今日はShibuya O-EASTで、「PERSONZ 2011+20 TOUR」を観に行く。
“PERSONZ”は、一時期とっても熱心に聴いていたバンド。
去年の11月に“AUTO-MOD”30周年のイベントで久しぶりに観て、
ワンマンライブでもう一度じっくり観てみたいと思ったのだ。
“KISS”の来日公演の日程が重なって行けなくなりそうだったけど、
突然の来日キャンセルとなったため予定どおり行けることになった。
会場のO-EASTに到着したのは、開場時間の16時半を10分ほど過ぎたころ。
でもまだ入場が始まったばかりだったので、しばらくあたりをブラブラ。
17時ごろ再び会場に戻って、そのままフロアへと入る。
O-EASTにしては珍しく指定席ということで、1階4列1番の席に座る。
ステージ向かって一番左端だけど、けっこう観やすくてなかなかの好ポジション。
予定よりかなり遅れて、17時15分過ぎにフロアが暗転する。
SEが流れる中、Drums:藤田 勉、Bass:渡邉 貢、Guitar:本田 毅、
そしてVocalのJILLがステージに登場。全員がオリジナルメンバーというのがイイ。
JILLは黒いボンデージを基調とした衣装で、パワフルなヴォーカルを聴かせる。
ドラムはひたすらタイトにリズムを刻み、ベースはダウンピッキングに指弾きとチョッパーを加えて
曲に変化をつけ、ギターはエフェクターがバリバリに効いた音で鮮やかな彩りを添える。
きらびやかな照明がステージを照らし、Heart Warmingなナンバーが次々と繰り広げられていく。
今年一年を通して毎月リリースされるシングル曲から初期の懐かしいナンバーまで、
いろんなタイプの曲調がありながらも一貫して胸にグッと染み込んでくる。
「みんな不安を棄てて、しばし楽しんでください」
「どんな事が起きても、どんな明日が待っていても、愛だけは誰にも止められません」
JILLのMCは昨今の日本の状況を鑑みてか、ちょっとHeavyな話題が多かったけれど、
それにも負けず前向きにやって行こう!という明確な意思が感じられた。
中盤にアコースティックセットで演奏された「PRECIOUS LOVE」、それに続く「NEVER SURRENDER」。
“NEVER だけど逃げやしない。NEVER 負けたりしない。NEVER 決してあきらめない・・・”
というJILLの唄声に、思わず涙が止まらなくなってしまった。
行き場のない不安が蔓延し、この先どうなるのかわからない現在の日本の状況。
そんな今だからこそNEVER SURRENDER・・・ あきらめてはいけないのだ。
ラストは「BE HAPPY」「7 COLORS」「FUTURE STAR」と、ノリのいい曲が続いて終了。
かなり長めのアンコールの手拍子に応えて、男性メンバーはツアーTシャツ、
JILLは“LIFE is Fighting.”と書かれたTシャツに着替えて再度ステージに登場。
加えて特別ゲストとして、福島のご当地ヒーロー:ダルライザーさんがステージへ。
「僕らは支援を無駄にせず、東北の元気を取り戻すことを誓う!」と力強く挨拶。
とても礼儀正しいヒーローの登場に、「ヒーローといっしょにステージに立つのは初めて」とJILL。
新曲の「EVERYBODY, MOVE YOUR HEART」を唄ったあと、
「1986年12月19日の新宿LOFTにタイムトリップして頂きたい」とのMC。
この日のライブは、おそらく観に行ったような記憶がある。
そのときにも演奏したという「IT'S TOO LATE」「LUCKY STAR」を演奏して、ひとまず終了。
再び長いアンコールのあと、メンバーがステージに登場。
「今日...それぞれの思い、伝えたいことを胸に、このサイリュームの光りを掲げてください」との
メッセージとともに、入場時にお客さん全員に配られた緑色のサイリューム。
「SINGIN'」をしっとりと唄いあげるJILLに応えて、お客さんはサイリュームを頭上に掲げる。
みんなのこの思いが、被災地のみなさんにきっと届くことを信じて。。。
そして始まったのは、「DEAR FRIENDS」。
「あぁどれだけ涙流しても、傷ついた心癒せはしない。あぁそれなら少し聞かせてよ。
泣いてばかりいちゃ、No-No Baby Woh No-No Baby、涙を拭いたなら、ひとりじゃないのよ」
ただでさえ涙線を刺激するこの曲、今日はいつもに増して涙を誘う。
いろいろな想いが駆けめぐって、知らず知らずのうちに涙が頬をつたっていく。
この曲がある限り、わたしは“PERSONZ”のファンをやめることは出来ないだろうな。
最後に再びメンバー紹介をして、感動的なライブはこれにて終了。
と思いきや、なんとEXTRAアンコールに突入。
JILLは、ピンクの羽毛で縁どられた青スパンコールのワンピースを着ている。
3月に予定されていた東北地方のツアーを7月にやるという話をしてから、
「いつまでも唄っていこう」と言いながら「THE SHOW MUST GO ON」。
何があっても唄い続けていくこと・・・ なんだかとっても大切なコトだと思った。
こうして“PERSONZ”のライブは、20時ごろ幕を閉じた。
うん、なんだか元気が出たような気がする。ありがとう、JILL。
ロビーに出て、思わずツアーTシャツを衝動買い。
それからしっかりと募金をして、「ひとりじゃないのよ」缶バッジをゲット。
とってもおだやかな気持ちで、会場をあとにした。
【セットリスト】
M01. COME WITH ME TONIGHT
M02. DREAMERS
M03. CAN'T STOP THE LOVE
M04. MAGIC MOMENT
M05. 素晴らしきメディア
M06. DECADENCE
M07. PRECIOUS LOVE
M08. NEVER SURRENDER
M09. 1%の夢
M10. VENUSの憂鬱
M11. CAN DO SPIRIT
M12. BE HAPPY
M13. 7 COLORS
M14. FUTURE STAR
Encore1
EN1. EVERYBODY, MOVE YOUR HEART
EN2. IT'S TOO LATE
EN3. LUCKY STAR
Encore2
EN4. SINGIN'
EN5. DEAR FRIENDS
ExtraEncore
EN6. THE SHOW MUST GO ON
意外と遅くなってしまったけれど、せっかくなので飲んでいこうと駅前をブラブラ。
たまには違う店で飲みたいと思って、「はが屋」という店に入ってみる。
博多もつ鍋が名物みたいだけど、さすがにもう暑いので桜島美湯豚をチョイス。
レバーもカシラもタンもバラも、みんなとっても美味しい。
店員さんもなかなかイイ感じだったけど、値段は若干高めだったかな~。
20時15分頃から1時間ほど満喫して、「C&Cカレー」でシメてから帰宅。
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