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2011年3月31日 (木)

ピンク・レディー「初陣式」赤坂BLITZ

今日は久しぶりのお休み。
連日のハードワークによる疲れを癒すため、昼間はひたすらのんびりと過ごす。

そして夜からは赤坂BLITZへ、ピンク・レディー「初陣式」を観に行く。
「解散やめ!」宣言から約半年、久しぶりのコンサートに期待で胸が膨らむ。
震災や原発などの社会不安もあって一時期は開催が危ぶまれたようだけど、
「日本中が悲しみと不安に覆われている今、立ち止まることなく積極的に行動しようと考えました。
私たちにできることはピンク・レディーとしてステージに立ち、このライブで皆さん一人一人が
心の底から元気になって、その元気の輪が日本中に広がることを願い」と決行されることに。
ピンク・レディーの復活と、そこで起きる何かを見届けるために、いざ会場の赤坂BLITZへ。
開場時間18時をかなり過ぎた18時40分ごろ、会場に到着。
赤坂の街も赤坂サカスも赤坂BLITZも、照明がぐっと落とされて全くの別世界。
だけどBLITZの前には入場中のお客さんの列、いつもと変わらない光景に安心する。
照明の落とされたロビーを抜けて中に入ると、キラキラの衣装に身を包んだコスプレファンや
たくさんのお客さんでフロアはぎっしり超満員。
その間をすり抜けて、ミーちゃん前の7列目ぐらいに場所をキープする。
ピンク・レディーでスタンディングというのは初めてだけど、
みんなほど良い距離感で立っていて、それぞれ踊るスペースを確保しているのはさすが。
ステージには、楽器と機材のみが並べられたシンプルなセット。
節電のためなのかBGMはかかっておらず、静けさの中で開演を待つ。

予定より少し遅れて、19時05分ごろスタート。
まずはステージにスクリーンが降りてきて、「このライブでみなさんが元気になりますように・・・」
ミーちゃんとケイちゃんふたりからのメッセージが流される。
お客さんからは大きな拍手が沸き起こる。その拍手が手拍子に変わる中、
ステージ後方のパーティションが開くと、ブロンドスパンコールの衣装のふたりが立っていた。
ものすごくカッコいい登場に、フロアから大歓声が巻き起こる。
そして、ドラム、ベース、ギター、キーボードというシンプルな編成のバンドが演奏を始める。
一曲目は「ペッパー警部」だ。激しく唄い踊る“ピンク・レディー”のミーちゃんケイちゃん。
ふたりの動きにあわせて嬉しそうに踊るお客さん達。またこの瞬間がやってくるとは・・・。
なんだか不思議な気分だけれど、とっても嬉しくってたまらない。
続けて「UFO」。前回の再結成のときよりも、更に大胆になった振り付け。

「今日3月31日はピンク・レディーが解散コンサートをした日でもありますし、
ファーストコンサートをした日でもあります」とのコメントに続いて、
「早速ではありますが・・・」ということでチャリティーオークションが始まる。
オークションの品はサイン入りスタッフTシャツと、ふたりのステージ衣装。
ちょっとばかりグダグダになってしまった感じは否めないけれど、
ケイちゃんの天然ボケかつ毒舌っぷりが随所に見られて、けっこう楽しめた。
Tシャツは12,000円、衣装は13万円と10万円でそれぞれ落札された。
本日の模様は“Ustream”で生配信されているということで、
みんなで手をつないで「ピンク・レディーも、わたしたちも、応援してまーす」と、
会場に居る全員で被災地の方に向けてメッセージを贈る。
このみんなの気持ちが被災地の方に早く届くといいな。。。

ふたりは「いよいよ飛ばして行きますかー」「その前にお水・・・」などと言いながら、再び演奏が始まる。
スタンドマイクで「渚のシンドバッド」をフルコーラス、「カルメン'77」をワンハーフ唄ったあと、
ふたりはいったんステージから退場し、ギタリストの煽りからダンスコーナーとなる。
インストでハードなアレンジの「モンスター」が演奏され、お客さんは踊りまくる。
白と黒の若干ドレッシーな衣装に身を包んで、再びふたりがステージに登場。
「BY MYSELF」「Stranger When We Kiss」「Kiss In The Dark」とアダルトな選曲に続いて、
激しいチョッパーベースソロから「マンデー・モナリザ・クラブ」。
ちょっと意外な選曲だけど、サビの振り付けがオリジナルに戻っていたのが嬉しかった。
スクリーンに歌詞が映し出され、会場に居るみんなで「OH!」を合唱。
そして「最後に元気の充電いくよー!」ということで「ピンク・タイフーン」。
ふたりが衣装を脱ぎ棄てると、その下からは再びブロンドスパンコールのミニの衣装。
「もっと元気よく、もっとメチャクチャに、もっと幸せに。
やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったらやっちゃいな!」 二人の思いが伝わってきた。
あっという間にフィナーレを迎え、アンコールはなく20時40分ごろ終了。

終演後に義援金の募金をするというので、そのまましばらくフロアに待機。
延々と30分以上待って、ようやくふたりのいる会場出口へ。
ミーちゃんケイちゃんと目をあわせながら、しっかりと両手で握手。
落ち込み気味の毎日だったけど、とっても幸せな時間をくれたふたりに感謝。

【セットリスト】
M01. ペッパー警部
M02. UFO
M03. 渚のシンドバッド
M04. カルメン'77
M05. モンスター(Instrumental)
M06. BY MYSELF
M07. Stranger When We Kiss
M08. Kiss In The Dark
M09. マンデー・モナリザ・クラブ
M10. OH!
M11. ピンク・タイフーン

既に21時半になろうとしていたけれど、せっかくなので赤坂で飲んでいくことに。
前にも入ったことのある「酒房 赤坂亭」という店で、ビールとチューハイを飲む。
この店は一品300円を謳っているので、とっても安く美味しく飲むことが出来た。
明日もあるので、1時間半ほどでおひらきにして帰宅。

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2011年3月30日 (水)

ひと仕事終了

ようやく仕事がひと区切りついたので、今日は資料整理などの後片付け。
いろいろあったけど、なんとか無事に終わらせることが出来た。
なんだか感無量である・・・。
そんなわけで、一日まったりと仕事して19時には退社。
久しぶりに柴崎へ行って、「アウーの王国」で串揚げと黒ホッピー。
店員さんもすっかり入れ替わっていたけど、いつもどおりの雰囲気がマル。
1時間半ぐらいでおひらきにして、今日のところはそのまま帰宅。

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2011年3月29日 (火)

最後の聖戦

今日は1月から3ヶ月かけて作ってきたドキュメントの最終レビュー。“最後の聖戦”だ。
17時から開始というので、それまで出来る限りのコトをやる。
何点か指摘事項はあったものの、レビューは無事に終了。
緊張の糸がぷっつりと切れて、どっと疲れが出る。
だけど久しぶりの開放感なので、19時に退社して「さくらい」で飲む。
もちろん、いつもより多めに飲んでしまいましたー。
それだけでは飽き足らずに、21時過ぎから「SHIDAX」でカラオケ。
2時間たっぷり唄いまくって、ものすごくスッキリした。
23時半ごろ帰宅。いつの間にか就寝。

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2011年3月28日 (月)

ライブ延期と深夜残業

今日は「GACHI・シーズン2 浜崎貴司 vs. 仲井戸"CHABO"麗市 再戦スペシャル」に行く予定だったけど、
震災と福島第一原子力発電所の問題、電力不足の影響で7月に延期となってしまった。
主催者からは「このライブをやる事によって、皆さんの当たり前の日常を取り戻す為の
少しでもの力になればと思っていたのですが・・。とにかく残念です」というコメント。
まさにそのとおりだよな・・・。こんな時だからこそ、聴きたい唄がある。
でも、いろいろ考えて断腸の思いでの決断だと思うから、振替公演を楽しみにすることにしよう。

その一方で、予定どおり開催されたとしても、忙しくて行けなかったかもしれないから微妙な心境だ。
今日は午前中ドキュメントのレビューを受けて、午後はその修正に大忙し。。。
どうにか仕上げて帰る頃には、既に日付が変わろうとしていた。
それでも、あと少し・・・。明日は最終レビューだ。

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2011年3月26日 (土)

休日出勤~深夜残業

締め切りに間に合わせるため、今日は休日出勤してドキュメント作成&レビュ。
10時に出社して、それから延々とレビュ・レビュ・レビュ・・・。
そのうちどうにか形になってきて、1時半ごろようやくまとめ終わる。
めちゃめちゃ疲れたけどそのまま帰る気分にはなれず、駅前の「わたみん家」で飲んでいく。
さすがにお客さんは少なかったけど、3時まで営業しているのには驚き。
いつもとはちょっと違った肴をつまみに、ビールと黒ホッピーを楽しむ。
3時15分ごろおひらきにして帰宅。

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2011年3月24日 (木)

残業・・・残業・・・

いよいよ締切が近づいてきたということもあり、今日は24時まで残業。
こんな時間まで働いたのは久しぶりなので、とっても疲れてしまった。
明日もいつもどおり出勤だけど、3時ごろまで起きてあれこれ。
まぁこういう時間がないと、やってられませんわな。。。

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2011年3月23日 (水)

誕生日

今日は誕生日~♪
なんて言っても、このトシになると特別なにがあるというわけでもなく、
むしろ締切間際でメチャクチャ忙しくて22時半まで残業。
あーあ、なんだかなぁ~。。。

だけどポストに届いたあの人からのバースディカードと、
Twitterやミクシの仲間からのメッセージはとっても嬉しかった。
ありがとう・・・。

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2011年3月20日 (日)

三連休の中日

三連休の中日。
午前中、Amazonで注文しておいた外付ハードディスクが届いたので、
パソコンのデータのバックアップをとりながら読書をして過ごす。
節電のためということで、暖房はオフのまま。
ちょっと肌寒いので、押し入れから昔よく来ていたセーターを引っ張り出して着る。
なんだかちょっとタイムスリップしたような気分。
こういう生活もけっこう悪くないな。。。

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2011年3月19日 (土)

内田裕也「今ROCKがヤレルコト!言葉じゃなくてアクション! ゲリラ募金ライブ HELP!」渋谷ハチ公前

今日は渋谷ハチ公前へ、内田裕也「ゲリラ募金ライブ HELP!」を観に行く。
11日に発生した東北地方太平洋沖地震に際して、「今ROCKがヤレルコト!言葉じゃなくてアクション!」
というスローガンを掲げて、アコースティックギターでライブを行い募金活動をしようというのだ。
何だかんだ言っても裕也さんの行動力は、誰よりもやっぱりRockしている。
開始予告時間の15時ちょっと前にハチ公前に到着すると、ハチ公像を取り囲んで黒山の人だかり。
それでも人と人との間をすり抜けて、ちゃっかり最前列を陣取る。
まだかまだかと待ちわびていると、15時15分ごろ内田裕也が姿を表わす。
その途端にみんないっせいにまわりを取り囲み、ちょっとしたパニック状態。
「HELP」と書かれた横断幕を掲げて、白竜、ジョー山中、近田春夫などの顔も見える。
ライブの許可が出なかったため、拡声器で被災地に寄せるコメントを述べる裕也さん。
そしてJohn Lennonの「Power To The People」を、そこに居る全員で大合唱。
約10分ほどで終了し、そのまま駅前で募金活動している東北大学の学生さん達と合流。
ファンと報道陣と野次馬を引き連れて、交番にいるおまわりさんへ挨拶したあと、
駅前から公園通りを抜けてC.C.Lemonホールまで、1時間ほどかけて練り歩く。
なんだかライブというよりもデモ行進という感じになっちゃったけど、
募金もかなり集まったようで有意義なイベントだったと思う。

16時すぎに終了したため、駅前に戻って「山家」で飲む。
ずっと立ちっ放しだったので、疲れた身体にはビールがしみるなー。
ちょうどお腹も空いたので、ポテトサラダと鳥盛も余計旨く感じる。
いつものように1時間半ほど満喫して、そのあと「スパゲティーのパンチョ」でシメて帰る。

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2011年3月17日 (木)

計画停電/大規模停電、品不足/元気な日本

今日も計画停電は続く・・・。今日は12時20分から16時の予定。
12時半ごろ調布エフエムを聴いたら「まだ停電してませんねー」とか言ってたのに、
そのうち「いま“たづくり”の電気が消えました!」とか言って、まさにライブ中継。
こうして、二度目の計画停電が始まる。
ちょうど昼飯時なのでどうしたものか?と思いつつ、とりあえず外へ出てみる。
すると何のことはない、「イトーヨーカドー」はまったく正常どおり営業している。
どうやらこのあたりは、計画停電の対象になっていないのだな。
店の中も一時期ほどの品薄感はなく、パンやおにぎりもちゃんと置いてあってひと安心。
でも家のほうは停電になっているんだろうな・・・ いろいろ面倒なこともあるけど、まぁ仕方ない。

と思っていたら、夕方になって「大規模停電が起きるかもしれない」というしらせ。。。
そのため「業務上問題ない人は帰りなさい」という、なんともファジーな指示が出る。
どのみち徒歩で帰るので、いつもどおりに仕事して19時に退社。
外へ出てみると、街はいたって普通。。。
休業している店もあるけど、みんな「停電するときはする」くらいの感覚になってきたのかな。
まぁあまり過敏になって身動きとれなくなるより、それぐらいがちょうどイイのかもしれない。
というわけで、普通に夕食を食べていつもどおりに帰宅。

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2011年3月16日 (水)

Cyndi Lauper「MEMPHIS BLUES JAPAN TOUR 2011」渋谷 Bunkamura オーチャードホール

今日は渋谷 Bunkamura オーチャードホールへ、
Cyndi Lauper「MEMPHIS BLUES JAPAN TOUR 2011」を観に行く。
Cyndi Lauperはそれほど熱心に聴いてきたわけではないけど、
この機会に観ておきたいな・・・と軽い気持ちでチケットを購入。
それがこれほどまでに強烈な体験になるとは思ってもみなかった。

先週の金曜日3月11日、東北地方太平洋沖地震。
東北から関東にかけて、大きな爪痕を残した大震災。
あまりにも大きな被害をまのあたりにして、みんな自粛するべき!という雰囲気。
加えて福島第一原子力発電所の被害による電力不足、計画停電による節電。
そんな世の中の流れの中、ライブやイベントは中止や延期があいついでいる。
そこで、Cyndi Lauperは・・・である。
悩みに悩んだ末、「少しでも勇気を、少しでも元気を与えることができるなら」と開催を決定。
さまざまな葛藤の中で開催を決断した勇気は、さすがシンディ姐さんといった感じだ。
だけど問題は自分だ。今の精神状態で、果たして心から楽しめるのであろうか?
それにこのところの交通の混乱ぶりを見るにつけ、行き帰りの交通手段が気がかり。
でもそれほど被害のなかった東京に住んでいながら、いつまでも鬱鬱としているのも
「なんか違うよな・・・」と思っていた矢先、シンディ姐さんから元気をもらおうと行くことを決意。

仕事もけっこう忙しいのだが、どうにか18時前に退社して渋谷へ向かう。
京王線は通常どおり運行という話だけれど、それでもやはり5分程度の遅れ。
だけど明大前駅での乗り換えがうまくいき、なんとか開演時間までに会場へ到着。
渋谷の街もゲーセンが閉まっていたり、東急百貨店も18時で閉店だったり、心なしか寂しい雰囲気。
会場入りすると義援金募金の呼びかけ、どうしてもいつもとは違った空気を感じてしまう。
最新アルバムを買って直筆サイン入りカードを貰い、気持ちを高めてフロアへ入場。
わたしの席は1階3列26番・・・なんと3列目! ややステージ向かって右寄りだけど、ステージは近い。
客席はやはり空席が目立つ。みんな今日のライブを楽しみにしていただろうに・・・心がズキズキ痛む。

予定よりかなり遅れて、19時15分ごろ開演。
バンドはドラム、ベース、ギター、キーボード×2という編成。ところどころでホーンが加わる。
おぉ、ドラムは「BLUES BROTHERS」に出演していたSteve Pottsじゃないか!
シンディ姐さんは、黒いレザーの衣装で登場。
それなりに年齢を重ねた感じだけど、雰囲気はあの頃のままだ。
Cyndi Lauperというと、鮮烈だったデビュー当時のGIRLSポップという印象がどうしても強いけれど、
今はもはや本格的なBluesシンガーという感じ・・・ いつのまにこんなになってたんだ!(もちろんいい意味で)
重厚なリズムに乗って、ステージを右へ左へ踊りながら唄いまくる。
それだけでは飽き足らず、ステージサイドの階段を降りて、客席でシャウトするシンディ。
これが・・・グッときた。
シンディはだいたい10列目ぐらいでフロア後方や2階・3階のお客さんに向かって唄うのだが、
わたしの位置から見るとシンディの背中越しにお客さんの顔がはっきり見えるのだ。
楽しそうに笑いながら唄っている顔、涙で顔をくしゃくしゃにしながら感激している顔、
ちょっと明るくなったフロアにたくさんの人の顔が浮かんで、なんとも言えない気持ちになる。
これが音楽の力なのだ・・・。シンディ姐さんは、これを伝えたかったのではないかな。

ライブはツアータイトルどおり最新アルバム「MEMPHIS BLUES」からの曲と、
往年の大ヒット曲とを織り交ぜた構成。
Bluesをキーワードに、「She Bop」もとってもシブいアレンジが施されている。
シンディはスチールギター(?)を弾きながら唄ったり、
何度も客席に乱入してお客さんといっしょにシンガロングしたり。
自分の気持ちのあるがまま、思いっきり音楽を楽しもうという気持ちが伝わってくる。
そうすることによって、落ち込んでいる私たちに元気になってもらいたい・・・。
そんなシンディの姿を見ているうちに、思わず涙があふれ出てきた。
そうこうしているうちに、あっという間に本編は終了。

えっ?まだ1時間しか演奏してないのになぁーと思っていたら、アンコールがまた濃かった。
「Girls Just Want to Have Fun」を会場にいる全員で延々と大合唱したり、
「Time After Time」をじっくりと聴かせてくれたり。。。
バンドも各パートそれぞれソロをたっぷりと披露してくれて、それをじっと見つめるシンディも素敵。
最後にバンドメンバー全員が一列に並んで、肩を組んで深々とお辞儀。
これで終わりかと思いきや、キーボードとホーンとシンディだけがステージに残り「True Colors」。
シンディは「Power to The People! Japanese is Strong People!」という言葉を残して、
ステージを去って行った。シンディの熱いメッセージ、しっかりと受け止めることが出来た。
こうして20時55分過ぎ、涙と感動のライブはすべて終了。
本当に迷ったけれど、やっぱり来て良かった・・・。
客席に降りてきたときに握手したシンディの手のぬくもり、
縦横無尽に動きまわるパワフルなシンディのヴォーカル、
それに応えるお客さんの楽しそうな笑顔。
今日のライブ、生涯決して忘れない・・・。
ありがとう、シンディ。

まだ21時になったばかりなので、飲んで帰ろうと渋谷駅前をブラブラ。
店はわりと普段どおりに営業していて、なんだかホッとする。
「山家」に入って、いつものように焼鳥を食べながらビールとホッピーを飲む。
でもいつもなら23時閉店なのに、今日は22時半閉店なんだと。
やっぱりお客さんの入りが悪いからなのかな・・・ちょっと残念だった。
仕方なくおひらきにして帰る途中、明大前で「C&Cカレー」に寄る。
店員さんの振る舞いが素晴らしくて、なんだか嬉しかった。

家に帰ると、スカパーのチューナーの設定がクリアされている。
どうやら計画停電が実施されたようだ。
そう言えば18時過ぎの国領駅、ゴーストタウンのように真っ暗だったもんな。
うーん、とうとう始まったか・・・ フクザツな気分。

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2011年3月15日 (火)

振りまわされ

今日もまた、節電と計画停電に振り回される一日。
目が疲れるほどに節電するのはどうかと思うが、無駄な電気の使い方があることも事実。
今だけのコトじゃなくて、ずっと続けていきたいコトではある。
それはともかく、今日も計画停電は実施されず。

いつまでも落ち込んでいても仕方ないだろうと、久しぶりに行きつけの店に行ってみる。
計画停電がなくなったので“元気に営業中!”というところだったけど、心なしか元気なかったかな・・・。
おまけに「区画整理のため、6月30日をもって閉店」とか書いてあるし。。。
いよいよこの街にも、思い入れが無くなっていくな。

いろいろな想いにさいなまれて、けっきょく2時間ほど居座る。
22時半ごろ家に帰ったら、なんだかまた揺れてる。
今度は静岡が震源地だと・・・ いったいどうなっているのだ?

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2011年3月14日 (月)

計画停電

今日は“計画停電”が行われるというので、電車が運休になったり、店が休みになったり、街は大混乱。
調布は第2グループに区分され、9時半~12時半と18時半~21時半の朝晩二回停電するとの話。
停電に備えての準備をしてから会社へ行ってみると、電気がほとんど点いていない。
このビルは今日は停電対象外との事だが、出来る限り節電に協力しようという意図らしい。
窓からの光で多少は明るいものの、薄暗い中で仕事をするのはやっぱり疲れる。
そのうち9時半になり、いよいよ停電が始まるのか?と思いきや、どうやら中止の模様。
心配していた昼食も、いつもどおりに行きつけのお店で食べることが出来た。

午後も薄暗い中で仕事を継続、いっこうにはかどらない。。。
ネットを見てみると、どうやら今日のところは第2グループの停電はないらしい。
うーん、なんだかんだで一日振り回された感じ・・・。
中止はありがたいと言えばありがたいけど、これで被災地への電力供給が滞ってしまうのであれば、
いっそのこと決行してもらったほうが良かったのかもしれない。

いずれにせよかなり疲れたので、18時に仕事を切り上げる。
スーパーに行ったら、食料品がほとんど底をついていた。
生産が滞っているのにもかかわらず、みんなヒステリックに買いだめするものだからこのありさま。
ここは被災地じゃないのだから、もう少し冷静に行動してもらいたいものだ。
狛江通りや駅前のお店もほとんど閉まっていて、なんだか異様な雰囲気。
いつもそこにあると思っているものがそこにないということ・・・。
そんな不自由さを、この機会に思い知っておきたい。

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2011年3月13日 (日)

それでも私たちは・・・

今日もまた、テレビで震災の状況を見守りながら、鬱鬱とした時間を過ごす。
あまりにもつらい現実だけど、そろそろ前を向いて歩き出さなければならない。
被害のなかった私たちにまず出来ることは、普段どおりの生活をすること。
そこから自分に出来ることを、少しでもいいから見つけていきたい。

節電もそのひとつ。
昨日今日は自主的な節電(一部では“リアルヤシマ作戦”と呼ばれた)だったけれど、
明日からは“輪番停電”という地域ごと時間帯ごとの停電が始まる。
とっても不便だし不安だけれども、これが私たちに出来ることなのであれば・・・。

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2011年3月12日 (土)

暗い週末

9時半ごろ起床。
今日はタワレコでCHABOのトークショーと東京国際フォーラムで佐野元春のライブがあるはずだったけど、
どちらも中止になって予定がすべて白紙に。
今日もまた、家でテレビに映し出される映像を見守る。

東北地方の被害は想像を絶するもので、あまりの惨状に言葉が出ない。
そして宮古や釜石、大船渡に気仙沼といった地名を聞くたびに胸が痛む。
このあたりは、10年ほど前に旅の途中でぶらりと立ち寄った街だ。
正直言って何もないところだったけど、食堂や飲み屋で見知らぬ私に親切に話しかけてくれた。
みなさん、ご無事なのだろうか?

福島第一原子力発電所のダメージも気がかり。。。
テレビでの記者会見の内容は、わかったようなわからないような内容・・・。
避難命令の対象範囲はだんだんと広がり、爆発事故まで起こって不安はつのるばかり。
被ばくしている方も出ているとのこと、語るべき言葉が見つからない。

あまりにもいたたまれなくなって、気分転換に近所を散歩する。
街はいつものような雰囲気だったけど、スーパーの食料品の陳列棚が閑散としている事実に、
またもや現実を思い知らされる。
でもまたすぐに「日常」という言葉の中に、これらの現実は埋もれていってしまうのだろう。
だけど被災地の方々は、大変な事態がまだまだ続いていくはず。
まったく無力の自分だけど、なにか出来ることがあればお手伝いしていきたいと思う。

そんな中、今日もまた緊急地震速報が、何度も発令されている。。。

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2011年3月11日 (金)

東北地方太平洋沖地震

今日は南青山Blue Noteへ、“TOWER OF POWER”のライブを観に行く。
今日の日記は、いつものようにそういう書き出しで始まるはずであった。
あの出来事が起こるまでは。。。

14時46分、一度目の揺れ。
最初は「あぁー揺れてる」程度に思っていたけど、揺れの長さと激しさに顔がひきつる。
立っているのがやっとなぐらい、これまで体験したことのない激しい揺れ。
どうにか収まって普通に会議を始めようとしたところ、二回目の揺れ。
これまたかなりの激しさ。会議を中止して、ネットで情報収集。
携帯電話やメールがつながらない中、twitterの書き込みが役に立つ。
そんな中、何故だかみんな平然と仕事を続けている。うーん、なんだかな・・・。

しばらくして喫茶室のテレビを観て、事態の深刻さに愕然とする。
東北の太平洋側は、とんでもないことになっているらしい。
東京や千葉や横浜も、かなりの被害が発生している模様。
交通機関も完全に麻痺して、帰宅もままならないようだ。
自分は普段から徒歩通勤なのでまったく問題ないけど、
歩いて帰宅するか、バスやタクシーで帰るか、そのまま会社に泊まるか、
職場のメンバーは選択を迫られている。
本社と連絡をとりながら、いろいろと整理をして20時ごろに退社。

外に出てみると、街は意外といつもどおりの雰囲気。
だけど、コンビニの食料品がすっかりなくなっていたり、
「オリジン弁当」が異常に混んでいたり、駅前のスーパーが閉まっていたり、
やはりいつもとは違う何かを感じてしまう。
もちろん電車はすべて止まっていて、駅のホームは閑散としている。
道は意外と空いている。だけどタクシー待ちの行列がすごい。
そして旧甲州街道に出ると、普段ではありえない人の流れ。
都心から徒歩で帰宅する人たち。みんな黙々と歩いている。

家に帰ってドアを開けると、玄関に飾ってあるJames Rizziの絵が落ちている。
部屋に入ると、棚から崩れ落ちたCDやDVD、パネル類が散乱している。
でも壊れたものもなかったし、思ったほどの被害じゃなくて良かった。
テレビをつけると、どのチャンネルも地震と津波の惨状を映し出している。
関東では、交通麻痺のため帰れなくなった帰宅難民が多く発生している。
でも、こんなときに居場所を提供している施設、無料で食料やトイレを提供するお店、
終夜運転の交通機関、みんな家に帰りたいはずなのに他人のために動いてくださっている。
そして暴動や略奪を起こすのではなく、助け合いながら行動する人々。
しょーもないことばかりの日本だけど、素晴らしい国なのかもしれないと思う。

24時過ぎ、会社からの緊急コールもあり、眠れないまま夜を過ごす。
そのあと新潟や長野でも地震があり、再び大きな揺れを感じる。
ホントにどうしてしまったのだろう・・・ 不安はつのるばかりだ。
だけど被災地の方々のことを考えると、そんなことは言っていられない。
これ以上被害が大きくならない事を、ただ祈るばかり。。。
朝になろうかという頃、ひとまず眠りにつく。

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2011年3月 8日 (火)

三宅伸治 「3・8/50th HAPPY BIRTHDAY LIVE “夢の歌”」 渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

今日は渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREへ、
三宅伸治「3・8/50th HAPPY BIRTHDAY LIVE “夢の歌”」を観に行く。
伸ちゃんもとうとう50歳・・・ 自分の好きなミュージシャンが50歳を迎えるというのは、なんだか感慨深い。
私にとっての伸ちゃんは、憧れのスーパースターというより、少し先を走っているアニキという感じ。
清志郎やCHABOは子供の頃からずっと憧れで、いつまでたっても手の届かないスーパースター。
伸ちゃんは、ライブハウスに行けばいつも笑顔で優しく迎えてくれる頼りがいのあるアニキ。
清志郎の付き人から“MOJO CLUB”を結成、その後ソロやいろんなユニットで活動を続けている・・・
その姿をずっと見てきたから、そんな想いを抱いているのではないかな?
そんなアニキの誕生日を祝うため、仕事は忙しかったけど頑張って18時半ごろ渋谷へ到着。
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREは、初めて参戦する会場。
昨年、渋谷プライム6Fに突如出来たのでどうしたのかな?と思っていたのだけど、
なんでも映画館の跡地なのだそうでなんとなく納得。
元映画館というだけあって、ロビーの造りや椅子の具合がなかなかゴージャス。
その一方で隣の「シネセゾン渋谷」が閉館していたのは、ちょっと残念だった。
今日は全席自由ということで、入場したころにはほとんど席は埋まっていたけど、
ステージ向かって左端8列目、H-1の座席に落ち着く。
綺麗なステージの上にはアンプや機材が所狭しとぎっしり並べられ、
ステージ後方の壁には50歳記念のニューアルバム「夢の歌 三宅伸治」のタイトル文字。

ほぼ予定どおり、19時過ぎに開演。
まずは伸ちゃんがひとりステージに登場して挨拶。お客さんから「おめでとう!」と声がかかる。
「今日のライブは次から次へとメンバーが入れ替わる」との言葉のとおり、
いろいろなアーティストがいろいろなスタイルでいろいろな曲を披露していく。
一番初めに登場したのは、ウルフルケイスケ(Vocal&Guitar)とリクオ(Vocal&Keyboards)。
シンプルだけどパワフルなRock'n'Rollナンバーを二曲演奏して会場を温める。
続いて花田裕之(Vocal&Guitar)が登場して、伸ちゃんとシブいBluesをセッション。
同い年だという二人、高校のとき同級生だったらこの歌を唄っていただろうと「今日の日はさようなら」。

橋本 潤(Bass)といっしょに「武蔵野」を演奏したあと、石田長生(Vocal&Guitar)がステージに登場。
“ヘモグロビン・デュオ”でお馴染みの二人、とっても息のあったプレイを見せる。
主に石やんが唄って伸ちゃんがコーラスをかぶせるのだけれど、
伸ちゃんの声がまるで清志郎の声のようで思わずグッときてしまった。
それに石やんの指使いがとっても綺麗で、ヘンな意味じゃないけどうっとり見とれてしまった。
それから友部正人(Vocal&Guitar)が登場して、味のある独特なヴォーカルで伸ちゃんとデュエット。
リクオと石田長生がそれに加わり、4人で「はじめぼくはひとりだった」を演奏。
友部さんの声はしゃがれているけど、ジワジワと心に染みてくる。
今日のライブは二部構成ということで、第一部の最後は花田も加わっての「It's All Right」。
ほのぼのとした雰囲気の中、20時過ぎに第一部は終了。しばし休憩に入る。

20時20分過ぎ、第二部が始まる。
“石ちゃん”こと石塚英彦(Vocal)が、原始人のマンモス肉の帽子をかぶってステージに登場。
持ち前のキャラクターで前説をしたあと、“アニキ”と慕う伸ちゃんをステージに呼び込む。
それから大島賢治(Drums)、高橋"Jr."知治(Bass)が加わり、“三宅伸治BAND”が勢ぞろい。
石ちゃんのヴォーカルで、オリジナル曲「笑っているよ」を披露。
石ちゃんの唄は決してうまくはないけど、なぜだかイイ感じで心にグッときた。
ここからは“三宅伸治BAND”を中心に、ゴキゲンなRock'n'Roll タイム。
まずはリクオとウルフルケイスケが加わり、アッパーなナンバーで盛り上げる。
ふたりと入れ替わりに宮藤官九郎(Guitar)が独特の雰囲気で登場し、
伸ちゃんがボスと初めて作った曲だという「プライベート」を演奏。
更にウルフルケイスケと橋本 潤が加わって、重たいBluesに続いて「ギター・マン」。

大いに盛り上げてから宮藤官九郎とウルフルケイスケは退場して、
替わりに花田裕之がステージに登場。曲は、“Rolling Stones”の「Jumpin' Jack Flash」。
イントロを奏でる花田のギターの音が、枯れた感じでなんとも言えずカッコいい。
ここでまたメンバー交替して、石やんが再びステージに登場。
心に染みるBluesナンバー、なんだかとっても安心する。
次に登場したのは友部正人。Rockのセットで何を唄うのかな?と思いきや、
Bob Dylanの「Like A Rolling Stone」。しゃがれた声がかなりぴったりハマってた。
そして片山広明(Tenor Sax)と梅津和時(Alto Sax)がステージに登場し、
お馴染みのメンバーでいよいよライブ終盤の大盛り上がり大会。
「月がかっこいい」に続いて、「ベートーベンをぶっとばせ」では伸ちゃんが客席に乱入。
肩車に乗って客席を練り歩き、ちょうど私の目の前を横切ってステージへ戻って行った。
そして始まったのは「Jump」。この曲は、すっかり伸ちゃんが唄い継いでいるって感じだ。
ちょっぴりうるうるしながらも、思いっきり高くジャンプしたのであった。

ここからアンコールに突入。
伸ちゃんがBluesのイントロを弾きながら、ゲストをひとりひとり呼び込む。
ゲスト全員がステージに勢揃いしての大Bluesセッション。
誰に注目すべきかとっても迷ったけど、私の目は何故か石ちゃんに釘付け。
ちょっとした動きがなんだか面白くって、こいつは目が離せないなって感じ。
曲の途中でソロまわしがあったんだけど、石ちゃんは「まいうーまいうー!」とシャウト。
とってもソウルフルなパフォーマンスに、うわべだけじゃなくホントに音楽好きなんだなと実感。
それから更に“GO!GO!7188”のユウ(Guitar)が加わり、「何もなかった日」をみんなで唄う。
“いい事があるといいねー♪” ホントにそう思う。君にも僕にも・・・ とっても温かくて感動的な曲。
そして最後は「たたえる歌」。アップテンポな曲と力強い歌詞に、なんだか勇気をもらった。

それから二度目のアンコール。
伸ちゃんはひとりステージに登場。するとサプライズでBirthdayケーキが贈られる。
高橋"Jr."知治と大島賢治からギター型のケーキが手渡されると、客席でクラッカーが炸裂する。
伸ちゃんは「4年前に“つづく”ってアルバムを出したけど、今は“これから始まる”って感じです」と言い、
「まだまだやるよー!」とアコースティックギターを弾きながら「Forever Young」を唄う。
“でも僕はやるよ、まだまだやれるよ、無理だと思う事もやってみよう。
知ったかぶりの老いぼれにはなるまい、Oh! Forever Young”
その歌詞を自分に重ね合わせて、ぼろぼろぼろぼろと涙が頬を流れ落ちる。
歌を聴いてこれほどまでに感動した事って、あまり無いような気がする。
伸ちゃん、本当にありがとう・・・。
SE「Over The Rainbow」が流れる中、伸ちゃんは客席に向かって深々とお辞儀。
1分以上そのまま頭を下げ続ける伸ちゃんに、さらにグッと来てしまった。
22時10分過ぎ、こうしてライブはすべて終了。

ずいぶんと遅くなってしまったけれども、感動の余韻に浸ろうと「鳥市」で飲んでいくことに。
平日のこんな時間だというのに、店内はけっこう混んでいる。
渋谷もちょっとだけ、元気を取り戻してきたって感じかな。
いつものように刺身ともつ焼きを食べながら、ビールと司牡丹を飲む。
明日もあるので、1時間ほどで切り上げて電車に乗って帰宅。

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CD「夢の歌」三宅伸治

Miyakeshinjiyumenouta三宅伸治生誕50周年記念、伸ちゃんが50年生きた証として作ったという50曲入りの4枚組アルバム。清志郎を想って作った「ボスのSOUL」などスタジオ録音された新曲30曲に加え、2009年12月30日に清志郎との共作ナンバーを弾き語りしたソロライブ「ボスとの歌」から本人が厳選したという20曲を収録。自身のルーツミュージックであるRock・Blues・Soulを自分流にうまく解釈して、ゴキゲンな三宅伸治のサウンドに昇華しているところがたまらなく素敵。清志郎に捧げるナンバーやライブ音源では、清志郎を想う気持ちが痛いほど伝わってきて、思わずグッとくるものがある。タイトル文字のレインボーカラーも、そんな伸ちゃんの想いがしっかり込められている。時間をかけてじっくりと聴きこみたいアルバム。

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2011年3月 6日 (日)

有賀幹夫 「有賀幹夫写真展 KING OF ROCK'N ROLL 忌野清志郎 NAUGHTY BOY」 東急百貨店吉祥寺店2階

今日は吉祥寺東急へ、有賀幹夫写真展
「KING OF ROCK'N ROLL 忌野清志郎 NAUGHTY BOY」を観に行く。
先週の日曜日に引き続いての参戦。開催は3月9日までなので、今日で見納めになるかな。
なんだかんだで家を出るのが遅くなってしまい、10時40分ごろ会場入り。
おかげで来場特典の日替り缶バッチをもらいそこねてしまった。。。
14時からのトークショー整理券も既に立見19番で、なんだかふんだりけったり。
気を取り直して、展示された写真に一枚一枚じっくりと見入る。
ステージでの清志郎、レコーディングスタジオでの清志郎、フォトセッションでの清志郎、
それを取り囲むミュージシャンやスタッフ、素敵な瞬間がバッチリ切り取られている。
嬉しいような哀しいような、なんとも言えない気持ちになり、ぐるぐるぐるぐる会場内を廻る。
VTR上映は市販の映像作品からなのであまり期待してなかったのだけれど、
有賀さんが撮った写真に関係のあるシーンが編集されていることに気づき、
どのシーンがどの写真なのかをチェックしようと二回連続で観てしまった。
そんなことをしているうちに、既に時計は13時を廻っていた。。。

後ろ髪を引かれながら展示エリアをあとにして、物販エリアを覘いてみる。
TシャツはLサイズとMサイズが軒並み売り切れ、写真展の終わりが近いことを感じさせる。
そろそろトークショーの時間が近づいてきたので、イベントエリアへ。
立見エリアはまだ空いていたので、テラスの窓にもたれながら観ることにした。
超満員のお客さんが待ち構える中、予定より少し遅れて14時05分過ぎにスタート。
まずは有賀幹夫さんがひとりステージに登場して、清志郎と今回の写真展について語る。
そして“毛皮のマリーズ”ヴォーカル志磨遼平さんを呼び込み、ふたりでのトークが始まる。
有賀さんは“Rolling Stones”マニアの片鱗を見せ、誕生日の志磨さんにStonesのレア盤をプレゼント。
それから志磨さんが清志郎を知ってから好きになるまでの話、清志郎から影響を受けたコトの話、
有賀さんが撮った数々の写真を見ながら写真にまつわるたくさんの思い出話。。。
有賀さんはところどころ毒を吐きつつも、面白おかしいトークを繰り広げてくれた。
予定では1時間のはずが予想どおり大幅延長となって、トークショーが終わったのは15時40分。
有賀さんはこのあと急遽サイン会を開くとのことで、八面六臂の大活躍だ。
本当に名残惜しかったけれども、そっとその場をあとにした。

朝からほとんど何も食べていなかったので、いい加減お腹がペコペコ。
「いせや」本店に行って、ビールを飲みながら煮込みと焼鳥をパクつく。
16時前にもかかわらず超満員だったけど、カウンター席に座ることが出来てラッキー。
煙まみれになりながら1時間ほどじっくり満喫して、17時前には店を出る。
そのあと井の頭公園へ行き、“Broom Duster KAN”さんの居る場所へ。
既に演奏は終了してしまったのかと思ったら、17時から本日最後の演奏が始まる。
うーん、あいかわらず唄もHarpもDobroも、サイコーにシブくBluesしてる。
通りすがりの3歳ぐらいの女のコが曲に合わせて踊っていて、
シブいBluesとのなんとも言えないコントラストがおもしろかった。
30分ほどで演奏は終了してしまったので、そのままバスに乗って帰宅。

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2011年3月 5日 (土)

仲井戸"CHABO"麗市 「OK! C'MON CHABO!!! NAKAIDO"CHABO"REICHI -CHABO'S 60TH ANIV.-」 Zepp Tokyo

今日はお台場のZepp Tokyoへ、「OK! C'MON CHABO!!! -CHABO'S 60TH ANIV.-」を観に行く。
昨年10月9日に還暦を迎えたCHABO、そんなCHABOをリスペクトするアーティストが集まって、
敬愛するCHABOのナンバーをひたすらカバーするという素晴らしいイベント。
東京メトロ有楽町線豊洲駅からゆりかもめに乗って、青海駅に着いたのは17時20分ごろ。
駅からの道すがらふと見ると、会場のZepp Tokyoから長蛇の列が伸びている。
17時開場のはずだけど、お客さんはまだ全然入場しきれていない模様。
私は整理番号B28番だったのでけっこう待たされ、17時40分過ぎにようやく入場。
チケットはSOLDOUTということもあり、1階フロアはお客さんでぎっしり・・・。
だけどステージ向かって右、最前のブロックに居場所を見つけてそこに陣取る。
ステージ上の天井に近いところには、「OK! C'MON CHABO!!!」の垂れ幕がかかっている。

予定よりかなり遅れて、18時15分過ぎにライブはスタート。
まずは寺岡呼人がステージに登場し、お客さんと一緒に「OK! C'MON CHABO!!!」とコール。
そして登場したのは“ザ・クロマニヨンズ”。途端にステージに向かってお客さんが殺到。
その人波に乗って、ステージ真正面の方に移動することが出来たのでラッキー。
“ザ・クロマニヨンズ”は、激しいビートで「ギブソン(CHABO'S BLUES)」を演奏。
ヒロトは下半身にもイベントTシャツを穿いていて、途中でポロリしてしまいそうな場面も。。。
大騒ぎの中あっという間に演奏が終了し、“ザ・クロマニヨンズ”は退場。
ここでMCの竹中直人がステージにあがり、ホントに嬉しくてたまらない様子であれこれ喋りまくる。
ここから竹中直人のMCをはさみながら、次から次へとアーティストがステージに登場して演奏する。
曽我部恵一は、アコースティックギターで「さなえちゃん」を弾き語り。
本人が意識していたのかは知らないけど、唄い方が加奈崎芳太郎に似ていたな。
次に竹中直人の紹介で、このライブのために結成されたバンドがステージに登場。
Drums:河村カースケ智康、Bass:林 由恭、Keyboards:伊東ミキオ、Chorus:Leyona、
Guitar:佐藤タイジ、Guitar:土屋公平、Guitar:寺岡呼人というものすごい豪華メンバー。
そして斉藤和義がステージに登場して、バンドをバックに「うぐいす」を唄う。
いつもながらにひょうひょうとした感じだったけど、なかなかハマっていて良かった。
それから寺岡呼人がヴォーカルをとり、メロウな雰囲気で「ティーンエイジャー」。
エンディングでは、CHABOの曲のタイトルを次から次へと唄いこんでいく。
続いてセクシーな深紅の衣装に身を包んだLeyonaが、「魔法を信じるかい?」を唄う。
彼女らしくレゲエ調にアレンジされ、ほんわかムードで唄いあげる様子がたまらなくイイ。

バンドはいったん退場し、岡本定義と山崎まさよしから成る“さだまさよし”がステージへ。
アコースティックギターデュオで、「ホームタウン」をとってもシブく演奏。
竹中直人が詩を朗読したあと、“TRICERATOPS”が「ポスターカラー」をバンドアレンジで披露。
“TRICERATOPS”はそのままステージに残り、吉井和哉が加わって「別人」をセッション。
ハードなBoogieのアレンジが、原曲とはちょっと違った雰囲気でカッコいい。
それから浜崎貴司をアコースティックギターを弾きながら、「ガルシアの風」を朗々と唄う。
圧倒的な歌唱力にフロアはしーんと静まりかえり、お客さんは微動だにせず聴き入っていた。
竹中直人がリップクリームを塗りながら「ACROSS THE UNIVERSE」を口笛で吹いたあと、
着物姿で登場した宮沢和史が沖縄民謡調にアレンジされた「唄」を披露。
続いて、CHABOから「竹中も唄えば?」と言われたからと、竹中直人が「Love Song」をアカペラで。
これがメチャメチャ上手いんだよな~。即興のアカペラでなく、ちゃんとした演奏で聴きたかった。
伊東ミキオのキーボードとデュオで、YO-KINGは「慕情」をアコースティックギターで弾き語り。
ここで再びバンドがステージに登場し、奥田民生がヴォーカルで「チャンスは今夜」。
「Check! Check!! Check Tonight!!!」と唄いまくり、トリにふさわしい盛り上がりを見せて終了。

時間はそろそろ20時になろうという頃、ステージ後方のスクリーンに映像が映し出される。
生まれた頃の写真に始まり、少年時代、青年時代・・・ こんな写真が公開されるのも珍しいかも?
それから“古井戸”時代のCHABO、“RCサクセション”でギターを弾きながらポーズを決めるCHABO。
そんなCHABOがあまりにもカッコいいので、フロアのお客さんから大きなどよめきが起きる。
そして“麗蘭”でのCHABO、ソロになってのCHABOと続き、本物のCHABOがいよいよステージに。
「よォーこそ! みんなどうもありがとう」と言ってから、まずは「いいぜbaby」を弾き語り。
けっこう広いZepp Tokyoの隅々にまで、じわじわと行き渡っていくCHABOのヴォーカル。
バンドが加わってFunkyでゴキゲンなナンバー「HUSTLE」を演奏してから、
寺岡呼人のリクエストに応えてということで「ハイウェイのお月様」。
清志郎のコーラスがないのは寂しいけれど、Leyonaが「こぉーんーやぁ~♪」と入れてくれたので良かった。
ちょっと重たい雰囲気で「遠い叫び」を演奏したあと、最後の曲は「早く帰りたい PARTⅡ」。
よりによって「早く帰りたい」を選ぶとは・・・ でも、これがCHABOの本心なんだろうな。
だけどメンバー紹介を交えながら、かなり長時間に渡る白熱の演奏だったのでヨシとしよう。

アンコール、竹中直人が「いまココにいることを自慢したいぜ!」と清志郎の歌詞をもじって今の心境を叫ぶ。
バンドのメンバー、そしてCHABOが、赤や白のイベントTシャツを着てステージに登場。
「もうちょっと盛り上がりますかー!」と寺岡呼人が叫んで、キラーチューンの「打破」が始まる。
クリーム色のテレキャスを弾きまくるCHABO、誰がなんと言おうとやっぱりカッコいい。
ステージ上にマイクスタンドがずらりと並び、本日の出演者が次々とステージに呼び込まれる。
あぁこの展開はあの曲しかない・・・と思っていると、寺岡呼人が「OK! C'MON CHABO!!!」と叫ぶ。
CHABOが「雨あがりの夜空に」のイントロを弾き出し、みんなで交互にヴォーカルをとる。
だけど最後のあの大切な一節、「雨あがりの夜空に吹く風が、早く来いよと俺たちを呼んでる」・・・
ここだけはCHABOがしっかりと唄っていた。まさにピークを迎えて、興奮で揺れるZepp Tokyo。
これで終わりかと思いきや、最後に“麗蘭”のナンバーから「Get Back」。
公平のギターにあわせて、重厚で力強いリズムが会場を支配していく。
この曲がラストだったのは、このイベントが本当にCHABOのためだったことを物語っているような気がする。
素晴らしい仲間に囲まれて、ちょっぴり涙ぐんでいるCHABOがとっても輝いて見えた。
曲が終わるとサプライズで「Birthday」の演奏が始まり、還暦を迎えたCHABOに
赤いチャンチャンコならぬ赤いノースリーブのジャケットが贈られる。出演者みんなのメッセージ入り。
SE「What a Wonderful World」が流れる中、出演者全員で肩を組み深々とお辞儀をする。
バンドメンバーのみでもう一度お辞儀したあと、最後はCHABOと寺岡呼人ふたりで挨拶。
CHABOは一足先にステージを降り、最後にもう一度「OK! C'MON CHABO!!!」と叫んですべて終了。
21時25分、素晴らしいイベントはこうして幕を閉じたのであった。

【セットリスト】
M01. ギブソン(CHABO'S BLUES) [ザ・クロマニヨンズ]
M02. さなえちゃん [曽我部恵一]
M03. うぐいす [斉藤和義]
M04. ティーンエイジャー [寺岡呼人]
M05. 魔法を信じるかい? -Do You Believe Me Magic?- [Leyona]
M06. ホームタウン [さだまさよし(岡本定義 from COIL+山崎まさよし)]
M07. ポスターカラー [TRICERATOPS]
M08. 別人 [吉井和哉]
M09. ガルシアの風 [浜崎貴司(FLYING KIDS)]
M10. 唄 [宮沢和史]
M11. 慕情 [YO-KING]
M12. チャンスは今夜 [奥田民生]
M13. いいぜbaby
M14. HUSTLE
M15. ハイウェイのお月様
M16. 遠い叫び
M17. 早く帰りたい PARTⅡ

アンコール
EN1. 打破
EN2. 雨あがりの夜空に
EN3. Get Back

帰りは再びゆりかもめに乗って、豊洲駅まで戻る。
これから縁の深い街になるのだからと、駅前あたりをブラブラしてみる。
「豊洲ラーメン」という店に入り、餃子と坦坦麺を食す。
意外と旨くて満足。1時間ほど満喫してから、有楽町線に乗って帰宅。

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