VA「Golden Circle Vol.15」日本武道館
しばらく高田馬場の街をブラブラしたあと、地下鉄東西線に乗って九段下駅へ。
今夜は日本武道館で、「Golden Circle Vol.15」があるのだ。
「Golden Circle」は、元“JUN SKY WALKER(S)”の寺岡呼人が主催するイベント。
2001年から始まって今年で10年を迎え、その記念となるvol.15が日本武道館で開催されるのだ。
出演は寺岡呼人のほかに、奥田民夫、桜井和寿、ゆず、中村 中、そして仲井戸"CHABO"麗市。
ちょっとアウェイな雰囲気の中で、CHABOがどんな演奏をするのか楽しみである。
ちょうど会場に着いたころ雨が降り出して、あいにくの天気の中を17時20分ごろ入場。
本日の席は2階南スタンドH列13番、2階だけどステージ真っ正面の好ポジション。
しかも前席との段差が高くなっているので、前の人が立ちあがっても座って見えるという最高の席。
客席は北側スタンド席までぎっしりの人、ステージは六角形(?)のような変わった形。
ほぼ予定どおり、17時30分過ぎに開演。
アナウンスとスライド上映に続いて、バックバンド“GC BAND”の演奏が始まる。
その中を寺岡呼人、奥田民夫、桜井和寿、ゆず、中村 中がステージに登場。
まずは全員で一曲演奏したあと、交替に演奏が繰り広げられていく。
中村 中は初めて観たけど、鬼気迫る唄がとっても印象的。
ステージの照明とあいまって、思わず背筋がゾクゾクしてしまった。
“ゆず”はあいかわらずの“ゆず”・・・ 悪い意味じゃなくて、好感が持てる。
今日は女子率が異常に高いけど、そのほとんどが“ゆず”目当てのようだ。
桜井和寿も負けずと大人気。CHABOが言っていたように、歌を丁寧に唄う人という印象。
今日の出演者全員に言えるけど、みんな唄がよく“伝わって”きた。
唄うことは伝えること、そんな基本的なことがハッキリと見えるような気がした。
中盤に登場した奥田民生、寺岡呼人とのフォークデュオ“寺田”としてお客さんを楽しませる。
フォークの名曲をモチーフに、次々と面白おかしい曲を演奏していく。
特に「招き猫ダック」オチの連発は、なんだか知らないけど面白かった。
そのあと寺岡呼人が、主催者特権として自身のアルバムから何曲か披露。
イベント開始から2時間20分が過ぎたころ、いよいよ仲井戸"CHABO"麗市の登場。
寺岡呼人が「高校一年のとき武道館の2階席でRCを観た」という話から、
CHABOのことを書いた「“飲んだくれジョニー”を探して」を唄い出す。
曲の途中で呼人の呼びかけに応えて、スライドギターを弾きながらCHABOがステージへ。
いつもどおりのスタイルでバッチリと決めるCHABO、もうカッコいいとしか言いようがない。
演奏が終わるとCHABOはひとりステージに残り、普段通りのMCを繰り広げる。
そして赤いアコースティックギターを手に、「ティーンエイジャー」を弾き語る。
いろいろな想い出のある武道館、そこにたったひとりで立っているCHABO。
ファンの我々含めてアウェイな雰囲気にちょっと戸惑いながらも、
すっかりその場の空気を支配していた・・・ うん、こんなCHABOが観たかったんだ。
そのあと桜井和寿が加わって、「月夜のハイウェイドライブ」を演奏。
この曲の独特の空気感をかもし出しながら、とても丁寧に唄ってくれて好印象。
再び全員がステージに登場し、「GIBSON」をセッションして盛り上がる。
最後は、「Golden Circle」のテーマ曲とでも言うべき「ウタガデキタヨ」で大団円。
アンコール、「Golden Circle」Tシャツに着替えた出演者全員が再びステージに登場。
まずは、“ゆず”を中心に夏色。ものすごくキャピキャピしたノリに、ちょっと照れちゃいました。
続いてCHABOがギターであのコードをかき鳴らすと、「雨あがりの夜空に」が始まる。
武道館でこの曲がまた聴けるとは・・・ これを観るために今日来たのかもしれない。
正直言ってこの曲を知らないだろう若いコたちが、いっしょになってコブシを振り上げてる。
これがRock'n'Rollマジックなんだなー。CHABO、そして清志郎、ありがとう。。。
ラストは、「フォーエバーヤング」で壮大なエンディング。
カーテンコールのあと、ステージのまわりの花道を全員で一周。
CHABOも、“ゆず”の岩沢厚治と中村 中といっしょに手をつないで声援に応える。
最後は寺岡呼人がひとり残り挨拶、大きなコトをやり終えた男の達成感を感じた。
すべて終了したのは21時20分ごろ、3時間50分に及ぶ長時間のイベントであった。
ちょっと飲んで帰りたい気分だったけど、明日は月曜日なので終演後おとなしく帰宅。
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