仲井戸"CHABO"麗市 「OK! C'MON CHABO!!! NAKAIDO"CHABO"REICHI -CHABO'S 60TH ANIV.-」 Zepp Tokyo
今日はお台場のZepp Tokyoへ、「OK! C'MON CHABO!!! -CHABO'S 60TH ANIV.-」を観に行く。
昨年10月9日に還暦を迎えたCHABO、そんなCHABOをリスペクトするアーティストが集まって、
敬愛するCHABOのナンバーをひたすらカバーするという素晴らしいイベント。
東京メトロ有楽町線豊洲駅からゆりかもめに乗って、青海駅に着いたのは17時20分ごろ。
駅からの道すがらふと見ると、会場のZepp Tokyoから長蛇の列が伸びている。
17時開場のはずだけど、お客さんはまだ全然入場しきれていない模様。
私は整理番号B28番だったのでけっこう待たされ、17時40分過ぎにようやく入場。
チケットはSOLDOUTということもあり、1階フロアはお客さんでぎっしり・・・。
だけどステージ向かって右、最前のブロックに居場所を見つけてそこに陣取る。
ステージ上の天井に近いところには、「OK! C'MON CHABO!!!」の垂れ幕がかかっている。
予定よりかなり遅れて、18時15分過ぎにライブはスタート。
まずは寺岡呼人がステージに登場し、お客さんと一緒に「OK! C'MON CHABO!!!」とコール。
そして登場したのは“ザ・クロマニヨンズ”。途端にステージに向かってお客さんが殺到。
その人波に乗って、ステージ真正面の方に移動することが出来たのでラッキー。
“ザ・クロマニヨンズ”は、激しいビートで「ギブソン(CHABO'S BLUES)」を演奏。
ヒロトは下半身にもイベントTシャツを穿いていて、途中でポロリしてしまいそうな場面も。。。
大騒ぎの中あっという間に演奏が終了し、“ザ・クロマニヨンズ”は退場。
ここでMCの竹中直人がステージにあがり、ホントに嬉しくてたまらない様子であれこれ喋りまくる。
ここから竹中直人のMCをはさみながら、次から次へとアーティストがステージに登場して演奏する。
曽我部恵一は、アコースティックギターで「さなえちゃん」を弾き語り。
本人が意識していたのかは知らないけど、唄い方が加奈崎芳太郎に似ていたな。
次に竹中直人の紹介で、このライブのために結成されたバンドがステージに登場。
Drums:河村カースケ智康、Bass:林 由恭、Keyboards:伊東ミキオ、Chorus:Leyona、
Guitar:佐藤タイジ、Guitar:土屋公平、Guitar:寺岡呼人というものすごい豪華メンバー。
そして斉藤和義がステージに登場して、バンドをバックに「うぐいす」を唄う。
いつもながらにひょうひょうとした感じだったけど、なかなかハマっていて良かった。
それから寺岡呼人がヴォーカルをとり、メロウな雰囲気で「ティーンエイジャー」。
エンディングでは、CHABOの曲のタイトルを次から次へと唄いこんでいく。
続いてセクシーな深紅の衣装に身を包んだLeyonaが、「魔法を信じるかい?」を唄う。
彼女らしくレゲエ調にアレンジされ、ほんわかムードで唄いあげる様子がたまらなくイイ。
バンドはいったん退場し、岡本定義と山崎まさよしから成る“さだまさよし”がステージへ。
アコースティックギターデュオで、「ホームタウン」をとってもシブく演奏。
竹中直人が詩を朗読したあと、“TRICERATOPS”が「ポスターカラー」をバンドアレンジで披露。
“TRICERATOPS”はそのままステージに残り、吉井和哉が加わって「別人」をセッション。
ハードなBoogieのアレンジが、原曲とはちょっと違った雰囲気でカッコいい。
それから浜崎貴司をアコースティックギターを弾きながら、「ガルシアの風」を朗々と唄う。
圧倒的な歌唱力にフロアはしーんと静まりかえり、お客さんは微動だにせず聴き入っていた。
竹中直人がリップクリームを塗りながら「ACROSS THE UNIVERSE」を口笛で吹いたあと、
着物姿で登場した宮沢和史が沖縄民謡調にアレンジされた「唄」を披露。
続いて、CHABOから「竹中も唄えば?」と言われたからと、竹中直人が「Love Song」をアカペラで。
これがメチャメチャ上手いんだよな~。即興のアカペラでなく、ちゃんとした演奏で聴きたかった。
伊東ミキオのキーボードとデュオで、YO-KINGは「慕情」をアコースティックギターで弾き語り。
ここで再びバンドがステージに登場し、奥田民生がヴォーカルで「チャンスは今夜」。
「Check! Check!! Check Tonight!!!」と唄いまくり、トリにふさわしい盛り上がりを見せて終了。
時間はそろそろ20時になろうという頃、ステージ後方のスクリーンに映像が映し出される。
生まれた頃の写真に始まり、少年時代、青年時代・・・ こんな写真が公開されるのも珍しいかも?
それから“古井戸”時代のCHABO、“RCサクセション”でギターを弾きながらポーズを決めるCHABO。
そんなCHABOがあまりにもカッコいいので、フロアのお客さんから大きなどよめきが起きる。
そして“麗蘭”でのCHABO、ソロになってのCHABOと続き、本物のCHABOがいよいよステージに。
「よォーこそ! みんなどうもありがとう」と言ってから、まずは「いいぜbaby」を弾き語り。
けっこう広いZepp Tokyoの隅々にまで、じわじわと行き渡っていくCHABOのヴォーカル。
バンドが加わってFunkyでゴキゲンなナンバー「HUSTLE」を演奏してから、
寺岡呼人のリクエストに応えてということで「ハイウェイのお月様」。
清志郎のコーラスがないのは寂しいけれど、Leyonaが「こぉーんーやぁ~♪」と入れてくれたので良かった。
ちょっと重たい雰囲気で「遠い叫び」を演奏したあと、最後の曲は「早く帰りたい PARTⅡ」。
よりによって「早く帰りたい」を選ぶとは・・・ でも、これがCHABOの本心なんだろうな。
だけどメンバー紹介を交えながら、かなり長時間に渡る白熱の演奏だったのでヨシとしよう。
アンコール、竹中直人が「いまココにいることを自慢したいぜ!」と清志郎の歌詞をもじって今の心境を叫ぶ。
バンドのメンバー、そしてCHABOが、赤や白のイベントTシャツを着てステージに登場。
「もうちょっと盛り上がりますかー!」と寺岡呼人が叫んで、キラーチューンの「打破」が始まる。
クリーム色のテレキャスを弾きまくるCHABO、誰がなんと言おうとやっぱりカッコいい。
ステージ上にマイクスタンドがずらりと並び、本日の出演者が次々とステージに呼び込まれる。
あぁこの展開はあの曲しかない・・・と思っていると、寺岡呼人が「OK! C'MON CHABO!!!」と叫ぶ。
CHABOが「雨あがりの夜空に」のイントロを弾き出し、みんなで交互にヴォーカルをとる。
だけど最後のあの大切な一節、「雨あがりの夜空に吹く風が、早く来いよと俺たちを呼んでる」・・・
ここだけはCHABOがしっかりと唄っていた。まさにピークを迎えて、興奮で揺れるZepp Tokyo。
これで終わりかと思いきや、最後に“麗蘭”のナンバーから「Get Back」。
公平のギターにあわせて、重厚で力強いリズムが会場を支配していく。
この曲がラストだったのは、このイベントが本当にCHABOのためだったことを物語っているような気がする。
素晴らしい仲間に囲まれて、ちょっぴり涙ぐんでいるCHABOがとっても輝いて見えた。
曲が終わるとサプライズで「Birthday」の演奏が始まり、還暦を迎えたCHABOに
赤いチャンチャンコならぬ赤いノースリーブのジャケットが贈られる。出演者みんなのメッセージ入り。
SE「What a Wonderful World」が流れる中、出演者全員で肩を組み深々とお辞儀をする。
バンドメンバーのみでもう一度お辞儀したあと、最後はCHABOと寺岡呼人ふたりで挨拶。
CHABOは一足先にステージを降り、最後にもう一度「OK! C'MON CHABO!!!」と叫んですべて終了。
21時25分、素晴らしいイベントはこうして幕を閉じたのであった。
【セットリスト】
M01. ギブソン(CHABO'S BLUES) [ザ・クロマニヨンズ]
M02. さなえちゃん [曽我部恵一]
M03. うぐいす [斉藤和義]
M04. ティーンエイジャー [寺岡呼人]
M05. 魔法を信じるかい? -Do You Believe Me Magic?- [Leyona]
M06. ホームタウン [さだまさよし(岡本定義 from COIL+山崎まさよし)]
M07. ポスターカラー [TRICERATOPS]
M08. 別人 [吉井和哉]
M09. ガルシアの風 [浜崎貴司(FLYING KIDS)]
M10. 唄 [宮沢和史]
M11. 慕情 [YO-KING]
M12. チャンスは今夜 [奥田民生]
M13. いいぜbaby
M14. HUSTLE
M15. ハイウェイのお月様
M16. 遠い叫び
M17. 早く帰りたい PARTⅡ
アンコール
EN1. 打破
EN2. 雨あがりの夜空に
EN3. Get Back
帰りは再びゆりかもめに乗って、豊洲駅まで戻る。
これから縁の深い街になるのだからと、駅前あたりをブラブラしてみる。
「豊洲ラーメン」という店に入り、餃子と坦坦麺を食す。
意外と旨くて満足。1時間ほど満喫してから、有楽町線に乗って帰宅。
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コメント
読んでいて震えました
臨場感たっぶり
更新をいつも楽しみにしています
(^_^)/
投稿: あいご | 2011年3月 8日 (火) 19時59分
>あいごさん
コメントありがとうございます。
あいごさんはZeppにいらしたのでしょうか?
とっても素晴らしいライブでしたね。
投稿: KANN | 2011年3月 9日 (水) 21時39分
ブログの書き込みから想像させてもらっています(*^^*)
それにしてもライブ参加数とか半端ないですね(◎o◎)
行動力に脱帽ですm(_ _)m
投稿: あいご | 2011年3月10日 (木) 00時50分