Wilko Johnson「LIVE」渋谷CLUB QUATTRO
今日は渋谷CLUB QUATTROへ、Wilko Johnsonのライブを観に行く。
本来であれば今日は“麗と蘭”のライブを観に行く予定だったのだが、
東北地方太平洋沖地震の影響で6月に延期となってしまったので、
日程が重なってあきらめていたWilko Johnsonのライブに参戦することにしたのだ。
今回の来日は“Dr.Feelgood”の映画「OIL CITY CONFIDENTIAL」のプロモーション
という意味もあるのだろうが、この不安定な状況の日本に来日してくれる事が単純に嬉しい。
19時15分ごろ会場のCLUB QUATTROに着くと、まだ客入れの真っ最中。
整理番号460番だったので、そのままフロア内へと入っていく。
既にたくさんお客さんが入っていたけれど、やや空いているステージ向かって右側の
一段高くなっているスペースに居場所を確保する。
ステージにはマイクが2本立てられ、これから始まる熱いライブを予感させる。
予定より遅れて19時35分ごろ、映画「OIL CITY CONFIDENTIAL」特別編集版の上映が始まる。
“Dr.Feelgood”の歴史を綴ったこの映画、なんと言ってもライブシーンがカッコいい。
石油の町キャンベイ・アイランド=オイル・シティ、そこから生まれた“Dr.Feelgood”。
ビール瓶の飛び交う小さなパブで、連日連夜演奏されるゴキゲンなRock'n'Roll。
この時代をナマで体感したかったと、つくづく思ってしまうわけだ。
スクリーンがフロア横に設置されていたので私の居場所のすぐ上になってしまい、
かなり観にくかったけれど充分堪能することが出来た。
30分ちょっとで上映は終わり、20時15分過ぎからいよいよライブが始まる。
Vocal&GuitarはもちろんWilko Johnson、Bassはお馴染みNorman Watt-Roy、
そしてDrumsは新メンバーのDylan Howeというラインナップ。
Wilkoが指でギターをかき鳴らすと、Normanも指弾きでブリブリと低音を響かす。
二人は本当に音楽を楽しんでいるという風情で、アイコンタクトしまくりながらアンサンブルを奏でる。
ドラムがいまいちついてこれていないところもあったけれど、それはまぁご愛敬。
とにかくソリッドでタイトなリズムが、QUATTROの空間にこだましていく。
Wilkoは瞳をギョロギョロさせながら、ステージを右へ左へとすり歩く。
そしてマシンガン・ギターで、お客さんひとりひとりを狙い撃ち。
NormanはWilkoの動きをクリッとした瞳で追いながら、笑顔でベースを弾いている。
ときたま入るハーモニクスとスラップが、独特なフレーズを生みだしている。
テンポはそれほど速いわけではないけれど、知らず知らずのうちに身体が動いてしまう。
お馴染みの名曲「Roxette」や「She Does It Right」を演奏して本編はあっという間に終了。
アンコール、ほんの数秒も経たないうちに、Wilkoとメンバーは再びステージに登場。
その間にWilkoのアンプが取り替えられ、ギターの音がよりソリッドに・・・。
これまたお馴染みになっているChuck Berryのカバー「Bye Bye Johnny」。
各パートのソロまわしや、お客さんとのコール&レスポンスを交えてたっぷりと演奏。
残念ながら二度目のアンコールはなかったけれど、大満足のうちに21時35分ごろ終了。
【Setlists】
M01. All Right
M02. Barbed Wire Blues
M03. The More I Give
M04. Dr. Dupree
M05. The Western Plains
M06. Roxette
M07. Sneaking Suspicion
M08. When The Night Goes By
M09. When I’m Gone
M10. The Beautiful Madrilena
M11. Paradise
M12. Don't Let Your Daddy Know
M13. Back In The Night
M14. She Does It Right
Encore
EN1. Bye Bye Johnny
アフターライブは、いつものように駅前の「山家」でビールと黒ホッピー。
この季節になると、にごり酒はなくなってしまうのか・・・残念。
今日のところはおとなし目に、1時間ほどでおひらき。
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