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2011年4月23日 (土)

Char「TRADROCK "Char" by Char」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、Char「TRADROCK "Char" by Char」を観に行く。
私にとっては今年初めての野音だというのに、今日は朝から雨が降り続いている。
それも半端じゃない雨・・・ 風もけっこう強くて、完全に荒れ模様の天気というヤツだ。
昨今の状況をふまえるとあまり雨に濡れたくないし、行くのをやめようかとも思ったけど、
こんな時こそCharのギターに身をゆだねたいと、意を決して野音へと向かう。
そんな気持ちがあったせいか、会場に到着したのは開演時間17時30分ギリギリ。
とりあえず屋台でビールを買って、顔なじみのテキ屋のお兄さんに挨拶。
今年も再会できたな・・・ お互い元気で会うことが出来てなによりだと実感。

雨がパラつく中、自分の席C3列130番へ。ステージ向かって一番右のブロック。
客席を見渡してみると、見事なばかりに雨合羽の集団・・・ みんな準備万端だ。
ステージでは既に演奏が始まっている。“オープニング・アクト”と言いつつ、Char本人だ。
パーカッションとベースをバックに、アコースティック・セットでの演奏。
なんでも17時20分から始まっていたとのことで、席に着いたころには既に最後の曲。
こんな天気の中、「Shinin' You, Shinin' Day」というのも皮肉なものだ。
さすがにお客さんもまだ固い感じは否めなかったけれど、
後半から手拍子とコーラスでなかなかの盛り上がりを見せる。
「Charさんの演奏をこのあとじっくりお楽しみください」との言葉を残し、17時40分過ぎ“前座”は終了。

短いセットチェンジをはさんで、17時50分頃いよいよ本編が始まる。
SEが流れる中、Drums:古田たかし、Bass:澤田浩史、そしてVocal&Guitar:Charがステージに登場。
一曲目はJimi Hendrixの「Purple Haze」。Charのジミヘンというのも最高にイカす。
最近リリースされた「TRADROCK」にちなんで、今日はカバー曲中心のセットリスト。
Eric Clapton、Jeff Beck、“The Beatles”、“The Ventures”、“Led Zeppelin”など、
Charが影響を受けたアーティストの曲を独自の解釈で演奏していく。
そして演奏がヒートアップしていくにつれて、雨足もどんどん強くなっていく。
雨合羽越しに身体に当たる雨が、ちょっと痛いぐらいに感じるほどの豪雨。
Charの野音といえば雨と言われるぐらいだけど、さすがにこれにはマイッタ。

ライブ中盤では、椅子に腰かけてのアコースティック・セット。
“RIZE”のジェシーを交えて、“Led Zeppelin”の「Good Time, Bad Time」「Your Time Is Gonna Come」。
それから三人で「Thank You」、セルフカバーの「Wasted」「Get High」「You're Like a Doll Baby」。
アコースティック・セットの最後は「Smoky」。これがまたシブく極上の雰囲気を醸し出していた。
それからまたエレクトリック・セットに戻って、「TRADROCK」のカバーが続く。
そんな往年の名曲に混じって、「Song In My Heart」などのオリジナルナンバー。
こうして並べて聴いてもなんら遜色はなく、Charの曲は既に「TRADROCK」のひとつなんだな。
そして、本編最後に演奏されたのは「からまわり」。やっぱりこの曲、カッコ良すぎるぜ。

アンコール、雨は若干弱まってきたものの、あいかわらず降り続いている。
そんな中、Charはジミヘンになりきって「Wild Thing」「Hey, Joe」を唄いまくり弾きまくる。
ギターをムスタングに持ち替えて「空模様のかげんが悪くなる前に」、そしてもう一度「Smoky」。
アコースティックもいいけれど、やっぱりこの疾走感は何ものにも換えられないなぁ~。
二度目のアンコールは「Wondering Again」、そしてSGを駆使しての「Apple Juice」。
「最後に騒いで帰ろう!」の言葉どおり、お客さんはコブシを突き上げて盛り上がる。
最後は「宿題やれよ!」「親大事にしろよ!」「バンドなんか聴いてんじゃねぇぞ!」
「ハケンのcharでした~」という言葉を残して、メンバーはステージを去っていった。
時間は20時30分ごろ、あいにくの雨だったけど、内容的には大満足のライブだった。

ライブが終わると、また雨足が強くなってきた。
なんだか疲れてしまったのでそのまま帰ろうかと思ったけれども、
有楽町のガード下にある「金陵本店」で飲んでいくことにした。
すっかり身体が冷え切ってしまったので、日本酒の熱燗をグイグイ。
だけどあまり調子が出ずに、1時間弱で切り上げる。
シメに有楽町駅前の「中園亭」で坦坦麺を食べてから帰宅。

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