VA「NEXUS RESPECTABLE 80's 渋公リターンズ」渋谷C.C.Lemonホール
今日は渋谷C.C.Lemonホールへ、「NEXUS RESPECTABLE 80's」というイベントを観に行く。
このイベントのサブタイトルは、「渋公リターンズ」。
ライブの殿堂“渋谷公会堂”がネーミングライツにより“C.C.Lemonホール”になってから随分たつけど、
正式名称がどうなろうと音楽ファンにとってココは“渋公”以外の何物でもナイわけで。
そういう意味で、このサブタイトルはなかなか泣かせるネーミングだ。
しかも出演するのは、1980年代のバンドブームを代表するアーティスト達。
今夜ばかりは、あの頃にタイムスリップして楽しむしかないだろう。
開演時間17時の20分ほど前に会場入り。
ロビーには、「B.PASS」や「宝島」「ロッキンオンJAPAN」などの切り抜きがディスプレイされている。
あまりにも懐かしくて、思わずほのぼのとした気持ちになる。
今日の席は、1階14列29番。フロア前ブロックの一番後だけど、ステージほぼ正面でゴキゲン。
残念なことに2階席は閉鎖されていたけど、1階席はまずまず埋まっていた。
(実際には、かなりの数のタダ券がばらまかれていたみたいだけど・・・)
予定より少し遅れて、18時10分ごろ開演。
「ワルキューレの騎行」が仰々しく流れる中、司会のスマイリー原島とちわきまゆみが登場。
このふたりが進行をつとめながら、各アーティスト2曲づつ唄っていくという展開。
バックバンドは、Drums:小田原豊、Bass:TOKIE、Guitar:玉城宏志、Keyboards:Dr.kyOnというメンツ。
小田原豊は久しぶりに観ましたねー。すっかり白髪になってたけど、雰囲気は変わらない。
TOKIEは好きだけど、年代的にはちょっと違うかなと・・・ もっとピッタリの人がいたのではないかな。
玉城宏志とkyOnは、何を演っても自分のカラーを崩さないな~という印象。
玉城さんのギターの音色は、ホントに個性的。聴いただけで「あぁ~!」という感じ。
kyOnがプレイの合間に出す「ピョョョョ~ン」という音は、もろ「BO GUMBOS」してる。
イベントのトップを飾るのは、田村“SHO-TA”直美[Pearl]。
この人を観るのは初めてだけど、唄がうまいな~。現役バリバリという感じでよろし。
あまり熱心には聴いてこなかったけど、「永遠の一秒」とか曲もけっこう気にいった。
源 学[GEN]は、現在金沢で保育園の園長をやっているそうな。
もうちょっとアクの強い唄い方をすると思っていたけど、意外と正統派なヴォーカル。
「バラ色の人生」はやっぱり名曲、早くもちょっとウルウルきちゃいました。
アキマツネオ[マルコシアス・バンプ]は、当時とまったく変わらないカーリーヘアとギンギラ衣装で登場。
圧倒的な音圧で、バリバリのグラムロックを演奏してくれました。
アキマツネオはそのままステージに残り、続いて広石武彦&水江慎一郎[UP-BEAT]の演奏。
ちょっとふくよかになったような気もするけど、あいかわらず広石はカッコいい。
広石は「渋公は解散コンサート以来だ」と言って、ステージにキッス。
お客さんといっしょに記念撮影したり、嬉しさがにじみ出ていた。
次に登場したのは、ISSAY&HIKARU[DER ZIBET]。
縦巻きのロングヘアーで、あいかわらずのルックスをキープしてるISSAY。
“DER ZIBET”は何枚かアルバムを聴いたことあるけど、意外に曲がいいなぁ~。
特にちわきまゆみといっしょに唄った「Baby I want you」が、Funkyでカッコよかった。
今日のイベントは二部構成ということで、前半のトリを飾るのは森重樹一[ZIGGY]。
ナマで「I'M GETTIN' BLUE」と「GLORIA」を聴くことが出来るとは思わなかった。
お客さんは最初からスタンディングなのにいまいち盛り上がってなかったんだけど、
ここらへんから空気が変わってきて、後半にイイ感じでつながっていった。
ここまでで約1時間半、ここで20分間のインターバルに入る。
19時から第二部が始まる。まずは川上次郎[KUSU KUSU]が登場。
この人はどんとのイベントで何回か観ているけれど、今日は“KUSU KUSU”っぽい衣装とメイク。
「オレンジバナナ」はいい唄だな~。バンドでこういうサウンドっていうのはなかなかナイよな。
森若香織[GO-BANG’S]は、白いふわふわの衣装で登場。
ちょっぴりふくよかになったような気もするけど、あいかわらずキュートな雰囲気。
「あいにきて I・NEED・YOU!」では、「もう一回!」とサビを何度か繰り返すパフォーマンス。
唄もMCもあいかわらずハイテンションで、元気もらえた~ってな感じ。
浜崎貴司[FLYING KIDS]は独特の世界観で、会場の空気をいっきに変える。
ずっしりとかまえたソウルフルなヴォーカルがカッコいいな。
「幸せであるように」は超名曲。心がホットになるような演奏だった。
ここからいよいよラストスパート、宮田和弥&森純太[JUN SKY WALKER(S)]が登場。
お客さんがいっせいにステージ前に駆け寄り、ライブハウス状態に。
わたしは自分の席で立ったまま、その様子を見守る。
そう、なんかこの世代のアーティストとはこの距離感がイイんだよな。
ジュンスカ再結成ライブ以来だけど、和弥はカーリーヘアにしていたのでビックリ。
「MY GENERATION」で盛り上がったあと、「白いクリスマス」をしっとりと唄う。
もっと他に聴きたい曲もたくさんあったけど、今日のところはまぁ仕方ない。
演奏が終わると、潮が引くようにステージ前のお客さんはいったん席に戻される
だけど次のアーティストのときにはまた前に出てくるわけで、その仕切りがかえって危険に感じた。
それはさておき、ステージにはMAGUMI&杉本恭一[LA-PPISCH]が登場。
「パヤパヤ」と「Magic Blue Case」を演奏。やっぱり好きだな~“LA-PPISCH”。
もうオリジナルメンバーでは観れなくなっちゃったけど、もう一回どこかで演って欲しいな。
そして本日のイベントのトリを飾るのは、水戸華之介[ANGIE]。
この人もまったく変わらないルックス、そしてスタンスでバンド活動を続けているのがスゴイ。
「蠅の王様」で一気にお客さんを盛り上げ、「銀の腕時計」でじっくり唄を聴かせる。
「お前らあいかわらず馬鹿か?」とお客さんに問いかける華之介、
「あっという間に時間が流れるから成長出来なくてあたりまえ。
たまには成長してない姿をさらけ出す場があるとイイ」というコメントが素敵。
フィナーレは出演者全員がステージに登場して、「天井裏から愛をこめて」。
この場に居る全員が、あの頃にタイムスリップ。たまにはこんな夜があってもいいじゃないか。
最後にお客さんといっしょに記念撮影して、20時40分過ぎにイベントは終了。
流れてきたのは“RCサクセション”の「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
なかなか心憎い演出。とっても温かい気持ちになって会場をあとにした。
【セットリスト】
M01. Cool Down-特別な愛の歌- [田村“SHO-TA”直美]
M02. 永遠の一秒 [田村“SHO-TA”直美]
M03. 2人のセレナーデ [源 学&SHIGE]
M04. バラ色の人生 [源 学&SHIGE]
M05. オレンジ色の月 [アキマツネオ]
M06. バラが好き [アキマツネオ]
M07. ONCE AGAIN [広石武彦&水江慎一郎]
M08. BLIND AGE [広石武彦&水江慎一郎]
M09. ONLY"YOU", ONLY"LOVE" [ISSAY&HIKARU]
M10. Baby I want you [ISSAY&HIKARU w.ちわきまゆみ]
M11. I'M GETTIN' BLUE [森重樹一]
M12. GLORIA [森重樹一]
---- interval
M13. オレンジバナナ [川上次郎]
M14. 世界が一番幸せな日 [川上次郎]
M15. スペシャル・ボーイフレンド [森若香織]
M16. ざまあカンカン娘 [森若香織]
M17. あいにきて I・NEED・YOU! [森若香織]
M18. ディスカバリー [浜崎貴司]
M19. 幸せであるように [浜崎貴司]
M20. MY GENERATION [宮田和弥&森純太]
M21. 白いクリスマス [宮田和弥&森純太]
M22. パヤパヤ [MAGUMI&杉本恭一]
M23. Magic Blue Case [MAGUMI&杉本恭一]
M24. 蠅の王様 [水戸華之介]
M25. 銀の腕時計 [水戸華之介]
M26. 天井裏から愛をこめて [全員]
日曜日だけどまだ時間も早いので、久しぶりに「山家」で飲んでいくことにした。
さすがに日曜日のこの時間なので、けっこう空いてて良かった。
料理もお酒も美味しいんだけど、あいかわらず店員さんの態度がいまいち。
それでも気にせず満喫できればイイんだけどね。
シメに「博多天神」でとんこつラーメンを食べて、23時前に帰宅。
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コメント
ぎゃぁーーーー!!
第一弾第二弾ともコテコテの選曲でいいですねぇ。
個人的には、グラナダ観たかったです。
でも「スペシャル-」で泣いちゃいそうです。
UP-BEATは、この2曲になっちゃうんですかねぇ。
「NO-SIDE ACTION」演ってほしいな。
レピは2曲じゃ満足できないので、次のツアーまで我慢。
(あるのか?)
この客の入りでは、第三弾は無いですかねぇ。。。
25年前にタイムスリップしたいなぁ。
投稿: するめー | 2010年11月23日 (火) 18時19分
>するめーさん
あっ、セットリストはフライヤーに書いてあったものを転記したので
正しいのかどうかいまいち自信ないです。
ジュンスカ・レピッシュ・アンジーは確実ですけどね。
UP-BEATは何枚か持ってたけど、いつのまにか無くなっちゃいました。
ちょっと後悔してます。。。
なので、ソッコーでアマゾンでベストをポチってしまいました。
投稿: KANN | 2010年11月26日 (金) 00時26分