VA「WARNER MUSIC JAPAN 40th Anniversary 100年 MUSIC FESTIVAL」日本武道館
今日は日本武道館へ、「WARNER MUSIC JAPAN 40th Anniversary
100年 MUSIC FESTIVAL」を観に行く。
このイベントは、大手レコード会社“WARNER MUSIC JAPAN”の創立40周年を記念するイベント。
所属するアーティストがたくさん出演して、昨日・今日の二日間に渡って繰り広げられる。
“WARNER MUSIC JAPAN”にこれと言って特別な思い入れがあるわけではないけど、
なんと言っても竹内まりやと山下達郎が出演するというので参戦することにしたのだ。
混雑が予想されたので、開演時間17時の30分前に会場入り。
いつもなら2階席の入口は南側なんだけど、今日は東側から入場。
おまけにチケットもぎりの際には、身分証明書の提示を求められた。
転売対策のため仕方がないんだろうけど、なんだかヘンな感じがした。
今日の席は、2階北西スタンドS列27番。ステージ右斜め後という悲しいポジション。
スクリーンで正面からのステージ映像が観れるようになっているものの、
そのスクリーンの影に隠れてステージ後方が見切れてしまっている。
そんなわけで席はいまいちだけど、とりあえずとことん楽しむしかナイ。
予定より遅れて、17時10分ごろ開演。
司会の赤坂泰彦の呼びかけで、本日の出演アーティストがステージに登場。
コブクロ、Superfly、竹内まりや、トータス松本、馬場俊英、the brilliant green、
BONNIE PINK、山下達郎、RIP SLYME ... こうしてみると、なかなか豪華なメンツだ。
トップを飾るのは、“RIP SLYME”。いきなり場内総立ちで盛り上がってはいるけど・・・
正直言って、わたしにはいまいち馴染めないサウンド。こればかりは仕方ないかな。
それから“100年 MUSIC BAND”をバックに、各アーティストの演奏が続々と繰り広げられていく。
Superflyは伸びのあるハートフルなヴォーカルが、なんとも言えず素敵。
コーラスの女性とのからみもキマっていて、なかなか好きなタイプのシンガー。
続いて登場した馬場俊英は、ちょっと古いタイプの「日本のロック」という感じ。
浜田省吾とか尾崎 豊とか、そこらへんが好きなんじゃないかなぁ~という印象。
次に演奏したのは“the brilliant green”、あまりやる気のなさそうなMCがなんとも。。。
耳ざわりがイイ演奏ではあったけれど、なんだかあまり残るものがないという印象。
メンバーの半分が外国人で、“RAMONES”みたいなルックスだということしか覚えていない。
どのアーティストも二曲づつの演奏、ちょっと物足りない感じのままイベントは続いていく。
セットチェンジの間、これまでの歴史を振り返る
「Warner Music THE HIT PARADE」のビデオが上映される。
外国アーティストのビデオクリップばかりだけど、Otis Redding、Aretha Franklin、
“Sam&Dave”、“MG'S”、“Led Zeppelin”、“Deep Purple”、“Yes”、“Chicago”、
“The Beach Boys”、“The Monkees”、“RAMONES”、“The Doobie Brothers”、
“CHIC”、Madonna、Frank Sinatra ... とにかく錚々たるメンツに驚く。
などと感心しているうちに、ステージ上には見覚えのある大所帯のバンドが・・・。
「これはもしや!」と思っていると、竹内まりやと山下達郎がふたり揃って登場。
達郎はひとまずギターに専念し、まずは竹内まりやがヴォーカルをとる。
ずいぶんと長いこと音楽ファンを続けているけど、竹内まりやをナマで観るのは初めて。
年齢を感じさせないルックスと温かく美しい唄声は、ちょっと感動モノ・・・。
「元気を出して」と「人生の扉」というたまらない選曲が、とっても良かった。
山下達郎バンドをステージ後方から観るというのも、めったに出来ない経験。
各メンバーの前に譜面がたくさん置かれている様子が見えたり、
いつもは横顔しか見えない難波弘之がこちらを向いてプレイしているのが嬉しかった。
竹内まりやが退場すると、達郎がテレキャスを抱えてステージ中央にセッティング。
「“WARNER MUSIC JAPAN”全従業員の中でわたしが最年長」と自己紹介して、
「3階の一番奥まで届くように一生懸命唄います」とデビュー35周年にして初めての武道館ライブが始まる。
武道館というとどうしても「音が悪い」という印象があり、それゆえに達郎もライブをしてこなかったわけだが、
いざ演奏が始まってしまうと、そんなことはまったく嘘だということに気づかされる。
達郎のヴォーカルは武道館の空気を突き抜けて響き渡り、それを支えるバックの演奏も驚くほどクリア。
本日出演した他のアーティストには悪いけど、ここまで違うものなのか!とびっくりした。
いつもは座って聴いている「SPARKLE」をノリノリで楽しみ、続いて始まったのは「希望という名の光」。
いつもは“ナインティナイン”の岡村隆史と病気と闘っている桑田佳祐に捧げられるこの曲、
今夜はこの場に居るすべてのお客さんとすべてのスタッフに捧げられた。
そして、このイベントの数週間前に自らこの世を去った吉田 敬氏への想いを込めて。
「生きることを放棄してはいけません・・・」
達郎のメッセージがその素晴らしい唄声とともに、武道館に満ち溢れていった。
ここで再び赤坂泰彦が登場して、ちょっと懐かしいノリで会場全体を使ったウェイブ大会。
それに続いて、再び「Warner Music THE HIT PARADE」のビデオ上映。
ウーム・・・いい内容ではあるんだけど、こうまで延々と続くとちょっと食傷気味。
15分ほどじっと我慢の時間が続いて、それが終わるとようやく演奏が再開される。
そしてステージに登場したのはトータス松本。あいかわらず元気ハツラツで文句なく楽しい。
パワフルでソウルフルなステージングで、会場の空気を一気に持って行ったという感じ。
続いてBONNIE PINKのステージ。この人を観るのは、確か二度目だったかな。
もうちょっとブッ飛んでる印象だったんだけど、けっこう正統派なヴォーカルを聴かせる。
「私は私なりに・・・」とMCで言っていたように、しっかりと自分のパフォーマンスをしていた。
イベントのトリを務めたのは“コブクロ”。昨日もトリだったようで、イチオシのアーティストなのかな?
というより、今回来ているお客さんのほとんどが“コブクロ”目当てというウワサも。
軽妙なトークと美しく切ないハーモニー、なかなか魅力的ではあるなー。
マイクなしで武道館全体に響き渡る唄声は、ちょっと感動的でありました。
“コブクロ”だけ三曲演奏で、ラストはお客さんといっしょに「桜」の大合唱。
最後に全員登場してフィナーレ・・・となるかとおもいきや、そのまま終わってしまった。
終了時間は20時35分、3時間半近い長時間のイベント。
進行がグダグダだったのがちょっとツラかったけど、内容的には満足のいくイベントだった。
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