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2010年11月29日 (月)

フィギュアスケート「グランプリシリーズ2010」第6戦:フランス大会

フィギュアスケートグランプリシリーズ2010、第6戦:フランス大会が先週末開催された。
日本勢は、女子:浅田真央・村主章枝・今井 遥、男子:小塚崇彦というメンバー。
男子は、小塚くんがショート・フリーともトップで断トツの優勝。もう言うことナシ。
女子は、真央ちゃんがあいかわらず絶不調。ジャンプミス多発で不振のまま終わった。
村主も今井も振るわずに、キーラ・コルビが優勝。長洲未来が2位。
いまいち盛り上がらないまま、予選シリーズは終了を迎えた。

12月9日~12日に行われるグランプリファイナル、出場選手は以下のとおり。
【男子シングル】
小塚崇彦(日本)、高橋大輔(日本)、パトリック・チャン(カナダ)、
トマシュ・ベルネル(チェコ)、織田信成(日本)、フローラン・アモディオ(フランス)
【女子シングル】
安藤美姫(日本)、アリッサ・シズニー(アメリカ)、カロリーナ・コストナー(イタリア)、
村上佳菜子(日本)、鈴木明子(日本)、レイチェル・フラット(アメリカ)

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2010年11月28日 (日)

VA「~AUTO-MOD 30th Anniversary Live~『CELEBRATION』」恵比寿LIQUIDROOM

今日は恵比寿LIQUIDROOMへ、
「~AUTO-MOD 30th Anniversary Live~『CELEBRATION』」を観に行く。
あの“AUTO-MOD”が30周年・・・ なんとも感慨深いものがある。
その長い歴史の中でけっこう音が変わったので最近はあまり聴いてないけど、
初期の頃の退廃的でゴツゴツしたサウンドは数あるインディー系バンドの中でも大好きである。
対バンは“PERSONZ”と“De+LAX”。サウンド的には“AUTO-MOD”と対極に居るようなバンドだけど、
“AUTO-MOD”の元メンバーがいるからというセレクトなんだろうな。
会場の恵比寿LIQUIDROOMに到着したのは、16時50分ごろ。
開演10分前というのに、なんか空いてる。。。
先着入場420名限定というカバーコンピレーションCDをもらうことが出来たので、
客入りはそれぐらいということか・・・ ここはキャパ800人のはずだから、若干寂しい入りかな。
だけどこれぐらいのほうが快適に過ごせるので、それはそれで良いのだけれど。
ひとまずステージ向かって右端2列目あたりに陣取る。

予定どおり17時に開演。
まずはCounter Tenor:Seliaの独唱と、舞踏家:TAIZOの舞踏。
うーん・・・ この手のパフォーマンスは、正直言ってあまり得意な分野ではないな。
とにかくじっと凝視してしまうんだけど、それ以上でもそれ以下でもないというか・・・。
両者あわせて20分ほどのパフォーマンスで、セットチェンジに入る。

17時30分、続いて登場したのは“PERSONZ”。
実は今日イチバン楽しみにしてた。期待していたとおり、昔のままのゴキゲンな演奏。
メンバーも変わっていないのかな・・・ この変わらなさ加減がとってもイイ。
ヴォーカルのJILLはSMチックな衣装に身を包んで、まるで女王様の風体。
それでも「今日はまったく目立たない」と嘆いていましたが(笑)
「MIDNIGHT TEENAGE SHUFFLE」から始まり、懐かしい曲「PARADE」とかを演奏して、
ラストは「DEAR FRIENDS」。やっぱりこの曲は“たまらない”曲だな・・・。
いろいろな想いがこみ上がってきて、なんとも言えない温かな気持ちになってしまうのだ。
今日のライブで今年は最後とのことだが、来年のツアーには是非参戦したい。
40分ほどの演奏で、セットチェンジに入る。

二番目は、18時30分ごろから“De+LAX”の演奏。
ステージから少し離れて、フロア中央のガード柵に寄り掛かりながらじっくり楽しむ。
こちらも昔と変わらず、ポップで色鮮やかな激しく楽しいステージ。
宙也のヴォーカルもいいけれど、なんと言っても高橋まことのドラム。
これがたまらなくイイ。音数の多さもスゴいけど、そのビート感がハンパじゃない。
“De+LAX”の曲はあまり知らないけど、思わず身体が反応してしまう。
後半になっていくにつれて、メンバーのテンションがどんどん上がっていくのがわかって、
観ているこちらも熱くなってきてしまった。フロア全体がすっかり“De+LAX”の世界になっている。
かなり長時間の演奏で、約50分ほどのステージ。

三番目は、19時35分過ぎから“THE SODOM PROJECT”のステージ。
プログラマー3人が奏でる無機質なビートに乗せて、Zazieのヴォイスパフォーマンス。
Zazieはイメチェンして、おだやかなウェーブのかかったロングヘア。
サウンドは“ハウス系”というのでしたっけ、こういう感じの音は。。。
最近の流行と言えば流行なんだろうけど、“SODOM”ってけっこう昔から演ってるよな。
そういう意味では、この分野のオリジネーターになるのであるか?
だけど正直どう反応していいのかわからず、じっと耳を凝らして聴いているしかなかった。
そうこうしているうちにステージ前最前列があいたので、ガード柵にもたれて演奏を聴く。
約30分ほどで演奏終了。

最後は20時23分ごろから、本日のメイン“AUTO-MOD”のステージ。
ステージにぞろぞろと7人のパフォーマーが登場して、芝居がかった台詞から演奏はスタート。
ヴォーカルのGENETはいつもどおりの白塗りで、首に白い大蛇を巻いている。
サウンドはあくまでもおどろおどろしく、ブ厚く激しくラウドなサウンド。
個人的にはもう少しタイトな感じが好きなんだけど、これも“AUTO-MOD”の歴史なのだろう。
途中で“カイキゲッショク”のHIRφが参加して、“AUTO-MOD”初のラップを披露。
そんな新たな試みが、バンドを30年も続けてこられる秘訣なんだろうな。
60分ほどの演奏で、最後は「デストピア」で終了。

21時50分ごろから、アンコールというか一夜限りのセッションコーナー。
Drums:高橋まこと、Bass:渡邉 貢、Keyboards:KEN MORIOKA (SOFT BALLET)、
Guitar:KIYOSHI (hide with Spread Beaver)、Guitar:YUKINO、Vocal:GENET という顔ぶれ。
“AUTO-MOD”のナンバーを3曲ほど演奏。個人的にはこういう感じの方がしっくりくるな。
“PERSONZ”のJILLもコーラスに加わって、「SEX FOR SEX」などを演奏。
それから“DER-ZIBET”のISSAY、“MADAME EDWARDA”のZin-Francois Angeliqueが加わり、
「20th Century Boy」をセッション。ここまでくると一体なんの演奏なのかわからない状況だけど、
長身ビジュアル系のISSAYとZinがステージに並ぶと、さすがに圧倒的な迫力だ。
そしてさらに“GASTUNK”のBAKIが加わり、「I Wanna Be Your Dog」の大セッション大会。
このお祭り的な展開が、おめでたい30周年を飾るにふさわしいノリだ。
最後はオリジナルアレンジで、“AUTO-MOD”の「REQUIEM」。
やっぱり“AUTO-MOD”はこれがイチバン。タイトで退廃的なこのノリが最高なんだよな。
ということで、22時30分に演奏はすべて終了。
気がつくと5時間半も経っているんだな。あまり長く感じなかったけど、さすがに疲れたー。

時間が時間なのでどうしようかと思ったけど、恵比寿では定番の「呑兵衛」で飲み。
そこそこにして終電で帰ろうと思ったのに、ついつい長居してしまい終電がなくなってしまった。
とりあえず新宿まで出て、タクシーで1時15分ごろ帰宅。
恵比寿からタクシーに乗るより安いかと思ったけど、5,750円なのであまり変わらなかったかな。

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2010年11月27日 (土)

映画「ピンク・フロイド/ライブ・アット・ポンペイ」吉祥寺バウスシアター

手足の痛みがまだ完全に治らないので、昼間はひたすら寝て過ごす。
なんだか熱っぽい感じもあったんだけど、そうしているうちになんとか回復してきた。

19時前に家を出て吉祥寺へ。バウスシアターで「ピンク・フロイド/ライブ・アット・ポンペイ」を観るのだ。
以下の解説は、「第1回爆音映画祭-音楽編」ホームページより引用。
「20数年前に日本に送られてきたこのフィルムはそのまま封を開けられることなく、
つまり日本では一度も上映されずに倉庫の中に眠ったままでした。
磁気の4チャンネルという今やどの映写機でも上映不可能な音声形式を取っているのと、
フィルムのパーフォレーション(フィルムのサイドに空けられたフィルムを回すための穴)のサイズが違うため、
バウスシアターの映写機を改造して上映せざるを得ません。
また、映画祭では2回の上映を予定していますがプリント自体の痛みが激しいため、
2回目は1回目の上映が終わった時点で上映可能か判断するという留保条件付きの上映となります」
なんともプレミアムなフィルム、なんとしても観ておきたいところである。
Liveatponpei

ちょっと早目に現地入りして「蒼龍唐玉堂」で大餃子と白胡麻坦々麺を食べてから、
開場時間20時50分ごろ劇場へ。劇場の前には、既にたくさんの人が集合している。
整理番号14番なので早々に入場、最前列のド真ん中の席に座る。
お客さんが全員入場するのを待って、開映予定時間21時を10分ほど過ぎてからスタート。
まずは主催者の人がステージにあがり、今回の上映についての説明。
「途中でフィルムが切れた場合には、5~10分の復旧作業を行ったうえで上映します。
そのため、終電が無くなってしまったらご容赦ください」との注意事項にドキドキ感がつのる。
そして、いよいよ上映開始。ポンペイ遺跡で“PINK FLOYD”のライブが始まる。
フィルムは傷だらけの模様で、たくさんのノイズが入っているのだけれども、
ポンペイ遺跡の荒廃した画像と“PINK FLOYD”の幻想的な演奏とマッチしている。
スクリーン両サイドに設置されたスピーカーから爆音で演奏が流され、
身体中にそのサウンドが突き刺さり、アタマがグルグルと振動してくる。
何故だかドラム中心のカメラワークにちょっと疑問を抱きながらも、
その幻想的な映像とサウンドにどっぷり浸ることが出来た。
上映時間78分、無事に上映が終わると客席からは拍手が巻き起こった。

22時半過ぎに劇場を出て、今日のところはそのまま帰宅。

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2010年11月26日 (金)

FLV「Hopelessly Devoted To You」Olivia Newton John

今宵はとにかくこれしかナイでしょう。。。

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2010年11月25日 (木)

OLIVIA NEWTON-JOHN「Olivia Concerts In Japan 2010」渋谷 Bunkamura オーチャードホール

今日は渋谷Bunkamuraオーチャードホールへ、Olivia Newton-Johnのコンサートを観に行く。
Olivia Newton-Johnは・・・って、いまさら説明する必要がないくらい有名なアーティスト。
1970年デビューというから今年でデビュー40周年、もうずいぶんと長いキャリアになる。
ヒット曲を立て続けに連発して活躍したのは1980年代前半までという感じだけれど、
1990年代後半から音楽活動を再開して、コンスタントに来日を続けている。
仕事を早々に切り上げて、開演時間19時の15分ほど前に会場入り。
渋谷Bunkamuraオーチャードホールは、今回初めての経験。
道玄坂をのぼっていった頂上、東急百貨店本店の裏手という感じかな。
3階建で総客席数2,150席、ほどよい広さで客席の造りも良くってなかなかイイ雰囲気。
わたしの席は、1階21列8番。1階フロアのちょうど真ん中あたり、前の席との段差が高くて観やすい。
ステージ上には巨大なスクリーンが設置され、その前に機材が置かれている。

予定より遅れて、19時07分ごろ開演。
まずはスクリーンに、Oliviaのこれまでの歴史を振り返るような映像が上映される。
そして黒の衣装を着たOliviaがステージに登場。一曲目は「Have You Never Been Mellow」。
この曲はOliviaのナンバーで、イチバン好きな曲。女神のような唄声にいきなりやられる。
バンドは、ドラム、ベース、ギターに、コーラス×2、フルート&ハープ&コーラスという6人編成。
ドラムがステージ後方でなく、向かって右手に横向きにセッティングされているのが目をひく。
Oliviaのナンバーはすべて知っているわけではないけど、「Xanadu」とかのヒット曲に心がときめく。
コンサート中盤はアコースティックセットで、ステージ中央にメンバーが集まって演奏。
なんだか海外のライブ番組とかでよく観る光景。自然体な雰囲気でイイ感じ。
「Jolene」を唄うOliviaの声はどこまでも透き通っていて、年齢を感じさせない。
アコースティックセットのまま、Jazzyなタッチで始まったのは「Physical」。
Oliviaの曲の中でもイチバン元気のいいナンバーなのに、これも時代の流れかな・・・
とちょっと残念に思っていいたら、Oliviaが途中で演奏を止める。
Oliviaは「もっとノリノリで演って欲しいでしょ」と言い(英語わからないのでかなり意訳ですが)、
あらためてエレクトリックセットで元気ハツラツ「Physical」を唄い踊る。
やっぱりこれでないとね。。。

後半はメンバーみんな革ジャンに着替えて、映画「GREASE」のナンバーが次々と披露される。
映画「GREASE」は1978年公開というから、ずいぶん昔のハナシになるのだな。
だけど個人的には、好きな映画のトップにランキングされている映画。
そしてわたしの中では、Oliviaといえば「GREASE」というイメージがけっこう強い。
だからこの展開は、まさに待ってました!と言うしかない・・・ 思わず心でガッツポーズ♪
「You're The One That I Want」からスタートし、「Hopelessly Devoted To You」をじっくりと聴かせる。
なんだか全身がゾクゾクするような感動・・・ ホントに女神のような唄声だ。
Oliviaはコーラスのレクチャーをしてから「Summer Nights」をお客さんとシンガロング、
そして「We Go Together」をコーラスメンバーと踊りながら唄ってフィナーレ。
アンコールはしっとりとしたバラードを二曲。あまりの素晴らしさにスタンディングオベイション。
本当に心から拍手を贈りたいと思った。それほど心の琴線に触れるコンサートだった。
終了したのは21時ちょうど。約1時間50分のステージは、あっという間に感じた。

会場の外に出ると雨が降っている。しかも、かなり激しく降っている。
「ドンキ・ホーテ」で398円のビニール傘を購入して、渋谷駅へと向かう。
どこかで飲んでいこうとあちこち覘くが、何故かどこの店も満員。
以前から目をつけておいた「とりしょう」という店に寄ってみたら、なんとか入れた。
ウーン・・・悪くはないんだけど、お酒がちょっと高いかなぁ~。
ということで1時間ほどで切り上げて、22時半ごろおひらき。

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2010年11月23日 (火)

加山雄三「若大将50年! ホールコンサートツアー」中野サンプラザホール

今日は中野サンプラザへ、加山雄三「若大将50年! ホールコンサートツアー」を観に行く。
しかし50年かぁ~ スゴイな・・・ わたしの生まれるずいぶん前から「若大将」なんだ。
加山雄三はスポーツマンであり芸術家であり、歌手であり俳優であり、
いろいろな方面でその才能を発揮しているところがすごくカッコいいのだ。
そのサウンドは歌謡曲でもなく演歌でもなく、グループサウンズでもなくポップスでもない、
どこにも属さない自由な感じがものすごくイカしてると思うのだ。
わたしがまだ中学生のころ、FMラジオでエアチェックして良く聴いていたな。
「若大将50年」のいま、是非ともナマで観ておきたいと思ってチケットを購入したわけだ。
開演時間15分前の17時45分ごろ会場入り。お客さんはさすがに年齢層が高い。
ひとつふたつ上の世代って感じなのかな? こんなコンサートっていうのも珍しい。
わたしの席は、1階20列17番。フロアほぼ中央って感じで、ステージが観やすい。
ステージに掲げられたモニターには、「若大将50年!」の青い文字。
通路では幟を持った係員が、CDアルバムを売って歩いているのが面白い。
客入れのBGMに本人の曲がガンガンかかるというのも、ちょっと珍しいかもしれない。

予定より少し遅れて、18時05分過ぎ開演。
バンドはドラム、ベース、キーボード×2、ギター×2の6人編成。
暗転したステージにスポットライトがあたると、青いエレキギターを抱えた若大将。
うーん、やっぱりカッコいいな・・・ とても73歳には思えない若さだ。
一曲目はいきなり「君といつまでも」。いやぁ~幸せだなぁー。
それから映画「若大将シリーズ」のイメージフィルムをバックに、ヒットメドレーを唄いまくる。
さすがに全部は知らなかったけれど、「蒼い星くず」「夕陽は赤く」「お嫁においで」「夜空を仰いで」
「美しいヴィーナス」「ぼくの妹に」「地球をセーリング」「光進丸」など、主だった曲はほとんど演ったかな。
中でもナマ「お嫁においで」は、ちょっと嬉しかった。イントロのフレーズはスティールギターで弾いてると
思っていたのだけれど、普通のエレキギターをボトルネックバーで弾いてるだけなんだな。
あと「ぼくの妹に」でバックに流れた映像、中田喜子がカワイ過ぎ。とってもイイ感じ。。。
本日のコンサートは2部構成ということで、第1部のラストは「海 その愛」。
若大将のピアノ弾き語りから始まり、最後は壮大に唄いあげてフィナーレ。
これまたナマで聴くことが出来て、感激もひとしお。
ちょうど1時間ほどで第1部は終了し、15分間の休憩に入る。

17時20分ごろから第2部がスタート。
まずはカバー曲で、石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」、美空ひばりの「愛燦燦」、
そして“ザ・ワイルドワンズ”の「想い出の渚」を唄う。それぞれ完全に自分のものにしてるのがスゴイ。
続いて、6月に武道館でいろいろなアーティストとコラボレーションしたときの映像をバックに、
本人がナマ唄でさらにコラボレーションするという画期的な試み。
さだまさしと「君といつまでも」、森山良子と「旅人よ」、“THE ALFEE”と「夜空の星」、
南こうせつと「白い砂の少女」、谷村新司と「サライ」をそれぞれコラボレーション。
それぞれに良かったし、「サライ」はまんま「24時間テレビ」という感じだったけど、
“THE ALFEE”は激しいハードロックアレンジになっていて、お客さんが若干引き気味だったような。
それから、加山雄三とザ・ヤンチャーズということで「座・ロンリーハーツ親父バンド」。
うーん、まぁ狙い過ぎな感は無くはないけど、単純にいい曲だなぁ~って思った。
第2部の最後は、さだまさしといっしょに作ったという「ハーモニー」を唄って終了。
短めのアンコールのあと、再び若大将がステージに登場。
幼少時代の映像をバックに「加山雄三通り」を唄い、続けて“ザ・ランチャーズ”の「ブーメラン・ベイビー」。
英語の歌詞だけど自作の曲なんだよなー。どこぞの古き良きエレキサウンズという感じなのですが。
若大将のギターソロは、ちょっと危なっかしいところもあるけど味があってイイ。
ラストは「50年の記念にお客さんに唄って欲しい」ということで、「君といつまでも」をお客さん全員で唄う。
スクリーンに歌詞が出るわけでもないのに、みんなキッチリと唄っているところがスゴイ。
もちろん私も完璧に唄うことが出来た。こういうのが心に残る名曲って言うのだな。
最後にバンドメンバー紹介をして、20時30分ごろコンサートは終了。

まだ時間も早いので、どこかで飲んでいこうと中野の街をブラブラ。
いくつか良さげな店はあるのだけど、そういう店に限って混んでいたりする。
けっきょく以前入ったことのある「ニュー浅草」で飲んでいくことに。
若干シミったれた雰囲気がいまいちなんだけど、何だかんだでけっこう美味しかった。
22時過ぎ、ちょっと早目におひらきにして帰宅。

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2010年11月21日 (日)

VA「NEXUS RESPECTABLE 80's 渋公リターンズ」渋谷C.C.Lemonホール

今日は渋谷C.C.Lemonホールへ、「NEXUS RESPECTABLE 80's」というイベントを観に行く。
このイベントのサブタイトルは、「渋公リターンズ」。
ライブの殿堂“渋谷公会堂”がネーミングライツにより“C.C.Lemonホール”になってから随分たつけど、
正式名称がどうなろうと音楽ファンにとってココは“渋公”以外の何物でもナイわけで。
そういう意味で、このサブタイトルはなかなか泣かせるネーミングだ。
しかも出演するのは、1980年代のバンドブームを代表するアーティスト達。
今夜ばかりは、あの頃にタイムスリップして楽しむしかないだろう。
開演時間17時の20分ほど前に会場入り。
ロビーには、「B.PASS」や「宝島」「ロッキンオンJAPAN」などの切り抜きがディスプレイされている。
あまりにも懐かしくて、思わずほのぼのとした気持ちになる。
今日の席は、1階14列29番。フロア前ブロックの一番後だけど、ステージほぼ正面でゴキゲン。
残念なことに2階席は閉鎖されていたけど、1階席はまずまず埋まっていた。
(実際には、かなりの数のタダ券がばらまかれていたみたいだけど・・・)

予定より少し遅れて、18時10分ごろ開演。
「ワルキューレの騎行」が仰々しく流れる中、司会のスマイリー原島とちわきまゆみが登場。
このふたりが進行をつとめながら、各アーティスト2曲づつ唄っていくという展開。
バックバンドは、Drums:小田原豊、Bass:TOKIE、Guitar:玉城宏志、Keyboards:Dr.kyOnというメンツ。
小田原豊は久しぶりに観ましたねー。すっかり白髪になってたけど、雰囲気は変わらない。
TOKIEは好きだけど、年代的にはちょっと違うかなと・・・ もっとピッタリの人がいたのではないかな。
玉城宏志とkyOnは、何を演っても自分のカラーを崩さないな~という印象。
玉城さんのギターの音色は、ホントに個性的。聴いただけで「あぁ~!」という感じ。
kyOnがプレイの合間に出す「ピョョョョ~ン」という音は、もろ「BO GUMBOS」してる。

イベントのトップを飾るのは、田村“SHO-TA”直美[Pearl]。
この人を観るのは初めてだけど、唄がうまいな~。現役バリバリという感じでよろし。
あまり熱心には聴いてこなかったけど、「永遠の一秒」とか曲もけっこう気にいった。
源 学[GEN]は、現在金沢で保育園の園長をやっているそうな。
もうちょっとアクの強い唄い方をすると思っていたけど、意外と正統派なヴォーカル。
「バラ色の人生」はやっぱり名曲、早くもちょっとウルウルきちゃいました。
アキマツネオ[マルコシアス・バンプ]は、当時とまったく変わらないカーリーヘアとギンギラ衣装で登場。
圧倒的な音圧で、バリバリのグラムロックを演奏してくれました。
アキマツネオはそのままステージに残り、続いて広石武彦&水江慎一郎[UP-BEAT]の演奏。
ちょっとふくよかになったような気もするけど、あいかわらず広石はカッコいい。
広石は「渋公は解散コンサート以来だ」と言って、ステージにキッス。
お客さんといっしょに記念撮影したり、嬉しさがにじみ出ていた。
次に登場したのは、ISSAY&HIKARU[DER ZIBET]。
縦巻きのロングヘアーで、あいかわらずのルックスをキープしてるISSAY。
“DER ZIBET”は何枚かアルバムを聴いたことあるけど、意外に曲がいいなぁ~。
特にちわきまゆみといっしょに唄った「Baby I want you」が、Funkyでカッコよかった。
今日のイベントは二部構成ということで、前半のトリを飾るのは森重樹一[ZIGGY]。
ナマで「I'M GETTIN' BLUE」と「GLORIA」を聴くことが出来るとは思わなかった。
お客さんは最初からスタンディングなのにいまいち盛り上がってなかったんだけど、
ここらへんから空気が変わってきて、後半にイイ感じでつながっていった。
ここまでで約1時間半、ここで20分間のインターバルに入る。

19時から第二部が始まる。まずは川上次郎[KUSU KUSU]が登場。
この人はどんとのイベントで何回か観ているけれど、今日は“KUSU KUSU”っぽい衣装とメイク。
「オレンジバナナ」はいい唄だな~。バンドでこういうサウンドっていうのはなかなかナイよな。
森若香織[GO-BANG’S]は、白いふわふわの衣装で登場。
ちょっぴりふくよかになったような気もするけど、あいかわらずキュートな雰囲気。
「あいにきて I・NEED・YOU!」では、「もう一回!」とサビを何度か繰り返すパフォーマンス。
唄もMCもあいかわらずハイテンションで、元気もらえた~ってな感じ。
浜崎貴司[FLYING KIDS]は独特の世界観で、会場の空気をいっきに変える。
ずっしりとかまえたソウルフルなヴォーカルがカッコいいな。
「幸せであるように」は超名曲。心がホットになるような演奏だった。
ここからいよいよラストスパート、宮田和弥&森純太[JUN SKY WALKER(S)]が登場。
お客さんがいっせいにステージ前に駆け寄り、ライブハウス状態に。
わたしは自分の席で立ったまま、その様子を見守る。
そう、なんかこの世代のアーティストとはこの距離感がイイんだよな。
ジュンスカ再結成ライブ以来だけど、和弥はカーリーヘアにしていたのでビックリ。
「MY GENERATION」で盛り上がったあと、「白いクリスマス」をしっとりと唄う。
もっと他に聴きたい曲もたくさんあったけど、今日のところはまぁ仕方ない。
演奏が終わると、潮が引くようにステージ前のお客さんはいったん席に戻される
だけど次のアーティストのときにはまた前に出てくるわけで、その仕切りがかえって危険に感じた。
それはさておき、ステージにはMAGUMI&杉本恭一[LA-PPISCH]が登場。
「パヤパヤ」と「Magic Blue Case」を演奏。やっぱり好きだな~“LA-PPISCH”。
もうオリジナルメンバーでは観れなくなっちゃったけど、もう一回どこかで演って欲しいな。
そして本日のイベントのトリを飾るのは、水戸華之介[ANGIE]。
この人もまったく変わらないルックス、そしてスタンスでバンド活動を続けているのがスゴイ。
「蠅の王様」で一気にお客さんを盛り上げ、「銀の腕時計」でじっくり唄を聴かせる。
「お前らあいかわらず馬鹿か?」とお客さんに問いかける華之介、
「あっという間に時間が流れるから成長出来なくてあたりまえ。
たまには成長してない姿をさらけ出す場があるとイイ」というコメントが素敵。
フィナーレは出演者全員がステージに登場して、「天井裏から愛をこめて」。
この場に居る全員が、あの頃にタイムスリップ。たまにはこんな夜があってもいいじゃないか。
最後にお客さんといっしょに記念撮影して、20時40分過ぎにイベントは終了。
流れてきたのは“RCサクセション”の「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
なかなか心憎い演出。とっても温かい気持ちになって会場をあとにした。

【セットリスト】
M01. Cool Down-特別な愛の歌- [田村“SHO-TA”直美]
M02. 永遠の一秒 [田村“SHO-TA”直美]
M03. 2人のセレナーデ [源 学&SHIGE]
M04. バラ色の人生 [源 学&SHIGE]
M05. オレンジ色の月 [アキマツネオ]
M06. バラが好き [アキマツネオ]
M07. ONCE AGAIN [広石武彦&水江慎一郎]
M08. BLIND AGE [広石武彦&水江慎一郎]
M09. ONLY"YOU", ONLY"LOVE" [ISSAY&HIKARU]
M10. Baby I want you [ISSAY&HIKARU w.ちわきまゆみ]
M11. I'M GETTIN' BLUE [森重樹一]
M12. GLORIA [森重樹一]
---- interval
M13. オレンジバナナ [川上次郎]
M14. 世界が一番幸せな日 [川上次郎]
M15. スペシャル・ボーイフレンド [森若香織]
M16. ざまあカンカン娘 [森若香織]
M17. あいにきて I・NEED・YOU! [森若香織]
M18. ディスカバリー [浜崎貴司]
M19. 幸せであるように [浜崎貴司]
M20. MY GENERATION [宮田和弥&森純太]
M21. 白いクリスマス [宮田和弥&森純太]
M22. パヤパヤ [MAGUMI&杉本恭一]
M23. Magic Blue Case [MAGUMI&杉本恭一]
M24. 蠅の王様 [水戸華之介]
M25. 銀の腕時計 [水戸華之介]
M26. 天井裏から愛をこめて [全員]

日曜日だけどまだ時間も早いので、久しぶりに「山家」で飲んでいくことにした。
さすがに日曜日のこの時間なので、けっこう空いてて良かった。
料理もお酒も美味しいんだけど、あいかわらず店員さんの態度がいまいち。
それでも気にせず満喫できればイイんだけどね。
シメに「博多天神」でとんこつラーメンを食べて、23時前に帰宅。

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フィギュアスケート「グランプリシリーズ2010」第5戦:ロシア大会

フィギュアスケートグランプリシリーズ2010、第5戦:ロシア大会が今週末開催された。
日本勢は、女子:安藤美姫・鈴木明子、男子:羽生結弦・町田 樹というメンバー。
女子は、ミキティが優勝。ショートは5位と振るわなかったものの、フリーで巻き返し。
これでめでたくグランプリファイナルのチケットを手にした。
アッコちゃんはショートでは1位に立ったのに、フリーでは2位となり総合2位。
1位のミキティとは1.73ポイント差なので、惜しいところではあったな。
いずれにしても、日本勢の1位・2位独占は嬉しい。
男子は、羽生結弦・町田 樹の次世代メンバーが健闘したものの、成績はいまひとつ振るわず。
チェコのトマシュ・ベルネルが、230.31ポイントで優勝を飾った。

来週末はフランス大会。日本勢は、女子:浅田真央・村主章枝・今井 遥、男子:小塚崇彦というメンバー。
予選はいよいよラストということで、是非とも真央ちゃんに頑張ってほしいな。
村主にも期待したいし、小塚くんも優勝が期待できそうだし、楽しみな大会だ。

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2010年11月20日 (土)

DVD「未唯mie MONTHLY LIVE 2010.06.25 PinkLady Night」未唯mie

Miepinkladynight未唯mieのソロとしては2枚目のDVD、2010年6月25日に目黒Blues Alley Japanで行われた「未唯mie MONTHLY LIVE “Pink Lady Night”」のライブショット。“Pink Lady Night”というからにはピンク・レディーのナンバーを演奏するのだが、総勢21人のバンド(というより“楽団”という表現のほうがピッタリ)が織りなすアンサンブルはお囃子・BLUES・音頭・JAZZ・雅楽・行進曲・フラメンコ・プログレ・ハードロック・・・数多くの音楽のおいしい要素が入り混じっていてとっても楽しい。「踊れるもんなら踊ってみろ~」という“踊らせないピンク・レディー”を、まさに体現したサウンドは見事である。そんな演奏に乗って唄う未唯mieはとってもイキイキとしていて、観ているだけでも嬉しくなる。こういうチャレンジングな感じって、未唯mieらしくてとってもイイと思うな。

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2010年11月19日 (金)

DVD「LIVE at Blues Alley Japan 2008.11.28」未唯mie with 3/7(seven)

Mieliveatbluesalleyjapan未唯mieのソロとしては初めてのDVD、2008年11月28日に目黒Blues Alley Japanで行われた“未唯mie with 3/7(seven)”のライブショット。“3/7(seven)”というのは、村上“ポンタ”秀一が中心となったJazz/Fusion界のトッププレイヤー集団“7(seven)”のうちの3人(村上“ポンタ”秀一・井上 鑑・後藤次利)という意味。さすがJazz/Fusion界の大御所3人だけあって、オープニングのインスト曲から未唯mieのオリジナルナンバー、ピンク・レディーのナンバーに至るまで極上の演奏が繰り広げられている。だけどそれに負けないぐらい未唯mieの唄声は素晴らしく、アップテンポの曲からバラードまで変幻自在に唄いこなしている。惜しむらくは曲間のMCが全面的にカットされているということ。2set分の演奏を収録しているため限界があるのだろうが、ちょっとだけでも面白い未唯mieのMCを入れてくれると良かったのだが・・・ って、多くを望みすぎでしょうか? しかし、あれからもう二年が経つのかー。ライブ当日の会場は激コミで、座った位置が悪くて後藤次利がまったく見えなかった・・・なんていうのも、懐かしい思い出である。

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2010年11月15日 (月)

遠藤ミチロウ「Roll Over 60 ~遠藤ミチロウ生誕祭~」Shibuya O-EAST

今日はお休み。昨日遅くまで飲み過ぎたので、昼間は家でのんびりと過ごす。
夜になってShibuya O-EASTへ、「Roll Over 60 ~遠藤ミチロウ生誕祭~」を観に行く。
今日でミチロウ60歳“還暦”なんだと・・・ いやぁ~なんとも感慨深いものがある。
それでも変わらずエキサイティングなライブを精力的に行っている姿勢はまさにPunk。
今日のライブは現在ミチロウが組んでいるユニット“M.J.Q”“TOUCH ME”“NOTALIN'S”、
そして本日限りのユニット“THE STALINISM”が出演する。当然、ミチロウは出突っ張り。
60歳“還暦”にしてそのバイタリティとパワー、なんともアタマの下がる思いである。
O-EASTに行くのは、なんだかとっても久しぶり。小雨の降る中、18時45分ごろ会場入り。
チケットはSOLDOUTなのでフロアは混んでいたけれど、人と人の間をすり抜けて前へ行き、
ステージ向かって左側の前から2列目ぐらいに陣取る。
超満員のフロアだけど、バリバリのPunksはあまり見あたらない。
それでも老若男女が入り乱れ、ミチロウらしい客層と言えるかもしれない。

予定どおり19時ちょうどに開演。まずは“M.J.Q”の演奏。
“The Doors”の「The End」をバックに、Drums:クハラカズユキ(The Birthday)、Guitar:山本久土、
そしてVocal&AcousticGuitar:遠藤ミチロウが“M.J.Q”のTシャツを着てステージに登場。
クハラの叩き出すHeavyなビートに乗せて、ドロドロと情念たっぷりの「虫」が始まる。
“M.J.Q”を観るのは二回目。アコースティックセットでやっているとは、とても思えない迫力。
セットリストは“THEつきSTALIN”から“THEなしSTALIN”、“VIDEO-STALIN”に“M.J.Q”、
ソロ曲に至るまでまんべんなく演奏。まったく文句のつけようがない内容だった。
気がつくと40分近く演奏していたけど、異常なほど短く感じた。

【M.J.Q:セットリスト】
M01. 虫
M02. 自滅
M03. 猟奇ハンター
M04. 負け犬
M05. Sha. La. La.
M06. 音泉ファック!
M07. 先天性労働者

セットチェンジの間には、自主製作レーベル“いぬん堂”社長のDJタイム。
さすがにツボを押さえた選曲で、ミチロウ関連はもちろん、“THE WILLARD”“THE RABBITS”“肉弾”
“一風堂”“LIZARD”“THE ROOSTERS”“JACKS”など、そのテの音楽が好きな人間には感涙ものの選曲。
セットチェンジの時間も各10分~15分で、とってもスムーズな進行で良かった。

19時53分ごろから、“TOUCH ME”の演奏が始まる。
Drums:中村達也とVocal&AcousticGuitar:遠藤ミチロウのデュオ、個人的には初めて観る。
“The Doors”の「Touch Me」をバックにステージに登場、一曲目は「オデッセイ・2010・SEX」。
2010年の今になって、この曲がナマで聴けるとは思わなかったなぁ~。
革のジャンプスーツに身を包んだモヒカン頭の達也、パワフルなドラムはあいかわらず。
このユニットも、とても二人で演っているとは思えないほどのド迫力。
「下水道のペテン師」「コルホーズの玉ネギ畑」など、ちょっと独特な選曲で約30分の演奏は終了。

【TOUCH ME:セットリスト】
M01. オデッセイ・2010・SEX
M02. 下水道のペテン師
M03. 限りある限り
M04. 血は立ったまま眠っている
M05. コルホーズの玉ネギ畑
M06. 午前0時
M07. Break on Through

セットチェンジをはさんで、20時38分ごろから“NOTALIN’S”のステージ。
メンバーは、Drums:石塚俊明(頭脳警察)、Cello:坂本弘道、Vocal&AcousticGuitar:遠藤ミチロウ。
このユニットも初めて観る。頭脳警察のトシがドラムを叩いてるのって、ちょっと珍しいかも。
こちらも、“The Doors”の「Alabama Song」をバックにステージに登場。
Heavyでドロドロとした曲を演奏するのがコンセプトなのか、重苦しいナンバーが続けて演奏される。
使い込んだチェロを荒々しく弾く坂本弘道が印象的。チェロをあんなふうに弾くのを観るのは初めてだ。
エフェクトをかけたチェロにグラインダーをあてて独特な音を出し、しまいには天高く火花を飛び散らせる。
アングラでアバンギャルド・・・ これもミチロウのひとつの顔。そんなところが好きなんだ。
情念に満ち溢れた40分ほどのステージ、とても密度の濃い時間であった。

【NOTALIN'S:セットリスト】
M01. 1999
M02. マリアンヌ
M03. カノン
M04. 父よ、あなたは偉かった

そして21時35分過ぎから、本日のトリ“THE STALINISM”のステージ。
まずはDrums:中村達也、Drums:クハラカズユキ、Bass:KenKen(RIZE)、
Guitar:山本久土がスタンバイ、そしてVocal:遠藤ミチロウが登場してトラメガでサイレンを響かせる。
蝶のメイクの達也と乾純メイクのクハラ、往年の“THE STALIN”そのままじゃないか・・・。
ビリビリに破れた“S↑”マークのTシャツを着て、バリバリにメイクを決めたミチロウもカッコいい。
オープニングは「ワルシャワの幻想」、ウーンもうこれしかないっ!
ステージ前は押しくらまんじゅうで大騒ぎ、ミチロウは爆竹に火をつけてフロアに投げ込む。
2階のバルコニーで高みの見物を決めていたヤツらの前で爆竹が炸裂、なんだか壮快な気分。
セットリストはもちろん“THE STALIN”ナンバーのオンパレード、ここぞとばかりに暴れまくる。
「ロマンチスト」「天プラ」「アザラシ」とハードナンバーを続けて演ったかと思えば、
「溺愛」でドロドロとした情念の世界を見せつける。これぞ“THE STALIN”の醍醐味。
その後も「365」「バキューム」「アーチスト」「解剖室」「STOP JAP」と、
MCはまったく無しでひたすら曲が繰り出されていく。この突き放し感も“THE STALIN”らしい。
だけど最後はしっかりとメンバー紹介。このあたりが最新型の“THE STALIN”ということか。
ラストは「仰げば尊し」。この曲のパブリックイメージがそうさせるのか、
それとも“THE STALIN”と遠藤ミチロウを語るうえで欠かせない曲だからなのか、
なんとも言えない“やり切った感”がこの曲にはある。
万感の思いを胸に、“THE STALINISM”の演奏は40分ほどで終了。

アンコール、上半身ハダカになったミチロウがひとりでステージに。
ミチロウは、来年1月に“THE STALIN Z”でライブをやると発表。
“Z”は、“ZOMBIE”の“Z”なのだそうだ。
10年前に「21世紀最初で最後」と言っていた“THE STALIN”、
ゾンビになって何度も何度もよみがえる・・・ なんだかミチロウらしくてイイ。
最後は弾き語りで「天国の扉」。スポットライトが照らす中、ミチロウの慟哭がこだます。
フロアに「カノン」が流れ出し、22時半ごろ「遠藤ミチロウ生誕祭」はすべて終了。
インターバルはあったものの、3時間半を唄いまくったミチロウはやっぱりスゴイ。
還暦になっても「ニューじじい」は、いつまでも唄い続けるのであろう。

【THE STALINISM:セットリスト】
M01. ワルシャワの幻想
M02. ロマンチスト
M03. 天プラ
M04. アザラシ
M05. 溺愛
M06. 365
M07. バキューム
M08. アーチスト
M09. 解剖室
M10. STOP JAP
M11. 仰げば尊し

アンコール
EN1. 天国の扉[遠藤ミチロウ]

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フィギュアスケート「グランプリシリーズ2010」第4戦:アメリカ大会

フィギュアスケートグランプリシリーズ2010、第4戦:アメリカ大会が先週末開催された。
日本勢は、女子:村上佳菜子、男子:高橋大輔・織田信成・村上大介というメンバー。
女子は、佳菜子ちゃんが優勝。シニアデビューしたばかりというのに、これは快挙。
伸び伸び・活き活きとした滑りが、昇り調子というのを感じさせてイイね。
男子は、高橋大輔と織田信成との一騎打ち。ショートでは織田くんが1位だったけど、
フリーで大ちゃんが巻き返しをみせて、0.98ポイント差で優勝。ファイナル進出を決めた。

今週末はロシア大会。日本勢は、女子:安藤美姫・鈴木明子、男子:羽生結弦・町田 樹というメンバー。
女子はふたりとも今シーズン好調なので、かなり期待できますな。

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2010年11月14日 (日)

井上陽水「Tour 2010 Powder」松戸・森のホール21

今日は松戸・森のホール21へ、井上陽水「Tour 2010 Powder」を観に行く。
井上陽水は去年デビュー40周年だったのかな・・・ 私が知ってからでも30年以上たっている。
初期のフォーク時代はよく聴いたけど、いわゆる“ニューミュージック”っぽくなってからはあまり聴いてない。
それでも去年のツアーのライブレポートとか見ていて、このへんでナマ陽水を観ておきたいと思ったのだ。
会場の森のホール21は、松戸駅ではなくて新八柱駅から歩いて15分ほどのところにある。
電車を何度も何度も乗り継いで、1時間半ほどかかってようやく行ける距離だ。
何故そんなに遠い会場へ行くのかというと、環境がとっても良くって気持ちイイからだ。
「松戸の森」といううっそうとした森に囲まれて、近代的な美しいホールが建っている。
もっとも今日は18時開演ということで、会場に着くころにはあたりは真っ暗だったのだが・・・。
というわけで、17時半ごろ会場に到着。開場予定時間過ぎてるけど、まだ開場していない。
しばらく待っていると、17時35分ごろ開場。入場の列が少し落ち着いてきた頃に会場入り。
今日の席は、1階8列39番。ステージ向かって右の一番端だけど、ステージはまずまず近い。
椅子のつくりに余裕があって、ゆったりと観ることが出来そう。

予定より少し遅れて、18時10分ごろ開演。
バンドはパーカッション、キーボード×2、ギターというドラム&ベースレスの編成。
トレードマークの黒いサングラスをかけた陽水が登場して、アコースティックギターを抱えて唄い出す。
音響がよくないのか?そういう演出なのか?わからないけど、ヴォーカルがモワモワして聴こえる。
照明もずっと仄暗く青白い光、まるで深い深い海の底で唄っているようなイメージ。
ひと言でいえば“浮遊感”・・・ なんとも言えない独特の雰囲気をかもし出している。
序盤は知らない曲ばかりだったけれど、「闇夜の国から」「リバーサイドホテル」
「飾りじゃないのよ 涙は」あたりが演奏されるとやっぱりテンションあがる。

ちょっと照れ気味のMCは、陽水らしくてなんだかとってもイイ感じ。
けっこうおもしろい内容なのだけど、演奏とのギャップの激しさがなんとも言えず。
ライブ中盤では「断絶」「白いカーネーション」と、初期の曲を弾き語り。
こういう感じの陽水が、個人的にはやっぱり一番好きだなぁ~。
ホントにあっという間に時間が過ぎ、「少年時代」「長い坂の絵のフレーム」で本編は終了。
アンコールではちょっと明るめの照明になって、「氷の世界」が始まる。
間奏で陽水がハーモニカを吹く。あぁ~あの頃レコードで聴いていた、あのままの音だ。
続く「招待状のないショー」は圧巻・・・ 陽水のヴォーカルが会場内に響き渡っていく。
「積み荷のない船」のあと、「いっそ セレナーデ」で演奏は終了。
ちょうど2時間のステージ。かなり短く感じたけど、充実していたからイイや。
帰り際、ロビーに本日のセットリストが貼り出されていた。
どうやら5曲ぐらいが日替りになっているらしい・・・ すごいな。

【セットリスト】
M01. この頃、妙だ
M02. 娘がねじれる時
M03. ミスキャスト
M04. 闇夜の国から
M05. ドレミのため息
M06. 自然に飾られて
M07. 覚めない夢
M08. リバーサイドホテル
M09. 飾りじゃないのよ 涙は
M10. 断絶
M11. 白いカーネーション
M12. 手引きのようなもの
M13. お願いはひとつ
M14. 虹のできる訳
M15. Just Fit
M16. 少年時代
M17. 長い坂の絵のフレーム

アンコール
EN1. 氷の世界
EN2. 招待状のないショー
EN3. 積み荷のない船
EN4. いっそ セレナーデ

20時半ごろ会場を出て、またもや電車を乗り継いでの長旅。。。
明日は休みなので、下高井戸で途中下車して「紅とん」へ。
今日は普段注文しない“豚たま”を食べてみた。お好み焼みたいで旨かったー。
23時半にはおひらきにして帰宅。

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2010年11月12日 (金)

THE ADICTS「THE ADICTS JAPAN TOUR 2010」恵比寿 LIQUIDROOM

今日は恵比寿 LIQUIDROOMへ、「THE ADICTS JAPAN TOUR 2010」を観に行く。
“THE ADICTS”といえば「1975年にイギリスで結成され、
80年代のパンクシーンで絶大な人気を誇ったバンド」というプロフィールが物語っているように、
今年で結成35年を迎える超ベテランPopPunkバンド。
その間には紆余曲折あったようだけれど、こうして続けていること自体がまさにPunk。
それを迎え撃つのは“HAT TRICKERS”に“LAUGHIN'NOSE”に“SA”、どのバンドも強力。
会社をほぼ定時で抜け出して、電車を乗り継いで恵比寿駅へと急ぐ。
平日にもかかわらず、17時30分開場・18時30分開演ってそりゃないわー。
ちなみに整理番号は1番・・・ 平日の整理番号1番というのは、まったく使えないものだ。

18時30分過ぎに会場に到着、一番手の“HAT TRICKERS”の演奏がまさに始まろうとしていた。
暗いフロアを入っていくとちょうどステージ向かって右側のあたり、
ステージ前のフロアより一段高くてステージがなかなかよく見えるので、ここで観ることにする。
SEが流れる中、降りていた幕があがると“HAT TRICKERS”のメンバーがステージ上に。
メンバー全員テング鼻の仮面をつけて、「時計じかけのオレンジ」風の衣装でキメている。
ドラム、ベース、ギター×3、ヴォーカルというちょっと変わった編成、ベースは女性だ。
赤い照明がなんともおどろおどろしく、その退廃的な空気を激しくスピーディな演奏が切り裂いていく。
MCはまったくなく、独特の世界観をキープし続けたまま30分ほどで演奏は終了。

セットチェンジに入るとフロアがガラガラになったので、ステージ向かって右端の最前列を確保。
15分ほどDJのかける音楽に身をまかせ、19時13分頃から“LAUGHIN'NOSE”の演奏が始まる。
「PARADISE」のシンフォニーに続いて、「聖者が街にやって来る」からスタート。
あいかわらずと言えばあいかわらずだけど、シンプルで単純にカッコいい。
ステージ前は、早くもモッシュ&ダイブの嵐・・・ まさにPunkなライブ。
途中で“SA”のNAOKIが参加するという、感慨深くも嬉しい場面あり。
最後は「PARADISE」から「GET THE GLORY」への黄金の流れで、35分ほどの演奏は終了。

セットチェンジをはさんで、20時03分頃から“SA”のステージ。
“SA”を観るのは二回目だけど、とっても完成度の高いステージだと思う。
MCがちょっと押しつけがましいところもあるけど、シンガロングなナンバーとド迫力の演奏。
メインの“THE ADICTS”に気を遣いながらも、ガッチリと持っていこうという気合が感じられる。
実際、“SA”目当てのお客さんもけっこう居たように思える。
モッシュ&ダイブもますますヒートアップ、大盛り上がりで約35分の演奏が終了。

そしていよいよ本日のメイン、21時08分頃から“THE ADICTS”の演奏が始まる。
途端にステージ前は超圧迫状態、ダイブは少なめな替わりに人口密度が凄い。
「時計じかけのオレンジ」のSEが流れる中、ドラム、ベース、ギター×2、
そしてヴォーカルのMonkeyがステージに登場。
みんなそれなりに年齢を重ねているけど、それぞれ個性的でカッコいい。
Monkeyは黒のポークパイハットをかぶって、ド派手な衣装をまとっている。
トランプや紙テープをバラ捲き、口からテープを出したりマジックのような動きを見せる。
ステージサイドからはクラッカーが何発も発射され、なんだかとっても楽しいステージ。

途中で女性のお客さんをステージに上げて演奏したり、エルビス風のカツラをつけたり、
何回か衣装チェンジをしたり、ビジュアル的にもとっても楽しめる。
演奏はとってもタイトで、親しみやすいシンガロングなナンバーが次々と繰り出される。
後半から防御フェンスの前が酔っぱらったお客さんの溜まり場みたいになってしまって、
ダイブが終わって横にはけるお客さんとゴッチャになってもうグチャグチャな状態。
まぁそれもまたPunk、楽しいからヨシとしますか。。。
アンコールではシャボン玉がステージから噴射され、大きなビニールボールがたくさん投げ込まれる。
このビニールボール、油断していると後から首をやられるので、ちょっと気が散ってしまった。
だけど全体的には楽しく明るい、充実した1時間30分だった。

既に22時半をまわっていたので「どうしようかなぁ~」と思ったけれども、
電車で帰るのも面倒なので恵比寿で飲んでタクシーで帰ることにする。
行きつけの「呑兵衛」で、刺身と鶏の唐揚、ほうれん草ごま和えを肴にビールとホッピーを飲む。
こんな時間にもかかわらず、けっこうたくさんの人が飲んでる。侮れないな恵比寿・・・。
2時間ほど満喫して24時50分ごろおひらき、そのあとマッサージ屋へ。
パウダーマッサージ60分のコースにして、ゆっくりと施術を受ける。
26時10分ごろ店を出て、シメのラーメンをということで「よってこや」という店に入る。
名物らしき「ジェノバとん塩麺」を頼んでみたけど、トマトとか入っててちょっと微妙な味。
26時半ごろタクシーをつかまえて、27時過ぎに帰宅。

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2010年11月10日 (水)

たまには日比谷~神保町~御茶ノ水をブラブラ

今日は午後から日比谷出張。仕事は何ごともなく終わって、17時半には退社。
とりあえず「ビックカメラ」に行って、携帯電話の充電器とiPadのハードカバーを購入。
それから帝国劇場地下の「きくかわ」で、うな重を食す。
週末に来るとたいてい閉まっているので、ようやく念願がかなったという感じだ。
お腹が一杯になったので、そのまま帰ろうかと電車に乗り込む。
だけどまだ19時だし、このまま帰るのは勿体ないので神保町で途中下車。
「disc union」に行ってみたら、売場が縮小していてビックリ。
ROCKは1階のフロアだけになり、新譜がほとんど無くなっていた。
こんなところにも、時代の波が押し寄せているんだな。。。
それから「タクト」へ。ここはあいかわらず、品揃えがとっても充実。
1980年~1990年代アイドルのアルバムが、ずいぶんたくさんリリースされているのに感心。

せっかくだから御茶ノ水の「disc union」にも寄っていこうと、歩いて御茶ノ水駅方面へ。
だけど御茶ノ水といえば楽器街・・・ なので、ひさしぶりにいくつかの店に寄ってみる。
「クロサワ楽器」とか「下倉楽器」とか、懐かしいけど様変わりしていたりもする。
既に20時過ぎていたので閉まっている店も多かったけど、5~6軒ほど覘いてみた。
やっぱりギターやベースを眺めていると、気持ちがハイになるな。
いろいろなメーカーの素敵な楽器たち、手に取らずとも見ているだけで楽しい。
GibsonのReverseフライングVの現物を初めてナマで観た・・・ なんだかそれだけで満足。
スーツ姿で行ったら浮くかと思っていたら、お客さんはほとんどサラリーマン。
なんだか面白い世の中になってきているんだな・・・ イイぞイイぞ!
ところで肝心の御茶ノ水駅前「disc union」は、残念なことに無くなっていた。うーん。。。

1時間半以上歩きまわったので、さすがに疲れた~。
でも頑張って小川町駅まで歩いて、都営新宿線に乗って帰宅。

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2010年11月 7日 (日)

フィギュアスケート「グランプリシリーズ2010」第3戦:中国大会

フィギュアスケートグランプリシリーズ2010、第3戦:中国大会が今週末開催された。
日本勢は、女子:安藤美姫・鈴木明子、男子:小塚崇彦・町田 樹というメンバー。
女子はミキティがショートプログラムこそ3位と苦戦したものの、フリーで見事に逆転して優勝。
アッコちゃんはショート・フリーとも2位をキープして、総合でも2位につける大健闘。
ショートで1位だった長洲未来は、残念ながら総合4位という成績だったけど調子は良さそう。

男子は小塚崇彦が文句なしの滑りを見せて、ショート1位・フリー1位で単独優勝。
町田 樹も4位につける大健闘を見せ、日本の男子はレベルが上がってきたような気がするな。

来週末はアメリカ大会。日本勢は、女子:村上佳菜子、男子:高橋大輔・織田信成・村上大介というメンバー。
佳菜子ちゃんはどんな演技を見せてくれるか、昇り調子なだけに期待度大。
ファイナル並の豪華ラインナップの男子にも、期待してイイんじゃないかな?

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2010年11月 6日 (土)

THE BLUES BROTHERS BAND「LIVE」六本木Billboard LIVE TOKYO

今日は六本木Billboard LIVE TOKYOへ、“THE BLUES BROTHERS BAND”のライブを観に行く。
“THE BLUES BROTHERS BAND”を観るのは、2007年・2009年に続いて今回が三回目。
あぁ~でも2007年は2ステージ観たから、正確には四回目になるのかな。
2007年の来日時とはヴォーカルが変わってしまったけれど、オリジナルメンバーが3人
(Steve Cropper、Lou Marini、Alan Rubin)揃っているのが嬉しい。
今日は3日間の東京公演最終日ということで、18時からの1st Stageを観ることにした。
開演時間の15分ほど前に会場入り、今日の席はメンバーズシート29A。
ステージから若干遠いけれども、ステージほぼ正面なのでまずまずのポジション。

予定より少し遅れて、18時05分ごろ演奏がスタート。
まずはSteve Cropper、Leon Pendarvis、Eric Udel、Lee Finklesteinの4人で「GREEN ONIONS」。
Steve Cropperはあいかわらずの笑顔で、パリパリと乾いたハリのあるギターを弾く。
それを鉄壁のリズム隊がガッチリとサポートし、味わい深いキーボードの音色が彩る。
それから残りのメンバーもステージに登場して、「PETER GUNN THEME」「SOUL FINGER」と
お馴染みのナンバーを繰り広げていく。Lou Marini、Alan Rubin率いるホーンセクションが豪華。
John Tropeaはちょっと難しそうな顔をして、華麗なギターソロを披露していく。
そしてヴォーカルのJonny Roschが前進黒づくめで登場し、「GOING BACK TO MIAMI」。
“THE BLUES BROTHERS”なのに、どうしてひとりだけしか登場しないの?という疑問は前回も感じたこと。
なんでだろうなぁ~と思っているうちに、演奏は次の曲「MESSIN' WITH THE KID」へ。
次の「HEY BARTENDER」で、ようやくもうひとりのヴォーカルBobby Hardenが登場。
“THE BLUES BROTHERS”として、ステージ上をふたりで暴れまわる。
「GROOVE ME」に続く「FLIP, FLOP AND FLY」では、フロアに降りてお客さんを煽る。
お客さんもそれに応えて、全員スタンディングで踊りまくる。

ちょっと落ち着いた雰囲気になり、John Tropeaのギターソロがフィーチャーされた「SHOT GUN BLUES」、
John TropeaとSteve Cropperとのからみがカッコいい「"B" MOVIE BOX CAR BLUES」と続く。
恒例となりつつあるJonny Roschの2階席Harpプレイも飛び出すが、わたしの席からは残念ながら見えず。
「KNOCK ON WOOD」に続いて「MINNIE THE MOOCHER」では、
Jonny Roschが白の燕尾服に早着替え。
「Hidehidehidehi Hodehodehodeho Hedehedehedehe Hidehidehideho」と、
楽しくコール&レスポンス。
そして最後は、「SWEET HOME CHICAGO」から「CAN'T TURN YOU LOOSE」でエンディング。
やっぱり音楽っていうのは、こういうノリが肝心。絶対に楽しくなくちゃダメだよな。
アンコール、Lou Mariniの紹介でメンバーがひとりひとりステージに呼び込まれる。
そして始まったのは「SOUL MAN」。もう何も言うコトはない、とにかくサイコーとしか言いようがナイ。
最後は再び「CAN'T TURN YOU LOOSE」でエンディング。この流れもゴキゲンだな。
ステージ上に並んでお辞儀をするメンバーに、最大限の感謝を込めて拍手を贈った。
時間は19時30分、約1時間25分のステージ。とにかくサイコー、ゴキゲンでした。

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2010年11月 3日 (水)

pupa「pupa Live Tour 2010“dreaming 6 pupas”」東京国際フォーラム ホールC

今日は東京国際フォーラムへ、「pupa Live Tour 2010“dreaming 6 pupas”」を観に行く。
“pupa”というのは、高橋幸宏、原田知世、高野 寛、高田 漣、堀江博久、権藤知彦の6人から成るバンド。
“pupa(ピューパ)”=蛹(さなぎ)という意味で、高橋幸宏が傾倒するフライ・フィッシングの用語とのこと。
2008年7月にアルバムデビューしているのだが、正直言ってまったく知らなかった。
なんとなく「原田知世が観たいなぁ~」と思って検索していたら、偶然ヒットしたのだ。
というわけで何の予備知識もないまま、今日のライブを迎えることになった。
会場はお馴染みの東京国際フォーラム・・・と言いつつ、今日はホールCでの開催。
ホールAをひとまわり小さくしたような感じで、木目調の壁がなかなかイイ雰囲気のホールだ。
席は2階3列52番、2階席なのでちょっとガッカリしていたのだが、これが意外といいポジション。
2階席と言いつつ両サイドにバルコニーのようにせり出しており、ステージからかなり近いのだ。
高さもそれほど高くないので、1階席の後方よりも全然よく見えるのではないだろうか?
ステージ上には既に機材がセッティングされ、ライブが始まるのを待ち構えている。

予定より遅れて、18時10分ごろ開演。
ほのかな光がステージを照らす中、揃いのユニフォームを着てメンバーがステージに登場。
高橋幸宏はドラム・キーボード・ギター・ヴォーカル、原田知世はキーボード・ギター・ヴォーカル、
高野 寛はギター・ヴォーカル、高田 漣はキーボード・ギター・バンジョー・ヴォーカル、
堀江博久はキーボード、権藤知彦はキーボード・ユーフォニウム・鉄琴(?)等々を担当。
もっと他の楽器をプレイしていたような気もするけど、完全には把握できなかった。
知世ちゃんはヴォーカル担当だと思っていたのに、いろいろな楽器をプレイしていてビックリ。
ギターを(ちょっとだけだけど)弾いたりとか、不思議な形の楽器を扱っていたりとか・・・。
不思議な形の楽器は、なんでも“エレクトリック・バグパイプ”というのだそうだ。

エレクトリカルな照明がきらびやかに輝いて、ステージ後方にはいろいろな映像が映し出される。
なんだか1980年代のテクノポップのライブを観ているような錯覚に陥る。
肝心のサウンドは、ひと言で言うと「高橋幸宏らしい」っていうのがピッタリとくる感じ。
激しい縦ノリのビートではなく、ゆったりと静かに無機質で難解なビートが刻まれていく。
本人たちもMCで言っていたけど、どこで盛り上がるのかよくわからない曲ばかり。
幸宏のドラムは硬派でカッコ良かったし、知世ちゃんはキュートで可愛かったし、
いろいろ見どころはあったのだけれど、全体的にはあまり馴染めなかったかな。。。
アンコール2回を含む2時間ちょっとの演奏、なんとも言えない印象を持ったのでした。

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2010年11月 2日 (火)

フィギュアスケート「グランプリシリーズ2010」第2戦:カナダ大会

フィギュアスケートグランプリシリーズ2010、第2戦:カナダ大会が先週末に開催された。
日本勢は、女子:村主章枝・今井 遥、男子:織田信成・南里康晴というメンバー。
女子は村主を応援したのだけど、残念ながらと言うかやはりと言うかいまいち振るわず9位。
対照的に健闘したのがシニア初参戦の今井 遥。溌剌とした演技で5位につけたのは感心。
優勝は172.37ポイントで、アメリカのアリッサ・シズニーという結果。

男子は織田くんショートでは好調だったのに、フリーでジャンプミスが続いて2位に。
優勝記録がかかってたとかで、ちょっと緊張したのか?
優勝はカナダのパトリック・チャン、239.52ポイントで2位とは3ポイント差。

今週末は中国大会。日本勢は、女子:安藤美姫・鈴木明子、男子:小塚崇彦・町田 樹というメンバー。
所属はアメリカだけど、長洲未来も出場。なかなか充実した顔ぶれが揃っている。
特に女子はミキティとアッコちゃん、両方とも優勝が狙えるんじゃないかな?

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2010年11月 1日 (月)

無くなりつつあるもの

中野駅と中野ZEROとの道すがら、むかしよく行ったレコード屋「オールディーズ2」がある。
久しぶりに行ってみるかな~と思っていたら、なんと跡形もなく無くなっていた。

家に帰ってネットで調べてみると、どうやら2008年ごろ閉店したらしい。
あれはもう25年ぐらい前になるけれど、インディーズのレコードを買いによく行ったものだ。
中古盤もけっこう充実していて重宝したし、違法だけど海賊盤もかなり揃っていた。
そんな「オールディーズ2」がもうナイのか・・・ ずっと御無沙汰だったけど、なんだか寂しい。

むかしながらのレコード屋、いまの時代に経営していくのはやっぱり厳しいのかな。
新宿の「UK EDISON」、渋谷の「CSV渋谷」、下北沢の「五番街」も無くなっちゃったし、
あの頃の空気感を残してるのは高円寺の「BOY」と三軒茶屋の「フジヤマ」ぐらいかな。

時代の流れ・・・ うーん。。。

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萩原健一「トーク&ミニライブⅡ ANGEL or DEVIL あなたと一緒にいたい」中野ZERO 大ホール

今日は定時に退社して、中野ZERO 大ホールへ萩原健一のトーク&ミニライブを観に行く。
待ちに待った“カリスマ”ショーケンのライブだぜ・・・ 期待感で思わず頬がゆるむ。
中野ZEROは初めて行くけど、なかなか立派でキレイな良い会場。
だけど意外と駅から遠くて、18時半開演というのはけっこうキツいものがあった。
そんなわけで会場に着いたのは、開演時間の10分前。
そそくさと自分の席:1階10列22番へ。ステージ真正面でなかなか良いポジション。
ステージからの距離もかなり近くて、これはもう盛り上がるしかナイでしょう。

予定よりちょっとフライング気味に、18時30分の少し前に開演。
鐘の音が鳴り響き、雷鳴がとどろき、閃光が煌めく中、バンドメンバーがステージに登場。
Keyboards:篠原信彦、Guitar:瀬田一行、Guitar:永井ちえ、それぞれにカッコいい。
そして最後にショーケンが登場。いきなり土下座してから演奏が始まる。
ショーケンはBlues Harpを吹きまくり、一曲目の「テンダーナイト」を唄い出す。
声の調子はあいかわらずという感じだけど、やっぱり魅力的でカッコ良すぎる。
二曲目の「GOD BLESS YOU」からは、Chorus:有澤亜紀が加わって華を添える。
この有澤亜紀という人、ルックスもセクシーでいいけど、唄声がソウルフルでド迫力。
ショーケンと有澤亜紀とのからみ、ギタリストふたりとのからみ、
とにかくエンターテイメントで言いようもないほどにイカしている。
今日もまた「トーク&ミニライブ」とはうらはらに、MCすら入らずにひたすら演奏が続いていく。
「Ah! Ha!」「ぐでんぐでん」ではお客さんを煽り、「ラストダンスは私に」では芝居がかったパフォーマンス、
「大阪で生まれた女」「54日間、待ちぼうけ」「ハロー・マイ・ジェラシー」ではじっくりと唄を聴かせる。

ここでトークコーナーとなり、ゲストとして小堺一機がステージに登場。
実はわたしの前の列に座っていたのね。全然気づかなかった。
「クスリはもう飽きた。飽きるまでやったから」「いまやオレは国家権力」などと、
ノーテレビならではのものすごい会話。ふたりとも楽しそうなのがまたスゴイ。
あっという間にトークは終わって小堺一機は退場、「シャ・ラ・ラ」から演奏が再び始まる。
曲の後半で再び登場した小堺一機を引き連れ、ショーケンは客席を練り歩く。
続いて、“ザ・テンプターズ”時代のナンバー「エメラルドの伝説」と「神様お願い!」。
今でも色あせない・・・というより、アレンジも新しくなってまったくの新曲のようにも聴こえる。
「愚か者よ」でお客さんを煽りまくったあと、ラストナンバーは「ショーケン・トレイン」。
やっぱりこの曲は、ショーケンに欠かせないエキサイティングな曲だ。
ステージ上をフロント4人が走り回るパフォーマンスは、いつ観ても楽しくて痛快。
ここでひとまず本編は終了、ステージが暗転する。

アンコール、ステージでは荘厳な雰囲気で演奏が始まる。
名古屋と同じく客席後方からショーケンが登場するのではないかと、あたりをキョロキョロ見廻す。
すると2階席の最前列にショーケンの姿を発見。そこまでは読み切れなかった~すっかり意表を突かれる。
だけど残念ながら1階席は通らずに、ショーケンは裏からステージに登場。
「フラフラ(春よ来い)」をノリノリで唄いあげ、コール&レスポンスのあと「三三七拍子」で終了。
最後にメンバー紹介をして、「常に自分を高めることを目標にしてください」
「明日を楽しい一日にしてください」というメッセージを残してショーケンは去っていった。
そして流れ出したのは、ショーケンが唄う「君が世」。
10月2日の日本青年会議所全国会員大会でショーケンが唄って話題となったのは記憶に新しい。
ショーケンが国歌を唄う時代・・・ なんとも言えない痛快な気分だ。
こうして約1時間35分というとっても短いライブは終了、時間は20時05分。
いろいろ思うところはあったけれど、とってもRockしたライブで大満足です。

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