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2010年8月29日 (日)

VA「ロッケンロー★サミット2010~渋谷死闘編~」SHIBUYA-AX

今日はSHIBUYA-AXへ、「ロッケンロー★サミット2010~渋谷死闘編~」を観に行く。
このイベントはいつからなのか毎年やっているようだけど、今回が初めての参戦。
今年は“OKAMOTO'S”とか“毛皮のマリーズ”とか“SA”とか、
かねてから観たいと思っていたバンドがたくさん出るので観に行くことにしたのだ。
炎天下の渋谷の街をやり過ごして、開演時間13時ちょっと前に会場に到着。
チケットと引き換えにリストバンドをもらい、ちょっとした夏フェス気分。
フロアに入ってみると、ほどよい感じで埋まっていてなかなかイイ雰囲気。
ひとまず、ステージ向かって左端のガード柵にもたれて観ることにした。

20100829

予定どおり13時ちょうどに開演。最初に登場したのは“Droog”。
映画「時計じかけのオレンジ」をバックに登場したこのバンド、予備知識はまったくナシ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルの4人編成で、ラウドでルーズなRockという感じ。
長髪を振り乱しながらシャウトするヴォーカルが、とっても印象的でカッコいい。
ちょっと前のBad Boys Rockみたいな感じもするけど、もうちょっとシンプルでラウドにした雰囲気。
トップを飾るにふさわしい演奏は、17分ほどであっという間に終了。

出演順のアナウンスがあるのかと思いきや、黙々とセットチェンジが行われて次のバンドを迎える。
13時30分過ぎ、二番目の登場は“OKAMOTO'S”。本日のお目当てのひとつ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルの4人編成、まだ若いのにツボを押さえたRockを聴かせる。
ベースが“ダウンタウン”の浜田の息子というのはさておき(確かに似ている・・・)、
黒人シンガーを彷彿とさせるヴォーカルの圧倒的な存在感がたまらない。
だけど思わず目が釘付けになってしまったのは、異様なアクションでビートを刻むドラマー。
腕の振りあげ方、ときどき立ち上がってバスドラを踏む様子、そして完全にいっちゃってる眼。
こんなドラミングは、正直言って初めて観たような気がする。
序盤はそこそこに盛り上がっている感じだったけれど、
終盤に“THE ROOSTERS”の「恋をしようよ」が飛び出すとフロアは一気に爆発。
オリジナルよりかなり早目のビートに乗って、モッシュ&ダイブの嵐。
この曲で若者が盛り上がっているのを観ると、なんだか感慨深いな。。。
こちらもあっという間の演奏で、15分ちょっとで終了。

14時05分、三番目に登場したのは「ザ50回転ズ」。
このバンドを観るのは二度目、ゴキゲンなのはわかっているので安心して観れる。
ひたすらハードでノリのいいナンバーを、次から次へと演奏していく。
ドラム、ベース、ギター&ヴォーカルのトリオ、兎にも角にもメンバーのキャラが最高に立ってる。
若干余裕のあったフロアも、このころにはギュウギュウ詰めという感じになってきた。
ここから少しだけ持ち時間が長くなり、30分ほどで演奏終了。

ここでいったんフロアを出て休憩。壁に本日の出演順が貼ってあるのを見つけて、なんとなく安心。
しばらくブラブラしたあと、今度はフロア中ほどの中央ガード柵あたりに陣取る。
意外なほどステージが良く見え、音を聴くにもちょうどいい位置のようで、かなりの好ポジション。
14時55分から、本日のお目当てのひとつ“毛皮のマリーズ”の演奏。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルの4人編成、ちょっと懐かしい感じのポップなサウンド。
この感じはなんだっけな? “すかんち”とか・・・ ヴォーカルがROLLYに似てるってだけか・・・。
ベースの女のコのキュートな存在感が、なんかイイ感じですね。
もうちょっと聴いてみたい気がしたけど、こちらも30分ほどで終了。

続いて、15時45分から登場したのは“KING BROTHERS”。
ドラム、ベース、ギター、ギター&ヴォーカルの4人編成。
ベースアンプに電飾がくくりつけられていたのは微笑ましかったけど、
オープニングからいきなりアンプの上に後向きで立っていたのはちょっとビックリ。
全体的にステージ前方にセッティングされていて、なんか異様な雰囲気だったな。
演奏はひたすらラウドな感じで、ちょっとお腹イッパイという感じがした。
こちらは約25分で演奏終了。

16時25分から“RADIOTS”の演奏。こちらも初めて観るバンド。
ステージ前にモヒカンやトロージャンが増えたと思ったら、バリバリのパンクバンド。
ドラム、ベース、ギター、ギター&ヴォーカルの4人編成で、音はひたすらにパンク。
速いビートにメロディックなヴォーカル、なんだかんだ言ってやっぱり好きだなこういう音。
ヴォーカルとギターは見るからにRockerというルックスなんだけど、ベースは割と普通の雰囲気。
でも、それが逆にカッコよく感じた。パンクは見た目じゃない、スピリットなのだ。
モッシュやダイブが激しかったけど、わけもなく楽しい感じの30分間だった。

17時10分になろうとする頃、“THE NEATBEATS”がステージに登場。
何回かライブを観てすっかりファンになったので、ここは楽しまねばとステージ前へ。
シンプルでわかりやすいRock'n'Rollに身をまかせて、とにかくひたすら踊る踊る。
前へ後へ右へ左へ、じわじわと動いていくムーブもすっかりお馴染みだ。
MCはひたすら面白おかしく、演奏はひたすらクールにカッコよく、
これがRock'n'Rollってなところでしょうか? とにかく楽しい。。。
老若男女踊りまくって楽しんで、30分ほどで演奏は終了。

再びフロア中ほどの中央ガード柵あたりに移動し、次のバンドの登場を待つ。
そして17時50分過ぎから、“SA”の演奏が始まる。このバンドも本日のお目当て。
オープニングのSEが流れ出すと、肩車に乗ったパンクスがフロア中央に並ぶ。
ドラム、ベース、ギター、ギター&ヴォーカルの4人編成、サウンドはもちろんパンク。
シンガロングなメロディーに、ずっしりと骨太なパンクサウンド。
全体的なステージングというか、ヴォーカルのカリスマティックな扇動力がスゴい。
フロアはぎっしり満員、そのオーディエンスをひとつにまとめあげたという感じ。
今日イチバンの盛り上がりを見せ、約45分で演奏終了。

18時55分からは、“LAUGHIN'NOSE”のステージ。
もうすっかり見慣れたというか、安心して観ることが出来る演奏。
「聖者が街にやってくる」から始まり、「戦争反対」「NO WAR」「BROKEN GENERATION」
「PARADISE」と、初期の頃のナンバーがたくさん盛り込まれていてイイ。
「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」を演奏したのは、ちょっと意外だったけど。
最後はもちろん「GET THE GLORY」。「栄光をつかめ~ Oi!Oi!Oi!」ですぜ。
ちょっとオールドスタイルかもしれないけど、これもまたパンクなのだ。
約40分の演奏時間、あっという間に終わったという感じだった。

そして19時50分過ぎから、“SHEENA & THE ROKKETS”の登場。
ここはちょっと気合を入れて、鮎川さん側の前から2列目につける。
まずはSHEENAを除いた4人で、「BATMAN THEME」「VIRUS CAPSULE」。
ステージかぶりつきはいいんだけど、生音しか聴こえないのでいかんせん音が悪い。
ライブの臨場感をとるか全体的な音の完成度をとるか・・・ 永遠の問題だな。
ここでSHEENAが、シルバーに輝くミニスカートで登場。ステージが一気に華やぐ。
「SWEET INSPIRATION」「HAPPY HOUSE」「YOU MAY DREAM」とお馴染みのナンバーを演奏し、
Bluesyな「LAZY CRAZY BLUES」で大人の貫録を見せつける。
それでも「LEMON TEA」が始まると、ステージ前はとたんにモッシュの嵐。
最後は「退屈な世界」「オマエガホシイ」と、ハードな曲を続けて演奏して終了。
時間は20時40分、約50分のステージ。なんも理由などいらん、これがRockだ。

喉が渇いたのでビールで喉を潤し、再びフロア中ほどの中央ガード柵あたりでまったり。
本日のトリは“ギターウルフ”、2050分過ぎに演奏開始。
“ギターウルフ”を観るのは二度目だけど、あいかわらずひたすらハードでラウド。
もうちょっと遊びがあっても良いような気がするけど、とにかく硬派なルックスと演奏。
ライブ終盤では(恒例となっているらしい)お客さんをステージにあげてギターを弾かせる展開。
そのやりとりが延々と続いたので、ちょっとウンザリしてしまった感がある。。。
アンコールも含めて50分を超える演奏で、21時40分過ぎに終了。

こうして、8時間半以上に及ぶイベントはすべて終了。
体力的にはさすがに疲れたけど、いろいろなバンドが観れて充実したイベントだった。
出演バンドがよければ、来年以降も是非参戦したい。

お腹が空いたので、どこかで飲んでいこうということに。
二日続きで「山家」はさすがにイヤなので、別の店をチョイス。
以前にも入ったことのある「多古菊」で、串揚げやまぐろブツを食べながらビールとホッピー。
日曜日なのでやっぱり空いてるのね・・・ ゆったりと飲むことが出来た。
明日は月曜日なので、1時間ほどで早々に切り上げ。

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