Char「TRADROCK "Char" by Char」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、Char「TRADROCK "Char" by Char」を観に行く。
私にとっては今年初めての野音だというのに、今日は朝から雨が降り続いている。
それも半端じゃない雨・・・ 風もけっこう強くて、完全に荒れ模様の天気というヤツだ。
昨今の状況をふまえるとあまり雨に濡れたくないし、行くのをやめようかとも思ったけど、
こんな時こそCharのギターに身をゆだねたいと、意を決して野音へと向かう。
そんな気持ちがあったせいか、会場に到着したのは開演時間17時30分ギリギリ。
とりあえず屋台でビールを買って、顔なじみのテキ屋のお兄さんに挨拶。
今年も再会できたな・・・ お互い元気で会うことが出来てなによりだと実感。
雨がパラつく中、自分の席C3列130番へ。ステージ向かって一番右のブロック。
客席を見渡してみると、見事なばかりに雨合羽の集団・・・ みんな準備万端だ。
ステージでは既に演奏が始まっている。“オープニング・アクト”と言いつつ、Char本人だ。
パーカッションとベースをバックに、アコースティック・セットでの演奏。
なんでも17時20分から始まっていたとのことで、席に着いたころには既に最後の曲。
こんな天気の中、「Shinin' You, Shinin' Day」というのも皮肉なものだ。
さすがにお客さんもまだ固い感じは否めなかったけれど、
後半から手拍子とコーラスでなかなかの盛り上がりを見せる。
「Charさんの演奏をこのあとじっくりお楽しみください」との言葉を残し、17時40分過ぎ“前座”は終了。
短いセットチェンジをはさんで、17時50分頃いよいよ本編が始まる。
SEが流れる中、Drums:古田たかし、Bass:澤田浩史、そしてVocal&Guitar:Charがステージに登場。
一曲目はJimi Hendrixの「Purple Haze」。Charのジミヘンというのも最高にイカす。
最近リリースされた「TRADROCK」にちなんで、今日はカバー曲中心のセットリスト。
Eric Clapton、Jeff Beck、“The Beatles”、“The Ventures”、“Led Zeppelin”など、
Charが影響を受けたアーティストの曲を独自の解釈で演奏していく。
そして演奏がヒートアップしていくにつれて、雨足もどんどん強くなっていく。
雨合羽越しに身体に当たる雨が、ちょっと痛いぐらいに感じるほどの豪雨。
Charの野音といえば雨と言われるぐらいだけど、さすがにこれにはマイッタ。
ライブ中盤では、椅子に腰かけてのアコースティック・セット。
“RIZE”のジェシーを交えて、“Led Zeppelin”の「Good Time, Bad Time」「Your Time Is Gonna Come」。
それから三人で「Thank You」、セルフカバーの「Wasted」「Get High」「You're Like a Doll Baby」。
アコースティック・セットの最後は「Smoky」。これがまたシブく極上の雰囲気を醸し出していた。
それからまたエレクトリック・セットに戻って、「TRADROCK」のカバーが続く。
そんな往年の名曲に混じって、「Song In My Heart」などのオリジナルナンバー。
こうして並べて聴いてもなんら遜色はなく、Charの曲は既に「TRADROCK」のひとつなんだな。
そして、本編最後に演奏されたのは「からまわり」。やっぱりこの曲、カッコ良すぎるぜ。
アンコール、雨は若干弱まってきたものの、あいかわらず降り続いている。
そんな中、Charはジミヘンになりきって「Wild Thing」「Hey, Joe」を唄いまくり弾きまくる。
ギターをムスタングに持ち替えて「空模様のかげんが悪くなる前に」、そしてもう一度「Smoky」。
アコースティックもいいけれど、やっぱりこの疾走感は何ものにも換えられないなぁ~。
二度目のアンコールは「Wondering Again」、そしてSGを駆使しての「Apple Juice」。
「最後に騒いで帰ろう!」の言葉どおり、お客さんはコブシを突き上げて盛り上がる。
最後は「宿題やれよ!」「親大事にしろよ!」「バンドなんか聴いてんじゃねぇぞ!」
「ハケンのcharでした~」という言葉を残して、メンバーはステージを去っていった。
時間は20時30分ごろ、あいにくの雨だったけど、内容的には大満足のライブだった。
ライブが終わると、また雨足が強くなってきた。
なんだか疲れてしまったのでそのまま帰ろうかと思ったけれども、
有楽町のガード下にある「金陵本店」で飲んでいくことにした。
すっかり身体が冷え切ってしまったので、日本酒の熱燗をグイグイ。
だけどあまり調子が出ずに、1時間弱で切り上げる。
シメに有楽町駅前の「中園亭」で坦坦麺を食べてから帰宅。
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