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2010年9月 9日 (木)

バンバンバザール、Leyona、麗蘭「WE LOVE 吉祥寺」武蔵野公会堂

今夜は武蔵野公会堂で「WE LOVE 吉祥寺」というイベントがあるため、そのまま吉祥寺へと移動。
開演まで1時間ほど余裕があるので、しばらく中古盤屋などを覘いてまわる。
そのうち開演時間の19時が近づいてきたので、会場の武蔵野公会堂へ。
むかしながらの劇場といった風情で、なんともレトロな雰囲気がたまらない。
わたしの席は、ステージ向かって右側の6列22番。
階段状になっていて観やすいのはいいけど、異常に窮屈なのがいまいち。
ステージ背面の壁は松の木が描かれた金屏風のようになっていて、なんだ不思議な雰囲気。

予定どおり19時ちょうどに開演。まずは“バンバンバザール”がステージに登場。
ウッドベース、リードギター、ヴォーカル&ギター、トランペットという4人編成。
ドラムレスという編成も独特だけれど、そのサウンドもかなり独創的。
ハワイアンのようなカントリーのようなジャズのような、とっても心地よい音がかもし出される。
15年前に吉祥寺で路上ライブを演っていた話などを織り交ぜつつ、演奏は自然体で進んでいく。
25分ほどの短い時間だったけど、なかなか楽しめるライブだった。

ここでセットチェンジとなったが、時間の制約があるためかとってもスムーズな進行。
あっという間に終わって、19時30分過ぎからLeyonaの演奏が始まる。
バックはパーカッションのみ、Leyonaはアコースティックギターを抱えて登場。
南国っぽい白の衣装に身を包んで、スローテンポの曲を中心に唄うLeyona。
まるで女神が降りてきたかのような温かい唄声に、思わず全身に鳥肌が立つ。
なんだかものスゴイところに行きついてしまったような、神がかり的なヴォーカルにかなり感動。
会場の雰囲気がちょっと固いような気もしたけど、彼女の魅力を存分に味わうことが出来た。
こちらも約30分の短い演奏時間、今の彼女をもうちょっと長く観てみたいと思った。

再びセットチェンジとなり、20時10分過ぎに“麗蘭”の演奏が始まる。
いつもどおりSE「波路はるかに」が流れる中、メンバーがステージに登場。
暑い夏に広いステージで観る“麗蘭”、なんだか特別な感情が湧いてくる。
演奏は「HUSTLE」からスタートし、続いて「ベンチャーズっぽいヤツを」ということで
インストのナンバー「霧のスプートニク」を演奏。夏ならではの選曲がなんだか嬉しい。
蘭丸がヴォーカルをとる「光るゼブラのブギー」をはさんで、カバー曲の「Harlem Shuffle」。
いつものようにお客さんとのコール&レスポンスも入っていたけど、お客さんは全員座ったまま。
なんだかノリがいつもと違うのは、会場の雰囲気のせいもあるのかなぁ~?
続いて始まったのは、「いい事ばかりはありゃしない」。
“麗蘭”がこの曲を演奏するとは・・・ 途中からLeyonaもヴォーカルで加わる。
「吉祥寺あたりでゲロ吐いて」「最終電車で国立に着いた」というフレーズが泣かせる。
昨日は“NICE MIDDLE”の演奏で、今日は“麗蘭”の演奏でこの曲を聴くことが出来て、
なんだかとっても幸せな気分。それぞれの位置からだけど、みんなの気持ちはいっしょなんだな。
最後の曲は「Get Back」。ゆったりと静かな雰囲気ながらも、力強く熱い演奏に心を打たれる。
今日のCHABOはエレアコを使わず、全曲エレキギターでの演奏。
ちょっと違った雰囲気のライブだったけど、夏の“麗蘭”を堪能することが出来た。
“麗蘭”としての演奏は45分ほどで終了し、アンコールに向けての準備が進められる。

アンコールでは、本日の出演者が全員ステージに登場。
このメンツで何をするのかと思いきや、「みんなの共通項の曲」ということで
“ザ・タイガース”の代表曲「シーサイド・バウンド」が始まる。
この曲はむかしRCのライブでも演奏されたナンバー、ここで聴けるとは思わなかった。
「タイガースばかり演って他のGSから恨まれてもなんだから」とCHABOは言い、
続いて演奏されたのは“ザ・ワイルドワンズ”の「想い出の渚」。
意外な選曲・グループサウンズの連発に、会場内はほのぼのとした盛り上がりを見せる。
今日のライブは、7月15日から行われていた「きちじょうじのなつやすみ」というイベントの最終公演。
最後はスタンダードナンバーとも言える「STAND BY ME」で、イベントは大団円を迎えた。
時間は21時15分過ぎ、ちょっと慌ただしいところもあったけど、なかなか充実した内容だった。

【麗蘭:セットリスト】
M01. HUSTLE
M02. 霧のスプートニク~instrumental~
M03. 光るゼブラのブギー
M04. Harlem Shuffle
M05. いい事ばかりはありゃしない
M06. Get Back

アンコール
EN1. シーサイド・バウンド
EN2. 想い出の渚
EN3. STAND BY ME

まだ21時台なのでそのままバスで帰ろうかと迷ったけど、せっかくなので飲んでいくことに。
公園口からちょっと歩いたところで「吉祥寺 トロ函」という店をみつけて入ってみる。
活ほたて殻焼きと穴子の白焼きを注文したら、七輪がどかーんと机に置かれてビックリ。
同時に頼んださんま刺身もまずまず美味しかったけど、何故かしっくりしない感じがしたのは何故?
22時ごろにはバタバタと閉店の準備が始まってしまったので、早々に切り上げることにした。
まだちょっと喰い足りなかったので、隣にある「麻辣商人」という店で“麻辣坦坦麺”を食べる。
汁の無い坦坦麺ということだけど、胡椒の味が強烈で舌がヒリヒリする感じ。
にんにくスライスとかで味を調整しながら、なかなか美味しく食べることが出来た。
既に23時近かったけどバスがまだ動いていたので、調布駅北口行のバスに乗って帰る。
後で調べたら、普通のバスでも23時まで、深夜バスだと25時半まで動いているとのこと。
ずいぶんと便利になったものだと、いまさらながらに感心してしまった。

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