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2011年3月 8日 (火)

三宅伸治 「3・8/50th HAPPY BIRTHDAY LIVE “夢の歌”」 渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

今日は渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREへ、
三宅伸治「3・8/50th HAPPY BIRTHDAY LIVE “夢の歌”」を観に行く。
伸ちゃんもとうとう50歳・・・ 自分の好きなミュージシャンが50歳を迎えるというのは、なんだか感慨深い。
私にとっての伸ちゃんは、憧れのスーパースターというより、少し先を走っているアニキという感じ。
清志郎やCHABOは子供の頃からずっと憧れで、いつまでたっても手の届かないスーパースター。
伸ちゃんは、ライブハウスに行けばいつも笑顔で優しく迎えてくれる頼りがいのあるアニキ。
清志郎の付き人から“MOJO CLUB”を結成、その後ソロやいろんなユニットで活動を続けている・・・
その姿をずっと見てきたから、そんな想いを抱いているのではないかな?
そんなアニキの誕生日を祝うため、仕事は忙しかったけど頑張って18時半ごろ渋谷へ到着。
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREは、初めて参戦する会場。
昨年、渋谷プライム6Fに突如出来たのでどうしたのかな?と思っていたのだけど、
なんでも映画館の跡地なのだそうでなんとなく納得。
元映画館というだけあって、ロビーの造りや椅子の具合がなかなかゴージャス。
その一方で隣の「シネセゾン渋谷」が閉館していたのは、ちょっと残念だった。
今日は全席自由ということで、入場したころにはほとんど席は埋まっていたけど、
ステージ向かって左端8列目、H-1の座席に落ち着く。
綺麗なステージの上にはアンプや機材が所狭しとぎっしり並べられ、
ステージ後方の壁には50歳記念のニューアルバム「夢の歌 三宅伸治」のタイトル文字。

ほぼ予定どおり、19時過ぎに開演。
まずは伸ちゃんがひとりステージに登場して挨拶。お客さんから「おめでとう!」と声がかかる。
「今日のライブは次から次へとメンバーが入れ替わる」との言葉のとおり、
いろいろなアーティストがいろいろなスタイルでいろいろな曲を披露していく。
一番初めに登場したのは、ウルフルケイスケ(Vocal&Guitar)とリクオ(Vocal&Keyboards)。
シンプルだけどパワフルなRock'n'Rollナンバーを二曲演奏して会場を温める。
続いて花田裕之(Vocal&Guitar)が登場して、伸ちゃんとシブいBluesをセッション。
同い年だという二人、高校のとき同級生だったらこの歌を唄っていただろうと「今日の日はさようなら」。

橋本 潤(Bass)といっしょに「武蔵野」を演奏したあと、石田長生(Vocal&Guitar)がステージに登場。
“ヘモグロビン・デュオ”でお馴染みの二人、とっても息のあったプレイを見せる。
主に石やんが唄って伸ちゃんがコーラスをかぶせるのだけれど、
伸ちゃんの声がまるで清志郎の声のようで思わずグッときてしまった。
それに石やんの指使いがとっても綺麗で、ヘンな意味じゃないけどうっとり見とれてしまった。
それから友部正人(Vocal&Guitar)が登場して、味のある独特なヴォーカルで伸ちゃんとデュエット。
リクオと石田長生がそれに加わり、4人で「はじめぼくはひとりだった」を演奏。
友部さんの声はしゃがれているけど、ジワジワと心に染みてくる。
今日のライブは二部構成ということで、第一部の最後は花田も加わっての「It's All Right」。
ほのぼのとした雰囲気の中、20時過ぎに第一部は終了。しばし休憩に入る。

20時20分過ぎ、第二部が始まる。
“石ちゃん”こと石塚英彦(Vocal)が、原始人のマンモス肉の帽子をかぶってステージに登場。
持ち前のキャラクターで前説をしたあと、“アニキ”と慕う伸ちゃんをステージに呼び込む。
それから大島賢治(Drums)、高橋"Jr."知治(Bass)が加わり、“三宅伸治BAND”が勢ぞろい。
石ちゃんのヴォーカルで、オリジナル曲「笑っているよ」を披露。
石ちゃんの唄は決してうまくはないけど、なぜだかイイ感じで心にグッときた。
ここからは“三宅伸治BAND”を中心に、ゴキゲンなRock'n'Roll タイム。
まずはリクオとウルフルケイスケが加わり、アッパーなナンバーで盛り上げる。
ふたりと入れ替わりに宮藤官九郎(Guitar)が独特の雰囲気で登場し、
伸ちゃんがボスと初めて作った曲だという「プライベート」を演奏。
更にウルフルケイスケと橋本 潤が加わって、重たいBluesに続いて「ギター・マン」。

大いに盛り上げてから宮藤官九郎とウルフルケイスケは退場して、
替わりに花田裕之がステージに登場。曲は、“Rolling Stones”の「Jumpin' Jack Flash」。
イントロを奏でる花田のギターの音が、枯れた感じでなんとも言えずカッコいい。
ここでまたメンバー交替して、石やんが再びステージに登場。
心に染みるBluesナンバー、なんだかとっても安心する。
次に登場したのは友部正人。Rockのセットで何を唄うのかな?と思いきや、
Bob Dylanの「Like A Rolling Stone」。しゃがれた声がかなりぴったりハマってた。
そして片山広明(Tenor Sax)と梅津和時(Alto Sax)がステージに登場し、
お馴染みのメンバーでいよいよライブ終盤の大盛り上がり大会。
「月がかっこいい」に続いて、「ベートーベンをぶっとばせ」では伸ちゃんが客席に乱入。
肩車に乗って客席を練り歩き、ちょうど私の目の前を横切ってステージへ戻って行った。
そして始まったのは「Jump」。この曲は、すっかり伸ちゃんが唄い継いでいるって感じだ。
ちょっぴりうるうるしながらも、思いっきり高くジャンプしたのであった。

ここからアンコールに突入。
伸ちゃんがBluesのイントロを弾きながら、ゲストをひとりひとり呼び込む。
ゲスト全員がステージに勢揃いしての大Bluesセッション。
誰に注目すべきかとっても迷ったけど、私の目は何故か石ちゃんに釘付け。
ちょっとした動きがなんだか面白くって、こいつは目が離せないなって感じ。
曲の途中でソロまわしがあったんだけど、石ちゃんは「まいうーまいうー!」とシャウト。
とってもソウルフルなパフォーマンスに、うわべだけじゃなくホントに音楽好きなんだなと実感。
それから更に“GO!GO!7188”のユウ(Guitar)が加わり、「何もなかった日」をみんなで唄う。
“いい事があるといいねー♪” ホントにそう思う。君にも僕にも・・・ とっても温かくて感動的な曲。
そして最後は「たたえる歌」。アップテンポな曲と力強い歌詞に、なんだか勇気をもらった。

それから二度目のアンコール。
伸ちゃんはひとりステージに登場。するとサプライズでBirthdayケーキが贈られる。
高橋"Jr."知治と大島賢治からギター型のケーキが手渡されると、客席でクラッカーが炸裂する。
伸ちゃんは「4年前に“つづく”ってアルバムを出したけど、今は“これから始まる”って感じです」と言い、
「まだまだやるよー!」とアコースティックギターを弾きながら「Forever Young」を唄う。
“でも僕はやるよ、まだまだやれるよ、無理だと思う事もやってみよう。
知ったかぶりの老いぼれにはなるまい、Oh! Forever Young”
その歌詞を自分に重ね合わせて、ぼろぼろぼろぼろと涙が頬を流れ落ちる。
歌を聴いてこれほどまでに感動した事って、あまり無いような気がする。
伸ちゃん、本当にありがとう・・・。
SE「Over The Rainbow」が流れる中、伸ちゃんは客席に向かって深々とお辞儀。
1分以上そのまま頭を下げ続ける伸ちゃんに、さらにグッと来てしまった。
22時10分過ぎ、こうしてライブはすべて終了。

ずいぶんと遅くなってしまったけれども、感動の余韻に浸ろうと「鳥市」で飲んでいくことに。
平日のこんな時間だというのに、店内はけっこう混んでいる。
渋谷もちょっとだけ、元気を取り戻してきたって感じかな。
いつものように刺身ともつ焼きを食べながら、ビールと司牡丹を飲む。
明日もあるので、1時間ほどで切り上げて電車に乗って帰宅。

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