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2010年11月28日 (日)

VA「~AUTO-MOD 30th Anniversary Live~『CELEBRATION』」恵比寿LIQUIDROOM

今日は恵比寿LIQUIDROOMへ、
「~AUTO-MOD 30th Anniversary Live~『CELEBRATION』」を観に行く。
あの“AUTO-MOD”が30周年・・・ なんとも感慨深いものがある。
その長い歴史の中でけっこう音が変わったので最近はあまり聴いてないけど、
初期の頃の退廃的でゴツゴツしたサウンドは数あるインディー系バンドの中でも大好きである。
対バンは“PERSONZ”と“De+LAX”。サウンド的には“AUTO-MOD”と対極に居るようなバンドだけど、
“AUTO-MOD”の元メンバーがいるからというセレクトなんだろうな。
会場の恵比寿LIQUIDROOMに到着したのは、16時50分ごろ。
開演10分前というのに、なんか空いてる。。。
先着入場420名限定というカバーコンピレーションCDをもらうことが出来たので、
客入りはそれぐらいということか・・・ ここはキャパ800人のはずだから、若干寂しい入りかな。
だけどこれぐらいのほうが快適に過ごせるので、それはそれで良いのだけれど。
ひとまずステージ向かって右端2列目あたりに陣取る。

予定どおり17時に開演。
まずはCounter Tenor:Seliaの独唱と、舞踏家:TAIZOの舞踏。
うーん・・・ この手のパフォーマンスは、正直言ってあまり得意な分野ではないな。
とにかくじっと凝視してしまうんだけど、それ以上でもそれ以下でもないというか・・・。
両者あわせて20分ほどのパフォーマンスで、セットチェンジに入る。

17時30分、続いて登場したのは“PERSONZ”。
実は今日イチバン楽しみにしてた。期待していたとおり、昔のままのゴキゲンな演奏。
メンバーも変わっていないのかな・・・ この変わらなさ加減がとってもイイ。
ヴォーカルのJILLはSMチックな衣装に身を包んで、まるで女王様の風体。
それでも「今日はまったく目立たない」と嘆いていましたが(笑)
「MIDNIGHT TEENAGE SHUFFLE」から始まり、懐かしい曲「PARADE」とかを演奏して、
ラストは「DEAR FRIENDS」。やっぱりこの曲は“たまらない”曲だな・・・。
いろいろな想いがこみ上がってきて、なんとも言えない温かな気持ちになってしまうのだ。
今日のライブで今年は最後とのことだが、来年のツアーには是非参戦したい。
40分ほどの演奏で、セットチェンジに入る。

二番目は、18時30分ごろから“De+LAX”の演奏。
ステージから少し離れて、フロア中央のガード柵に寄り掛かりながらじっくり楽しむ。
こちらも昔と変わらず、ポップで色鮮やかな激しく楽しいステージ。
宙也のヴォーカルもいいけれど、なんと言っても高橋まことのドラム。
これがたまらなくイイ。音数の多さもスゴいけど、そのビート感がハンパじゃない。
“De+LAX”の曲はあまり知らないけど、思わず身体が反応してしまう。
後半になっていくにつれて、メンバーのテンションがどんどん上がっていくのがわかって、
観ているこちらも熱くなってきてしまった。フロア全体がすっかり“De+LAX”の世界になっている。
かなり長時間の演奏で、約50分ほどのステージ。

三番目は、19時35分過ぎから“THE SODOM PROJECT”のステージ。
プログラマー3人が奏でる無機質なビートに乗せて、Zazieのヴォイスパフォーマンス。
Zazieはイメチェンして、おだやかなウェーブのかかったロングヘア。
サウンドは“ハウス系”というのでしたっけ、こういう感じの音は。。。
最近の流行と言えば流行なんだろうけど、“SODOM”ってけっこう昔から演ってるよな。
そういう意味では、この分野のオリジネーターになるのであるか?
だけど正直どう反応していいのかわからず、じっと耳を凝らして聴いているしかなかった。
そうこうしているうちにステージ前最前列があいたので、ガード柵にもたれて演奏を聴く。
約30分ほどで演奏終了。

最後は20時23分ごろから、本日のメイン“AUTO-MOD”のステージ。
ステージにぞろぞろと7人のパフォーマーが登場して、芝居がかった台詞から演奏はスタート。
ヴォーカルのGENETはいつもどおりの白塗りで、首に白い大蛇を巻いている。
サウンドはあくまでもおどろおどろしく、ブ厚く激しくラウドなサウンド。
個人的にはもう少しタイトな感じが好きなんだけど、これも“AUTO-MOD”の歴史なのだろう。
途中で“カイキゲッショク”のHIRφが参加して、“AUTO-MOD”初のラップを披露。
そんな新たな試みが、バンドを30年も続けてこられる秘訣なんだろうな。
60分ほどの演奏で、最後は「デストピア」で終了。

21時50分ごろから、アンコールというか一夜限りのセッションコーナー。
Drums:高橋まこと、Bass:渡邉 貢、Keyboards:KEN MORIOKA (SOFT BALLET)、
Guitar:KIYOSHI (hide with Spread Beaver)、Guitar:YUKINO、Vocal:GENET という顔ぶれ。
“AUTO-MOD”のナンバーを3曲ほど演奏。個人的にはこういう感じの方がしっくりくるな。
“PERSONZ”のJILLもコーラスに加わって、「SEX FOR SEX」などを演奏。
それから“DER-ZIBET”のISSAY、“MADAME EDWARDA”のZin-Francois Angeliqueが加わり、
「20th Century Boy」をセッション。ここまでくると一体なんの演奏なのかわからない状況だけど、
長身ビジュアル系のISSAYとZinがステージに並ぶと、さすがに圧倒的な迫力だ。
そしてさらに“GASTUNK”のBAKIが加わり、「I Wanna Be Your Dog」の大セッション大会。
このお祭り的な展開が、おめでたい30周年を飾るにふさわしいノリだ。
最後はオリジナルアレンジで、“AUTO-MOD”の「REQUIEM」。
やっぱり“AUTO-MOD”はこれがイチバン。タイトで退廃的なこのノリが最高なんだよな。
ということで、22時30分に演奏はすべて終了。
気がつくと5時間半も経っているんだな。あまり長く感じなかったけど、さすがに疲れたー。

時間が時間なのでどうしようかと思ったけど、恵比寿では定番の「呑兵衛」で飲み。
そこそこにして終電で帰ろうと思ったのに、ついつい長居してしまい終電がなくなってしまった。
とりあえず新宿まで出て、タクシーで1時15分ごろ帰宅。
恵比寿からタクシーに乗るより安いかと思ったけど、5,750円なのであまり変わらなかったかな。

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