仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴 「GO!!60 CHABO with HAYAKAWA Tour 2010」 SHIBUYA-AX
今日は、仲井戸"CHABO"麗市の“還暦”60回目の誕生日。
あのCHABOが還暦を迎えるなんて、なんだか信じられない・・・。
そして今日は、「GO!!60 CHABO with HAYAKAWA Tour 2010」の千秋楽。
60本にも及ぶツアーの最終日、いちファンの私でさえ感慨深いものがある。
雨が降りしきる中、友人とSHIBUYA-AXで17時15分に待ち合わせ。
既に開場していたけれど、まずは立ち見のお客さんからの入場ということで、
ようやく入場できたのは17時45分過ぎ。開演まであまり時間がないので自分の席へ。
私の席はステージ真正面、おまけに前の人が居なかったので最高のポジション。
フロアは後方の立ち見席までぎっしり、2階席も超満員で期待感に膨れ上がっている。
予定より遅れて、18時08分にライブはスタート。
いつものJazzyなオープニングSEをバックに、ツアーでまわった全国59ヶ所のスライドが上映される。
そして今日、60ヶ所目はSHIBUYA-AX。盛大な拍手の中、CHABOがステージに登場する。
思い入れたっぷりに「You Gotta Move」をつまびいたあと、まずは一人で「Born in 新宿」を唄う。
「60歳になりました」という挨拶のあと、Bassの早川岳晴を呼び込んでまずは「ギブソン」を演奏。
ツアー初日の北海道は大雪で飛行機が欠航して大変だったという話から
早川さんが7月に大怪我をしたという話をして、演奏は「BLUE MOON」へと続いていく。
ひょっとすると最終日はセットリストが変わるんじゃないかと思っていたけれど、
どうやらこれまでどおりの選曲でこのツアーの集大成を見せようということらしい。
「最初から長いと思って来てるヤツがいるから、懲らしめのため思ったよりももっと長くやる」と宣言。
「ホーボーへ」をほのぼのと唄ったあと、CHABOいわくスポーツ路線の「アメリカン フットボール」。
早川さんは北海道の電気屋さんに造ってもらったベースを弾き、サイケデリックな「Heaven」を演奏。
そして、ファーストアルバムを「真っ暗なアルバム」と片づけられたという話から「BGM」を唄う。
ここで早川さんが怪我のときの様子を話し、「お詫びに今日はベースのボリュームをあげます」と一言。
そして早川さんのウッドベースをバックに、ポエトリーリーディング「読書する男」。
ステージ後方の壁に都会の夜景が映し出され、その詞の世界に彩りを添える。
続けて「LULLABY」を演奏したあと、「最後だからカバー一曲演らせてくれー!」と言い、
“Martha Reeves & The Vandellas”のカバーで「Dancing In The Street」。
これだけ大きな会場になると、コール&レスポンスもいつもとは違った盛り上がり。
清志郎の去年の出来事と今回のツアーにあたっての葛藤をしばらく語ったあと、
「毎日がブランニューデイ」から「激しい雨」をワンフレーズ、そして「君が僕を知ってる」を演奏。
オリジナルのKEYはDだったけどCHABOは高くて唄えないからKEYをAに下げて、
間奏を4ヶ月練習したのだそうだ。CHABOは「清志郎、どうだー? 弾けたぞ~」と叫ぶ。
そして清志郎との思い出話を少ししてから、清志郎に捧げるナンバー「夏の口笛」を唄う。
「みんなはRock'n'Rollに何で出会ったの?」という問いかけから、最後は「My R&R」で本編終了。
アンコール、赤い“THE還暦”Tシャツに着替えたCHABOがひとり登場して、まずは宣伝コーナー。
先日は「まだ50代だから」と言って黒を着ていたが、今日から還暦だから赤を着ているのだ。
そして赤いギターで「ティーンエイジャー」を弾き語る。ドゥーワップ調のコーラスはお客さんが担当。
いつもどおりここで「On Bass 早川岳春~!」とCHABOが叫ぶと、
“Beatles”の「Happy Birthday」が流れる。
“THE BOOM”宮沢和史、“フライング・キッズ”浜崎貴司、寺岡呼人、吉田 健、
清志郎の息子タッペイ、そして各地のイベンターが続々とステージにあがってくる。
土屋公平が大きなバースデイケーキを運んできて、CHABOは60本のロウソクを吹き消す。
続いてみんなで「ハッピーバースディ」の大合唱。とっても温かい空気が、会場に充満していく。
そして再びCHABOは唄い始める。曲は、Sid Viciousバージョンの「MY WAY」。
還暦を迎えた今日の日にピッタリの歌詞。「Going MY WAY~!!」と叫ぶCHABOが印象的。
続いて始まったのは「雨あがりの夜空に」。あのイントロが流れると、お客さんは一気に総立ち。
やっぱりすべてはこの曲から始まったのだ・・・ そんなコトを思って、感慨にふける。
CHABOに「お座り!」とたしなめられ、今度はみんな一斉に着席。
早川さんのウッドベースをバックに「ガルシアの風」を唄ったあと、スタッフの紹介。
このツアーでお世話になった方ひとりひとりを、丁寧に紹介するところがなんともCHABOらしい。
そして最後の曲は「Hobo's Lullaby」。温かく優しいメロディが、しんみりと心に染みる。
SE「What a Wonderful World」が流れ出すと、お客さんはスタンディングオベーション。
すべてをやり切ったようなCHABOと早川さんの笑顔が、なんとも言えずカッコよく素敵だ。
続けて、“Beatles”の「Rock And Roll Music」が流れる。ステージ後方のスクリーンには、
子供の頃の写真を前に還暦の祝着に身を包んで四角いギターを手にしたCHABO。
CHABOの嬉しそうな笑顔に、「これからもよろしく!」とそっとつぶやく。
時間は既に22時18分になっている。演奏時間はなんと4時間10分。
予告通り長かったけど、ちっとも長さを感じさせないライブだった。
【セットリスト】
M01. You Gotta Move~Born in 新宿
M02. ギブソン(CHABO'S BLUES)
M03. BLUE MOON
M04. ホーボーへ
M05. アメリカン フットボール
M06. Heaven
M07. BGM
M08. Poetry:読書する男
M09. LULLABY
M10. Dancing In The Street
M11. 毎日がブランニューデイ~激しい雨
M12. 君が僕を知ってる
M13. 夏の口笛
M14. My R&R
アンコール
EN1. ティーンエイジャー
EN2. MY WAY
EN3. 雨あがりの夜空に
EN4. ガルシアの風
EN5. Hobo's Lullaby
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