど、
やっぱり身体が素直に反応してしまう。フロアのノリもこの日イチバンだった。
花田・下山以外のメンバーが退場し、替わりに穴井・三原・朝本がステージにあがる。
そして、「(So You Wanna Be A)ROCK'N'ROLL STAR」と「SEARCHIN'」を演奏。
ステージが再び暗転し、アンコールの拍子がフロアに響く。

二度目のアンコール、花田がステージに登場してメンバーをステージに呼び込む。
灘友・柞山・キハラ・下山、そして花田いわく「慎ちゃん」こと大江。
大江は、ポケットから紙きれを取り出して読み上げる。
「Thank You For Came To HANADA NAGARE PREMIUM」
そして始まったのは、「GOOD DREAMS」。
あのビート、あのメロディ、みんなあの頃のまま・・・ まさに「GOOD DREAMS」。
大江の危なっかしい動きもそのまま。眼の中になんとも言えない狂気を感じた。
だけど演奏が終わると、大江は「終電なくなるよ」と言って普通のイイ人に戻っていた。
これこそがカリスマというものなのだろうか・・・?
22時55分過ぎ、4時間近い生誕50周年のイベントはすべて終了。

【THE ROOSTERZ:セットリスト】
1st set
[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:柞山一彦/D:灘友正幸+K:キハラ龍太郎/K:安藤広一]
M01. NEON BOY
M02. TRANSMISSION
M03. STRANGER IN TOWN
M04. FEMME FATALE
M05. DRIVE ALL NIGHT
M06. CRIMINAL ROCK
M07. NO NO NO

2nd set
[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:穴井仁吉/D:三原重夫+K:朝本浩文]
M08. GUN CONTROL
M09. 再現出来ないジグソウ・パズル
M10. NAKED HEAVY MOON
M11. OH! MY GOD
M12. EVERYBODY'S SIN
M13. 鉄橋の下で
M14. HURT BY LOVE
M15. LAND OF FEAR
M16. 曼陀羅
M17. (Standing at)THE CROSS ROAD
M18. PASSENGER

Encore1
[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:柞山一彦/D:池畑潤二/V:大江慎也+K:キハラ龍太郎]
EN1. カレドニア
EN2. 恋をしようよ

[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:穴井仁吉/D:三原重夫+K:朝本浩文]
EN3. (So You Wanna Be A)ROCK'N'ROLL STAR
EN4. .SEARCHIN'

Encore2
[V&G:花田裕之/V&G:下山 淳/B:柞山一彦/D:灘友正幸/V:大江慎也+K:キハラ龍太郎]
EN5. GOOD DREAMS

ドリンクを飲みながらクールダウンしていると、ステージのスクリーンには“THE ROOSTERZ”の映像。
「VENUS」「SOS」「BURNING BLUE」のプロモーションビデオが、次々に上映される。
考えてみるとこれらの曲は演奏されなかったな・・・。それを補完する意味だったのか?
LIVEフロアはクローズするというので、BARフロアへ行ってみる。
“THE ROOSTERZ”のパネルが展示され、灘友や穴井がファンサービスしてた。
“Z”マークのTシャツが売られていたので、買うかどうかさんざん迷ったがやめておいた。
本当にそろそろ終電が危なくなってきたので、23時30分ごろLOFTをあとにした。
けっきょく5時間居たことになるのかー。過去最大のLOFT滞在記録だな。。。
さすがに体力の限界という感じだけど、充実したイベントだった。

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