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2010年9月 2日 (木)

CD「Mariko Kurata Perfect Best」倉田まり子

Kuratamarikoperfectbest倉田まり子というと「投資ジャーナル事件」の印象が強いのは致し方ないが、アイドル歌手時代の実力はなかなかあなどれないものがある。芸名の「倉田」は、当時「レッツゴーヤング」の司会を務めていた師匠・都倉俊一から一字もらったものというだけあって、その歌唱力は素晴らしいものがある。山上路夫・都倉俊一コンビ書き下ろしの「グラジュエイション」「いつかあなたの歌が」「HOW! ワンダフル」というデビュー直後の3曲は、青春や唄の素晴らしさを描いた歌謡曲史に残る名曲だと思う。その後、作詞が亜蘭知子に変わってちょっとアダルトな路線に走っていったことは、彼女の歌手生活のターニングポイントになっていたことは間違いない。それでも、あの事件に巻き込まれるまでは地道に活動を続けていただけに、なんだか惜しいような気がする。このアルバムは、そんな彼女のベストアルバム。秋に向けて、じっくり聴きたい一枚である。

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